今回は、ロックの踊り子・前田ののさんについて、H29年12月中の大阪東洋ショー公演模様を、「前田のの 二年目の成長」という題名で語ります。
H29年12月中の大阪東洋ショー劇場に初日から顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①清水愛(ロック)、②香山蘭(ロック)、③前田のの(ロック)、④川越ゆい(東洋)、⑤みおり舞(ロック) 〔敬称略〕。みおり舞さんが大阪東洋に初乗り。
前田ののさんが大阪東洋にのるのはこれで三度目。H29年3月中、6月結、そして今回の12月中となる。いつも新しい作品を披露してくれるので楽しみにしている。前回の大きな真珠貝があった人魚の出し物も素晴らしかったがレポ―トできなかったので、今回は是非レポートしたいと思っていた。
前田ののさんは今週二個出し。1,3回目は演目『マリーゴールド』、2,4回目は演目『クロネコ』。なお4日目から、1,3回目は演目『クロネコ』、2,4回目はクリスマスもの『サンタさんに恋して』に変更。これもファンタジー溢れる作品で「サンタさんに恋するクリスマス大好きな女の子」を演じている。
さっそく、前の二つの演目を私なりに紹介しよう。
まず、演目『マリーゴールド』について。
ののさんの初めての和物。
最初に、白い襦袢を頭の上にかつぎ、着物姿で登場。黄色と紫が織りなす柄の着物、金の帯を締め背面で蝶結び、帯の上に黄緑の紐。髪は後ろにひとつ結びしており、頭の左右にかわいい髪飾りを付けている。右側頭部には青・ピンク・白・赤の花飾り、左側頭部には黄色の花飾りにオレンジの垂れ。
音楽が、アニメ「未来日記」のオープニングソングに変わる。
天井から二本の黒い紐が垂れている。着物姿のまま、その二本の黒い紐を掴む。まるで二本のロープに吊るされている様。斬新な演出だ。
音楽に合わせながら、着物をひとつひとつ脱いでいく。
暗転。
音楽がインスト曲に変わる。
軽装な着物姿に着替える。上半身は袖の無い着物で、緑と白の色彩に金銀の縦縞模様、そして下半身は膝上丈で同じ模様のギザギザ布が重なる。素足が伸び、裸足。
頭には先ほどの左側頭部の黄色い花飾りとオレンジの垂れを残している。
刀を振り回して踊る。
音楽が、和楽器バンドの「鳥のように」に変わる。
着物を脱いで、白い襦袢姿に着替える。花柄の刺繍入りで貴賓がある。これは最初の舞台登場の際にかつぎされたものである。
オレンジ色のマリーゴールドを持って盆に移動する。
演目名にもなっている「マリーゴールド」は、キク科コウオウソウ属(マンジュギク属)の植物。「聖母マリアの黄金の花」という意。
ベッドショーは、22歳の若々しいヌードが弾ける。色白の美肌、豊満な美乳、パイパンが眩しい。素敵なヌードにそそられる。
ベッド曲は、May'nの曲「ユズレナイ想ヒ」。アニメ「戦国BASARA弐」の挿入歌。May'n(メイン、1989年10月21日生まれ– 現在28歳)は、日本の女性歌手。愛知県名古屋市出身。本名、旧芸名は中林 芽依(なかばやし めい)。身長164cm。血液型はO型。所属事務所はホリプロ。アーティスト名の“May'n(メイン)”は、本名に由来している以外に『みんなのメインテーマになる曲を歌っていきたい』という想いがこめられている。圧倒的な歌唱力と伸びのあるハイトーンヴォイスで人々を魅了する、今もっとも注目の新世代Female Rock Vocalistである。
ののさんから「この作品は、マリーゴールドの花言葉である、嫉妬、絶望、悲しみを感じてもらえればと思います。」とのコメントを頂く。
次に、演目『クロネコ』について。
ののさんから「この演目は、人間だった猫の切ないストーリー」とコメントをもらう。
最初に、SILENT SIREN(サイレント・サイレン)の曲「恋い雪」(こいゆき)。これは、Silent Sirenの7枚目のシングル。2014年12月3日リリース。ミディアムバラードないい曲である。
黒いネコ衣装の上に、ネコ耳の付いた赤ずきんをかぶって登場。白い縁が入った赤ずきんはサンタっぽくクリスマスをイメージさせる。最初に、ものものしく、火の付いた黒いランプをもって盆まで移動し舞台に戻る。きっと、この魔法のランプで、人間が猫にされたのだろう。
黒いネコ衣装は、黒いワンピースで、上着は黒の中に赤が十字に浮かぶ。人間が猫にされた十字架か。下半身は膝上の黒いスカートで、黒いストッキングを履き、足元は黒いハイヒール。両手にピンクのプニプニ肉球がついたネコ手袋を付けている。顔に二本のネコ髭、この赤線がキラキラ光る。首には中にハートマークが入った丸い輪をぶら下げる。猫の鈴に見立てているのか。
二曲目は、Acid Black Cherry(アシッドブラックチェリー)のヒット曲「黒猫~Adult Black Cat~」。2013年11月20日に発売されたAcid Black Cherryの17枚目のシングル。Acid Black Cherryは、ヴィジュアル系ロックバンド・Janne Da Arcのヴォーカリストyasuのソロプロジェクトとして2007年始動。 通称ABC。この曲が今回の演目『クロネコ』のテーマソング的扱いになっている。
赤ずきんを取る。ピンクのネコ耳が現れる。耳には鈴の付いた白いリボンが巻かれている。黒い衣装を脱ぐと黒い斑点のある赤い下着、ブラとTバックのパンティ、そして黒いストッキング。
三曲目は、きのこ帝国の「猫とアレルギー」。2015年11月11日にリリースした、きのこ帝国のメジャー1stアルバム「猫とアレルギー」収録曲。きのこ帝国は、2012年にインディーズデビューし、2015年にメジャーデビューした日本のロックバンド。バンド名は当時ギターのあーちゃんの格好がきのこのようだったことと、ゆらゆら帝国からきのこ帝国と名付けられた。この「猫とアレルギー」はかわいい曲である。ののさんからのコメント「この3曲目は、飼い主だった人にふられたい。ネコ目線で、そういう動きをしています。」
この曲の途中、ステージ上で着替える。
肩から吊るした黒いドレスが、足元まで流れ、後ろに大きな黒い尻尾が付いている。胴回りに二本の金線が入る。ネコ耳とネコ手はずっと付けたまま。
そのまま盆に移動し、ベッドショーとなる。ドレスを脱いで黒いストッキングのみ。
アクセサリーを見ると結構オシャレ。イヤリングには純金の紐、ネックレスも純金の紐、左手首にはガラスのブレスレットが二本、右手中指に純金のリング、右足首に純金のブレスレット。
ベッド曲は、amazarashiの1st Single「季節は次々死んでいく」。2015.2.18 リリース。
ののさんからのコメント「4曲目から、ネコの手がとれて人間に戻れた。けれど現実は戻れない。その辛さ苦しみを表現しています。」
とてもキュートな‘ののネコ’を演じている。思わず胸キュン♡
「ののネコの特徴は、甘えん坊、かまってほしい、ツンデレ(普段はツンとしているのに、2人きりになるとデレ~と甘える)、エロい(実は) かな・・?(笑)」との、ののさんのコメント。
これに触発されて童話『前田家の猫ノンノン』を書かせてもらった。プレゼントするね。
二つの作品とも、‘前田のの’らしさがよく出ている。
自分でよく考えて作り上げ、素敵な前田ののワールドを広げている。
今年H29は、初めて前田ののさんと出会い、東洋三公演を通じて、着実にステップアップしているのを感ずる。今年は彼女の二年目の成長を確かめた年でもあった。来年H30は更に前田のの飛躍の年になってくれるものと期待している。応援するからね。
平成29年12月 大阪東洋ショーにて
『前田家の猫ノンノン』
~前田ののさん(ロック所属)の演目「クロネコ」を記念して~
あるペットショップで、ぼくは運命的な出会いをした。
一匹のメス猫がぼくを見つめてきた。ぼくはその視線に釘付けになった。
すぐにその猫を飼うことにした。
ぼくが「これ食べるか?」とお魚を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。
ぼくが「これで遊ぶか?」と玩具を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。
この仕草がかわいくて、彼女にノンノンという名前をつけた。
猫好きのぼくは、ノンノンのことが大好きになった。
ノンノンはぼくに妖しい流し目を送ってくる。ぼくはそれだけで幸せな気持ちになった。
つぶらな瞳、グラマーなボディ、妖しい身のこなし・・・彼女の全てがぼくの心をとらえて離さない。形のいいバストとヒップをセクシーに振って歩く姿は他のどんな猫も、いや人間の女性だってかなわない。
ぼくは人間でありながら、ノンノンに恋をしていた。
いつものようにノンノンと会話する。
ぼくが「これ食べるか?」とお魚を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。
ぼくが「これで遊ぶか?」と玩具を出しても、彼女は「ノンノン」と首を振る。
「ノンノンは何をしたいんだ?」とぼくは尋ねる。
ノンノンは「恋をしたいの!」と答える。そして僕の目をじっと見つめてくる。
ぼくらは愛し合っていた。しかし、ぼくらは人間と猫。本当に愛し合うためには、ぼくが猫になるか、彼女が人間になるか、いずれかしかない。
ある日、突然ぼくの目の前に、外から戻って来たノンノンが現れたと思いきや、身体をふらつかせバタリと倒れた。ぼくは驚いて彼女を抱きかかえ、そして看病した。
目が覚めたノンノンはぼくに語り始めた・・・
近所に悪戯な男の子がいた。男の子はノンノンが居眠りしている間にハサミでヒゲを切ってしまったのだ。猫にとってヒゲは大切なアンテナ。これを切られると平衡感覚がなくなり猫固有の俊敏な動きができなくなる。案の定、彼女はふらついて倒れてしまったのでした。
ぼくは決心した。「ぼくが猫になって、ノンノンを守る!」と。
ぼくはノンノンに向かって言いました。
「ぼくが猫になって、いつも君の側に居るよ。そして、きみのヒゲの代わりになるから。」
彼女は「ノンノン」と首を振ることはせず、じっとぼくの顔を見つめながら、嬉しそうに涙ぐんだ。
ぼくらはいつも一緒だった。
散歩に行くときは、ノンノンはぼくのしっぽを咥えながら後をついてきた。
雨の日には、ぼくはノンノンの傘になった。ノンノンを濡れさせたくない。
風の日には、ぼくはノンノンの壁になった。ノンノンに冷たい風を当てたくない。
雪の日には、ぼくはノンノンの家になった。ぼくは毛布になってノンノンを暖めた。
他のオス猫が近づいてきたら、ぼくは勇士になって蹴散らした。ノンノンはぼくだけの宝物。
いつしか、ぼくらにかわいい小猫が三匹生まれた。
ぼくはノンノンとこの子猫たちを必ず守ると心に誓った。
夜空の星たちがぼくらの未来をキラキラ照らしてくれていた。
おしまい

