小澤マリアさんが、昨年7月の華々しいデビューから早8ヵ月ぶりに再び新宿ニューアートのステージに帰ってきた。途中H19年末に広島の方に出演されていたが、関東としては二度目の公演となる。

 新宿ニューアートでは前回と同様に特別興行と称して、いつもより1000円高い料金に設定して、回数券などの割引は一切なくしていた。他の出演メンバーはたまたまか前回の時と同じメンバーが4人も入っている。草凪純さん、小野今日子さん、聖京香さんは前回の顔なじみ。清水愛さん、水月涼さんが新顔合わせ。マリアさんとしては知っている人が多い方が心強いことだろう。

 本公演の経営的問題としては、殆んどのお客が今回の目玉としてマリアさんお目当てで来るとして、他のメンバーがどれだけ客を集められるかがポイント。つまり、マリアさんのギャラが高い分、他のメンバーはギャラを抑えたところで客を集めないと興行としては失敗になってしまう。この点が経営的には大きな問題と思えた。

 初日に劇場前に並んでいたら、いつもの常連客が全くいない。私としては朝早くから並んでいるので話し相手がほしいところだが顔見知りの常連が全然いないのである。開演時間間際になって見たことのない一見客がたくさん並び出した。開演する頃には劇場内に入りきれないほどの客入りになった。ここまでは前回とよく似ている。劇場内には私の知っている限り、顔見知りの常連さんはマリアさんのリボンをやっている方一人のみ。

 少し押し気味で進行し、ラストのマリアさんのステージは15時頃から始まった。もちろんポラは前回のように客が並ぶ並ぶ。ただ2回目なので前回みたいに従業員が隣で整理係りに付くこともない。マリアさんの顔見知りのファンたちがたくさん応援に来てくれていて、マリアさん自身すごく喜んで対応していた。1回目のポラは30分くらいで終了。

 マリアさんの2回目のステージが18時頃に始まる。2回目になるとポラの人数がガクンと減った。前回も1回目だけステージを見て帰っていったファンが多かったものの、後から後から客が入ってきて全体の人数としては減らなかった。平日も同じように続いたと聞いている。それに比べて、今回の客の減り方はおやっと感じた。初日土曜日という最高の設定なのに客入りとしてはいまひとつの感があった。

 

 マリアさんの最大の魅力は、この世のものと思えない美しさである。あれだけ目鼻立ちの綺麗な方はいない。近くて見ていると本当にうっとりしてしまう。

 ただ、綺麗な方というのは意外に近寄りがたいクール・ビューティなことが多い。すぐに親しくなれる感じがしない。美人であればあるほどバリアの張り方が上手くなっているはず。そうでなければ近づいてくる男たちへの対処が大変だろう。これはよく理解できる。ストリップ・ファンたちもまさか自分がマリアさんみたいな女神さまに相手してもらえるなんて考えていないだろう。それほど高嶺の花的存在なのだ。

 私の場合はたまたま手紙があったために、意外にすんなりマリアさんの胸に飛び込めた。自分のことを褒めてくれる文章をすごく気に入ってくれた。私自身まさか丁寧なコメントが返ってくるとは思っていなかった。他の客にはコメントが記されてないようなので、私としてはすごく優越感に浸っていた。他のストリップ・ファンにも羨ましがられた。私がマリアさんに夢中になったのもそのせい。

 マリアさんはクール・ビューティというイメージが強いために、仲良くなりたいとか癒しを求めているファンには応援しづらい雰囲気になっているようだ。彼女の美しさは一見の価値があるが、何度もリピートする気になれないというところなのか。通常より1000円高いというのもお金に敏いファンの足を遠ざけた一因だろう。

 経営側としても、マリアさんだけに頼らないで、もう少し客の呼べるスターをそろえることも考えるべきだった。メンバー構成に新鮮味、集客力を感じない。

 

 二回目になったマリアさんとしても考えてほしい点がある。

 今回の出し物はすごくいい。かっこよく決まっている。ダンスの好きなマリアさんに凄くマッチしていて、マリアさんの意欲がよく前面に現れていて好感を覚える出し物だ。ダンス、ベッドまでは完璧だ。

 私の目から見た不満点は次のふたつ。

 ポラのサービスが今ひとつ。私の場合は衣装ポラしか撮らないから全く問題なのだが、エロポラ・ファンにとっては今のMとLのポーズだけでは不満。Mは腰を上げないパターンだけだし、Lの方は正面ではなく横を向いている。あれでは殆んど見えない。しっかりポラに収めようにもその希望は叶わない。しかも今回は前回と違いポラ機の精度の悪さがポラ売行きの悪さに拍車をかけている。新宿ニューアートではポラ機を変更してからエロポラ・ファンの足がかなり遠のいた。画面が小さく、あそこを写しても小さくて、マリアさんの場合はほとんど見えない感じになっている。私のようにマリアさんと仲良くしたい、お手紙を渡そうとポラを撮る場合は別だが、夜のおかずに使おうと考えている客にとってはあれではポラを買わないだろう。

マリアさん自身が見せるのが嫌なら仕方ないところだが、そんなことはなかろう。おそらく事務所の方から言われているんじゃないかな。最近デビューした新人の中にも、事務所からの指導でお客と仲良くならないようにするためか、ツーショットはダメ、ポラにも一切コメントを書いてはいけない等と言われている方がいた。私が毎回お手紙を渡していることに感激して、こっそりお返事を書いてくれたので、そのことが分かった。いいファンを捉まえるためにはファンとのコミュニケーションを避けていたら叶わないよと話してあげた。いいファンか悪いファンかは自分で判断していかなければならないけどね。

 もうひとつは、オープンのサービス度が足りないこと。前回は顔見世興行なのでチラチラ露出で十分だったと思うが、今回も同じでは客は物足りなさを感じる。大好きなマリアさんのあそこを満腹するほど見てみたいと思っている。この点は私も全く同感。オープンというのは動きの中で見せるとよく見えない、本当に見せようとするならば動きを止めなければならない。しかも、盆周りのかぶりつきファンはできるだけ近くで見たいと考えている。だから朝早くから席確保のために並んでいる。それなのに、チラチラ程度では欲求不満が残ってしまう。無理して並ぼうという熱心な常連客の意欲を殺いでいる。だから常連客が集まらないのである。

 マリアさんのAVはどんどんエスカレートしていっているが、同じようにストリップもある程度のサービス度アップは必要不可欠。ある意味、ストリップ・ファンの目は肥えていることを考えてほしい。

 

 思いついたままをだらだらと書いてしまったが、最後にもう少し付け加えたい。

 私は最近、ストリップの魅力は「美」「愛」「心」の三点から考えるべきだと思うようになった。それぞれの詳しい話は別で述べるとして、今回のマリアさんの場合で考えると、こと「美」については100点満点以上のものがある。

 問題は「愛」。まだストリップ・ファンの愛を掴んでいないため、ステージで愛を感じさせる演技ができていない。一生懸命に頑張っているのは伝わるが、全体としてバタバタし過ぎて、一番大切なしっとり感が出ていない。新人に対して求めるレベルが高すぎるのは理解しているが、私はマリアさんにそこまで期待したい。

 それができていないから、ファンの「心」を掴みきれていない、ということになる。ただ、私の場合は手紙のお陰で心が通じたわけだから、そういうファンを一人一人増やしていけばいい。とにかく素材はいいのだから、後は心掛け次第でどんどん良い方向に変わっていくことだろう。

 

 私は、マリアさんこそがストリップ復興のキーをにぎる方だと考えている。マリアさんのAVにおける人気の凄さがストリップ人気に火をつける起爆剤になればと願っている。

 そのためにも、マリアさんにたくさんのストリップ・ファンがつくことを切に願ってやまない。

 

 

平成20年8月                             SNAにて