ストリップ界に黒船襲来!?

 

 変な見出しから始まり失礼しました。というのも、最近、ストリップ界にハーフ旋風が吹いているのです。

 8月結、東洋の新人二人が関東の劇場に初来演。川崎ロックにリナ・ディソンさん。TSにSERENAさん。二人ともいかにもハーフらしい美形ストリッパー。もう少し詳しく云うと、リナ・ディソンさんはイタリア系アメリカ人の血が四分の一混ざるクォーター。胸のTATOOが印象的。SERENAさんもロシア系のクオーターらしく、まるでモデルのように長身で色白の美人。

 同時期の8月中、仙台ロックに我那覇レイさんが来演。彼女は6月前半にSNAでデビューしたばかりで仙台ロックが2週目。SNAで拝見し気に入ったので仙台ロックのリクエスト・カードに書いたらすぐに来演してくれたのは良かったものの、8月中は私のお盆休みと重なり、初日の1日しか応援に行けず誠に申し分けないことをしてしまった。そんな私事はどうでもよいか・・・、レイさんは我那覇の名前のとおり沖縄出身であるのだが日差しの強い沖縄育ちとは思えないほど肌が白い。それもそのはず、レイさんもクォーター。祖父が白人なのかな。バストも大きく、ダンスが上手い。

 7月後半にはAVで有名な小澤マリアさんがSNAで華々しくデビュー。マリアさんは父親がカナダ人の立派なハーフ。ルックス、スタイルは抜群。ダンスも上手い。

 

 四人とも日本育ちのお陰で日本語はぺらぺら。リナ・ディソンさんは博多弁が話せると自分で言っていた。

 お客さんは、顔を見た瞬間、日本語が通じるかと心配する。しかし、彼女たちにはそういう心配はなく、お客は安心してポラを買っていた。

 むしろ英語が話せるかなと思うほど。マリアさんは、劇場内で外人から話しかけられて上手に英語で応えていた。アメリカン・スクールに通っていたというから当然か。その点、

リナ・ディソンさんはわざと中学生英語を発して「英語、上手いでしょ」と自慢していた。たしかに発音はとても流暢だったが、実は英語を話せないらしい。

 

 ストリップには昔から外人ダンサーはたくさんいた。

 今では、浅草ロックで常時二人出ているくらいだが、昔は他の劇場にも多く出演していた。私が初めてストリップを観た30年程前は本番まな板ショー全盛で、日本人の踊り子の約半分、そして外人はほとんど本番まな板ショーをしていた。金髪の可愛い踊り子さんが多くて、お客は我先にとステージに上がったものだった。次第に、本番まな板ショーは、同じ外人でもフィリピンなど東南アジア系が多くなっていった。いまでも場末の劇場では本番まな板ショーをしているところもあるようだが、だいたい東南アジア系の女性を使っている。(最近、警察のガサ入れが多く、少なくなっていると聞く。)

 

(浅草ロックの)外人ダンサーの良さとは何か?

  外人特有のスタイルの良さ、セクシーボディーは言うまでもないが、私があえて付け加えるとすれば、目。私が真剣な眼差しでじっとながめていると、目でウィンクして応えてくれる。目が挑発し、まるで目でセックスしているような恍惚感に襲われる。

 そのため、私は外人ダンサー好きだった。

 しかし、最大の障壁は言葉。言葉が通じないとなかなか親しくはなれない。従って、踊り子さんと仲良くなりたいという私の趣向からして、外人ダンサーでは限界がある。ましてや私の楽しみである手紙のやりとりは不可能になる。

 今のストリップは、ほとんどが日本人ダンサー。今のストリップ・ファンは、癒しを求めて踊り子さんとのコミュニケーションを楽しみにしてくる方が多い。そのため外人ダンサーは自然と廃れたのだと思う。

 

 その点、最近活躍し出したハーフ達は、外人ダンサーが本来持っていた良さ、それにプラス、日本人ダンサー同様にコミュニケーションも図れるという両方の良さを兼ね備えていることになる。人気が出るのも頷ける。

 このハーフ人気にあやかって、そのうち、ニュー・ハーフまで出てくるんじゃないかな。(笑) さすがにこれには引いちゃうかぁ。。。

 冗談はさておき、AV業界に特にハーフが多いわけではないから、たまたまストリップ・デビューが続いていることになる。

みなさん、いい踊り子さんで気に入ったので、是非とも頑張って欲しいなと思っている。

 

 

平成20年3月                           SNAにて