今回は、H19年7月にストリップ・デビューした小澤マリアさんについて話します。
H19年6月の新宿ニューアートで、AV女優小澤マリアさんの特別出演があった。当日1回目終了後にトーク・ショーとしてお披露目された。質問タイム、AVの宣伝、ツーショット撮影という内容。
お父さんがカナダ人という彼女はハーフらしい整った容姿で抜群のプロポーション、観客を魅了した。
質問タイムで、あるお客がストリップ・デビューの予定を訊いたところ、いつになるかはっきりしないがストリップ・デビューしたい旨を話してくれた。劇場側も、ファン感謝サービスの一環としてマリアさんがデビューした場合の無料招待券をジャンケンの勝者数人に配っていた。この時点でストリップ・デビューは決まっていたのだろう。
案の定、7月後半に新宿ニューアートでストリップ・デビューとなった。
7月16日の初日が休日だったせいもあり、朝早くから劇場前に長蛇の列ができた。列の最初の方は顔見知りのストリップ常連が多かった。が、列の途中からは一見客が続いた。さすがにAV女優として知名度が高いためだ。
7月は前半が灘ジュンさんが出演しており、劇場側は7月を通じて特別興行として一切の割引を行わず、終日5000円とした。マリアさんの出演料は破格の高さなんだとファン同士で噂されていた。
初日の開場早々は多くの立ち見客で場内がごったがえした。1回目ラストの、マリアさんのポラは予想通りの長い行列ができた。従業員がマリアさんの横についてポラ撮影の進行をさくさく進めたこともあり1時間ほどで終わったので、これまでのトップ・スターに比べても、思ったほど時間はかからなかったと言えよう。見ていると、常連客は必ずポラを買っていたが、一見客は必ずしもポラを買っているわけでなかった。一回目の香盤が終わったのは4時半頃、その日はもちろん3公演のみ。ただ、1回目でかなりの一見客が帰った。お目当てのマリアさんを一目見て満足して帰っていったのだろう。また一見客はポラの待ち時間が苦痛だったろうし、何度もステージを見る感覚がないのだろう。だが当日は多くの一見客が入れ替わり入場したので客が減ることはなかった。
少しマリアさんのステージについて感想を述べてみる。
1曲目はアラビアン風の衣装でゴージャスに。2曲目はカウボーイ・ルックでカッコよく決めていた。盆に向かって投げるカーボーイ・ハットの勢いで彼女の乗りの良さが分かるような気がした。3曲目はスローな曲でエレガントに。そのまま4曲目にベッド・ショーに入っていく。
ポラ・タイムは、エロ・ポーズはMとLに限定。エロポラ・ファンには物足りなかったと思う。ただ私のようにエロポラを撮らないファンにとってはこれで十分だと思った。まずは慣れてから徐々に考えていけばいい。
お客への接客態度もよく、笑顔がよく出ていて、好感度が高かった。一見プライドが高いのかなぁと最初のうちは恐る恐るポラ・タイムに接していたが、何度もポラを撮るうちに親しくしてくれ、私の手紙にもたくさんコメントを頂いた。私個人的にも楽しい時間を過ごせ彼女の魅力にはまった。
そういえば、ツーショット・ポラ撮影で酔った客に胸を触られるアクシデントがあったらしい。その客は場外につまみ出されたようだ。また、週中に生理が始まって大変そうだった。でも、そんなこんなに負けずに最後までステージを努めて立派だった。
今回は顔見世興行としては大成功だった。
改めて当日の香盤を紹介すると、トップは奥菜つばささん、次に聖京香さん、長谷川凛さん、小野今日子さん、草薙純さん、そしてラストが小澤マリアさん。前半3人が500円ポラ、そして後半3人が1000円ポラ。前半3人は固定ファンを多くもっているのでポラがたくさん売れていたし、小野さんはいつも2ショットポラなのだが今回初めてのエロポラ解禁とあって結構売れていた。草薙純さんはいつもの2ショットポラ、おっぱいパフパフが人気を博していた。そして、小澤マリアさんと続くわけだから、ポラが押し押しで土日は3回公演があたり前というところ。
私は三週続けて新宿ニューアートに通ったが、常連客がどんどん減って、楽日前日の土曜日に行ったときには、早朝の劇場前にずっと一見客が長蛇の列をなしていた。いつもの常連客がいないのでお喋りもできずに退屈してしまったほど(笑)。
今回出演していた踊り子Rさんから聞いたのだが、今回の公演は土日だけでなく、平日も連日異常なほどの混みようだったという。それも一見客が圧倒的に多かったらしい。このお客さんたちが皆ストリップ・ファンになってくれたらいいのにね、とRさんは話してくれた。
まさしく、今週の公演には一見客を大勢ストリップに足を運ばせた「マリア効果」があった。AVファンはストリップファンの比にならないほど多い。こうしたAVファンがストリップファンへの潜在的需要となれば凄いことだ。最近ストリップ劇場が次々と閉鎖に追い込まれて、ストリップの衰退が心配されるこの頃、このマリア効果が「ストリップ復興」の起爆剤にならないかと期待する。先ほどの踊り子Rさんの言葉をそのまま借りると「いや~マリアちゃん本っ当にかわいいわ。モデルみたい。初々しいようなしっかりしているような。ストリップがんばってほしいなあ・・・ねっ!」。12月頃にまたステージに上がるつもりと本人からも聞いている。マリアさんには今回に限らず今後ともストリップを是非続けて欲しいと心から願う。
神さま、仏さま、マリアさま~ といったところか(笑)
マリアさん以外にも、東洋の水元ゆうなさん、TSの三浦亜沙妃さん、桜井ななみさんとか、AVの大物女優がどんどんストリップ・デビューを果たしている。こうした動きがストリップ人気に火を点けてほしいものだ。
平成20年9月 SNAにて