今回は、TSの踊り子・宮野ゆかなさんについて、「TSの誇り」という題名で観劇レポートさせて頂きます。
H27年1月結のシアター上野へ、宮野ゆかなさんに会いに行った。昨年暮れに池袋ミカドで復帰していたが会いに行けなかったので、新年のご挨拶を兼ねて顔を出した。
約一年半ぶりの再会だった。TSが警察のガサ入れで八か月間休館になり、その間一度H25年6月6日にDX歌舞伎で会ったのが最後だった。いつの間にか辞めてしまったなぁと淋しく思っていた。その時の休館を契機にTSの踊り子さんはたくさん消えてしまった。
当時の宮坂レイアさんは、あいかわ優衣さんと並ぶ美人AVストリッパーとしてTSが誇る二枚看板であった。レイアさんは大阪東洋で立花さやさんとチームショーを演ずる等、四回も東洋に出演している。当時のストリップ界ナンバーワンの美人と云われた立花さやさんと全く見劣りしない、折り紙付きの美人さんである。
今年のお正月に、あいかわ優衣さんが引退を表明し、私は慌ててTSのお正月公演に9日間通った(優衣さんは16日間のロング出演)。TS最後の砦ともいうべき、優衣さんの引退はそれだけショックだった。その分、優衣さんと入れ代わるように、今回、宮坂レイアさんが戻ってくることは嬉しい話だった。
今回のシアター上野公演の初日に、顔を出したら「昨年のミカドで待っていたのよ」と言いながら、再会をとても喜んでくれた。宮坂レイアから宮野ゆかなという名前に変わっていた。私は手紙に「早くゆかなさんに会いにゆかなー」とダジャレを書いた。「会いにゆかなって太郎さん絶対に言うと思った~(笑)」とコメントが返って来た。ちなみに、なぜ名前が変わったか、ポラのコメントで分かった。立花さやさんの話をしたら「せっかく一緒の事務所になれたところで突然の引退。とても素敵な踊り子だったよね★ 今は元気にしてるよ。チームショーなつかしく思い出すなぁ~」そうか、事務所が変わったせいなのか。
ともかく、これだけの美人さんと、こういう楽しい会話が弾むというのはストリップ・ファン冥利に尽きる。本当に幸せだよ。ゆかなさんの復帰を心から喜びたい。
シアター上野には四日間通ったが、すぐ翌週また東洋で会える。
実は、その週に大阪東洋に遠征していて、ゆかなさんのポスターを事前に拝見していた。東洋ファンが、宮野ゆかなという名前が初めてで戸惑っていたので、宮坂レイアの改名だよと私が教えてあげた。以前、二回くらいのったよね、と話したが、実際は四回のっていることをゆかなさんに指摘された(笑、失礼)。
H27年2月頭の東洋は開館記念特別興行として、周防ゆきこさんの出演が決まっていた。
2月頭の大阪東洋の香盤は次の通り。①渚あおい、②坂上友香、③榎本らん、④宮野ゆかな(TS)、⑤周防ゆきこ〔敬称略〕。ゆかなさん以外、全員東洋所属。
私は、初日の2/1(日)に顔を出した。
ゆかなさんは真正面のセンター席にいる私にすぐ気づき、手を振ってくれた。
さて、今週の出し物を紹介しよう。今週は二個出し。
ひとつは、シアター上野でやっていた「サンバ」。
鮮やかなオレンジ色の衣装に身をくるみ登場。オレンジの袖なしワンピースだが、よく見るとウエスト部には金縁の線が二本、スカート部は白と黄色の線が混じる。合わせて、頭に白と黄色が混じるオレンジの髪飾り。両手にオレンジの腕輪。ゴールドのハイヒールを履いて、軽快にサンバを踊る。
次は、鮮やかな緑色の上下セパレート衣装。リボンをとり、長い髪を背中に垂らす。B91.W59.H88のナイス・プロポーションが東洋の大きなステージに映える。改めて、ゆかなさんは狭いTS系のステージにはもったいないね。
最後は、ピンクのラグジュアリードレスで登場。胸元の黄色い花がワンポイントで、そこから長い紐が垂れ、先端に黄色い花が縫い付けてある。
ベッドショーは、色白で、自慢のロケットおっぱいにうっとり。私の隣に座っていたおじいさん(79歳と言っていた)が「大きいおっぱいだなぁ~」とため息をついていたな。
アクセサリーを確認したら一切付けていない。マニュキュアもしていない。ゆかなさんの美しさをもってすれば余計なアクセサリーは要らないね。
もうひとつの出し物は演目名「6」。こちらは初めて観るなぁ~
オレンジの「サンバ」に対して、こちらは黄色の「6」。6はどういう意味かな?
黄色いドレスで、白いブーツを履いて踊る。
次も、緑の「サンバ」に対して、こちらはピンクの「6」という、上下セパレート衣装。
最後は、白いふわふわした衣装で、胸に大きな銀のきらきら刺繍の入ったリボンで、そこから長いきらきら刺繍の布が垂れ下がる。豪華な衣装だ。
前の週の上野で「来週東洋の先生に初振付してもらうんです! 楽しみ!」と話していたが、この作品のことなのかな?
どちらの作品も大きな東洋ショー劇場によくマッチしている。
ゆかなさんはラストの周防さんと一緒にオープンショーに出てくるわけだが、美しさで周防さんに全く負けていない。ホームTSの常連として誇らしくなった。
これからのTSはゆかなさんの時代かな。全面的に応援するからね。
平成27年2月 大阪東洋ショー劇場にて
H24.4
『レイア星からやってきたお姫さま』・・・
人里離れた山の中に、一人の若者が田畑を耕して生活をしていました。
ある日の真夜中、畑の方から大きな音が聞こえ、若者は飛び起きました。空から何かが落ちてきたような音です。
若者は、もしかして北朝鮮の衛星ミサイルでも落ちたのかと思いました。
家を出て、おそるおそる音の方角に歩いていきました。
ロケットのような物体が畑の真ん中に突き刺さっています。
人の気配を察したのか、ロケットの中から、美しい女性がすっと現れました。
なんと全裸です。大きな胸はまるでロケット砲のようです。
彼女は、自分のことをDUO星群にあるレイア星のお姫さまだと言いました。若者は、自分の上着を脱ぎ、レイア姫の肩に優しくかけ、彼女を自分の家に連れて帰りました。
改めて、若者はレイア姫の美しさに見入りました。レイア姫は、不二家のペコちゃんのような愛くるしい笑顔で若者に微笑みました。上着の隙間から美しい裸体が見え隠れして、若者の心は震えました。でも若者はレイア姫に指一本触れようとはしませんでした。
それから毎日、畑仕事から帰ってくる若者に対し、レイア姫は「お疲レイア」と言って優しく迎えてくれました。若者はそれだけで十分幸せでした。
レイア姫が一緒に住んで、十日目の夜、レイア姫は若者にこう切り出しました。
「私はこの地球に本当の美しさを求めてやってきました。そして、本当の美しさを見つけたときにはレイア星に帰らなければならない運命なのです。
私は、あなたの心の中に本当に美しいものを感じました。あなたはこの十日間、私に指一本触れず、いつも優しく微笑んでくれました。こんなプラトニックで美しい愛があるのを初めて知りました。
だから私は今夜レイア星に帰らなければなりません。すごく残念ですが、今日でお別れです。勝手なことを言ってごめんなさいね。」
「また、お会いすることができますか?」と若者は聞きました。
「何ヶ月後かに、また会いにくると思います。そのとき、あなた様の気持ちが変わらなければ、私と結婚してください。」
レイア姫が去った後・・・
驚いたことに、次々といろんな星から沢山のお姫さまが舞い降りてくるようになりました。DUO星群からも、優衣姫、なな姫、あおい姫と、かわいいお姫さまが現れました。
でも若者は、レイア姫との約束を守ろうと心に強く誓うのでした。
おしまい