今回はTSの利奈さんのレポートです。あれっ!と思うかもしれませんが、「TSの底力」という題名にしました。
TSの美人さんと云って、すぐに名前が浮かぶのは利奈さん。
利奈さんはトリクラスではないので目立つ存在ではないが、さりげなく、しかし確実にTSの美人度をアップさせている一人。彼女のお蔭でTSのイメージは間違いなく良くなっている。
私は初めて利奈さんにお会いした日の感激を今でも鮮明に覚えています。嬉しくてすぐにレポにした程です(笑)。
利奈さんは2008年7月1日にシアター上野でデビュー。すごい美人がデビューしたという噂が聴こえてきていたが、私は当時仙台から遠征してきており、上野まで手を広げていなかったので、すぐにTSで会えるだろうと上野まで足を伸ばさなかった。実際に上野の次にTS公演が予定されていた。ところが、TSにのらないまま辞めてしまい、随分ガッカリした記憶がある。
当時、利奈さんはまだ学生だったために出演の日程調整がつかなかったようだ。でも踊り子になりたい夢があったんだね。卒業してまた戻ってきてくれたんだからね。
H22(2010)年6月1日に、シアター上野で再デビュー。私はその翌日6月2日に初顔合わせ。あの時の衝撃は凄かった。長年待ちわびた人に初めて巡り会えた喜び、しかも絶世の美女であった感激が電流のように全身を走った。しかも、私としては木更津から車で上野に行くのが初めてだったので、メモリアルな体験として印象深く記憶された。この時のことは、しっかり私のエッセイに記録されている。
私はこの週に三度上野に通ったが、毎回熱烈なラブレターを書かせてもらった。ステージ感想を含め、利奈さんの美しさを絶賛した。「お手紙メチャ嬉しいですけど↑↑ 感想を言って下さる方、初めてなんですぅ・・・。りな不安だらけです・・・が~・・・頑張ります。これからもどうぞどうぞ応援して下さいね!!」「りなのこともとても真剣に書いて下さって嬉しい。とっても読むのが楽しみになってま~す。ありがとう」「あたしの魅力を語って下さる方がいるなんて元気が出ます。ウレピ」 利奈さんは最初驚き、喜んでくれ、そしてそれが私を元気づけた。しかし、私が張り切りすぎて、ちょっと戸惑ったかな(笑)。「本当いつも応援してくれてありがとう。ラブレター嬉しかった。男心とは難しいな~」 私は自分を印象付けることに夢中になってしまったが、どうも十分過ぎた感じ(笑)。
私は気にいった踊り子さんに疑似恋愛を求める。もちろん、劇場内という限られた場所で、十日間という限定された時空間でのバーチャル恋愛。これがストリップにおける究極の楽しみであり、私の若帰り薬。利奈さんは面食らってしまったようだね。ごめんね。
利奈さんはTSの美人度をあげている貴重な存在。ロックの大ベテランの小室りりかさんの若い頃に似ている。りりかさんはデビュー当時TVトゥナイトで取り上げられたほどの別嬪さん。利奈さんはそれに匹敵する。
さて、利奈さんの美人度を示すエピソードをいくつか紹介しよう。
H23年お盆に若松劇場に観劇。お目当てはトリのロックの踊り子さんだったが、この公演にTSから利奈さんと盃島楓さんが出演。この二人がいるとすごくお得な気分になる。なぜなら、この二人はTSが誇る美人ペア。トリのロックのお姐さん目当てでロック常連が集まっていたが、TS二人のポラがすごく売れていた。ロック常連にTS二人の評判が極めて良かった。私は自分のことのように鼻高々になる。どうだ! TSのレベルも大したもんだろ! そう叫びたくなった。
もうひとつ、TS常連仲間の会話から。新しい新人さん(H23年4月に池袋ミカドからYAYOIさん)がデビューしたということで、「どんなタイプの子かな?」という質問に対して「利奈さんタイプだよ」という答えが返ってきた。つまり美人タイプだよという意味。こんな感じで、我々TSファンの中で、利奈さんは美人の代名詞になっている。
利奈さんの良さは容姿だけでない。内面もとても素敵な方である。
私は彼女のことを‘TSの良心’と呼びたい。
こんなエピソードがある。H23年6月結、シアター上野に新人の神野瑞希さんがデビュー。新人好きの私が初日から伺ったが、見た瞬間に、こんなに新人らしい新人はいないと思わせる素材。素直で愛らしい雰囲気をもっていて一目で好感を抱かせるも、あまりにも初々しいというのか、頼りなげというのか、この子は誰かが支えてあげなければもたないなと直感。ストリップの父を自認する私の中の父性本能が騒ぐ。この子はほっとけない、私が支えてあげたいと決心した。なによりも、瑞希さんは私が渡した手紙を喜び、敏感に反応し、長い返事が返ってきたのが、私としても凄く嬉しかった。その週は七日間通ったが、瑞希さんの最後の手紙で、この10日間を乗り越えられたのは私と利奈さんの存在が大きかったと感謝された。
私が外から応援に通い、内からは利奈さんがお世話してくれた。私がストリップの父ならば、利奈さんが母の役割を果たした。まさにストリップの両親⇒良心である(笑) 。「瑞希ちゃんすごく良い子でかわいいです!! 一緒にのれてよかったとりなも思ってます!! 成長が楽しみですね!!(母のよう・・・) 太郎さんお願いねん」 人柄の良さは後輩に対する面倒見でかなり分かるもの。私も会社生活でそのことを何度も感じた。
この後も、利奈さんに会う度に「太郎さん、瑞希ちゃんを応援してあげてね」と声をかけてくる。もちろんしっかり支えているつもり。
H23年末の上野公演で、利奈さんと瑞希さんが再び一緒になった時に、瑞希さんが利奈さんにクリスマス・プレゼントを贈ったようだ。利奈さんが恐縮していたので、私が利奈さんに瑞希さんの感謝の気持ちを代弁した。私の話を聞いて利奈さんはすごく喜んでいた。
私は瑞希さんを通じて、改めて利奈さんの優しい心根に触れた。
利奈さんには、まさに美人特有の防衛本能を感じる。一見おっとりして隙がありそうに見える(失礼)が、男性に対する警戒心がけっこう強い感じがする。私は手紙で仲良くなろうと試みたわけだが、最初のうちは興味ありげに反応してくれ私も有頂天になったけど、次第に私の手紙攻撃に一歩引き、あまり反応してくれなくなる。私には関心がないのかなと頭を過ったほど。
半年くらい経った頃かな、何度も会って応援しているうちに次第に私に対する警戒心が解けたみたいで、私の手紙に対してすごく自然に反応し、どんどん溶け込んでくれるようになる。「太郎さんは真面目なお人柄と伺えますね!! 熱心。。 太郎さんがストリップで喜びを感じてもらえればそれが一番うれしいと思います・・・」私のことをよく理解してくれた。
利奈さんという方は、一対一で好きだ!好きだ!と迫ると引いてしまうタイプかもしれない。だから、例えば子供を間に介して仲良くしている夫婦みたいな感じで、第三者を絡めた関係に立つと安心してうまく付き合えるタイプなのかなぁと思える。
いずれせよ、利奈さんとの適度な距離感をつかめたお蔭で、今では自然に手紙を通して楽しいコミュニケーションができる仲良しさんになった。私ももっと若い頃から女性との距離感をうまくコントロールできてたら、もっと上手に恋愛ができてたろうにな(苦笑)。
利奈さんは美人で優しくて、しかも謙虚な心持ち、知的で貴品にあふれる、ほんとに素敵な女性である。こんな方とストリップを通して仲良くして頂けるなんて私は本当ストリップファン冥利に尽きます。
利奈さんのような方が目立たずに居るところに、TS人気の底力を感じます。
平成24年1月
