今回は、カレンさんへの5周年記念プレゼントとして、「水咲カレンさんの魅力とエロス」というテーマでレポートをまとめてみました。
************************************
仙台から関東に戻ってきて、TSに通う回数がずいぶん増えた。仙台に単身赴任していた当時はせいぜい土日に遠征してきて観劇する程度だったが、平日に会社帰りに寄れるようになり、いまやTSが私のホーム・シアターになった。
そのため、TS所属の踊り子さんのステージを拝見する機会が増え、これまで以上に仲良くしてくれる方が増えてきた。その一人が水咲カレンさん。
私のストリップ日記から、カレンさんのことを辿ってみると・・・
カレンさんは2005年10月頭ここTSでデビュー。ちょうど私が仙台に単身赴任した月のことで、私はそのデビュー週の10月9日に早速仙台から遠征してきてカレンさんと初顔合わせしている。TS期待の大型新人のデビューとあって大盛況。若くて綺麗なうえ男性を魅了するナイス・ボディにエロポラ・ファンが熱狂していたのを鮮明に記憶している。
その後、仙台から遠征して何度かステージを拝見させてもらった。私はいつものように手紙でカレンさんの心の扉をノックしてみた。私の手紙にあまり反応がなかった。手紙に興味が湧かないとなると、正直言って親しくなれない気がしていた。会う回数が少ないので自分のことを知ってもらうことは難しい。実際のところ、私が仙台から来ていることをずっと知らなかったようだ。初顔合わせから二年後の2007年9月30日のポラ・コメントに「まさか仙台から来てるとは思わなかったです」とあり、ずっこけた記憶がある(笑)。
だからといって、私はカレンさんのことを応援していなかったわけではない。カレンさんには、ヌードだけで十分魅了された。ステージを拝見するだけで満足できた。また、カレンさんは私の手紙を読んでくれていて、時折り私の手紙に反応してくれるのがとても嬉しかった。「いつもエッセイ書いてきてくれて楽しく読んでます。でもスゴイですヨネ!? 太郎さんって物知りだからすごい勉強になるヨ!!」「今回の手紙内容すごい分かる気がする(笑)」「太郎様が創った童話すごく楽しかったですよぉ。また色々聞かせて下さいね!!」などのコメントが私を喜ばせた。
先ほどの2007年9月30日のTS以来、カレンさんをぱったりと見なくなる。長い休養期間を経て、昨年2009年9月1日に復帰。私はこの直後の10月に単身赴任が終わったわけで、カレンさんとはなんか因果を覚える。関東に戻ってきた11月中に早速TSに会いに行った。私のことをしっかり覚えていて、人懐っこい笑顔で迎えてくれた。
私のストリップ日記によると、カレンさんと会うのは今日で30日目になります。そのうち、休養前が二年間で10日、復帰後の一年間で20日ですから、いかに最近お会いする頻度が高いか分かる。そのせいか、最近は親近感が増しています。やはり踊り子さんと親しくなるには数多く通わなければなりませんね。これからもっともっと仲良くしてほしいと願っています。
さて、もう5周年なんですね。月日が経つのは早いものです。
でも、カレンさんの美しさは変わりませんね。
今回の作品をじっくり味わってみました。(周年作ではなかったですが・・)
一曲目の「美・サイレント」。我々世代のアイドルだった山口百恵さんの代表作。カレンさんは真紅のドレスに身をつつみ、華麗な貴婦人を装う。その上品なセクシーさに最初から参ってしまう。
二曲目も山口百恵さんの「ロックンロール・ウィドウ」(のカバー曲?)。ドレスを脱いで軽装になり、豊満なボディが軽快に揺れる。これまたセクシーさを観客にばら撒く。
三曲目は、南こうせつさんの「夢一夜」。白い布一枚を身にまといセクシーに踊る。夢一夜に一布艶舞か。そしてベッドに入っていく。
ラストは宇崎竜童さんの名曲「身も心も」。たまらなく渋いバラードをバックにベッド・ショーを艶ずる。
全ての曲が私にとって懐メロ。安心して聴ける耳心地の良さの中で、カレンさんの妖艶な色気に私はメロメロ♪になっていく。
観客は固唾をのんでカレンさんのヌードに酔っている。ステージ上に匂いたつような色香が漂う。本当の美しさというのは人を黙らせる。まさに‘美・サイレントの世界’。
カレンさんの魅力のひとつは言うまでもなく‘エロス’。
TSは踊り子さんと客席の距離が近いので、カレンさんのように綺麗で豊満な女体が近くに迫ってくると凄い迫力を覚えます。エロス爆弾が落ちてくる感じで、失神しそうになる(笑)。
今のストリップ界で、カレンさんほどエロスを演じられる方はいない。まさにカレンさんはエロスの権化。
彼女の容姿を見れば、他の女性は皆うらやましがるだろう。T161cmの長身にB92(Gカップ)W60/H88のスリーサイズは、女性らしいふくよかさを覚える。しかも、色白のキレイなヌードは非の打ち所がない。何度見ても見たくなる完璧なヌードである。
「美とエロスとはコインの裏表」
美しい女性は自然とエロスを醸し出している。美とエロスは別々のものではなく表裏一体のもの。カレンさんを見て、つくづく美しいがゆえのエロスなのだと感じる。
では、美しくなければエロスは演じられないのか? おそらく幼女から老婆まで全ての女性が美をもち年代に応じたエロスを表せる。しかし、それは意識と自覚がないと表現できない。なぜなら、世間一般にエロスを蔑視する風潮があるためだ。本来、エロスとは美に通じることを常識として受け入れなければならない。
また、感じる男性の側の問題もある。男性は女性のエロスをもっともっと感じなければならない。お互いがエロスを認め合うことがハッピーなことなのだ。
さて、エロスとは外見だけなのであろうか ? もう少し考えてみたくなった。
「ストリップの究極の魅力はエロスにあり」
以前、ある新人さんがこのことに気付いた。与えられたデビュー作目はブリブリのかわいい演目で、それに物足りなさを感じ、二作目はエロスを主体に自分なりに作品を仕上げた。「ストリップの究極の魅力はエロスにあり」に気付いたことは素晴らしいと思ったが、彼女が演じようとするエロスに私はなぜか不自然さを感じた。
ロリちっくな人にエロスは似合わないのかな。かわいい系の方が、いい女系を演じるのに無理があるのと同じ。逆も真なり。
たしかにエロスというのは、その年代ごとにある。幼い子には幼いなりのエロスがあり、熟女も然り、またお婆さんになっても老女のエロスがあるのだと思う。
しかし、幼子が成人の女性のエロスを真似しても無理がある。やはり、年代や個性などがマッチしたエロスを演じてほしい。本当のエロスというのはその人の内面から醸し出されるものなのだと思う。
先ほど、カレンさんの容姿は、他の踊り子さんが「カレンさん、ずるい!」と羨ましがるほどのものと言ったが、実際のカレンさんは優しくお茶目な人柄から相手に対して嫌味や変な嫉妬心を抱かせない。カレンさんのエロスには厭らしさがない。見ていてとても爽やかな印象を受ける。それはカレンさんのエロスが外見だけではなく内面から醸し出されるものだからだ。
よくAVなどで痴女ものとしてエロさを売りにしているが、本当のエロスとは女性らしい品性から醸し出されるものだと思う。今回のカレンさんの出し物が貴婦人の演じる‘美・サイレント’であると話したが、そういう貴品こそがエロスの本質だと私は思いたい。
カレンさんは本物のエロスを表現できる真のストリッパーであると断言できる。
平成22年9月 TSにて