今年の夏は暑い。ただでさえ暑い上に、今年は福島原発の影響で省電力がかなり効いていて参ってしまう。

 いつもなら、ストリップが私の避暑代わりなのだが、今年は劇場が省電力に協力しているせいで場内が涼しくない。観る方がこれだけ暑いのだから、演っている踊り子さんはもっと大変。たくさん汗を流しながら熱演している方が多いねぇ~。ありがたいことだ。

 

 夏が似合う女性がいる。こういう暑いときに夏女に接すると気分爽快。

 TSの徳永心さんもその一人。元気いっぱいのステージを観ていると、引き締まった小麦色の身体からエネルギーがほとばしる。

 今年の夏、心さんの出し物は‘金魚’。金魚がプリントされた浴衣姿で夏祭りを彷彿させる。夏の日差しに金魚の赤がまぶしい。同時に心地よい清涼感が漂う。この時期柄としては最適な出し物を選択したなと感心させられた。

 

 そういえば、長女が小学生の頃、夏祭りで買ってきた小さな金魚が、長女が成人になるまで長生きした。小さい金魚だったのに、どんどん大きくなり、いつの間にか鮒くらいになったと思ったら最後にはまるで鯉のように10㎝以上になった。そのたびに大きい水槽に買い替えた。

 10年ほど長生きしたと思うが、家で飼っている生き物が長生きするということはとても縁起がいいこと。

 心ちゃんも10年は頑張ってもらいたいな(^0^)。

 

ところで、金魚はどこから眺めたらいいと思いますか?

上から眺めるのが、本来の金魚の楽しみ方らしい。水槽のガラス越しに横から見るのもよいが、足元の鉢の中で泳いだり、止まったりする姿には、ふと時の流れを忘れるような涼しい風情があるという。そういえば、亡くなった祖母は身体が動かなくなった晩年期には二階から庭の鯉をずっと眺めていたなぁと思い返す。

ストリップの場合、踊り子さんの金魚を、私はひらめのように下から仰ぎ見たいかな(笑)。

 

さて、今日はどの金魚を観に行こうかな。

出目金になってかぶりついちゃうぞー。おっと、あまり露骨にやると金魚(近所?)迷惑になるかな。。。(笑)

 

 

平成23年7月                            若松劇場にて