TSの元気娘、海宙まみんさんのレポートを「根っからのストリッパー」という題名で書かせて頂きました。

 

 

 H24年早々の池袋ミカドで拝見した新作ディズニーものは、まみんワールドの真骨頂だと感心した。観ていて、美しく、楽しく、そしてセクシーさに感動させられた。

 まみんさんはデビューからまだ九ヵ月しか経っていない新人さんではあるが、その間の変貌ぶりは目を見張るものがある。これだけ成長著しい方はちょっといない。

今回、2月頭のTSに通いながら、私なりの‘まみんワールド’を語ってみたいと思う。

 

海宙まみんさんは平成23年4月1日にTSミュージック入学、あっ!いや、デビュー!

 私はその初日にステージを拝見し、彼女の人懐っこい愛嬌たっぷりな笑顔に一目でまいってしまった。デビュー週に六日間ほど通った。

 彼女の魅力は、天真爛漫な笑顔と愛嬌あふれる親近感だと最初に感じた。スタイルはぼっちゃり体型で、なんといっても若さと元気がトレードマーク。それだけで十分惹きつけられるものをもっていた。だから色気やセクシーさは二の次かと思っていた。

 

 デビューから4~5ヶ月経ち、待ちに待った二作目の「キャット」を披露。「まみんの新作どうでしたか。」この作品は、まみんちゃんの愛らしさがよく表現されていて素晴らしい出来栄えになっていた。

 そして今回の新作ディズニーものと続く。まだ三作目だが、作品ごとに大きく成長している。

 彼女の作品で感心させられるのは、確実に「自分らしさ」を追求し表現していること。まさに‘自己表現’の世界。

 まみんさんは画家を目指して美術学校を卒業しているようだ。「実は、まみん日本画家です。まみんもストリップをアートだと思います。なので太郎さんのお考え、とっても嬉しいです。」 私の‘ストリップはアートである’に共鳴してくれた。 「ストリップは本当に芸術ですね・・・日々が愛しいです。」 彼女にとって、絵画も、舞台も自己表現という点では同じなのである。ただ絵画はキャンパスとの対峙であるのに対し、舞台は直接お客の反応が観れるだけ生の実感があるのだろう。「私はストリップという表現の中で何を表現できるかなと思ったりします。私は、絵も描きますが、やはり生きている舞台で多くを表現していきたいです。」彼女はストリップの魅力に完全にはまった。

 彼女は与えられたものに満足しない。「今日は振付の先生にダンス見てもらいました。まみん自分で工夫して、いろいろ変えてたので、怒られました、笑。よく考えたらまだ二ケ月。背伸びせず頑張ります」彼女は与えられた枠に収まりきれない。どんどん自分らしさを追求していく。「そろそろ新作を考え中です。まみんはいつか戦う銀河系踊り子まみんぽこの出し物やりたいです。あとは、人魚とか、やりたいです。いろんなアイデァ出ますが、次は恋する女の子なイメージ浮かんでます。」「ディズニーとっても好きですよ。リトルマーメイドと、ポカホンタスが好きです。」

 

 もうひとつ、驚愕すべき変化がある。

 会うたびに、身体がしまり、ナイス・スタイルになっている。合わせて、顔つきも美しくなっている。客に見られることを意識しつつ‘ストリッパーの顔’になってきているのである。ダンスを観ているとこちらもワクワクするほど楽しいし、ベッドを観ていると匂いたつ色香にうっとりさせられる。半年ほどでこれだけ素晴らしく変貌できた方を私は知らない。おそらく陰でかなりの努力している。「まみんも自分でも変わったなぁと思います。たくさんかわいくなるので太郎たん応援よろちくびです。」もちろん応援するよ。

 

 成長というのは変化率である。彼女の変貌は目を見張るものがある。一作毎に、しっかり自分らしさを表現しており、まさに理想的な成長路線に入っている。

 その原動力は、自己表現の喜びにある。自分を見つめ、自分のチャームポイントを発見し、そしてそれをより美しく表現する。まさに彼女は本物のアーティストである。

「表現は難しいです。ましてや人間の根本である性を表現するのは難しいです。まみんは女性の美しさ、性を表現していきたいと考えています。いつも感じて頂き感謝します。」

「誇り高いストリップの仕事、頑張って続けますので、もっともっと美しくかわいくなるまみんに逢いに来て下さいね。これからも愛と美とエロスの起爆剤めざして頑張ります。いつも支えて下さりありがとうございます。」

 まみんさんは根っからのストリッパーである。いつもフレンドリーに客を笑わせるユニークなキャラクターのように捉えられやすいが、どっこい本質はもっと奥深い。今後の成長が楽しみな踊り子さんの登場を、ストリップ・ファンとして心から祝福したい。

 

 

平成24年2月                         TSミュージックにて