今年のGWは忙しかった。

前半は、秋田の叔父が亡くなったため、急遽、帰省して葬式に出た。仕事がたまっていたのでGWを通して半分以上出勤した。そのため、その合間を縫ってのストリップ観劇となった。

 

 5月3日にシアター上野に行く。

ちょうど当日、ストキャバがあることを知る。以前は毎週金曜日だったらしいが、最近は一公演で二回、決まった日ではなく、開催日はその都度劇場に掲示されるらしい。今日はたまたまストキャバの日に当たってしまった。3回目ステージ終了後、1時間程度やるらしい。ストキャバ初体験してみようと決意。

 ただ、当日、私は車で劇場に来ていた。そういう意味ではストキャバとはタイミングが悪い。大好きなアルコールが飲めないからね。

 

 その日はGW中日ということもあって客が大入り。1回目ステージが終わったのが2時間近く押しのPM4時。これではストキャバはできないんじゃないかと思いきや、2回目・3回目はダンス省略のベッドからの進行、ダブル・ポラなどで巻きに巻き、3回目が終わったのが8時頃。開始時間が少し遅れたものの、予定通りストキャバ開始となる。

 

 盆周りにストキャバ常連さんが集まり、手際よく準備を始める。ステージの上にビニール・シートをガムテープで張り付ける。お酒をこぼしてもいいようにネ。そのうえに常連さんが用意してきたツマミ類が並べられる。最後に、劇場から日本酒・ウイスキー・焼酎等のお酒やウーロン茶・コーラ等のソフトドリンクが運ばれる。生ビールのジョッキー樽まで用意され、かなり本格的。ちょっとしたバー気分。

 アルコール類は一杯500円、ソフトドリンクは一杯200円。生ビールが飛ぶように売れ、すぐに売り切れ。用意していた氷アイスもすぐ無くなり買い出しに行く。結構な売り上げと思う。また、万一アルコールを無料にしていたら酔っ払いが出て大変だと感じた。実際これまで飲み過ぎて場内で吐いた客もいるらしい。

 常連のうっちゃんが、乾き物のツマミ以外に、キュウリや餃子など手の込んだツマミを作っては踊り子さんに差し入れしていた。踊り子さんは大喜び。

 踊り子さんはステージの上で客の相手、というか売り子に徹していた。最初は話す余裕がない。お気に入りの踊り子さんにお酒を作ってもらってご満悦の客がたくさん。調子にのってステージに腰かけて怒られている方も。

 大盛況だった。このストキャバに合わせて入ってきた客も多く、狭い場内はごった返し。1時間はあっという間。もう終わっちゃうのかと惜しい感じがした。

 

 最後に、ストキャバ初体験の感想・・・

 私は当日アルコールがダメなので、コーラで我慢していた。やはりアルコールを飲めないと盛り上がらないなぁ~。これが一番の感想かな(笑)。

 踊り子さんとの会話を楽しめるか。私は盆前に座っていたので、目の前に長く応援している早瀬みなさんと相沢カレンさんがいたものの、他の客のように気軽に話しかけることができない。自分から積極的に話しかけないと楽しめないね。また場所が狭く時間が短いこともあり、踊り子さんは最初に座った場所から移動しない。新人のYAYOIさんから四回目のポラ時に「太郎さんのところに行けなくてごめんね」と言われ苦笑い。そう言ってもらえるだけで幸せですよ(^0^)。私は隣のTS顔なじみ客とずっと談笑していた。それはそれで楽しかった。

 また、こんなにたくさんツマミが出てくると思っていなかった。ストキャバが始まる前に食事に行ったのを後悔。ははは

 楽しみ方が分からないままのストキャバ初体験だったが、つまらないとは思わなかった。酒好き、宴会好きの客にはこんな形態もありだな、とストキャバを評価。関東では上野だけだと思うが、地方の劇場でもやっているのだろうか。ストリップが長く続いていくためにも色んな実験があっていい。

 

 

平成23年5月