宇佐美なつさん(道劇所属)について、2019年8月頭の渋谷道頓堀劇場での公演模様を、二作目「ユキちゃん」を題材にして、「こりゃ、ただのセーラー服ものじゃありませんよ」という題名で語りたい。
2019年8月頭の渋谷道頓堀劇場に初日から顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①葉月凛(DX東寺)、②宇佐美なつ(道劇)、③神崎雪乃(晃生)、④北原杏里(晃生)、⑤金魚(道劇)、⑥春野いちじく(TS)〔敬称略〕。若手中心のいい香盤だ。
今週は、宇佐美なつさんのデビュー二週目。
二週目にして、なんと二作目が登場。これにはびっくり。やる気いっぱいだね!!!!
内容は定番のセーラー服もの。新人さんで持ちコマが欲しいところ、とすればまずはセーラー服ものだよね。セーラー服ものは必ずおじさん受けするから絶対に裏切らない。
これまでステージで拝見したセーラー服ものにも大きく二つのパターンがある。ひとつは若さはじけるフレッシュな踊り、まさしく定番の明るく楽しいセーラー服もの。もうひとつは、積み木崩し風の廃れゆく暗いセーラー服もの。清純派と非清純派とでもいうべきか。ほとんどの人は前者の清純派を演ずるが、数は少ないが後者を作り込んでくる方もたしかにいる。
そう思いながら、今回のなつさんのセーラー服ものはどんな作品か味わいたい♡
「なつさんの明るく元気なイメージから清純派であることは間違いない。しかし、いままで他の新人さんで観てきたセーラー服ものとなんか感じが違うなぁ~!? そうだ、全曲男性ボーカルというのが珍しいんだ!」とすぐに気づく。ポラタイムで、さりげなくそのことを話す。そうしたら、なつさんが嬉しそうな顔で「そうなんです。全て男性ボーカルなのがポイントなのですー。気付いてもらえてとっても嬉しいです!!」と返答してくれた。すぐさま曲名を教えてもらう。
演目名は「ユキちゃん」。一体、ユキちゃんとはなんだ!?
「ユキちゃんは、私が演じている女の子の名前です。」一曲目の曲名が『ユキちゃん』と分かる。今回の作品は曲から紐解いていくしかないなと分かる。一作目もそうだったが、なつさんが選曲にこだわりを持つことに気づいて私は嬉しくなる。おじさんとしては今どきの女の子にどうやって近づいていけばいいか分からないから、そのとっつき方というか道筋が見えただけでホッとする。これで観劇レポートが書きやすい。
さっそくステージ内容をおさらいしてみよう。
最初に、髪をツインテールにした、定番の公立風セーラー服で、黒いバックを下げて登場。かわいいなつさんのセーラー服姿、これだけで胸がキュンとなる♡
長袖の白いブラウスに、セーラー服特有の大きな襟(ジョンベラ)。そして赤いスカーフを締める。スカートは紺色。白いストッキングに、こげ茶系の靴を履く。
これだけ見ると、ふつうの真面目な公立高の女子生徒だ。ただ、よく見ると、両耳にピアスがきらり☆彡(女子高生にピアスはまずいかな!?笑)
音楽に合わせ、元気に踊る。一曲目は、モーモールルギャバンの『ユキちゃん』。曲名はかわいいが歌詞はけっこう過激。
♪ズキューン バキューン ドキューン 胸がドキドキする長い脚 ドカンな胸釘付けさ 近所をフラフラ歩いてたら君は僕に笑った ズキューン バキューン ドキューン あそこピクピクする・・・
初めて聞くバンド。バンドについては後でまとめて解説したい。
とにかく、なつさんの爽やかさがノリノリに包み込み、この曲をうまく料理している。
音楽が変わる。二曲目は、クリープハイプの「SHE IS FINE」。
またまた知らないバンドである。ボーカルの尾崎世界観のハイトーンボイスが特徴的であるが、これまた歌詞が官能小説だ。ライブのときに、ボーカルの尾崎が冷たい目と声で「これからヤリマンの歌を歌いまーす」って歌い始める曲らしい。こんな歌い出し・・
♪君はいつも不謹慎でどんな時でもヤリたがるから
僕はちょっと困ってるよ でも嫌いじゃないけどね
君はいつもイヤらしくてどんな事でも知りたがるから
僕はいつも参ってるよ でも嫌いじゃないけどね・・・
この曲に合わせ、なつさんが赤いスカーフを取る。次に靴を脱ぎ、白いストッキングを脱ぐ。さらに、黒いカバンからスキン(コンドーム)をひとつ取り出してニコっと笑う。思わずドキッとのけぞる私。やっぱりヤリマンの歌なのかぁ~
ここで、一旦暗転して、音楽が変わり、着替える。
今度は、髪を垂らし、肩出しの白いロングドレス姿で登場。爽やかなセーラー服から妖しい艶っぽさを醸す姿に変身!!!
黒い首輪をして、肩紐で胸から下を吊るしている。手首にも黒い布を巻く。
三曲目は、Base Ball Bearの「君はノンフィクション」。これまた知らない男性バンド。これまた過激な歌詞だぁー。なんと彼女がAVに出てたって設定の曲だ。歌詞を拾う。
♪君が出たビデオ 再生したら 悪い涙が出た
♪君が出たビデオ 巻き戻せない 時間が絡まる
♪君が出たビデオ 気持ち良さそうで 気持ち悪かった
♪僕が好きだった 君の羽根が むしられるのをただ見てた
握りしめたリモコンを軋ませて
歌詞を聴いていたら、なぜか私までおろおろしてしまう。笑
そのまま、なつさんのベッドショーが始まる。
白いドレスを脱ぐ。黒いパンティを右太ももに巻く。ヘソピアスがきらり☆
足指の白いマニキュアが生々しく見える。
なんと、渋谷道劇伝統のオナニーベッドショーが始まり驚く。あぁー生唾が出るよー!
ラスト曲は、ドレスコーズの「この悪魔め」で締める。はふーう(ため息)
♪親愛なるDevilさん チーッス
おみそれしました や、さすがっすわ
感動的、とも 言えるわー!
そのサドゥンリーさ
てかもう、ヒトじゃねっすわ
ネットでこの曲のMV観て唖然とした。ボーカルの志磨 遼平は長身でかっこよく、めっちゃセクシーな男性だ。執筆家でもあり俳優でもあり、不思議な魅力を持つミュージシャンだ。他の歌も聞いていると彼は天才だと思えてきた。若い頃の忌野清志郎を彷彿させられる。
演目に話を戻すが、それにしても、セーラー服のユキちゃんは最後に悪魔になってしまったのか・・・!?
ふと、なつさんがサキュバスに見えてきた。このサキュバスという言葉、最近、マンガ、アニメ、ゲームなんかによく出てくるね。サキュバスとは、中世の西洋から伝承される、夢の中に現れて男性を誘うと言われる悪魔のこと。邦訳では女夢魔または女淫魔なんていう。男性に淫らな夢をみせ、関係⇒SEXを持つというまことにけしからん女性悪魔であるわけだが、ふと思うに、なつさんもストリップの場を借りて我々ファンを虜にする、まさしくストリップのサキュバスだ。
しかし、なつさんを見ていると、このまま魂を奪われても本望だなぁと思えるよん♡
今回のなつさんの作品はただのセーラー服ものじゃない。セーラームーンなんかとも違う。セーラームーンは悪魔に対抗する正義の味方だが、なつさんの場合はセーラー服を着たサキュバス(女夢魔)そのものだ。こりゃ、セーラー服ものの新しいジャンルだな。
さっそく、全四曲をネットで調べてみた。初めて聞くバンドばかり。今どきの女の子はこういう音楽を聴くのか~ 巷ではこんな音楽が流行っているのか~ とおじさんは興味津々になる。
私には音楽センスを云々いえる音楽的知識はないのだが、それにしても歌詞が刺激的だ。彼らはこういうエロいフレーズを堂々と歌詞にできるんだね。私もストリップ童話など書いているが、彼らの歌詞に通じるものを感じて嬉しくなる。そう、もっとエロスはふつうに表現し発信できて自然に受け入れられるべきものだよね。
私は以前から「ストリップの本質はエロスにある」と感じている。
エロスというのは男と女がいれば当然に引き合うためににじみ出てくる、極めて自然で日常的なもの。それを教育上よろしくないと、あえて隠したり、仮に表に出てきたものを叩いて批判したりする。だから、ストリップもこそこそしていなければならない。しかし本当はそうじゃない。なつさんのTシャツにも書いてある通り「裸でいて何が悪い」。それが正論だ。女の裸を見たい男がいて、男に見せたい女がいて、それでストリップは成り立っている。それなのになにが悪いのか!?
エロスというのは本来、楽しく美しいもの。だから、昔から画家がたくさんのヌードを描いている。エロスというのは芸術の対象なのだ。
おそらく、エロスをエログロと勘違いしているのだと思う。たしかにストリップは一時、本番まな板ショーを始めとして何でもありのエログロ路線に入っていた頃がある。今は規制が厳しくなり、ストリップにエログロは無くなった。だからこそ、女性客も増えた。しかし、いまだに昔のイメージでストリップをエログロと見ている人もいる。そういう風潮を一新しなければならないと常々思う。
踊り子の中には、親バレにより辞めていった方がたくさんいる。今でも親バレを怖がっている踊り子もたくさんいるのだろう。そういう薄氷のようなステージで、踊り子と我々ストリップファンはストリップを楽しんでいるのも事実。応援していた踊り子がある日突然に親バレで辞めていき何度悲しい思いをしたことだろう。でも新しい踊り子が次々とデビューすることで、その悲しみを忘れさせてくれる。ストリップはそんな輪廻転生のような世界でもある。
私はなつさんの実情はなにも知らない。そう、何も知らないまま、ステージだけを観て楽しむのがストリップでもある。踊り子のプライベートな部分に踏み込んではいけないもの。ただ、なつさんは直近はスト女として、ストリップを楽しんできた。そして、今こうして我々の前に踊り子としてデビューしてきたわけだが、他の踊り子とは違う‘ある覚悟’ができているような気がしてきた。
なぜなら、これまでの踊り子たちがセーラー服ものを女性ボーカル曲を中心にした清純なイメージで演じてきたのに対して、なつさんがあえて最新の(マイナー)バンドたち、それもエロスを堂々と歌える男性バンドたちを選曲に使い、エロスの作品を演じようと試みているから。
四組のバンドたちは、エロスを日常的なものとしてさらりと歌っている。彼女がアダルトビデオに出て、悲しむ男性の気持ちをそのまま歌う。それもあり。男と女がいたら当然にありうる話だ。なつさんのような可愛い娘がストリップをやってくれれば我々ストリップファンは喜ぶ。もしかしたら親や彼氏は悲しむかもしれない。でもそれがエロスの現実よ! となつさんが言っている気がしてきた。きっと、なつさんは性に忠実なんだな。
私は、ストリップを通して、もっとエロスは解放されなければならないと考えている。「趣味はストリップ劇場通いです」と堂々と履歴書に書けるようにしたい。そのためにも、ストリップは市民権を得なければならない。ストリップ劇場への女性客の台頭はその一歩だと感じている。その中から、なつさんのような子が踊り子でデビューしてきてくれたことに、私は身体が震えるような戦慄が走った。
なつさんはストリップ界に新しい風を起こしてくれそうな予感がする。
2019年8月 渋谷道劇にて
【参考】曲の解説 byフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1曲目、「ユキちゃん」 モーモールルギャバン
作詞:モーモールルギャバン 作曲:モーモールルギャバン
ユキちゃんは日本のロックバンド、モーモールルギャバンの3枚目の自主制作盤CD-R。
<解説>
ギタリストのホワイト (白井雄一朗) が参加した唯一の作品。
オムニバスCD-R『Songs For "Donca3!!"』には、同編成による「彼と彼女の日常」が収録されている。
⇒最初、メンバーに紅一点シンセサイザーのユッカがいることを知り、ユキちゃんってユッカのことかと思ったが、そうでもないようだ!!
「モーモールルギャバンに出てくるユキちゃんはゲイリーの好きだった子ですか?ユキちゃんは実在するんですか?」という話題は、触れてはいけないことになっているようだ。
歌詞の中に、ユキちゃんがキノコが嫌いなことが述べられていて、おもわず「ユキちゃん、僕もキノコが嫌いだよ!!!」と親近感が湧く(笑)
モーモールルギャバン (MOWMOW LULU GYABAN) は、2005年に京都で結成された日本のロックバンドである。
<現メンバー>
ゲイリー・ビッチェ(矢島剛):ドラム/ボーカル。群馬県出身 1980年12月9日生まれ 射手座 A型
ユッカ:キーボード/ボーカル/コーラス/銅鑼。奈良県出身 1982年2月24日生まれ 魚座 B型
T-マルガリータ(丸山知秀):ベース/コーラス。群馬県出身 1980年9月25日生まれ 天秤座 O型
<概要>
2005年4月、ゲイリー・ビッチェ(ドラム/ボーカル)が半ば強引に友人を説得して活動開始。当初はギターも入った5人編成(ゲイリーはボーカル/ギター)だったが、ドラムとギターの2人が脱退後はゲイリー(ドラム/ボーカル)、マルガリータ(ベース/コーラス)、ユッカ(キーボード/ボ ーカル/銅鑼)の3人で活動を継続している。
略称は「モーモー」、「モールル」、「モーモル」、「モモルル」、「モルギャバ」など。
⇒絶妙なサイコ感あって、どこか天才の書く歌詞という印象がある
※サイケデリック LSDなどの幻覚剤によって生じる幻覚や陶酔状態を想起させるさま。1960年代後半、そのような、原色を駆使した美術やロック音楽が流行した。サイケ。
サイコの意味には、人の精神や魂を指すと同時に、精神病そのものを表す意味も含んでいます。
2曲目 「SHE IS FINE 」 クリープハイプ
作詞:尾崎世界観、 作曲:尾崎世界観。
クリープハイプ(CreepHyp)は、日本の4人組ロックバンド。
<現メンバー>
尾崎世界観(おざき せかいかん、1984年11月9日 - )
ボーカル、ギター担当。東京都葛飾区出身。「世界観」という名前は、初期メンバー時代の2005年頃にライブ観覧者から言われた「世界観がいいね」に対する疑問から。以前は本名の尾崎祐介(おざき ゆうすけ)で活動していた。2016年には半自伝的な小説『祐介』(文藝春秋)で小説家としてもデビューした。趣味はエゴサーチ。ビーチサンダルを履く。熱狂的なヤクルトファン。
他、小川幸慈(ギター)長谷川カオナシ(ベース・コーラス)、小泉拓(ドラムス)
<エピソード>
尾崎の作る独特の歌詞と、ハイトーンボイスが特徴的。この特徴は、「クリープハイプのファンの女性の心情」を描いた2ndシングル「社会の窓」において、自虐的に歌詞にも組み入れられている。
松居大悟はメジャーデビューの1年半ほど前から尾崎の楽曲を気に入り、自身が主催する劇団ゴジゲンの開演前にクリープハイプの楽曲を流していた。その後Twitterで尾崎がゴジゲンについて発言したのを切っ掛けに交流が始まり、メジャーデビュー以降のビデオクリップを松居が監督している。
2ndシングル「社会の窓」ではミュージックビデオと別に、原案:尾崎世界観、監督:松居大悟のドキュメンタリー・ショート・ムービー「あたしの窓」が作成され初回限定版DVDに収録された。また、Twitterの呟きだけで構成されたMVが作成された。
2014年4月30日、森永乳業の粉末クリーム『クリープ』とコラボレーションし、“愛のプロジェクト”を始動。尾崎世界観が「クリープ」を書き下ろした。これは両者が単に名前が似ているからというわけではなく、「クリープ」は“ミルクのおいしさがギュッとつまったクリーミングパウダー”を通じて、そして「クリープハイプ」は“音楽”を通じて、“愛”を伝えているという本質の部分で深く繋がっていることから、プロジェクト始動にいたった。
<「SHE IS FINE 」の歌詞>
僕はちょっと困ってるよ でも嫌いじゃないけどね
君はいつもイヤらしくてどんな事でも知りたがるから
僕はいつも参ってるよ でも嫌いじゃないけどね
抱き締めてからキスをして
服を脱がせるまでの時間×謝って〜鍵閉めた
後悔の高さ÷2
愛ではないのに 恋でもないのに
そうでもないのに そうでもないのに
愛ではないのに 恋でもないのに
そうでもないのに そうでもないのに
<付録> この歌について、こんな記事を見つけた。
2015年12月09日 「SHE IS FINE」
こんにちは、マスオです。 今日は『SHE IS FINE』について語りたいと思います。
この曲はインディーズ時代のアルバム『踊り場から愛を込めて』に収録されている曲で、あのライブでは必ず演奏される『HE IS MINE』の対極にある曲です。
HE IS〜が女性目線の曲なら、SHE IS〜は男性目線の曲です。
こういう遊び心のある作り方は面白いですよね。
よくクリープファン同士あるあるの中にはHE IS派?SHE IS派?なんて話をするわけです。私も男だからでしょうか、やはりSHE IS派ですね。自称クリープハイパーとしてはHE IS〜が好きだというと『S○Xしよう』が言いたいだけのライト層だと思われるんじゃないかという不安があるんですね。でも嫌いじゃないけどね。
さて、SHE ISに話を戻しますが、この曲イントロがカッコいいんですよね。まぁ、クリープのイントロは大体カッコいいのが多いですがf^_^;。ライブでは始まる前に軽くセッション的なものをしてから始まる事が多いんですが、それもカッコいいです。
以前は割とライブやフェスでもやっていた曲なんですが最近は曲数も多くなってきてあまり聴けてないですね。次のツアーでは多分昔の曲もやると思うので期待!ですね。
歌詞はというと、男性がちょっと欲望に忠実な女性(彼女ではない?)に対して「エロすぎひん?でもそんなとこも好きやで」みたいな曲ですね。
サビの『愛ではないのに恋でもないのに』と言いながら『そうでもないのに』と続くあたりはっきりと彼氏彼女ではない(でも体の関係はある)んでしょうね。
この曲を語るにはHE ISについても語らなあかんのですが、HE ISのサビは『愛 愛 愛 愛 愛してないわけ ない ない ない ない ないけどさ』という歌詞のあたり、この二つの曲の主人公は性別は違うけどお互い同じ感情を持っていて、それぞれ男女の思いの違い、みたいなものを描いているんじゃないかな。女性の方が性に対して忠実、という辺り、現代の世相をよく表しているのかもしれません笑
HE ISも良曲ですが、この曲も、もっと評価されるべき曲やと思いますね。
それでは、今日はここまで。
3曲目 「君はノンフィクション」 Base Ball Bear
作詞: 小出祐介、作曲:小出祐介、編曲:岡村靖幸
岡村靖幸がプロデュースした。岡村を敬愛する小出にとって、念願のコラボとなった。
Base Ball Bearの楽曲としては、この時点まで取り入れられることがなかったシンセサイザーが入っている。小出曰く「楽曲として一番幸せなゴールを迎えさせたかったため」。
タイトルは、架空の化粧品CMのキャッチコピーをイメージして作られた。この時もう一つ制作された「君だけにモテたい」は、2014年の岡村と小出によるシングル「愛はおしゃれじゃない」の原型となっている。
<「君はノンフィクション」歌詞>
君の鼓動で僕が生きている そう信じてた夏が
壊れてくよ 君が出たビデオ 再生したら 悪い涙が出た
君の親に内緒でむさぼった 僕らの秘密たちも
崩れてくよ 君が出たビデオ 巻き戻せない 時間が絡まる
約束して戻った 放課後教室で
うつむいた君に見えた 歯の矯正器具が艶やかで
君はノンフィクション かなしいほど 微笑む4:3のなかで
君が追いかけた あの夢は どこに置き去りにしてきたの
Baby, You are NONFICTION つらいけど けがれた花は、より美しい
僕が追いかけた 君の花が 舞い散るさまをただ見てた
もう止められないこと わかってる
君が抱えたあの切り傷を 僕は何度も舐めたんだ
それは少し暗い味がして 舌の上でしつこく残った
君の鼓動で僕が生きている そう信じてた季節が
失せてくよ 君が出たビデオ 気持ち良さそうで 気持ち悪かった
僕が泳いだ 黒い海のような髪も
安い夕日みたいな色に染まってさ
君はノンフィクション かなしいほど もう知らないことばかりだね
君が好きだった あの曲は「居場所が無い」なんて歌だった
Baby, You are NONFICTION つらいけど 孤独な蝶は、まだ彷徨う
僕が好きだった 君の羽根が むしられるのをただ見てた
握りしめたリモコンを軋ませて
いつから君は君を見捨てたんだろう
画面越しの君は 綺麗な歯で笑ってた
君はノンフィクション かなしいほど 微笑む4:3のなかで
君が追いかけた あの夢は どこに置き去りにしてきたの
Baby, You are NONFICTION つらいけど けがれた花は、より美しい
僕が追いかけた 初恋が 舞い散るさまをただ見てた
もう止められないこと わかってる
君はノンフィクション
僕のノンフィクション
Base Ball Bear(ベース ボール ベアー)は、2001年に結成された日本のロックバンド。2006年にメジャーデビュー。結成時から2016年までは4人組であったが、同年のメンバー脱退(後述)以降はスリーピースで活動している。 所属レコード会社はJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント、所属レーベルはプライベートレーベルであるDGP RECORDS。所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。略称として主にベボベやBBBが用いられる。公式ファンクラブは「ベボ部」。
<概要>
男性2人・女性1人のスリーピース・ロックバンドである。2001年の結成時から約15年間、男性3人・女性1人の4人体制であったが、2016年3月に湯浅将平(ギター)が脱退したことにより3人体制となった。それ以降はこの体制で活動している。
2001年11月11日を結成日としている。これは、文化祭でのライヴでバンドが始まったことを自覚しているため。
コード進行に特徴がある。メジャーデビューミニアルバム『GIRL FRIEND』発売時には「未知のコード感」を持つバンドとして紹介された。
音楽性やメンバー構成、歌詞や曲名から、ナンバーガールやSUPERCARから強い影響を受けていると思われる。
<メンバー>
メンバー全員が千葉県の東海大学付属浦安高等学校を卒業。小出と堀之内は同学年で、関根のみ1学年後輩。
小出 祐介
生誕1984年12月9日(34歳)東京都江戸川区出身。血液型はA型。ボーカル、ギター担当。また一部コーラスを務める楽曲が存在する。愛称「こいちゃん」「コイちゃん」など。Base Ball Bearのリーダーであり、バンドの全ての曲の制作を担当。またアイドルのプロデュースや曲の提供なども手がける。映画やアイドルに精通している。2018年より本人が主体となるプロジェクト「マテリアルクラブ」を立ち上げる。
4曲目. 「この悪魔め」 ドレスコーズ
作詞:志磨遼平、作曲:志磨遼平。
ドレスコーズ(the dresscodes)は、日本の音楽ユニット。所属レコードレーベルはキングレコードの内部レーベル・EVIL LINE RECORDS。
<概要>
2012年、毛皮のマリーズのボーカルだった志磨遼平を中心に結成。当初は志磨と丸山康太、菅大智、山中治雄による4人組ロックバンドだったが、2014年をもってバンド編成での活動を終了。以降、志磨のソロプロジェクトとなり、メンバーはライブやレコーディング毎に流動的に入れ替わるようになる。
<来歴>
2012年1月1日未明、東高円寺U.F.O.CLUBでのカウントダウンパーティーに志磨遼平と丸山康太、菅大智が「ドレスコーズ」名義で飛び入り出演、カバー数曲と新曲を披露(この日のみ、志磨がベースを兼任)。
2月29日にベースの山中治雄が加入し、4月1日にドレスコーズ結成が正式にアナウンスされる。ゲリラライブをこなしながら7月11日に日本コロムビアよりシングル『Trash』でデビュー。同曲は山下敦弘監督作品「苦役列車」(東映)主題歌となる。
<現メンバー>
志磨 遼平(しま りょうへい、1982年3月6日 - 現在37歳)は、日本のミュージシャン、文筆家である。和歌山県和歌山市出身。毛皮のマリーズとして2011年まで活動後、2012年1月ドレスコーズを結成した。ほぼすべての楽曲の作詞・作曲、そしてボーカルを務める。2014年9月よりドレスコーズは志磨のソロプロジェクトとなっている。近年は楽曲提供・執筆・俳優としても活動している。身長183cm。
<「この悪魔め」歌詞>
親愛なるDevilさん チーッス
おみそれしました や、さすがっすわ
感動的、とも 言えるわー!
そのサドゥンリーさ
てかもう、ヒトじゃねっすわ
二・度・と!
もう誰かと恋に落ちんな!
二度と約束して未来みんな!
Me And The Devil
それじゃ、何故まだやる?
口紅から機関車まで
あいつとぼくが手に入れる
こんな時に笑うなんてまるで
……この、悪魔め!
Me And The Devil
ならひとりで生きてみろ
きみのためにヒマをつぶす
それを恋、と呼ぶのなら
ヒマつぶしの恋もしよう
……この、悪魔め!
あいつがぼく、ぼくがあいつ
どうも 地獄へようこそ
こんな時に笑うなんて
……この、悪魔め!
