渋谷道劇の新人、石原さゆみさんのレポート「My Sweet Spot」シリーズ(その10)を続けます。
香盤情報を眺めていて、7月頭の大阪東洋にさゆみさんの名前を見つけて目が点になった。渋谷道劇の子が出演することはあるが、まさか新人のさゆみさんが出演するとは・・・有名AV嬢ならいざしらず素人のさゆみさんが出演するのは非常に稀れ。
6月中にTSの新人・天上くるみさんが大阪東洋に初出演。彼女も2月にデビューしたばかりの素人新人。彼女の場合は、新宿TS→池袋ミカドと二週続けて東洋の大看板・水元ゆうなさんと一緒になり気にいってもらって大阪東洋出演が決まったと聞いている。おそらく、東洋も新人不足なために、他劇の初々しい新人さんを狙ったのだろう。新人さんはギャラも安く使いやすいと思われる。
劇場側のいろんな思惑が垣間見えるが、ともあれ、さゆみちゃんとしては大変なチャンス。すでに晃生にのっているので関西のストファンに注目される。ここで評判が良ければ一気に人気は全国区になる。ストリッパー石原さゆみとして確固たる位置付けになる。さゆみファンとしては是非とも踊り子を続けて欲しいので、人気が出て多くの劇場に引っ張りだこになることは非常に嬉しい話である。
私は晃生の時と同様に、すぐに7月頭の土日に合わせ、夜行バスの予約を行った。
さて、今回は、さゆみちゃんのために、大阪東洋に向けた予備知識をインプットしておこうと思う。思いつくままに書き綴ってみた。
1. 大阪東洋は日本有数の大劇場。東の浅草と西の東洋と並び称される横綱劇場で、ここに乗れることは踊り子として最高の名誉。
劇場も大きいが、東洋の回転盆は渋谷の倍はある。
当然、プレッシャーもかかるだろうけど、そのプレッシャーを楽しむくらいの気持ちで、大きい劇場を運動場と思って元気に駆け回れたらいい。
2. 東洋は踊り子さんに居心地のいい最適な場所。
ホテル並みの個室が割り当てられると聞いている。
またポラ対応が楽。ポラ時には従業員が付いて、お金の徴収や客の名前の確認・記載、ツーショット等を対応してくれるからサクサクと進む。逆に余計な会話などすると叱られる。時間進行は極めて厳粛。客とのポラ対応では笑顔と一言くらいの挨拶しかできない。ポラサインは一日一回のみ。この点は関東の劇場に比べ、だいぶ楽だと思う。ポラ返却もロビーでやってくれる。
3. 最初に一番大変なのがフィナーレ・ダンスかな。
フィナーレ・ダンスが昔から東洋の売り。しかし、昔に比べ、だいぶ簡単になってきた。とくに新人が入ると難易度がガクンと落ちる。
このフィナーレダンス、東洋所属の踊り子さんは慣れているが、他劇の方はベテランでも大変と言う。新人が入るとフィナーレが楽になると喜んでいるベテランさんもいるほど(笑)。
東洋所属の新人さんでも最初のうちは隣のお姐さんの動きを真似しながら必死に踊っている姿が初々しい。そんなもんである。さゆみちゃんも心配することはない。
4. 東洋ファンは概して優しい。
ポラは毎回よく撮ってくれる。差し入れをする客も多い。チップもよくくれるよ。オープンショーでは握手を求めてくるおじいさんもよくいる。さゆみちゃんがオープンショーで客に握手をするのはすごく効果的と思っているが、こと大きい劇場での握手は数が多いため時間配分的に難しいかも。
全般的に、関東より客層が若い。
なお、東洋ではリボンやタンバリンなどの鳴り物は一切禁止。手拍子のみという素朴な応援、これはこれでいい。(最近、手拍子の音の規制までし出して、これはやりすぎ。関東の劇場並みに手拍子していると従業員に注意される。)
5. 大阪東洋には日本のトップスターが出演するが、綺麗で踊りの上手い方を好むかというと必ずしもそうではない。東洋ファンは昔からアイドルタイプが大好き。チャーミングな踊り子さんをアイドルに祭り上げる。さゆみちゃんはそのタイプにぴったり。
さゆみちゃんの若さあふれる明るく可愛い笑顔をいかにアピールできるかがポイントになる。アイドルなので、化粧は濃くせず、化粧を感じさせない化粧レベルがいい。
大阪東洋にのることは踊り子として大きな意味をもつ。東洋にのったというだけで周りから一目置かれる。渋谷道劇では、匠悠那さんは結構のっているが、他は北川れんさん、愛野いづみさん、香坂玲来さん、有馬美里さんが二三度程度かな。つい最近の6月頭に、美月春さんも初出演。我々ファンとしても応援している踊り子さんが東洋に出演したということは自慢のタネなんだよ。
もちろんプレッシャーはあると思うが、これを乗り越えたら素晴らしいものが待っている。踊り子人生が花開く。それを楽しみに頑張ってほしい。一度のったら大阪東洋の魅力にはまり、何度でも乗りたくなると思うよ。
大好きなさゆみさんの晴れ舞台が今から楽しみです。
H27年6月 渋谷道劇にて