渋谷道劇の新人、石原さゆみさんのレポート「My Sweet Spot」シリーズ(その8)を続けます。今回はデビュー四週目、初の大和ミュージック出演です。
いやぁ~信じられないことが・・・大和で皆勤しそうだよー。
ただいま大和のマンガ喫茶でこのレポ、いや日記を書いている。今日は6/7(日)、大和に通い続けて七日目。ここまで来たら皆勤を目指すつもりになってる。
そもそも大和は私が住んでいる千葉から遠いので滅多に来ることがない。お気に入りの踊り子さんがのっても、せいぜい週に一二度来ればいいほう。応援している踊り子さんがたくさんいるので、ふつうは大和だけというわけにもいかない。踊り子さんへの愛は平等に分けないといけないしね・・・そんなこんながぶっ飛ぶ状況になっている。
私にとって、石原さゆみの存在はこれまでの私のストリップの常識を覆すほどの大きさになった。とにかく、いつでも会いたい、会ったら帰りたくない、また会いたい、それが繰り返し、自然と皆勤ペースになってしまう。
こんな風に思える踊り子さんがこれまでいたかな。ストリップ歴16年間で最高に素敵な踊り子さんに巡り合えて、こんな幸せなことはない。ストリップの神様にただただ感謝あるのみ。
それでは、大和でのさゆみさん模様を話そう。
そわそわ・・・早くさゆみちゃんに会いたい・・・晃生からずっとさゆみちゃんのことを想っていた。
待ちに待った大和ミュージック公演。早速、初日6/1(月)に会いに行く。
会社が終わってすぐに、車で木更津からアクアラインにのって大和に向かう。途中の保土ヶ谷バイパスがいつも渋滞しているので、三番手のさゆみちゃんの三回目ステージには間に合わないと思っていた。19時過ぎに劇場に入ったら、なんと二番手の星愛美さんのステージ中。奇跡的に間に合った。初日は進行の要領が悪かったのかかなり押していた。客もそう多くはなく、すぐにかぶりのサイド席に座れた。
さゆみちゃんがステージから私を見つけたとき、驚き、かつ本当に嬉しそうな表情をした。さゆみちゃんのこの笑顔が見れただけでも来た甲斐があったと思う。
盆が回らない初体験のため、かなり苦戦していた。初日三回目は慣れていないせいか、いや私へのサービスか、サイド席の私の方ばかり向いてくれた。この過大なサービスに嬉しいやら嬉しいやら。三回目ステージに間に合った嬉しさとダブルで、すぐに天国に連れていってもらった。あ~大満足☆
大和に応援に行く場合、三番手の方には間に合わないのがこれまでの経験則。
ところが、初日の奇跡が続く。二日目はベッドの最後に滑り込む。ポラにぎりぎりセーフ。客も少なかったので、お蔭でオープンはかぶりで拝見できた。三日目のパンプレdayと四日目のスタンプ二個dayは混むことが予想されたので、この調子ならば、間に合うと思った。ところが、さゆみちゃんの三回目ステージに間に合ったものの、場内は予想をはるかに上回る客入りにびっくり。残念ながらかぶりには座れなかった。
五日目6/5(金)は客入りが少なく巻き進行。そのうえ高速が渋滞して二時間近くかかり到着が19時を大きく回り完全にアウト。入場したら4番手の浜崎るりさんのベッド中。残念無念。ただ、3,4番のダブルポラだったのでポラには間に合った。三回目に大好きなさゆみちゃんのお顔が見れただけで幸せだ!と思うことにした(笑)。
さて、今週の香盤は次の通り。①橋口美奈(天板)、②星愛美(晃生)、③石原さゆみ(道劇) 、④浜崎るり(晃生) 、⑤夏木りりか(ロック) 、⑥川村あいね(東洋)〔敬称略〕。浜崎るりさんとは、4結の渋谷道劇、5中のTSとかなり高い出勤率だったこともあり、今回も皆勤ペースで通ってくれることに大感激してくれる。夏木りりかさんと川村あいねさんとは久しぶりのうえ、大和にこんなに通ってくる私にびっくりしていた。私のお目当てが新人のさゆみちゃんであることはお二人にお見通し。
大和には回転盆がない。さゆみちゃんは四週目で回転盆のない劇場を初体験。当然ながら慣れなくて苦戦していた。
初日に、私の方ばかりサービスしてくれたと話したが、いつもそうとは限らない。正面センター席に座っても、まったく見えないこともある。私は大和のさゆみベスト席がどこかを試行錯誤したが見当がつかなかった。土日にどこに座るかを決めきれず、安直に正面センター席にしたほど。結果的には良かったが・・。
大和に通い出した最初のうち、他のお姐さんのステージやオープンは十分に満足するのに、さゆみちゃんだけが物足りなさを感じた。時間が短いのかな、それともさゆみちゃんの見せ方が今ひとつなのかなと思う。ところが、それは、とんでもない私の勘違い。私がさゆみちゃんのオープンショーをいっぱい見たい!見たい!と思うからこそ短く感じているに過ぎなかった(笑)。
晃生から大和へと、さゆみちゃんのオープンは物凄く良くなった。かぶりの客ひとりひとりに丁寧に迫力をもってサービスしている。最高である♪
「段々知ってるお客さんが増えてきて探すのが楽しくなってきたよ! 私はどうしたら新しいストリップのお客さんが増えるか考えているよ~!」との質問への回答として、一人一人への対応ということを念頭において接したらいいと思う。オープンショーでも、まとめて見せるとか、二人の間でオープンする等が多いけど、今のように一人一人に見せることを心がけると必ず喜ばれる。かぶりのお客さんは見たくて来ているのだから遠慮なく見せたらいい。またポラのコメントでも、みんなに同じことを書いている人もいるけど、丁寧にその人宛に書いたものは必ず心に伝わる。こうしたことの小さい積み重ねがファンを増やす要諦である。大切なのは一対一の対応である。
オープンショーのときに、かぶりのお客さんに握手したりハイタッチするのはすごく効果的だよ。フレンドリーに接してもらえば次はポラを買おうかなと考えるもの。そしてポラを買うようになれば必ずファンになってくれる。地道な努力だが、こうやってファンは増えるもの。ステージの容姿だけ見て簡単にファンになるものではない。
今回、手紙のやりとりをしながら、さゆみちゃんが他のお姐さんのレポートをすごく喜んでいるのに驚いた。これまでも、篠崎ひめさんや、池袋ミカドで観た時咲さくらさん等、他のお姐さんに関心をもつなぁ~とは思ったが、これほど喜んでくれているとは思わなかった。
踊り子さんの中には、自分についてのレポートは読むが他の踊り子さんのことには興味がないという方もいる。中には「私のことだけ書いて!」とはっきり言う方もいるほど。そんな中、さゆみちゃんの言葉はすごく嬉しいことで、私としても手紙をあげやすくなるし、話題も弾む。
さゆみちゃん自身、次に新作を考えていることだろうし、いろんな演目に挑戦してみたいのだろう。「私は感想言うの苦手だから、お姐さんのお勉強あんまりしないんだけどちゃんとするようにしよう・・・」「そもそも私、演劇とか好きなんだ。ステージ作りの為に絵本とか読もうかなあ。」「ひめ姐さんのレポもありがとうね。すごく独創的な人なんだね~。私も新しいのいっぱい考えたいな。楽しみ。」という前向きな発言が私を喜ばせる。
さて、ここからは内緒話。さゆみちゃんと私の大切なひ・み・つ。
二日目に帰るとき、私は「明日のパンプレを楽しみにして来るね」と別れ際に挨拶。
実のところ、私はことストリップにおいてはパンプレに関心を示さない。夢中になってパンプレに参加している客を横目で眺めている。自分から決して取りに行かない。ただ、たまたま目の前に落ちたパンツはもらうことにしている。取らないのも踊り子さんにとって失礼になるからね。ただ、パンツを持ち帰るつもりはなく、他の人にあげたりして、すぐに処分してしまう。
ところが、好きな女の子の下着は別。さゆみちゃんのパンツは心から欲しいと思った。しかし、まじめな顔をして言うのも恥ずかしく、嫌われたらと思うと憚れる。半分ジョークで、パンプレには興味ないけど、さゆみちゃんのいっぱい匂いがついたパンツは欲しーい!と手紙に書く。
大和のパンプレ・システムは次のよう。一回目は抽選、二回目はジャンケン、そして三回目は踊り子が放り投げるという三段階になっている。元々パンプレに関心がなかったので、このことを初めて知った。というのは、最前列に顔馴染みのパンプレマン(Sさん)がいて、挨拶がてら「今日の収穫はどうですか?」と聞き「まったくダメ」との返事の後に、先ほどの解説をしてくれた。
当日はパンプレ目当てで客が押し寄せ、ステージに近い花道は客でびっしり。ようやく盆のかぶりに席を確保したが、ここはパンプレには遠すぎる。案の定、SさんがさゆみちゃんのパンプレをGetしていた。おめでとう!と心から拍手。その時点では私としては全く残念さがなかった。
三回目フィナーレ後、私はいつものように食事に行った。1,2番の間に食事に行き、3番手のさゆみちゃんに間に合うように戻る予定。ところがパンプレ興行で押していたのか1番カット、2,3番ダブルに進行変更していた。その日は近くの松屋でカレーを食べて急いで戻ったつもりが、なんと三番目のさゆみちゃんのステージが始まっていた。これには驚き。急いで、かぶりセンター席に座り観劇。ベッドショー前で良かったよぉ~。
さゆみちゃんが、四回目ステージが始まるときに私がいなかったので、パンプレGETできなかったのでいじけて帰ったのかと心配していたよう。ははは・・・私がそんなことで気分を害するはずがありません。大好きなさゆみちゃんを困らせることなんて絶対にしませんよ。
ポラ時に、そんなやりとりをする。最後に、「これは特別だから、誰にも内緒よ」と言って、私のポラ袋の中にパンツを入れたことを囁いてくれた。私は一瞬、目が点になった。そして「最高のお土産だぁ~ありがとう」とお礼を述べた。
こんな嬉しいことはない。というか、パンプレがこんなに幸せにしてくれることを始めて知った。
その夜、私はお蔭で 大好きなさゆみちゃんの香りに包まれて何度も天国に行けた♡ パンプレは男のロマンであることを初体験。さゆみちゃんに心から感謝している。
パンプレで頭がいっぱいになり、「さゆみちゃんのパンツの中に家を建てて、ずっと住みたいなー」なんて妄想をいだいているうちに童話「パンツの中の傘小僧」が出来上がった。これは私の妖怪ウオッチ。ジョークと思って、笑って読み飛ばして下さい。深く考えてはいけません。
踊り子さんと接するとき、なるべく自分は紳士であるように心がけている。ある踊り子さんに「太郎さんはストリップな紳士ですよね」と言われて嬉しかったことがある。かぶりで真剣に見ているけど、エロポラは撮らないことから、そう言ってくれたのだろう。以前、東洋の踊り子さんが初めてTSに出演したとき、エロポラを撮らない私に対してエロいのは嫌いなのだと思い込み、オープンのときに近寄ってくれなかったことがあった。私はすぐに手紙で、オープンのときに近くで見たい!お願いだから近くに来てー!と懇願したことがあった(笑)。
私はさゆみちゃんに出会って、自分を格好よく見せるのは止めることにした。オープンショーも大好き、近くでいっぱい観たーい、またさゆみちゃんの下着も大好きだー、はい変態と思って頂いて結構です、と大きな声で叫びたい。本性丸出しでいい、だらしなくてもいいから、さゆみちゃんにメロメロになりたーい♡
狂おしいほど、さゆみちゃんが大好き♡
はい、今回もレポではなく、ラブレター(?)です。これは私のストリップ日記なので誰にも見せません。いや見せられません(笑)
変なことをいっぱい書いちゃったけど嫌いにならないでね。。。
平成27年6月 大和にて
『パンツの中の傘小僧』
~石原さゆみさんに捧げる~
この世には説明のつかない不思議なことがある。
雨がざーざーと降る中、ある人は傘もさしていないのに全く濡れていない。こうした現象には必ず妖怪が絡んでいる。
今回お話するのは傘小僧という妖怪の話である。傘小僧は人の目には見えないが、茶目っ気たっぷりの、少しエッチな妖怪である。身体の大きさを変幻自在に変えられる。
そぼ降る雨の中、一人の美少女が道を歩いていた。彼女の名前はさゆと言う。
不思議なことに、傘をさしているわけではないのに、彼女は全く濡れていなかった。
実は、傘小僧がさゆに憑りついていた。傘小僧は可愛いさゆに一目ぼれして彼女の耳元で囁いた。
「ぼくが君の傘になってあげる・・・」
雨が降ると、傘小僧はさゆの頭の上にのぼり、大きな傘を作った。もちろん、傘は人の目には見えない。だから、さゆには雨粒がかからない。
さゆは最初、目に見えない傘小僧を気持ち悪いと思ったが、接しているととても優しい声だし、何よりも便利なので仲良くお付き合いしようと考えた。
さゆは趣味でキックボクシングをやっていた。友達に誘われて始めたのだが、身体を動かして汗をかくのが最高に爽快!
傘小僧は、じめじめと湿ったものが大好き。
さゆが汗を流すと喜んだ。可愛いさゆが流す汗はダイヤモンドのようにきらきらしていた。傘小僧は汗にキスをした。時に脇の下に潜り込んでペロペロ舐めると、さゆはくすぐったくなって可愛い悲鳴をあげた。
傘小僧は、さゆがおしっこをすると大喜び。本能的に傘が開いて水滴を浴びる。少女の甘酸っぱい匂いが立ち込めて、傘小僧は恍惚の表情を浮かべた。
傘小僧は、さゆのパンツの中に住みたいと思った。この中はじめじめと湿っていて、ぼくにとって最適な空間だ。さゆの香りがぼくを幸せにしてくれるし、ここをぼくの家にしちゃおうっと!
さゆはパンツの中がもぞもぞして変な気分になった(笑)。
さゆは泣き虫だった。キックボクシングをして身体を鍛えているが、心はとても繊細な少女だった。悲しいこと、つらいことがあると、すぐ涙を流した。
傘小僧は涙に激しく反応した。さゆの涙にキスをしながら優しく囁いた。
「どうしたの? ぼくに話してごらん。なんでも聞いてあげるよ。」
友達に心無いことを言われたり、失恋したり、・・・いろんなつらい出来事がある。
「大丈夫だよ。さゆは悪くないよ。」・・・傘小僧はさゆを慰める。
そして、最後にこう付け加えた。
「ぼくが君の心の傘になってあげる。いつだって一緒だよ。これからもずっとずっと君のことを守っていくからね。」
さゆは笑顔を浮かべて頷いた。
おしまい