渋谷道劇の新人、石原さゆみさんのレポート「My Sweet Spot」シリーズ(その7)を続けます。

 

 

さゆみちゃんの快進撃が始まった。

三週目にしてついに他劇出演。しかも大阪晃生ショー劇場。

前回の4月結の渋谷道劇のラストに、大阪晃生が決まりそうとの情報を受けて、私はすぐに夜行バスの切符と宿泊先を予約した。そして、予定通り出演が決まった。

5/11には、私の心は大阪に飛んでいた。慣れない大阪の劇場で元気にやっているか心配で心配でならなかった。

5/15(金)の夜、新宿にて23時40分発のプレミアムドリームに乗る。直前までホームとしているTSミュージックにて晃生の新人、綾乃さんと浜崎るりさんのステージを観て応援していた。今から大阪の晃生に向かう話をしたら「さゆみちゃんにヨロシクね」と言ってくれる。

夜行バスは順調で、かなり前倒しの時間に大阪に到着。5/16(土)の朝8時には布施の劇場に辿り着く。先客が荷物を置いてあった。私は三番目だった。お蔭で当日はセンター席はGETできず、ステージ向かって左側の座席に座る。

 

今回の香盤は次の通り。①望月きらら(晃生)、②ゆきみ愛(小倉A級)、③朝倉さりな(晃生)、④石原さゆみ(渋谷道劇)、⑤蘭あきら(晃生)、⑥萌(晃生)〔敬称略〕。今週は六人香盤。花電車ができるのは今ではゆきみ愛さんのみになったが今回は花電車なし。萌さんはポラ無し。それ以外は全て新人さんなので新人大会みたいな雰囲気。

 

さて、さゆみちゃんの様子を伝えます。

いつものように淡々とステージに登場。いや、以前より笑顔が出ているな。知っている顔がどんどん増えた分、どんどん笑顔も増えているようだ。もちろん、私の顔を見つけると微笑んでくれた。私はこれだけで大阪遠征に来て良かったぁ~と思う。「ありがと~本当に来てくれると思わなかったよ!」と喜んでくれた。

初めての劇場でだいぶ勝手が違うようだ。「いつもとはまた違った雰囲気なのでちょっと大変だけど来てくれたので頑張るよー!」晃生という入れ物に合わせて、微調整しているのが分かった。ベッドショーも少し変えていた。

大阪晃生ではエロポラが多いので心配していた。するとポラでオープンまでしている。驚いたら「晃生ではアウェーな分。自由にオープンしてるよ笑。」てな感じ。一安心。

オープン曲も変わっていたなー。

なによりも、おっ!と思ったのが、髪型がショートにしていたこと。デビュー時に黒かった髪を二週目に茶髪にし、今回はショートカット。いい雰囲気。かわいいからどんな髪型も似合うね。パパはいろんな可愛いさゆみちゃんを見れてすごく嬉しい。パパは髪型という言葉がどんどん死語になりつつあるので(笑)、是非とも娘のさゆみちゃんの髪型を楽しみたいな♪

どんどん変わって行くことが成長の証。

でも、私に対する笑顔はいつまでも変わってほしくないな~♡と思っちゃう。

 

さゆみちゃんを見ているだけでパパはメロメロリン♪

どんどん鼻の下が伸びていって楽屋まで行くかもしれない。楽屋で見つけたら、足で踏みつけないで、優しく大きなお尻に敷いて下さいな。きっとパフパフと喜びます。

おっと幻想にはまりかけたー!!

 

ステージを観ていたら、ポエム「今の君が好き」が歌のメロディのように頭の中を流れた。紙に落としてみたよ。今回の私からのプレゼントです。

 

さて、肝心のさゆみちゃんの様子ですが、大阪の水が合わずに落ち込んでいる様子はない。むしろ大阪を楽しんでいるようだ。「晃生にも慣れてきました。大阪で毎晩ごはん巡りしてるよ笑。」安心した。

オフの間に、池袋ミカド劇場に見学に行ったと話してくれた。「この前ミカドにこっそり行ってきました笑。面白かった!」「この前ミカド潜入したら、時咲姐さんがとても可愛かった! 気になる。」

更に「新作考え中。大和で出せるといいな。」と話してくれて期待しちゃう。これからも踊り子を続けたいという前向きな気持ちが伝わり、すごく安心した。

 

私にとって幸せな二日間。「アウェイだから緊張するけど太郎さん居てくれて安心する。ありがとう。」と言ってもらえて嬉しい私。

元気な娘の姿を見て、安心するパパでした。

 

いよいよ、二日目の三回目ステージでお別れとなる。ポラコメントに「そろそろホームシックになってきたよ~!」と入り、最後にお手紙を頂いたら「完全にホームシックだよ! 淋しい~!」とあり、私もさゆみちゃんの側にずっと居たい!帰りたくない!という気分でいっぱいになる。

そんな中、ロビーで晃生の常連仲間から声がかかる。彼とは先週ここ晃生で会ったときに「来週、私が一押しの新人さんが来るから応援してね」と頼んだ方。私がかわいい新人さんと話していたので当日期待して応援に来てくれたのだが、実物がポスターよりずっとかわいいと大いに気に入ってくれた。彼はツイッターで、さゆみちゃんが妖怪ウオッチのジバニャンが好きなのを知ってキャラクターグッズを用意してきていた。大きなハンマーの形をした風船グッズで空気入れを探していた。最後は、空気入れをあきらめて自力で膨らませていた。(笑)

ときたま、さゆみちゃんがロビーを通る。「太郎さんはスト仲間いっぱいいるみたいだね。ロビーで何話してたのかなー? 気になる笑」と言っていたが、こういう話でした。

さて、三回目オープンショーのときに、彼がおもむろに風船ハンマーを取り出して、さゆみちゃんに手渡す。さゆみちゃんは大好きなジバニャンのキャラクターグッズに目を輝かせる。大喜びで、ファンたちの頭をハンマーグッズで軽く叩いて回る。もちろん私も叩かれる。みんなが盛り上がっている。お蔭で一気にホームシックが消し去られた感じ。

関西人はお気に入りの踊り子さんのために、こういう努力を惜しまないね。とても感心させられ、今回もさゆみちゃんのファンとして心より感謝させられた。以前にも、花道にハートの風船をたくさん置いて踊り子さんが大喜びしたシーンを思い出す。

 

踊り子とファンとは、こうやって思い出を積み重ねていく。

一目ぼれですぐ仲良くなれることなんてなく、何度も何度も足を運んで会いに来てくれる方のみ仲良しになれる。今回の晃生でも「今日は人がいっぱいだね! 12月ぶりの人もちらほらいて嬉しい!」というくらいで、踊り子さんは一度会えばしっかり顔を覚えてくれていて再会を喜んでくれる。ましてや私のように遠征までして追いかけてくれればもっと嬉しいはず。確実に、さゆみちゃんとの距離が縮まった実感があるよ。だから、今回の遠征は、これからのさゆみちゃんを応援するファンとして大きな意味をもつ。

次は、神奈川の大和ミュージックで会える。千葉からは遠いが絶対に会いに通うつもり。今から再会が楽しみでならない。そして、いっぱい二人の思い出を作っていきたい。

 

 

平成27年5月                           大阪晃生にて

 

 

【閑話休題】

 妖怪ウオッチのキャラクター・ジバニャンを見て私は嬉しくなった。なんか、さゆみちゃんに顔が似ている気がする~♪

 私は「妖怪ウオッチ」を、TVで見た妖怪体操くらいしか知らなくて、ジバニャンのことを初めて知った。さゆみちゃんが好き!と聞いてすぐに調べた。もともとはゲームソフト。

  あらすじは次のとおり。夏休みのある日、主人公のケータは研究課題の昆虫採取に出かけた。近くの森で、さっそく昆虫を探し始めるのだが・・・立ち入り禁止の鳥居を発見。その中を探し回ると妖怪ウィスパーと出会う。その妖怪はケータにつきまとい、ケータに妖怪ワールドのことをいろいろと教える。ケータはウィスパーから「妖怪ウオッチ」を手に入れ、ちょっと不思議な日常が始まる。ケータが暮らすさくらニュータウンには個性豊かな妖怪たちがたくさんいたのだった。

 その妖怪のひとつがジバニャン。トラックに轢かれて死んでしまったネコの地縛幽(ジバクレイ)。飼い主のエミちゃんに「車に轢かれて死ぬなんて・・ダサい」と言われ、死ぬに死にきれず、自分が死んだ交差点あたりを彷徨う。ジバニャンの必殺技「ひゃくれつ肉球」を見るとキックボクシングをするさゆみちゃんを連想する。(笑)

 ちなみに、私にとってストリップは「天使ウオッチ」。さゆみちゃんのような天使に出会えてパパはこよなく幸せです。

 

『今の君が好き』  

~石原さゆみさん(道劇所属)に捧げるin晃生~

 

 今の君が好き

 

   まだ三週目 初めての他劇出演

  緊張もあるけど 一生懸命ステージを努めている そんなけな気な君が好き

  僕の顔を見つけて はにかんだ笑顔を向けてくれる そんなかわいい君が好き

  若さはじける 美しい裸体 たまらなく大好きだよ

  僕を元気にさせてくれる 君の存在がとても嬉しい

 

 過去の君が好き

 

  今の君に出会えた全ての過去がありがたい

  僕の知らないたくさんの過去が君にあるだろう

  でも 過去があるから 今の君がある

こうやって出会えたことが全て 

全ての過去を受け入れる 今の君が好きだから

 

今の君に逢わせてくれた全てのものに感謝したい

君を産んで育ててくれた両親にも

君をここに導いてくれたストリップの神様にも

たくさん たくさん 感謝したい

 

未来の君が好き

 

 一緒にストリップの道を歩もう♪

 この先なにがあろうと ストリップの父として君のことを守っていく

 

 いつのことになるか分からないが・・・

 君が踊り子を辞めていくときには

 今よりも必ず幸せになってくれるんだと信じて見送るよ

 それがストリップの父の役目だから

 それまでは君のことをずっと好きでいさせてね

 

今の君が大好きだよ・・・

 

                                    おしまい