今回は、渋谷道劇の踊り子、北川れんさんについて、三周年を記念して「東洋の大舞台を体験して」と題してレポートします。

 

 

 渋谷道頓堀劇場のタレントが次々と大阪東洋に出演している。彼女たちにとって、これだけの大きな舞台を経験することはない。ロックの踊り子には浅草があるので、チームショーを始めとした練習もし、踊りも上手くなる。浅草では他の姐さんのバックダンサーにもなるので、他の姐さん方に刺激を受け成長できる。ロック以外の踊り子にはそういう経験が少ない。いまでは東洋が唯一の大舞台になる。そのため東洋にのった道劇メンバーはどこか一皮剥けた感じがする。

H26(2014)年3月結は、北川れんさんの番になった。

 

私は3月29日(土)、大阪東洋に遠征。

れんさんのステージを拝見し感動した。これだけ大舞台が似合う踊り子さんもいない。

れんさんは、長身が映え、持ち前のバレエを活かし、自信をもって伸び伸びと華麗に舞っていた。

今回の演目は、三周年作の「鳥」。

最初に、茶色っぽい大きな毛皮のドレス姿で登場。二つの大きな羽根を持って、ステージ上で優雅に壮大に舞う。

次に、黄色の軽装に変わる。盆前に来たのでドレスの素晴らしさがよく分かった。上半身は白い上質な毛の上に銀色の刺繍がキラキラ施されている。下は黄色地に赤と緑の透けたフリフリのスカート。また、足に黄色い紐を巻き付け、裸足で舞う。バレエの動きが基調。

最後に、上半身が裸で、赤と緑のフリフリスカートのみ付けてベッドへ。黄色と緑の大きな羽根を持つ。

色彩がとても鮮やかで、まるでミュージカル「ライオンキング」を観ている気分になる。最初に、れんさんの姿は‘森の妖精’のイメージに感じた。ポラのとき演目名を聞いて「鳥」でなるほどと納得!南国にいる鮮やかな鳥を思い浮かべる。

 

すてきな踊り子さんになったなと改めて感激。

れんさんはH23(2011)年3月1日に渋谷道頓堀劇場でデビュー。ちょうど今月、三周年を迎えたばかり。

期待の大型新人としてデビューし、私はデビュー初日に会社帰りに初顔合わせ。

T162 B84W58H85のナイススタイル。ステージ上では数字以上に長身に見えた。バレエの素養があるので姿勢が美しいからだろう。

ダンスセンスはバレエがベースになっているので抜群にいい。並の新人ではない。

雰囲気が、宝塚の男役のイメージで、かっこいいタイプ。こういうタイプが好きな人にはぴったり。性格もさっぱりしているので、ぐいぐい引っ張ってくれる感じ。案の定、玄人好きな方などたくさんのファンがすぐに付いた。

私もすぐに気に入って応援している。実は今回でデビュー初顔合わせから98日目で、私のストリップ殿堂入りまで秒読みになった。今週中に100日目を迎えるだろう。今回のレポートは三周年祝いと私のストリップ殿堂入り記念の意味をもつ。

 

私はご存知のように新人好きで、たいがいの新人さんにはストリップの父としての父性本能が刺激される。私が支えないとダメだという気分にされる。ところが、れんさんの場合は最初から完成されたものがあり、ほおっておいても必ずファンがつき成長していける頼もしさを感じた。だから私のほっとけない新人リストから最初から外していた。(失礼!?) でも三年で100日ほど応援しているのですから、ふつうの新人以上に応援していますが・・・ね(笑)

私の手紙への反応を見ていても、とても自分をしっかり持っている人だなあと感じている。

 

最近のれんさんは、ステージの上で眩しいくらいに輝いている。

渋谷道劇の若きエースとして活躍を期待している。

 

 

平成26年3月                             大阪東洋にて