今回は、渋谷道劇の六花ましろレポートを「夏の忘れもの」という題名で語ります。
今年一番の冷え込みになった11月半ば、ましろさんのステージを拝見した瞬間に「夏の忘れもの」をようやく見つけられた気分になった。そのことをポラ時にましろさんに話したら「『夏の忘れもの』っていう表現、ジーンときてしまいました♡」と喜んでくれた。
夏の忘れもの・・・詩のタイトルみたいだね。どんな話か気になるでしょ!?
さて、話を進めましょう!!
H25(2013)年に、道劇の二人の踊り子さんが私のストリップ殿堂入りした。私のストリップ日記で100日目を超えた方をこう称している。道劇では、多岐川美帆さん以来二人目が香坂玲来さんとなり、三人目が六花ましろさんになった。玲来さんは四年目に入り達成したが、ましろさんはさらに早い三年目での到達となった。
今年は、大阪東洋と新宿TSが休館となり、とくにホームであるTSが閉まっているために平日はあちこちの劇場を歩き回ることになった。その中でも、渋谷道劇が今年一番多く通った劇場になった。今年は、仲良くして頂いている渋谷道劇の踊り子さんのレポートや童話を精力的に書かせてもらった。
自然と玲来さんとましろさんに会う頻度が高まる。そのため、お二人は一気にストリップ殿堂入りした。
今年9月中、渋谷道劇で、香坂玲来さんと六花ましろさんのチームショー「オキナワ」が披露された。キュートな可愛さのましろちゃんとふくよかな女性らしい玲来さんという、渋谷道劇の人気コンビ、二人のいい味が出ていて非常に評判が良かった。沖縄衣装を纏い沖縄音楽にのって舞う。とくに最初と最後に玲来さんが弾く沖縄三味線の音が印象的。
その翌月10月頭に、二人は別々の劇場で、演目「オキナワ」のソロ・バージョンを披露した。これまた道劇ファンの間で評判になる。私は、その週、DX歌舞伎に通っていて、香坂玲来さんのソロ・バージョンを何度も拝見。玲来さんは三番手だったので会社帰りだと三回目は観れなかったが、オキナワは2.4回目にやっていたのでタイミング良く観ることができた。チームとはまた違った、玲来さんの魅力をたっぷり味わえた。
ましろさんのオキナワも観たくなった。同じ週に、渋谷道劇で、ましろさんがオキナワをやっていると知って観に行った。
ところが、肝心のオキナワ・ソロ・バージョンはなんと1,3回目。しかも、ましろさんはトップなので、会社帰りだとオキナワは拝見できなかった。期待して行ったのでガッカリ。そのことをましろさんに話したら「他のお客さんからも言われたわ。出し物の順番を逆にしとけばよかったね。」とオキナワを見せられずに残念そうな表情。
10月結に、再度ましろさんが渋谷道劇にのったのでオキナワが観れるかと期待した。ところがこの週は新作の「学校」を披露。今週はオキナワはやらないとのこと。そのため、ましろさんのオキナワはもう拝見できないものと諦めた。
ちなみに、このときの演目「学校」は私の心に響くものがあった。すぐに手書きで感想を書いて、ましろさんに渡したら喜んでくれた。テーマは「青春の思い出」かなと尋ねたら、「学校」という演目名が返ってきた。納得!「青春時代の恋愛を思い出してくれれば嬉しいです」
ショートヘアで童顔のましろさんに、この演目はとても似合っている。次のような構成内容になっている。
最初に、セーラー服で登場。紺のブレザー、白いシャツに赤と黒のチェック柄のネクタイを締める。更に同じチェック柄のスカートで、白いくつしたに、白く長いシューズを履く。黒縁のメガネが一番の特徴かな。これがユニークで学生らしく可愛い。
さらに黄緑の手提げバックを持つ。バックには黒いネコの絵がプリントされている。小さいクマのぬいぐるみがアクセサリーとしてバックにぶら下がっている。
このかわいいセーラー服姿が一気に私を若かれし青春時代に連れていく。
次に、チアガール姿で登場。黒い線が入ったピンクのユニフォーム。手にはピンクと銀色が混ざったボンボン(応援グッズ)を持ち、楽しく振る。ピンクのスカートの下に白いパンティがちらちらと見え隠れしそそってくる。バナナとマンボーの曲の歌詞がすごく意味深で楽しい~♪
その後、急にセンチメンタルな音楽に変わる。チューリップの「青春の影」を女性ボーカルが歌う。この「青春の影」は私が最も好きな曲で、若い頃は自分のテーマソングと感じていた。こんな思い出もある。先輩の結婚式で、友人にピアノを弾いてもらい独唱したことがある。歌ってて気持ちが良かったし、すごく評判がよくて満足した。この時の私の歌を気に入ってくれた先輩の奥さんの友人を、先輩が紹介してくれ、一緒にドライブしたり飲みに行ったりしたっけ。
青春時代の懐かしい恋物語を思い返しながら、甘酸っぱい気分に浸りつつ、ましろさんのベッドショーを眺めていた。白い下着姿に白いショーツをはおる。きれいなヌードが目にまぶしかった。
また翌月11月中。今度はましろさんがDX歌舞伎に出演。
11月11日(月)、公演初日。今年一番の冷え込みとなる。もう冬の入口は開かれた。
会社帰りに劇場に寄ると、ましろさんは二番手なので三回目は間に合わず、四回目ステージを拝見し、びっくり仰天!!!
こんなに寒いのに~なんとオ・キ・ナ・ワ・だぁー!!!
冒頭に洩らした「夏の忘れものに出会えた」というため息はこれなんです!
少し、ましろさんのオキナワの内容を話しましょう。
一番の特徴は、沖縄衣装が華やかなこと。特に色彩の移り変わりが素敵。
最初は、赤が基調。赤い沖縄衣装で、襟も袖も裾も赤の線で着物全体をびりりと締める。紫の帯を巻く。赤・白・紫の髪飾りもステキ。
次は、黄色が基調。赤い上着を脱ぐと、黄色い衣装が現れる。黄色いリボンがかわいい。また紫の帯で着物を引き締める。片足に亀甲縛りのように紐を巻いている。華やかさから軽装に変わり、軽やかなリズム。
最後は、白が基調。ピングの襟が付いた、だぶりとした白い衣装。ここでも紫の帯で締める。最初に付けていた髪飾りをまた付けている。
沖縄といえば、華やかで開放的で暑い夏をイメージさせられる。それは若かれし青春時代の思い出にどこか重なる。ましろさんの「オキナワ」と「学校」は私の中でシンクロナイズされた。あの頃は、勉強に、スポーツに、友達に、そして恋に熱くなれた。激しく気持ちを高ぶらせられた分、喜怒哀楽の感度も今よりもはるかに鋭かった。
今この歳でストリップに夢中になり、若かれし感情の高ぶりを取り戻している。私にとってストリップというものは、青春の残り香を追いかけたいという「夏の忘れもの」なのかもしれない。
平成25年11月
