今回は、最近のデジカメ導入によるポラ事情について話しましょう。
デジタルカメラの普及から、今やポラロイドの利用は、結婚式やイベント等その場で写真を渡す需要しか無くなった。一般には知られてないかもしれないがストリップ劇場ではポラロイドは必需品になっている。
既にポラロイド社がポラロイド事業から撤退し、今では富士フィルムのインスタント写真が残っているに過ぎない。富士フィルムですら、需要の少なさから、いずれ製造中止になるのではとの暗い憶測も出ている。
ストリップ劇場の収入がポラに依存するようになって、ポラロイドの存在は劇場にとって生命線。現在ほとんどの劇場が富士フィルム製のカメラを使用しているが、今後カメラやフィルムの製造がなくなった時のことを考えて、一部の劇場ではデジカメを採用し始めている。
私が初めてデジカメ・ポラを経験したのは、H20年8月、TS系の船橋大宝にて。撮影すると踊り子さん毎に色の違う番号札をもらい、それを20分後に受付で写真と交換。ポラ・サインが欲しければ、その写真を次のステージの時に踊り子に渡してお願いする。結局、サインが1回分遅れることになり、私のようなサイン目的の客には不評だった。
デジカメ撮影は画像が綺麗だし、写真自体もポラより一回り大きい。エロポラ・ファンには一度デジカメで撮ったら、ポラでは物足りなくなるようだ。ただ、綺麗に撮れ過ぎて、踊り子さんが嫌がるというデメリットもある。また、プリンターで印刷したり、受付での番号札と写真との交換作業など、従業員の手間がかかる。
デジカメ導入はTS系の劇場で先行的に始まったが、肝心のTSはポラの枚数が半端じゃなく多いので手間を考えれば導入不可と判断しているようだ。
次にデジカメ・ポラを経験したのは、大宝からだいぶ経ったH22年3月頭の同じくTS系のシアター上野。上野がデジカメを導入したという話はだいぶ前から聞いていたが、私はポラ写真を目的としていないので、デジカメ撮影のために上野シアターには行かない。たまたまお気に入りの踊り子さんが出演したので行ってみたところ。このときのやり方は、撮影時に、客が番号の付されてある用紙に名前を書き、20分後に受付で写真をもらうシステム。サインを頼むときは番号の横に丸印を付け、次回のステージのときに踊り子さんから直接返却してもらえる。以前の大宝のときの問題点が改善されていたので私としては満足できた。また私のようなコメントを欲しがる客にとっては写真の裏が大きいので沢山書いてもらえて嬉しくもある。
さて、こうしたデジカメ導入の流れを受けて、渋谷道頓堀劇場がH22年3月中からデジカメ・ポラを採用し始めた。その週は、七海亜央さんの引退、他のメンバーも良かったこともあり、大盛況。デジカメ・ポラに抵抗のある踊り子さんもいたためオープンのエロポラは禁止したという話を耳にした。
そんな折、ある劇場で、デジカメ・ポラの比較をする機会があった。顔見知りのエロポラ・ファンが、現在デジカメ・ポラを導入している、上野、渋谷、蕨ミニ、西川口の4劇場のデジカメ写真を持っていた。それを並べてみると、確かにプリント紙及び写り具合に微妙な違いがあった。渋谷と蕨は全体的に赤っぽい。画質もいろいろで、一番綺麗に撮れていたのが西川口だった。デジカメだと鮮明に撮れ過ぎて踊り子さんが嫌がるため、わざと画素数を落としているという話を聞く。ただ、そのエロポラ・ファンに言わせると、画素数よりむしろプリント紙質とプリンターの性能によって画質は左右されるとのこと。
H22年3月結に、たまたまお気に入りの踊り子(中條美華さん)が渋谷道劇にのったので、デジカメ導入二週目に行ってみた。
システムとしては上野とほぼ同じ。撮影時に写真引換券をもらい、サインポラも含め、全て受付(正確にはラウンジ)で従業員からもらう。踊り子さん毎のポラ・ボックスがあり、名前を言って、渡してもらう仕組み。違和感はなかった。
撮影の時に、フラッシュ効果を十分出すためか、舞台後方に移動式の白い幕を張っていた。細かい気配りがされている。そのせいもあってか写真の画質は十分であった。
劇場内側壁に「ポラ撮影における留意事項」というビラが貼ってあった。オープンポラ、接写ポラ、また椅子ポラも禁止。デジカメの設定変更しないこと。サインは一人1回につき一枚。ポラは全て受付で受取り、時間がかかることを了承すること。などなど細かく記載してあった。私としては「最終回はポラにサインを頼めない」という条項が困った。会社帰りに劇場に寄った場合、四回目のステージではポラが預けられないことになる。
渋谷道頓堀劇場では、このデジタル・ポラ導入を客入りの起爆剤としたいようだ。道劇は、H19年6月の札幌の警察ガサ入れがケチの付け初めで、札幌休館に追い込まれ、さらにH20年11月渋谷までガサ入れされて半年ほどの休館となり、今は札幌を閉じている。なんとか、このへんで盛り返さないといけない。
はたして今回のデジカメ・ポラは起死回生の呼び水になるか。たしかに最初の週は大盛況だったようだが、二週目の客入りはよくないなぁ~。私は平日の金曜日、会社帰りに四回目ステージだけ観たが、盆周りの最前席が半分近く空いていた。また、翌日土曜日にも行ったが、早朝9時前に到着したら先客が1名のみ。昔はこの時間だったら盆周りに座れないほど客が並んでいたものだ。一緒に並んでいた客と昔話をしながら、道劇人気の翳りを心配した。入場しても盆周り二列目は空席が目立つ。私としては、昔一番多く通っていた劇場が渋谷道劇だったこともあり、もう一度あの隆盛を期待したい。
メンバーが固定化して客が厭きてきたのが最大の要因だろう。他劇場の子をもっと出演させる、そして新人をどんどん投入することに尽きるだろう。ちなみに、今週はデビューの香坂玲依寧さんと正月にデビューしたばかりの白鳥美羽さんの新人二人がとても良かった。お陰で二日続けて来る気にもなった。道劇の人気復活を心から願って止まない。
平成22年3月 渋谷道劇にて
