今回は、スト界のリカちゃん人形こと、Rikaさんの観劇レポートを「大人のリカちゃん人形」という題名で語ります。

 

 

久しぶりにRikaさんとの再会。ライブシアター栗橋以来だから五か月ぶりか。私のホームTSミュージックでお会いするのはなんと四年ぶりになる。

ステージに現れた瞬間、軽快な音楽にのって、かわいいぬいぐるみが踊り出す。身体中にピンクのふわふわ毛皮・・ネコちゃんの耳、バストとハート型パンツというセパレートな出で立ち、そして首と手首にも。白いシューズを履いて、軽快に踊る。演目名は「ロリポップ」というから、なるほどと思う。

その後、緑とピンクの色調が左右に分かれている衣装に着替える。上着とショート・スカートがセパレート。ショートな髪を肩まで垂らし、白いシューズのままで軽快に踊る。

次からスローバラードになり、しっとりと魅せる。薄い透け透けのサーモンピンクのラグジュアリー・ドレスに着替える。胸元は薄いピンク色。髪を後ろにひとつ結いあげて色っぽい。

髪の結いを解き、ドレスを脱いで、ベッドへ。左足の付け根に黒いパンティのような布を巻き付けている。腹部に巻いている細い金の鎖がキレイ。他にも、ハートのネックレス、銀のイヤリングや左手と右足のブレスレットなどの金銀アクセサリーがさりげなく美しさを引き立てる。白やピンク等の色彩豊かなマニュキュアが素敵。右の腰あたりに小さい蝶々のTATOOがちらりと見える。お洒落なセクシーさが魅了してくる。

最後にハイテンポな曲に変わったかと思ったら、ポールダンスを披露。Rikaさんがポールダンスをやると思っていなかったので驚いた。最初にポールに絡みながらポールの周りを自転。次にポールを掴んで回転。いろんなポーズで回転しながらポールから滑り下りる。最後はポールに高く上り、途中で静止してポーズを切ったり、逆立ちをしたり。スピード感あふれ、かつ力強く、かなりの腕前である。Rikaさんは細見な体型ではないので体重を支えるだけでも相当な練習をした跡を覚え感心させられた。

 こうしたインパクトのあるステージが、私の関心を強く引いた。

 

今週のTSの香盤は次の通り。①五木麗菜(フリー)、②紫りょう(渋谷道劇)、③雪咲ほのか(TS)、④Rika(ワラビ) 、⑤雛形ひろ子(TS)、⑥川村あいね(東洋) 、⑦青山ゆい(東洋)〔敬称略〕。

今週は、私のホームTSで久しぶりの新人デビューになる雪咲ほのかさんの応援に通うつもりだった。同じ事務所所属の仲良し時咲さくらさんからも応援ヨロシクと頼まれていた。

今週は六日間通ったが、木更津から会社帰りに立ち寄るため三番手のほのかさんのステージにはなかなか間に合わなかった。しかし、四番手のRikaさんのステージは全て間に合った。これだけたくさんRikaさんのステージを拝見できたのは初めて。そのせいか、私の脳裏に今週一番大きく印象に残ったのがRikaさんだった。

 

RikaさんはH13(2001)年8月11日に池袋ミカド劇場デビューとある。最初は水野リカという名前だった。

当時、私は池袋ミカド劇場には行ったことがなく、ミカドの踊り子さんとは殆ど面識がなかった。初めてRikaさんとお会いしたのがデビューから三年後のH16(2004)年6月1日のDX歌舞伎にて。その後もあまりお会いできず、H22年10月頭のミカドで会ったのを最後に、リカさんは長期休養に入った。

この間、ポールダンスの海外留学していたと後からファンの人に教えてもらった。

その後、池袋ミカド劇場はH23年1月からTS傘下になる。リカさんはもう辞めてしまったのかなと思っていたら、蕨ミニ劇場に移籍し、Rikaという名前で復帰していた。そしてH25年7月に大阪晃生で三年ぶりに再会。私のストリップ日記によれば、この時点でRikaさんにお目にかかるのは13回目となる。

私は池袋ミカドを行動範囲にしていなかったのでミカドの踊り子さんを応援していなかった。そんな中で、スト仲間のヴィトンのお父さんがリカさんをお気に入りと知って関心を持った。リカさんからも「ヴィトンおじさんのお友達なのですね!」と顔を覚えてもらう。しかし、ホームのミカドに応援に行くことがなく、そもそもお会いする数が少ないのでなかなか仲良くはなれない。

ただ、池袋ミカドの踊り子さんの中には、四季野愛さんや浅見みくさん等、色っぽくて魅了された方もいた。水野リカさんもお二人と同じような色っぽいタイプだね。最近、仙台ロックでミカドのエースであったHIKARUさんのポラを初めて撮った。私のことを知っていて驚いた。HIKARUさんも元池袋ミカドの踊り子さんが持つ独特な雰囲気を持っている。現在の渋谷道劇所属の愛野いづみさんとも、愛野すみれでミカドデビュー時から知っており、道劇に移籍してからもずっと応援している。いづみさんも匂い立つ色香を放つ。

今更ながら、旧池袋ミカドの踊り子さんは魅力的な踊り子さんが多い。

 

今回のTSでの再会は、出合ってから丁度10年目で16回目と応援の頻度は非常に少ないのだが、改めてRikaさんの魅力にはまった。会う頻度が小さい分、新鮮味があって、新人好きの私の琴線に触れたのかもしれない(笑)。

何はともあれ、Rikaさんには匂い立つ大人の色香を感じつつも、それが不思議にも若々しさを覚える。この魅力をもう少し掘り下げて考えてみたくなった。

ある客が「私は若い娘には全く興味がないんだ」と言う。彼は私のように若い新人好きというのが理解できないようだ。若い娘には色気を感じないのか、年齢が離れすぎて相手をするのが苦手なのか、・・・きっと彼は熟女好みなんだなと割り切った。

しかし、今回、Rikaさんを見ていて惹きつけられる魅力・・・いい女というのは歳をとっても、いや歳を重ねることによって魅力を増すのかもしれないと思えた。女性というのは個人ごとに歳相応の顔になる最適年齢スポットがあるのかもしれない。老け顔なら若い時はかわいく見えないかもしれないが、ある年齢に達すると色っぽい顔になって男を惹きつけるもの。女性の誰しもが一番輝く時を持っているのだろう。ストリップという遊びは踊り子さんの輝けるスポットを客と踊り子さんが一緒になって探し出すものかもしれない。

若さには輝きがあるが、若さだけで輝いている娘は歳をとると輝きが失われる。ところが、人によっては歳を重ねる毎に人生の厚みをもち、その経験年齢が輝く人がいる。

毎日のように、Rikaさんのもとに通っているおじさんがたくさんいる。今週もヴィトンのお父さんとも会った。彼らがRikaさんに夢中になる気持ちがよく分かる気がしてきた。それは熟女好みとはちょっと違う気がする・・・

 

Rikaさんは我々おじさん族にとって「大人のリカちゃん人形」なんだと思う。

ルックスは、つぶらな瞳をもつ童顔。透き通る色白の肌。形がよく張りのある大きなバスト。愛らしいパイパン。セクシーなおしり。ある年齢になると妖艶さを醸し出す女性はいるが、Rikaさんの場合は妖艶さというより清潔感あふれる若々しさを覚える。これがリカちゃん人形らしいところ。

衣装の着こなしセンスもいいが、着せ替え人形というより、やはりヌードがたまらなく魅力的。そこが「大人のリカちゃん人形」たるとこ(笑)。

またダンス・センスがいい。今回初めて拝見したが、ポール・ダンスが上手いのに驚愕。かなり運動神経がいい。以前、器械体操をやっていたことを知り納得した。

他にも、歌が上手い♪ ステージでもマイクを持って歌っている。

褒めたいところがいくらでも湧き出てくる。

外見ばかりではない。今回、手紙のやりとりの中で私の文章が気に入ったらしく「本物のライターですか」と聞いてきた。すごく嬉しかった。「私のことを太郎チルドレンとしてくれるんですか」と喜んでくれる。このとき、私はRikaさんのレポートと童話を書いてあげようと決意した。その旨を話すと「すごく楽しみ!」と言ってくれる。会話がとても楽しい。

 

Rikaさんにとって今が輝ける時期なんだと思う。もっと歳を重ねるともっと輝くかもしれない。

いずれにせよ、踊り子を輝かせるのはファンの力だとつくづく思う。今回も、熱心なRikaさんファンが皆勤し、毎日、集合ポラでRikaさんをお姫様抱っこしていた。Rikaさんにとって、ファンこそが大切な王子様なんだろうな。

「大人のリカちゃん人形」には心がある。単なる人形のように歳をとらないわけではなく、Rikaさんは歳をとる人形。だから、ファンの手拍子を水のごとく浴び、大きく花が咲くごとく成長し続ける。これからも、ファンの心に応えるべく、歳を重ねていつまでもステージで輝いていてほしいと念ずる。

 

 

平成26年7月                        TSミュージックにて    

 


 

 

 



『踊り子になった人形 ―リカという人形― 』  

~Rikaさん(蕨ミニ所属)に捧げる~

 

 

 

少女は小さい頃からリカちゃん人形を大切にしていた。着せ替え遊びをするときだけでなく、四六時中、寝る時も肌身から離さなかった。

 ある日のこと、並んでお昼寝をしている時、一羽の鳥がリカちゃん人形の上に降り立った。鳥はリカちゃんの顔をじっと見つめていたかと思いきや、おもむろに嘴(くちばし)でリカちゃんの口を突いた。その瞬間、鳥の口の中に入っていた花の種がリカちゃんの口の中に入っていった。

 

 少女が大きくなるにつれ、不思議なことにリカちゃん人形も一緒に成長した。

 少女の胸がふくらむと、リカちゃんの胸もふくらむ。少女に陰毛が生えると、リカちゃんにも生える。少女に生理が始まると、リカちゃんにも生理が始まった。

 それは花の精霊のせい。リカちゃんの口の中に入った花の種はリカちゃんの身体の中で芽吹いていた。根をはり茎を伸ばし蕾をつくった。しかし、リカちゃんの身体の中はとても狭かったので大きな花を咲かせることはできなかった。そのため花の精霊はもどかしさを感じていた。

 

 少女は大人になり、水野リカという踊り子になった。踊り子になっても、彼女の楽屋の鏡台の上にはいつもリカちゃん人形がいた。ふたつは一心同体でステージに臨んでいたのかも。

 リカはかわいい着せ替え人形のよう。

くるくると回るつぶらな瞳。笑顔がたまらなく愛らしい♡

 いろんな衣装に着せ替えするのも楽しい。ときには小粋にヴィトンのバックをかかえる。

 でも着せ替えよりも、なんと言っても、おじさん達は彼女の裸体にメロメロ♪ 

 透き通る白い肌。

 形のいい大きなバスト。

 まぶしいパイパン。

 セクシーなおしり。

 全てに悩殺される。

 彼女は脱いでも楽しめる「大人の着せ替え人形」だった。

彼女は人気を博した。毎日彼女に会いに来て、お姫様抱っこする熱烈なファンもいた。

ところが、人気絶頂の中、彼女は突然姿を消した。何があったか誰も分からない。

 

数年が経ち、彼女はRikaという名前で復帰した。

彼女は以前に増して若々しかった。しかし、それが不思議なこととは誰も感じなかった。花はいつ咲いても花、花に年齢は関係ない。

また、ステージそのものが凄くグレードアップした。彼女はポールダンスの演技を行うようになった。ポールを回るときは、まるでポールに根がはり茎が絡みついているかのように安定していた。またポールの上部まで登り、身体を固定させて、大きく開脚ポーズをするときにはまるで大輪の花が咲いているかのよう。水を得た魚のように伸び伸びとした演技だった。

瞬く間に人気に火が付いた。Rikaはステージの上で以前に増して輝いていた。

 

もう気付いたと思うが、実はRikaは水野リカではなかった。花の精霊が、亡くなった水野リカの魂を引き継ぎ、踊り子になっていたのだった。

花は拍手という水を浴び、ステージのうえで大輪の華を咲かせていた。

 

 

                                    おしまい