今日は、初めての西川口テアトルミュージック観劇を語ります。
暑い暑い夏が始まった。そんな中、初めての劇場に行くというのも乙なものである。
先月六月末に、大阪晃生に遠征した。その前週に晃生の羽音芽美さんが出演していたシアター上野に通っていた時に、次の晃生にも一日くらいは来てね♪と言われ、その言葉に釣られて晃生楽日に顔を出す。そのときの晃生公演には、東洋の渚あおいさんがのっていたので、私にとってお目当てが二人いて凄く楽しかった。お目当てが二人いると気持ちがぐーっと惹きつけられる。
そのとき、私があおいさんに「次は七月結の渋谷でね」と話したら「あれっ! 七月中の西川口には来てくれないの? 私、西川口に初乗りなのよ!」と突っ込まれた。私は西川口には行ったことがなく、私のテリトリー外だった。だから、あおいさんが初乗りするということを知らなかった。
西川口には行くつもりは無かったが、あおいさんの言葉がずっと気になった。
七月に入り連日35℃超の猛暑日が続く。
そんな中、私は三連休の7月14(日)~15(月)に仙台遠征する。東洋の伊吹千夏さんが出演。仙台名物のトークショーで、千夏さんが今度八月頭のミカドで初パイパンに挑戦することを話してくれた。千夏さんの陰毛は元々少なくて、割れ目の上部に逆三角形にちょこんと生えてるだけなので、そこだけ剃れば簡単に処理できると思えた。ところが実際のパイパン処理はそう簡単ではなさそう。上部の逆三角形は脱毛クリームで剃るものの、秘部の皮膚はデリケートなため脱毛クリームは使えず、一本ずつ毛抜き処理するとのこと。このパイパン処理方法を同じ東洋の渚あおいさんから教わったようだ。あおいさんのキレイなパイパンにはそんな苦労があったのかとしみじみ・・(^0^)
そんなこともあり、西川口のあおいさんに無性に会いに行きたくなった。次週の渋谷まで待てないよー。
西川口の香盤を確認したら、なんと渋谷道劇の香坂玲来さんも一緒ではないか!この2人がお目当てとなれば、もう心は決まった。西川口に行こう!!!
ちなみに、その週は、橘真帆さんと松本幸菜さんも出演していて、久しぶりにお二人のステージを拝見した。橘真帆さんは周年だった。
私はもともと西川口という街に行ったことがない。東京駅から京浜東北線で30分かからないから、そんなに遠くはないはず。
7月17日(水)、私は車で西川口に向かった。カーナビに西川口テアトルミュージックの電話番号が登録されていたので便利。池袋ミカド劇場と同じ方向であり、ミカドのある東池袋出口から少し先の板橋出口になる。高速の距離としてはそれほど遠くない。ただ高速を降りてから10キロ程あり、少し時間がかかる
全体を通じて距離的にはさほど遠くなく、早ければ木更津から一時間半少しで行ける。ところが、当日は大渋滞にみまわれ三時間近くかかった。初めてだったので劇場付近も迷った。入り組んだ路地の中にあり、しかも一方通行になっている。
看板が目立たないので劇場自体が分かりずらい。入り口が劇場らしくなく、なんかビルの裏口から入るイメージだ。
道を挟んだ劇場の対面に、10台ほど駐車できるスペースがある。最初に五台入ったら、六台目からはその車の前に駐車するので、先の車が出られるように、鍵を受付に預けるシステムになっていた。駐車スペースがあるだけ助かる。駐車場の中に小さな小屋があり、そこが喫煙場所になっている。受付で喫煙カードをもらって喫煙するらしい。
さて、初の入場。長い分厚い暖簾をくぐると受付。若い従業員が一人小さい机に座っている。20時を回っていたので既に四回目が始まっていた。ラスト四回目に入ると通常4000円の入場料が3500円になる。丁度タイムサービスとかでカードをひいたら大当たりとして招待券をもらった。ラッキー♪
大きな扉を開いて場内に入る。トップのレイ若葉さんがお年寄りの客をステージにあげて天板ショーを演っていた。客は10人ほどと少ない。盆周りには正面と左右に四人掛けほどの長椅子が三つあり、それぞれの椅子に二人ずつ座っていた。みなさん年配者で、ここの常連さんだろうか、盆周りには私の顔見知りはいない。
劇場全体の構成としては、盆前は三列、ステージ向かって左側は二列、右側は一列、それぞれ長椅子が置かれてある。左右の壁側は高い段差を付けてあり座れるようになっている。全部で50人収納できるようだ。投光室はステージ向かって右側後方に位置する。ポラはステージに向かって右側で撮る。
ガラリとした少ない客入り、天板ショー・・・この閑散とした雰囲気に、なんか昔の場末のストリップ劇場の空気というか匂いみたいなものを感じた。昔はこういう劇場がたくさんあったんだろうなぁ。ストリップが廃れていく現状がファンとしてとても切なく悲しい。
ぐるりと客を眺めてみると、おっ!知っている顔がいる。
TSの常連HIROさんがいる。彼はラストの香坂玲来さんがお目当てかな。他にも名前は知らないが顔見知りが数名いる。私はHIROさんに外出の要領と食事する場所を確認して、天板ショーのときに外出した。西川口駅まで徒歩三分というから、近くに食べる場所はたくさんあった。劇場近くの日高屋(中華チェーン)に入る。そこで親しい馴染ファンにばったり会う。彼も渚あおいさん目当てで初めて西川口に来たと話してくれた。
今更ながら、我々ストリップ・ファンの足を西川口まで惹きつける踊り子さんの魅力は凄いなと感じる。あおいさんが出演しなかったら西川口までは来なかったと思う。
ただ最近は、一度も行かないうちに閉館する劇場も多いので、ストリップ・ファンとして話のタネに色んな劇場に一度は行ってみたいなと思う。そういう意味では今回の西川口はいいタイミングだった。こうやってレポートも書けたし。全てあおいさんのお蔭である。
東洋ファンとしては、東洋が休館し、すごく淋しい想いをしている。もちろんファン以上に踊り子さんは大変だろう。そんな中、お気に入りの新人、渚あおいさんと伊吹千夏さんの二人が頑張ってたくさん出演してくれている。この二人を追いかけているうちに東洋休館の八カ月はあっという間に過ぎていく感じ。二人には心から感謝したい。私と同じような気持ちで、今回の西川口に来ているファンもいたし、先ほど話した仙台ロックでも大阪から飛行機で千夏さんの応援に来ていた東洋ファンがいた。こうしたステキな踊り子さんと熱心なファンが今のストリップを支えていることは疑いない。
だからこそ、大好きな踊り子さんの笑顔に接すると感動する。「本当に来てくれたんだねぇ~」と喜んでくれるあおいさんの笑顔。その瞬間に私は「また明日も来ようかな」と呟く。「絶対に来てね。待ってるからね。」と言われると完全にその気になる。招待券もあるしね。
そうそう、そう云えば、あおいさんも千夏さんの初パイパンの話をしていたな。私が話題をふったわけでなく、二人とも自然にお互いの話をしていたことになる。やはり東洋の仲良しは、どこか心が通じているんだろうね。
ラストの香坂玲来さんも私の顔を見て喜んでくれた。熱心な玲来ファンが何人か来ていた。こうした応援が踊り子さんの頑張るエネルギーになっているのを改めて感じる。
大好きな踊り子さんに会えただけで、その日は最高にハッピー気分♪ 帰りは、いつもの関東の劇場に比べ30分ほど大目に時間がかかるが、疲れは感じなかった。
翌日も会社帰りに西川口に向かった。その日も高速道路は大渋滞で、結局三時間近くかかり、昨日と同じく四回目ステージの初めに入場。三回目のラスト2人を観劇したいのだけど一回しか観れないのがすごく残念。
当日は、玲来ファンの仲良しデーブさんと会う。彼も私と会って驚いていた。招待券をもらって二日連続で来たことを告げると、彼は今週三回目と言う。さすが玲来ファン。
片道三時間かかるとなると、なかなか西川口まで足を伸ばすのはしんどい。ただ行けないことはないと分かっただけでも大きな収穫だった。
劇場にはそれぞれの味がある。やっぱり一度でもいいから行ってみたいもの。今回、それを実現させてくれた渚あおいさんにバンザイ!
二日間、いい思い出になったよ。ありがとう。
平成25年7月 西川口にて