今回は初ワラビミニの記念に、観劇レポート「初ワラビミニでの元気娘三人の競演」を語ります。

 

 

H26(2014)年5月11日(日曜日)、とうとうワラビミニ劇場にやってきた。前日までのGW週をTS皆勤して、そのまま新宿のカプセルに泊り、蕨まで車で足を伸ばした。初めてのときはカーナビが心強い味方。新宿から30分くらい。

早朝7時半頃に目的地のワラビミニ劇場に到着。最初は劇場の場所が分からず、駅のあたりをうろうろして、通りかかった人に聞いたら、ビルの上に大きな看板があった。よく見たら通りの入口にも看板が出ている。入口は少し奥まっていて、奥の扉にはシャッターが閉まっており、左右に開演時間や出演者のチラシが貼ってあった。

まだ時間が早かったので誰もいない。しばらくして、顔なじみのDさんと元ひめ隊のEさんがやってきた。私がワラビに来たことに驚いていた。二人は渚あおいさん目当てとのこと。また渚あおいファンの大阪東洋常連がいた。彼とはあおいさんを追いかけて道後でも一緒になった。

午前10時半に一階のシャッターが開く。長い階段があり、二階へ上る。また二階にシャッターの扉があり、少し待つ。二階には「銀座」というスナックが一軒あった。二階のシャッターが開くと階段途中に受付があり、早朝割引3500円を支払って三階にある場内に入る。

事前にスト仲間から話に聞いてので、要領よく席取りをした。初めて行った人は場内が暗いうえにステージと花道が変わった形をしているため戸惑う。私はセンター席に座る。Dさんと大阪の彼が私をはさむようにセンター席に座る。EさんもDさんの隣に座る。

場内は、浜劇くらいの広さで、おそらく劇場として一番狭い。だからミニと付いている。舞台の横に入口があるため場内が左右対称になっていない。場内構成としては、奥に狭い舞台がある。左右後方と天井が鏡張りになっていて、照明を落とすと舞台がプラネタリウムのように星空が現れる。これがミソだね。そして舞台からキノコ状に花道が出ている。回る盆はない。正面のセンター席には六名の座席。短い花道に沿って二列に座席が置かれ、計24席の座席。あとは、座席の後ろに立ち見するしかない。

 

今週の香盤は次の通り。①夕樹(天板)、②レイ若葉(天板)、③黒井ひとみ(若松)、④時咲さくら(TS) 、⑤渚あおい(東洋)〔敬称略〕。

天板の二名を除き、三名の若手ダンサー。すごくいいメンバーが揃った。私としては申し分ないメンバーである。ひとみさんのポラコメント「今週は、新人さんはいないけど、ワラビヤング大会(笑)だから、きっと会える予感がしてた♡(笑)」「ワラビ、初なの?! ホント~?! なんか、ここで何度も会ってるイメージ・・幻想の太郎先生かしら?!(笑)」

 

昨年、渚あおいさんを追いかけて、初めて西川口テアトルミュージックとニュー道後ミュージックに行った。そして、今回もあおいさんのお蔭で初めてワラビミニ劇場に来ることになった。今の私にとって、あおいさんの存在はすごく大きい。

残る未踏の劇場は、芦原ミュージック劇場だけ(シアター那覇は除く)。芦原は季節限定なので行く機会は少なくなる。客が少なくて経営的に危ないと聞いているので、早く行っておきたいところ。追いかけたい踊り子さんがのってくれるのを祈るしかない。温泉に入るつもりで行くしかないね。

 

さて、初日の模様。

メンバーがいいお蔭で、大入り。座席に22名座り、立ち見が同じく22名いた。ポラに並ぶのも大変な混雑ぶり。

舞台でダンスを行い、ベッドはセンター席前で行う。常連さんに聞いていたように、場所的にはセンター席がやはりいい。狭いので踊り子さんとの距離も近い。近くでオープンが眺められてとてもいい。

ポラが馬鹿売れしている。今回、初めて、あおいさんがデジのオープンをOKしたこともあり、エロポラが売れに売れていた。かえるポーズが一番人気とあおいさんが言う。

ポラサインが全く間に合わない状態。「私のポラサインが遅れても全く構わないよ」と踊り子さんに告げる。

最近は過激なエロポラ、特に接写やかえるポーズを禁止している劇場が多い。そういう中、西川口とワラビのさいたま二館はOK。ここはそれをやらないと潰れちゃうよーと常連が話していた。

初日は、客までがTSでお馴染みのオールキャスト。途中からチューズのUさんやポラマニアのTさん、はては抱っこちゃんまでが入ってきた。

 

黒井ひとみさんの出し物は「サーカスナイト」。

時咲さくらさんの出し物は、ひょっとこの「おこす」。

渚あおいさんは「サマー」、ところが三回目に突然新作を初披露してくれた。凄くかっこいい作品に感激。

 

三人の演目を少し話してみる。

黒井ひとみさんの「サーカスナイト」。最初の七色の衣装はピエロをイメージさせられる。次は、赤と黒のSMボンティージ風の派手な衣装に身をまとい鞭を振るう。これは猛獣使いをイメージ。つまり、ストリップは一種のサーカスであり、踊り子さんは時にピエロになり時に猛獣使いになってお客さんを翻弄する。

次の土日には演目「空気人形」も披露。センター席で拝見したが、いやぁ~お得な席で眺められて涎垂できたよん♡

ひとみファンも増えたなぁ~と感心。ポラ時の列の多さや、ラスト回にひとみさんのステージが終わって帰る客の多さに驚く。若松唯一のタレントの頑張りに、もと若松をホームにしていた私としては感無量になる。

 

時咲さくらさんのひょっとこ姿。ストリップはまさに祭り。お祭り気分でお客を意気軒昂にし場を盛り上げる。

次の土日には演目「さだ」も披露。荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」⇒沢田研二の「ストリッパー」⇒アンルイスの「リンダ」⇒青江美奈の「伊勢佐木町ブルース」と懐メロにメロメロ♪

 

渚あおいさんの新作はインパクトが強かった。

ハイセンスな衣装をバッチリ決める。パイナップルなヘアスタイルがステキ。白い洋傘を持って華麗にかつ軽快に踊る。次の衣装がかっこいい。胸までしかない裾の短い黄色いカーディガンに、黒いパンツルック。セクシーな踊りがいかすよー♪ ベッドでのポーズはエロさが更にグレードアップ。たまらないス♡

「サマー」に代表される、これまでのかわいらしい清純派なイメージから、かっこいい、いい女系のイメージに変貌。あおいさんの新境地を見せてもらった気分。

彼女の解説では「今回の演目は、お嬢様が夜遊びしちゃうっていうテーマで、どちらも本当の自分!お嬢様も、エロエロの夜の姿も楽しんで過ごしてるよー!!って演目!! 」演目名は「表裏一体!(inside and outside unification!)」と付けたいようだ。中身があるねぇ~!!

 

この若手三人娘は「おじさんキラー」の魅力に満ち満ちている。おじさんたちを完全にメロメロにさせている。もちろん私もね♪

三人揃って、ステージをノリノリに楽しんでいる。それを見て、おじさんたちが楽しむ。三人の元気パワーをおじさんたちがいっぱい浴びて、おじさんたちも元気になる。狭い劇場だからこその一体感、エロエロなエネルギーが場内を渦巻いている。これがワラビミニの魅力なんだな。

 

初日の日曜日に続き、次の土日もワラビに来るよ!と踊り子さんにも話していた。ワラビは千葉からは遠すぎるので、平日は無理と考えた。しかし、早くワラビに行きたくて金曜日に前乗り。会社をすぐに出たら、なんとか三回目のラスト、あおいさんのポラタイムに滑り込む。運よくかぶり席がひとつ開いていた。顔馴染みの客が私が入ってくるのを見つけ、ここが開いているよ!と教えてくれた。

お客さんは、知っている馴染みの顔がたくさんいた。驚いたのが、かぶりに座っている女性が振り向いて私と目が合う。なんと、時咲さくらさんのお仲間三人。うち一人は、先週、TSでお逢いしたばかりで、親しげに手を振ってくる。いつも私の手拍子を真似して笑いかけてくる方。綺麗だし愛想がいいので絶対に踊り子向き。デビューしてくれれば必ず応援するよ。彼女たちは我々おときファンにはお馴染みなので、みんなと談笑。この日はおときファンで盛り上がる。

あおいさんが「あれっ! 土日に来るって言ってたわよね」と言うので「明日まで我慢できなかったんだよぉ~♪」と話したら笑っていた。後で顔を合わせた黒井ひとみさんも時咲さくらさんも「太郎さん、我慢できなかったんだってー。うれしいなっ♡」と喜んでくれた。

翌日からの土日も行き、結果的に休日三日を含む計四日間、たっぷり初ワラビ週に通ったことになる。車で蕨まで行ったのだが、実はその週は車やカーナビの調子が悪く修理に出したり、代車を使って行ったりと結構苦労した。でも三人娘と会うとそんな苦労はすっ飛んだ。

楽しいので時間はあっという間に過ぎた。ワラビはオープンの時間が長く、近い距離で大好きな踊り子さんにたっぷりかぶりつけた。みんな大サービスしてくれるし大満足☆ できれば、もう少し照明が良ければいいなあ~。せっかくのオープンも影になったり暗いため迫力が欠けちゃうのがすごく残念。

 

ワラビミニは味のあるいい劇場である。

地方劇場たるいい雰囲気を持っている。天板があるため、必ず我先と舞台に上がる常連客がいる。彼らの会話を聞いていると高齢の天板さんと長い付き合いであるのが分かる。天板に参加しない地元の常連さんもたくさんいるだろう。私もストリップ業界に足を踏み入れてかれこれ15年ほど経ち、ほとんどのストリップ客はどこかで見かけた顔だなと思うようになったが、ここワラビにはお会いしたことのない常連さんがけっこういた。いつもと違った空気が新鮮。ちなみに彼らは割安なフリーパス券を購入しており、毎日のように通っているようだ。

ただ、今回は三人娘を追いかけてきている客が大多数。私のようにワラビは遠すぎて普段は来れない客も多い。その分だけ、私がふだん関東の劇場でお会いするいつものスト客の顔ぶれがたくさんいた。

たしかに今回はメンバーに恵まれた。私としては、最高に楽しい初ワラビ体験となった。これだけいいメンバーがワラビにそろうことは中々ないようだが、またメンバーがよければ来てみたいと思う。

 

 

平成25年5月                          ワラビミニにて