ロックの踊り子・中条彩乃さんについて、2020年7月中の大阪東洋ショー劇場での公演模様を、演目「クルエラ」を題材に、「魅せるステージへの変貌」という題名で語ります。
2020年7月中の大阪東洋ショー劇場に六日目から通う。
今週の香盤は次の通り。①榎本らん(東洋)、②黒宮えいみ(ロック)、③涼宮ましろ(東洋)、④中条彩乃(ロック)、⑤真白希美(ロック) 〔敬称略〕。今週は黒宮えいみさんの東洋初乗り。
中条彩乃さんとはコロナ自粛期間前の2020年3月18日にライブシアター栗橋で会って以来。今回がコロナ明けのご挨拶になる。あのときに拝見した演目「放課後」は夜白小梅さんに譲るということで急いで観劇レポートを書き、今週お渡しする予定だった。
「今日は『さんぽ』と『クルエラ』という演目をやるよ!『クルエラ』は観たことなかった・・よね? この髪型の意味がわかると思う!(笑)」
前回の栗橋で、右半分を白く染めていて、白と黒に分けた、ずいぶん斬新な髪型をしているなぁ~と思っていた。それが演目『クルエラ』と繋がっていたことを今回初めて知った。ちなみに、この新作は「すごくいいよ」とスト仲間から噂は聞いて楽しみにしていた。
驚いたのは次の点。「しかも『クルエラ』は今週ラストなんだ!! もう今後二度としないと思うので目に焼き付けておいてください。」 えー、これがラスト公演だったのー!? 中条彩乃さんの作品は全て観劇レポートに納めているつもりだったが、ここにきて演目『放課後』と演目『クルエラ』は危機一髪だったようだ。まめに応援していないとこうなるかと反省しきり。それにしても、演目『放課後』は後輩に譲るのは分かるが、演目『クルエラ』は素晴らしい作品なのに何故にこれで取り止めるのか気になる。
さらに「今週の新作は明日二回目初出し予定なのです。」 今週は二つレポートを書かないといけないという嬉しい悲鳴!
さて、この演目『クルエラ』はどんな特別な意味をもつのだろうか?
というか、今までの中条彩乃作品と全く違うニュアンスだ。ひとつは全曲が洋楽であること。これまでの作品鑑賞は日本語の歌詞を味わうことが基本だった。今回はそれができない。歌詞よりも雰囲気を味わってほしいのか。たしかに、これまでとは違う妖しい女に変貌している。一言でいうと「魅せるステージへの変貌」か。
すぐに、タイトルの『クルエラ』について調べた。二曲目の「Cruella De Vil」から来ている。クルエラ・ド・ヴィル(Cruella de Vil)は、アニメ映画『101匹わんちゃん』(1961)に登場するディズニー・ヴィランズの一人であり、抜群のファッションセンスを持つ悪女。アメリカ映画100年のヒーローと悪役ベスト100チャートで39位を獲得した。本名はクルエラ・ド・ヴィルだが、作中でロジャー・ラドクリフが彼女の残忍さと名前(Cruel"「残酷な」と"Devil"「悪魔」「デビル」)をかけクルエラ・デ・ビルと呼んでいる。
彼女は有名なデザイナーだが、犬を殺して毛皮を剥ぎコートを作る危険な毛皮マニア。左右で黒と白を分けたストレートな毛髪が特徴。袖なしの黒いロングタイトワンピース、白い毛皮に真っ赤な裏地のコート、真っ赤なロンググローブとパンプスを着ている。
この映画の主人公はポンゴ(Pongo)とパーディタ(Perdita)の2匹のダルメシアンである。クルエラ・ド・ヴィルはダルメシアンの子犬たちの毛皮で特製のコートを作ろうとたくらむ。目的のためには手段を選ばない性格で、手下のホーレスとジャスパー・バダンを使い、ポンゴとパディータの子犬15匹を含む、99匹ものダルメシアン犬を集める。
なるほど、中条彩乃さんの変わった髪型はクルエラ・ド・ヴィルだったのが漸く判明!
さっそく、ステージ内容について紹介する。
最初に、白と黒の毛皮を羽織り登場。右側が黒、左側が白。毛皮の裏地は赤。ちなみに、髪型は右が白、左が黒と逆になっている。
音楽に合わせて、妖しく踊る。
一曲目は、マドンナの「Girl Gone Wild (ガール・ゴーン・ワイルド)」。流行のエレクトロに乗せたマドンナのキャッチーなメロディ。米ミシガン州出身のシンガー・ソングライター、マドンナの12枚目のスタジオ・アルバム「MDNA」(2012年3月26日リリース)からの2曲目のシングル曲。全米シングルチャートにて最高38位を獲得。アルバムは全米、全英、ヨーロッパなどのアルバムチャートにてナンバーワンを獲得。アルバムタイトルの『MDNA』とは、マドンナの省略、または"マドンナDNA"を意味すると言われている。
「Girl Gone Wild」を直訳すれば、「ワイルドになっちゃったガール」。狂っちゃった、とか、おかしくなっちゃった、という意味です。歌詞の中にも「狂喜乱舞した女の子 羽目を外したグッド・ガール(いい子ちゃん) 私はまるで羽目を外したグッド・ガール(いい子ちゃん)」が繰り返される。まさしく本演目のスタートを飾るべくぴったりの選曲。
音楽が変わり、赤いライトに照らされる。毛皮を取ると、下には黒いブラと黒いパンツ・ルック。腕には赤いロング手袋。足には黒の斑模様のストッキング。足元は、底の高いハイヒールを履く。SMっぽい妖しさを醸す。
二曲目は、Selena Gomezが歌う「Cruella De Vil」。
セレーナ・マリー・ゴメス(英: Selena Marie Gomez、1992年7月22日 - 現在27歳)は、アメリカ合衆国の女優、歌手、ユニセフ親善大使。身長165cm。ディズニー・チャンネルのオリジナルドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』のアレックス・ルッソ役で最も知られ、全米ティーンには絶大的な人気を誇る。女優である一方で、ポップロックバンド「セレーナ・ゴメス&ザ・シーン」のボーカルを務め、2008年にレコード会社ハリウッド・レコードと契約を締結。
生い立ちは、1992年7月22日アメリカ合衆国テキサス州グランドプレーリーで、メキシコ人の リカルド・ゴメス(当時17歳)とイタリア系アメリカ人母マンディー・ティーフェイ(当時16歳)の元に生まれる。 5歳の時、両親が離婚しマンディーに引き取られる。
ここで一旦、暗転。
ヒョウ柄の薄いマントを羽織る。襟もとは白い毛皮で、金のフリンジが垂れる。
コートの下は、上半身は裸で、下半身のみ、ガーター、パンティ、ストッキングと黒ずくめ。足元は同じく赤いハイヒール。
音楽に合わせ、妖しく踊る。
三曲目は、Christina Aguilera(クリスティーナ・アギレラ) の「Not Myself Tonight(ノット・マイセルフ・トゥナイト)」。
クリスティーナ・マリア・アギレラ(Christina Maria Aguilera、1980年12月18日 – 現在39歳)は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター。身長156cm。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第58位。
彼女の生い立ちは、・・・エクアドル出身のアメリカ陸軍軍曹の父ファウスト・ハビエル・アギレラと、ドイツ人、オランダ人、ウェールズ人の血を引くアイルランド系アメリカ人でスペイン語教師である母シェリーとの間に、ニューヨーク市のスタテンアイランドで生を受ける。日本を含む世界各地の米軍基地で育つが、7歳の頃に父親の虐待が原因で両親が離婚、妹のレイチェルと共に母に連れられ、祖母の住むペンシルベニア州ウェックスフォードに移り住む。母親の再婚後は継父と3人の異父弟妹と共に暮らしていた。本人によると、3歳から6歳まで日本に住んでいた。→先ほどのセレーナ・ゴメスと同じく幼い時に両親が離婚しているんだなぁ~
赤いハイヒールを履いたまま盆に移動して、ベッドショーへ。
ヒョウ柄のコートを盆の上に敷く。黒いパンティを脱いで、右手首に巻く。ヘアがこんにちは。
アクセサリーとしては、黒と透明な硝子が交互になっているT字型のネックレス。マニキュアはなし。
ベッド曲は、これまたセクシーな曲。Britney Spears(ブリトニー・スピアーズ)の「Gimme More(ギミ・モア)」。2007年に発売したシングルCD。5thアルバムの『ブラックアウト』に収録されている。この曲はブリトニーが2人目の子供を妊娠しているときに書かれたものであり、アップテンポな曲調と挑発的な歌詞が特徴である。
2007年10月6日オーストラリアで『ブラックアウト』に先行する形で発売されカナダのビルボードチャートでNo.1を獲得、アメリカのビルボードHot 100では1999年に1位を獲得したデビューシングル「ベイビー・ワン・モア・タイム」以来の高順位となる3位にくいこんだほか、多くの国でCDチャートのトップ10に入るなど好成績を残した。イギリスとオーストラリアでも3位に入り、アメリカとオーストラリアではプラチナ・ディスクを獲得している。
またこの曲のプロモーションビデオでは、ブリトニーがストリッパーのようにポール・ダンスを踊り大きな反響を呼んだ。
ブリトニー・ジーン・スピアーズ(Britney Jean Spears , 1981年12月2日 – 現在38歳)は、アメリカ合衆国のポップ歌手。日本での愛称はブリちゃん。1990年代末から00年代半ばにかけて、アメリカのポップシーンを代表する女性シンガーとして活躍した。現在は二児の母。身長163cm。
立ち上がり曲は、レディー・ガガの「ジューダス」(英: Judas=ユダ)で締める。ガガの3作目のスタジオ・アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』からの2枚目のシングル。2011年4月16日リリース。ガガとレッドワンによって書かれ、プロデュースされたこの歌は、ダンスソングである。
選曲も全てアメリカを代表するセクシーシンガーである。しかし、彼女たちの経歴を読むと、たしかに素晴らしい才能に恵まれると同時に、苦労も多い波乱万丈な人生であり、まさしく本物のアーティストばかりだ。そう見てみると作品『クルエラ』は凄く味わい深いステージ作品である。
2020年7月 大阪東洋ショーにて
【中条彩乃さんからのコメント】
「さっそくレポートありがとう。『クルエラ』はなんと!浅草でプロデュースしてもらった演目なのです!! だから私っぽくない選曲!(笑) 音覚えるのが大変だった(笑)
⇒この『クルエラ』の同じ演目を、浅草の同じ週に、前半にALLIYさんが演じ、後半に中条彩乃さんが演じたらしい。
浅草がプロデュースした演目なので、ひととおり各劇場で披露したら、もう封切りしてしまうことになる。