ロックの踊り子、吉沢伊織さんの八周年を記念して「吉沢伊織 漲る自信と慈愛」と題したレポートを報告する。
H25年6月前半の仙台ロックに、吉沢伊織さんが出演していたので、久しぶりに彼女のステージを楽しみに遠征した。以下、いおりんと呼ばせて頂く。
一年半ぶりだったので「なかなか会えなかったわね。どこに行ってたのぉ~」とかわいく突っ込まれる(笑)。私も相変わらずストリップ通いを続けてましたよ。
今回の仙台ロックでは二個出し。もちろん私には初の出し物だった。相変わらずの素晴らしいステージに納得。「1回目・3回目の演目は・・・その名も『ハナミズキ』です!ハナミズキの花言葉のように返礼。みんなにありがとうを伝えたくて私自身がお花になりました。2回目は『桜の記憶』春の切ない恋物語です。今週はお花特集。」と解説してくれた。
たしかに『ハナミズキ』の一曲目の衣装は花だらけ。すごく凝っている衣装だ。「たくさんのお花が舞うようにその中で私も舞います」
今回、私がいおりんのレポートを書きたい衝動に駆られたのは、いおりんの美しさ!
花になり切って踊りたいと言っているが、どんな花よりも、いおりんが一番キレイだと思わせられた。お顔が美しく輝いているのだ。
長いお付き合いなのに漸く八年目になって始めてのいおりんレポートで恐縮だが、今回のレポートで私が感じているいおりんの魅力を語らせて頂きます。
まず、この八年を振り返ります。
いおりんはH17(2005)年5月1日に川崎ロックでデビュー。私はその二日目に初顔合わせ。ところが、その後、関東のロック館になかなか乗らないなと思っていたら、次にお会いしたのは私が仙台に単身赴任してからのH18年2月中の仙台ロック。デビュー時一日しか会っていなかったが、いおりんは私のことをしっかり覚えていた。彼女はほんと頭のいい娘で、私を喜ばせた。
私が単身赴任していた四年間に随分たくさん仙台ロックで会ったが、今では仙台ロックにあまり乗らないようだ。「仙台は1年に一回くらいのレアキャラな私です」
今や彼女は全国の劇場から引っ張りだこの人気者。なかなか仙台ロックに乗れる機会がないのだろう。以前は、最多のステージをこなした頑張り屋だったが、働き過ぎから一時身体を壊し、今では出演数を少しは絞っているようだ。それでも他の姐さんに比べればハードなスケジュールではあるが。
いおりんは21歳でデビュー。最初は若さと元気、そして明るい笑顔とキャラをセールス・ポイントにしていた。一緒に居ると周りを楽しくさせる性格美人というのが私の最初のイメージである。性格的に落ち着いているので客扱いも上手。そのためか「もっと若い娘はいないのかぁ~」なんていう客のヤジに「私はまだ若いのよ!」なんて応答していたのを記憶している(笑)。
手紙によるコミュニケーションを求める私とは相性がピッタリで、すぐに仲良くなれた。
彼女の凄いところは、ステージに対する姿勢が半端じゃないこと。エネルギッシュなダンス、華やかなステージ衣装、徹底的に、そして真摯にステージに向かった。それがファンの心にストレートに響く。
激しいダンスを支える大きなヒップがすごく魅惑的♡ いつも興奮してます(^0^)!
今では熱狂的なファンに囲まれ、最も客を呼べる踊り子さんのひとり。昨年引退した伝説のストリッパー、東洋の篠崎ひめさんに匹敵する。おそらくギャラが高くないので、地方劇場から最も好まれる踊り子さんなのだろう。仙台ロックに乗れないのもそのせいだ。たまにロック館に乗れば沢山の客が押し寄せる。今年GWの浜劇での、いおりんの八周年公演が大盛況だったことは私の耳にも入っていた。
二年半ぶりにDX歌舞伎(H24年2月頭)で再会したときの、ステージの素晴らしさとファンの熱狂さは忘れられない。いおりんは本当に素敵な踊り子に成長したと実感させられた。六年目の円熟期を迎え、完全にベテランの踊り子さんの仲間入りしたんだな。
DX歌舞伎から今回また一年半ぶりに再会し、まず綺麗になったのに驚嘆した。
なんというか、しっとりした大人の女性の色香を漂わせているのだ。二十代最後の年齢になり、少女から円熟した大人の女性の雰囲気を醸し出したのも分かる。ただ、それだけではないような気がした。
二十代は夢中で走り続けてきた感がある。よりダンスを上手く、よりよいステージを、ずっと休みなく高みを追求してきた。その姿に共感したファンがたくさんの愛を注いだ。彼女はそれを自信にしてきた。彼女の表情は自信に漲っているのだ。しかも、応援してくれたファンの愛を一身に浴び、慈愛に満ちた表情になっている。以前はクルクルと茶目っ気たっぷりな少女の眼差しだったが、今ではまるで母なる優しさに包んでくれるような慈愛に満ちた眼差しに変わっている。顔の表情がとても美しく感じるのだ。いい年齢の重ね方をして、いい女に成長してきている。性格美人が本当の美人さんになった!私はいおりんのステージを観ていて、嬉しくてたまらなくなった。
「ステージにはみんなを笑顔にできるかもしれない魔法があるの。そんなお仕事に私は精一杯心を込めていきたい。出会ってくれてありがとう。」八周年の挨拶の葉書の言葉に実感がこもっている。
いおりんという素敵な踊り子さんとの出会いをストリップの神様に感謝するのみ!
これからの活躍も祈る。簡単には引退させないよぉ~!!!
平成25年6月 仙台ロックにて