黒井ひとみさん(栗橋所属)について、H30年9月結のライブシアター栗橋での公演模様を、演目「ヤクルトレディ」を題材に、「ギャグセンスが光る」という題名で語りたい。

 

 

H30年9月22日(金)、ライブシアター栗橋に顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①玉(TS)、②黒井ひとみ(栗橋)、③本城ナナ(道劇)、④沢村れいか(ロック)、⑤倖田李梨(ロック)〔敬称略〕。倖田李梨さんが栗橋初乗り。

 

 ひとみさんとは5月中の大阪晃生以来、約四か月ぶりになる。実は、あのときに演目「さゆりメドレー」の観劇レポートを書いていて、早くお渡ししたいと思っていた。今回ようやく実現した。ひとみさんはストーリーものでない演目にレポートしてくれたのと驚いてたし喜んでくれた。

 

 さて、今週の演目は1,3回目に演目「エレベーターガール」、2,4回目に新作「ヤクルトレディ」。

 新作は初めて観た。一目でヤクルトレディと分かる。その内容がひとみさんらしいギャグセンスに満ちている。演目「エレベーターガール」と同じ路線と言えるかな。とにかく、面白いのでご紹介したい。

 

 ヤクルトレディのお決まりの制服姿で登場。白い長袖ブラウスの上にグレイのチェック柄のベスト。胸元に「黒井」の名札。襟元にはエンジ色のネクタイを締める。下は水色のキュロットを履き、お金の入った黒いポーチを腰に巻く。足元は紺の靴下、青いズックを履く。

今から職場の朝礼が始まる模様。上司が営業成績についてヤクルトレディ達、いや特に黒井さんにハッパをかける。舞台左側に、各ヤクルトレディ達の営業成績表が掲げられている。見ると、赤井さん、青井さん、白井さんと頑張っている数字が続き、最後に黒井さんの情けなく低い数字が並んでいる。黒井さんはかなりの落ちこぼれ。

 まずは恒例のラジオ体操から始まる。

 音楽が「ラジオ体操第一」からSHISHAMOの「明日も」(作詞:宮崎朝子、作曲:宮崎朝子)に変わる。SHISHAMO(シシャモ)は、日本のスリーピースロックバンドである。女子高生にすごい人気がある。歌い出しがサラリーマンの哀愁が漂う。♪「月火水木金 働いた まだ分からないことだらけだから不安が僕を占めてしまう 時々ダメになってしまう」

 ラジオ体操が終わってすぐに、前の籠にYakultの札が付いた、黄緑の自転車(ママチャリ)に乗り、外回りに出かける。

 盆前のお客に、ヤクルト製品を販売する。一本100円。みんな快く買ってあげる。

 それでも、なかなか営業成績が上がらず苦悩する。

 いしだあゆみの懐かしの名曲「あなたならどうする」(作詞:なかにし礼 作曲・編曲:筒美京平)が流れる。この曲は、1970年3月25日にリリースされたいしだあゆみのシングルである。いしだあゆみのシングルとして最大のヒット曲である「ブルー・ライト・ヨコハマ」以来のオリコンチャートで首位獲得こそならなかったものの、40万枚を超えるセールスを記録し、いしだにとって2番目のヒット曲となった。

「あなたならどうする?」の自問自答の結果、製品袋からヤクルトタフマンを取り出す。そして盆の上で服を脱ぎ始める。ヤクルトが売れないので身体で稼ごうというのか。

 ベッド曲は「ヤクルトレディがやってくる」の曲。なかなかコミカルな曲で面白い。

 ベージュのパンティを半脱ぎ。

 最後に、「ありがとう」と叫んで、領収書をもらい、にこりと笑う。

 その結果、営業成績表が断トツのトップになる。

 立上り曲は、ポニーピンクの「LOVE IS BUBBLE」(ラヴ イズ バブル)で盛り上がる。この曲は、BONNIE PINKの20枚目のシングル。2006年5月10日発売。発売元はワーナーミュージック・ジャパン。東宝配給映画『嫌われ松子の一生』テーマ・ソング。この映画で、BONNIE PINKはソープ嬢役で映画初出演をしている。

この曲は聴いたことがあったが、私はBONNIE PINKを始めて知った。すごい才能を感じた。BONNIE PINK(ボニー・ピンク、1973年4月16日 - 現在45歳)は、日本のシンガーソングライター。女性。本名、浅田 香織(あさだ かおり)。

 

 この作品の発想(妄想に近い?)、構成、選曲、演出、全てギャグセンスに満ちている。知っての通り、私の童話もギャグをたくさん取り入れている。ギャグは世界を明るく平和にする特効薬。劇場のお客さんが大喜びしている。お陰で、ひとみ人気は今や鰻上りだ。

 こういう作品をさらりと作り上げてくるところに黒井ひとみさんの才能が光る。

 

 

平成30年9月                        ライブシアター栗橋にて