浅井ひなみさん(栗橋所属)について、2019年10月結のライブシアター栗橋でのデビュー二週目の模様を、デビュー作を題材に、「栗橋の新人デビュー続く」という題名で語りたい。

 

 

2019年10月21日(月)、ライブシアター栗橋に初日から顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①悠木美雪(TS)、②浅井ひなみ(栗橋)、③みと小鳥美(道劇)、④鶴見つばさ(ロック)、⑤雪見ほのか(ロック)〔敬称略〕。

 

なんと驚いたことに、栗橋から新人デビューが続く。8月中に蟹江りんさんがデビューしたばかりなのに、10月頭に浅井ひなみさんが続いてデビューする。デビュー週には来れなかったので、私は二週目になる今週を楽しみにしていた。

しかも、蟹江りんさんがチャーミングな方だったが、今回の浅井ひなみさんはデビュー前から評判がいい。宣材ポスターのせいかもしれないが(笑)。とにかく期待が高まる。

 

最初に、浅井ひなみさんから早速、プロフィールを頂いたので、ここでメモしておきたい。

・2019年10月1日、ライブシアター栗橋でデビュー。

・名前を付けたのは「栗橋所属のお姐さん」

・AV出演経験「NO」

・誕生日  月 日(?座) 

・身長 159㎝、スリーサイズ:ひみつ

・血液型 A型

・出身地 東京都   

・趣味 読書、ストリップ

・特技 早起き

・好きなもの パフェ

・好きなキャラクター サンリオのハンギョドン

→ハンギョドンは、サンリオのキャラクターである。デザイナーはバッドばつ丸の制作も手掛けた井上ヒサト。 中国出身の半魚人。1984年にキャラクター開発。

ハンギョドンは漢字で「半・魚丼」と綴る。誕生日は3月14日。ハレー彗星が地球に接近した際にお寺の倉にある不思議な巻き物の封印が解けて現れた。魚座のB型。人を笑わせる事が得意だが、寂しがり屋でロマンチストという一面を持つ。ヒーローになりたいと思っているが、なぜかうまくいかない。好きなものは冷やし中華、エビセン、鍋物、温泉。タコのさゆりちゃんとは大の仲良しで、サンリオピューロランドのハンギョドンの頭上にもさゆりちゃんが乗っている。

・好きなアニメ セーラームーン、少女革命ウテナ、ヘタリア

→『少女革命ウテナ』は、J.C.STAFF制作のアニメ作品。テレビシリーズとして1997年4月2日から同年12月24日までテレビ東京系列で放送された。全39話。

『美少女戦士セーラームーン』シリーズのメインスタッフだった幾原邦彦が少数精鋭のスタッフを集めて制作集団ビーパパスを結成、少女漫画家さいとうちほと組んで世に放った異色作。第2回アニメーション神戸テレビ番組の部最優秀賞受賞。

男装の麗人、書き割りの様な背景、影絵の少女達による不可思議な劇中劇など、宝塚歌劇と前衛舞台劇を折衷したような徹底したアバンギャルドな演出が特徴。また、学園といった閉鎖世界や薔薇や王子様といった少女漫画的モチーフを中心に、おとぎ話や古の貴族のような決闘、同性愛や近親愛まで多くの要素を扱い、かつ哲学的な言辞と象徴や図式を大小に首尾一貫してちりばめている。合唱曲「絶対運命黙示録」など、かつて寺山修司率いる「天井桟敷」で音楽を担当していたJ・A・シーザーのアンダーグラウンド的楽曲を採用した事も、独特の世界観を作り上げる大きな要因となった。

 

→『ヘタリア』は、日丸屋秀和による国擬人化漫画。正式なタイトルは『Axis Powers ヘタリア』。

世界史の中で主にWW1(第一次世界大戦)とWW2(第二次世界大戦)のエピソードを始め、エスニックジョークや昨今の時事ネタまでもを題材として、各国の国民性、歴史など様々な特徴をモチーフに世界の国々を擬人化したキャラクター達による歴史を中心とするコメディ漫画である。

主人公のイタリアは、かの強大であったローマ帝国の孫であるが、陽気で女の子とパスタが大好き。そしてタイトルにある通り戦いに弱い、すなわちヘタレ。

 

⇒「少女革命ウテナ」、「ヘタリア」を知らないけど、私はアニメ好きなのですごく興味が湧いた。すぐにネットで動画も検索してみた。面白そうだ。ひなみさんに是非これを演目にしてほしいなぁ~と思ったよ。

 

ひなみさんに対する私の第一印象を述べたい。

 評判通りにとてもチャーミングな女の子です。ショートヘアがよく似合うかわいいルックス。本人曰く「私のショートカットは生まれてからずっとですよー! 髪長いと我慢できなくて切っちゃいます・・一時、広末涼子に憧れてました!笑」

 明るくて、とても元気がいい。踊り子になるべくしてなったタイプと思えた。本人曰く「ストリップが大好きでこの世界に入りました。今が一番幸せです。」と言うほどなので、これから絶対に頑張ってくれると思えた。その前向きな姿勢に好感を覚えるし、この子は必ず人気が出ると確信させられた。私も是非応援させて頂きたい。

 

ちなみに、ストリップに関する質問には次のように答えてくれた。

・ダンス経験は「NO」

・ストリップに入るきっかけは「ストリップが好きだから。」

・ストリップをやった感想としては、「今が人生の中で一番生きている気がします」

・今後は踊り子を続ける気はありますか 「ある。」

・憧れの踊り子さんは「栗橋所属のお姐さん♡」

 

 

 さて、浅井ひなみさんの「デビュー作」ステージ模様を話したい。

 まず、選曲は自分、振付はチナツ先生、とのこと。この観劇レポートでは選曲についてこだわりたい。

 最初に、後ろ向きで登場。ショートヘアに白い花飾りが付いている。

ブルー系のワンピース衣装。ダークブルーで黒い水玉模様の衣装である。上半身は両肩に薄いフリルが付いている。腰部に黒い線が入る。スカート部は、前が割れていて、ふわふわの白いフリルが出ている。素足の先には銀のハイヒールを履く。

 音楽に合わせて踊る。

 アイドル曲とは思ったが誰の曲か分からなかった。岡田有希子の「花のイマージュ」と教えてもらう。作詞、作曲、編曲ともかしぶち哲郎の手による。岡田有希子の9枚目のシングル盤に予定されていた(本来なら1986年5月14日にキャニオン・レコード(現:ポニーキャニオン)から発売予定だった)が、発売のおよそ1か月前の同年4月8日に岡田が死去したために発売中止となった。多くのファンが“最後のシングル”として発売を求める地道な署名運動を行ない、岡田の親友だった荻野目洋子、事務所のマネージャー溝口伸郎、たけし軍団のメンバーらも賛同していた。 本来の発売予定日から約12年10か月後、1999年3月17日発売のアルバム『メモリアルBOX』に収録され、初めてリリースされた。

 13年間封印されていた曲であると思うと感慨深いものがある。私も岡田有希子の自殺はすごくショックだった。この曲を今になって聴けるとは思わなかった。当時、リリースされていたらヒットしていただろうなと今更ながらに思う。

 ふと、この曲を選んだひなみさんの心境をおもう。

 曲が終わり、一旦暗転する。

 曲が変わり、着替える。

 今度は、松田聖子の名曲「渚のバルコニー」を別の女性がカバーしている。岡田有希子と違い、松田聖子はアイドル歌手の王道をひた走った人。同じアイドル歌手でも、こんなに人生が変わるんだなと改めて思っちゃう。

 今度は、上下セパレートの軽装で登場。花が付いた鮮やかなブラ、肩に先ほどのフリルが付いている。スカート部はパープルカラーのふわふわのフリル。ベルト部はピンク。先ほどと同じく、銀のハイヒールを履いて踊る。

 曲が終わり、再度暗転する。

 今度は、ブルー系の足元まで長いワンピースドレスに着替えて登場。肩と胸元に白いフリル付き。スカートの裾もフリルでふわふわ。銀のハイヒールのまま。

三曲目は、宇多田ヒカルの「初恋」。2018年5月30日に発売された宇多田ヒカル10作目のシングル。この曲はTBS系ドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』イメージソングとして起用されている。 この曲について、宇多田は次のように語っている。ドラマのイメージソングということで、まず原作を読んだとのことであり、「高校生の恋愛を描いた所謂(いわゆる)学園ものですが、扱っているテーマは普遍的なものであり、年齢や性別を問わず、誰もが社会や他者と交わる中で感じるであろう、環境に順応しようとしながらも頭と心に生じる摩擦や、自分の本質と向き合う登場人物たちの姿に私の音楽の主題と重なる部分もたくさんあって、自然と楽曲制作を始めていました。」と語っており、かねてより好きだった神尾葉子さんの作品と再び関われたご縁をとても嬉しく思いますともコメントしている。

 なんか、恋多き二人のアイドル、岡田有希子と松田聖子をかぶらせて見てしまうな。

 音楽が変わる。

 四曲目は、米米CLUBの「君がいるだけで」を女性カバー。ノリのいい名曲だ。

 そのまま、盆に移動。

ショートヘアでかわいいルックス。瞳がパッチリ。衣装を脱ぐ。色白のヌードがきれい。けっこう肉感的なバストとヒップ。白い紐パンを脱いで左手首に巻く。パイパンが眩しい♡

手のマニキュアが、パープルブルーに輝く。特にアクセサリーは付けていない。若いキレイなヌードに余計なアクセサリーは不要だね。

ラストの曲は、川嶋あいの『compass』(コンパス)。2007年3月14日に発売した12枚目のシングル。映画『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』の主題歌である。川嶋は同作で「ビビの召使・メイディ」の声優を担当。これが彼女の声優初挑戦となった。

正直この曲は知らなかったが、私はアニメ「ONE PIECE」の大ファンなので、映画の主題歌と分かり急にテンションが上がった。特にアラバスタ編はONE PIECEの中でもお気に入りの話だ。

それにしても、川嶋あいの歌声はキレイで優しいな。彼女にも興味が湧く。そして彼女のプロフィールを読んで愕然とした。

川嶋 あい(本名: 川島 愛、1986年2月21日 - 現在33歳)は、日本の女性シンガーソングライター。歌手になることを目指して2002年から始めた路上ライブは2005年に1,000回に達し、「路上の天使」と呼ばれた。2003年にI WiSHのボーカルとしてデビューし「明日への扉」がヒット。ソロでの代表曲は「見えない翼」「My Love」など。透明感のある声は「天使の歌声」と称される。阪神・淡路大震災の被災地での無料ライブや発展途上国での学校建設支援など社会貢献活動にも取り組んでいる。福岡県福岡市早良区出身。つばさエンタテインメントグループのダブルウィング所属。

<人物>

・実父は出生前に行方不明、実母は3歳の時に亡くした。児童養護施設和白青松園(先輩に元プロボクサーの坂本博之がいる)を経て、建設会社を経営していた川島家に養女として引き取られた。その後10歳で養父を、16歳で養母を亡くしている。養母の命日である8月20日には毎年メモリアルコンサートを実施している。

・本人によれば、高校は皆勤賞だった(フジテレビの音楽番組『HEY!HEY!HEY!』より)が、それはあまり仕事がないことも意味しており、コンプレックスでもあったという。堀越時代は山下智久、上戸彩、酒井彩名、小池徹平、城田優、同県出身の蒼井優などと同級生だった。

・「ワンピース」の大ファンであり、2007年公開された「劇場版ワンピース エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち」の主題歌を担当、更にキャラクターの一人として声優にも挑戦した。また、「クッキングパパ」、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」にもはまっており、両津勘吉宛てに手紙を書いたこともある。

・尊敬するアーティストは尾崎豊である。

・マラソンを趣味にしている。それが高じて2012年11月25日の第2回神戸マラソンにフレンドシップランナーとしてフルマラソンに初挑戦。4時間10分という好記録で完走を果たした。2015年、「福岡マラソン2015」に出場し、4時間5分で完走して、自己ベストタイムを更新した。

・学生時代に路上ライブを手伝っていた学生スタッフが現在のつばさプラス代表取締役・福原慶匡(元マネージャー)。

<社会貢献活動>

テレビで見たアフリカの貧困状況に胸を痛め、私財を投じ2005年にエチオピアに児童養護施設、さらに2006年に西アフリカのブルキナファソ、2008年にはカンボジアの学校建設を支援。エチオピアの児童養護施設に関して、川嶋自身が幼少期、母親を亡くし一時期、施設で過ごしたことがあり「同じ境遇の子に何かしてやりたい」との強い思いがあったという。現在もチャリティー活動などを通し、発展途上国への学校建設に力を注いでおり、目標は100校建設することであるという。

 

 幼くして実の両親を亡くし、養護施設に入り、養父母にも早くに先立たれる。なんて不運な人生を歩んできたのだろう。彼女の優しい歌声は、こうした人生が背景になっているのか・・・だからこその社会貢献活動、本当に素晴らしい人だと思う。

 川嶋あいを選曲したひなみさんの心境をおもう。

 

 岡田有希子に始まり、川嶋あいで終わる、このデビュー作には選曲を通して、ひなみさんの心情が織り込まれているのだと感じた。

 一見すれば、ひなみさんは明るくて元気いっぱいの女の子だが、心の中には深いものがあるのかもしれない。もちろん、それも含めてひなみさんの魅力である。

 ストリップの父を自認する私としては、全てをひっくるめて、ひなみさんを愛してあげたいと思う。微力ながら応援させて頂きたい。

 

 

2019年10月                        ライブシアター栗橋にて