2020年5月中の渋谷道頓堀劇場における、蟹江りんさん(栗橋所属)の公演模様を、三作目を題材に、「キャンディになって食べられたい♡」という題名で語りたい。

 

 

2020年5月中の渋谷道頓堀劇場に4日目5/14(木)に顔を出す。私としては、この日がコロナ禍外出自粛解禁明け初日である。今週はメンバーがいいのでたくさん通いたくなる。

今週の香盤は次の通り。①るあん(道劇)、②柳るい(道劇)、③蟹江りん(栗橋)、④MINAMI(まさご座)、⑤金魚(道劇) 〔敬称略〕。今週は柳るいさんのデビュー週。

 

 

蟹江りんさんが新作を初披露していた。すぐに曲名を教えてもらった。

私はいつものように観劇レポートに取り掛かる。

まずは、観たままと曲名からステージ模様を紹介する。

最初に、メイドのような恰好をして登場。パープルと白をミックスした衣装。パープルの制服を基調として、白いブラウスと白のエプロンという感じ。具体的には襟元、胸元からボタン周りの前面フリル、手首の袖、エプロンが白。そして、上半身の衣装とスカートの他、襟のリボン、おへそ部のリボンはパープルとなる。頭にも衣装に合わせてパープルのリボンの付いた白い帽子をかぶる。

音楽に合わせて、裸足で軽快に踊る。

一曲目は、アメリカ合衆国の女性歌手ケイティ・ペリーの「カリフォルニア・ガールズ featuring スヌープ・ドッグ」(原題:California Gurls)。2010年5月11日リリースの、多くの国で1位を獲得した大ヒット曲。(この曲のMVを見れば、お菓子だらけの動画であり、今回の演目のベースになっているのが窺われる。)

音楽が変わり、着替える。

次は、ピンク系のベビードール姿で登場。左側頭部に同じ色の大きな髪飾り。ガラス状の首飾り。肩出しで、肩紐で胸から下を吊るす。胸元は白めで、刺繍入りの透け透けの生地。ショッキングピンクのTバックが透けて見える。裾はフリル状。手首に白いフリルを巻く。

白地に赤の渦巻き状のペロペロキャンディを持って、踊る。

二曲目は、スウェーデンのバンド・カーディガンズ(The Cardigans)の「ラブフール」(Lovefool)。ポップで洗練された懐かしいメロディ。1996年リリースの世界的ヒット曲。

 また、音楽が変わり、一旦暗転して、着替える。

 次は、キラキラしたオレンジのロングドレス。肩出しで、胸から下を肩紐で吊るす。胸元と裾は黄色いフリル状になっている。

三曲目は、東京事変の「スイートスポット」。英語の歌詞で官能的なメロディ。

そのままベッドショーへ。

ピンクの紐パンを脱ぐ。小さな逆三角形のヘアがちょこんと見える。

アクセサリーとしては、さきほどのガラスの首輪。ピンクのマニキュア。

ベッド曲は、アンミカの「SWEET MEMORIES」。パリコレのステージから音楽のステージへ. 美の伝道師アンミカが松田聖子の名曲を歌う。

そして、立ち上がり曲はまたしもケイティ・ペリーの大ヒット曲「ティーンエイジ・ドリーム」。

 

 

今回の作品は、選曲だけでも取り上げると、音楽通がうなるほどの内容になっている。

まずは、最初と最後にもってきたケイティー・ペリー(Katy Perry)の楽曲は最高である。私個人的には、できたら全曲をケイティー・ペリーにしてほしいと思うほどだ。

今回、音楽をネット検索しているうちにケイティー・ペリーの他の曲をも聞き惚れて時間を費やしてしまった。音楽もいいし、動画で見る彼女のセクシーさやファッションも最高である。

そういえば、昨年、虹歩さんが全曲レディーガガの作品をパート1とパート2と二つ作って魅了してくれたのを思い出した。20年のキャリアとあのダンス力だもんね。カニちゃんも虹歩さんのようなベテランになったら、虹歩さんに負けずに是非とも全曲ケイティー・ペリーなんかに挑戦してほしいなと思っちゃったよ。

本作の残りの三曲も凄い。かなりの音楽センスがないと持ってこれない曲だと思った。

とくに「スイートスポット」。椎名林檎さんのファンはたくさんいるが、東京事変の4枚目アルバム『スポーツ』(2010年リリース)に収録されている「スイートスポット」は渋い。シングルカットされていない曲だし。英語の歌詞に、たまらなく官能的なメロディ。作詞 椎名林檎 作曲 椎名林檎・伊澤一葉。

 

音楽の話ばかりしているわけにはいかないな。

今回の新作は、今週出したばかりで、選曲も振付も自分でやったとのこと。

さて、カニちゃんは今回の演目で何をアピールしたいのかなと考える。

最初に、曲名を教えてもらった。全体として耳障りがよいノリのいい音楽が並んでいる。ダンスもベッドも気持ちよくやれてる感じ。カニちゃん自身、「今回は新人さんっぽさを目指して作ってみました。」「ひたすらカワイイ!を意識して頑張っていますー。」「私はお客さんにハッピーを与えるような素敵な踊り子さんになりたいです。」とコメントで強調している。この気持ちは汲み取れる。

ただ、カニちゃんが言うには「本当はもっと小道具があったのですが、コロナの影響で届かず(製造元は中国)、しかたなく色々変えて出しました。」「全然ダメ! 納得してない! まだまだ進化していきたいと思います。」とのこと。

小道具もそろわず、まだ自分で納得のステージになっていない。そういう前提であれ、彼女のファンとしては、なんとかして彼女の意図を推し量らなければならない。うーん。

正直言うと、一日目だけステージを二度拝見しただけではレポートが書けなかった。私は悩む。

 二日目に再度確認して、カニちゃんから「新作のテーマは‘おかし’」と教えてもらう。

そこで初めて、ふたつめの衣装のとき持っていたペロペロキャンディの意味が理解できた。ということは、ひとつめの衣装はメイド服じゃないな。お菓子店の販売員か、お菓子作りをイメージしているのかもしれない。そうすると、最後の衣装も、なんか、お菓子のお姫様のように見えなくもない。話をつなげると、お菓子を売る人、それを買って食べる人、そして、その人はお菓子のお姫様に変身となる!

 そんなことを考えていたら、カニちゃんがお菓子のように甘く見えてきた。カニちゃんを食べちゃうとお菓子のようにスウィートな味がするのかなといつもの妄想癖が始まった。

 えーい、童話にしちゃえ!!!

  題名は、「王子に食べられたキャンディ(実は女の子)」

⇒もう少し、まろやかに『王子とキャンディ』という題名にしようかな。・・・

 

 私はキャンディ。どこにでもあるキャンディのひとつ。

でも私には夢がある。私たちは人間に食べられたら無くなちゃうちっぽけな存在だけど・・・できれば素敵な王子様が現れて、私のことをお口の中で溶かしてほしい。私は王子様のお口の中で蕩(とろ)けたいの♡

 

ある日のこと、キャンディの夢は実現しました。

キャンディは甘いもの大好きな王子の目に留りました。「かわいいキャンディだなぁ~。どんな味がするんだろう?」と手に取って、包みをくるんと解いて、お口の中へ。

その瞬間、不思議なことが起こりました。 キャンディの夢が叶えられたせいか、お空の星たちが一斉に地上に降ってきました。コンペイトウの形をしたキャンディでした。それらは王子の元に集まり、一人の女性を形作りました。キャンディは人間の女の子になったのでした。

 

甘いもの好きな王子は、一目でキャンディを気に入り、抱きしめました。

王子はキャンディのキラキラ輝く瞳にキスをしました。甘いチェリーの味がしました。

王子はキャンディのかわいい口にキスをしました。ファースト・キッスは甘いレモンの味がしました。

王子はキャンディの形のいいバストにキスをしました。甘いミルクの味がしました。

次に、王子はキャンディのセクシーなおしりにキスをしました。甘いピーチの味がしました。

そして最後に、王子はキャンディの秘密の花園を求めました。そこは甘いマンゴの匂いがします。王子は花園の中にかわいらしい真珠を見つけ優しくキスをしました。するとたくさんの蜜があふれ出しました。甘いもの好きな王子は大喜び。

王子とキャンディは甘い甘いひとときを過ごすうちに、いつの間にか二人とも完全に溶けてなくなってしまいました。とさ

                                    おしまい  

 

2020年5月                            渋谷道頓堀劇場にて