今回は、H26(2014)年1月中のDX歌舞伎公演での綾瀬ナナさんのステージを「母性愛 究極のやすらぎ」と題してレポートします。

 

 

年明け早々は応援している沢山の踊り子さんへの新年の挨拶回りに忙しい。1月15日にDX歌舞伎に顔を出す。会社帰りだったので、三回目のトリのステージから入る。すぐに三回目のフィナーレとなる。

昨年後半、DX歌舞伎も五人香盤に変わったが、また六人香盤に戻った。五人だと平日は時間があまり、途中で一人分の長い休憩タイムが入るので、やはり六人香盤が嬉しい。

そのときの香盤は次のとおり。①香坂玲来(渋谷道劇)、②六花ましろ(渋谷道劇)、③綾瀬ナナ(道後)、④心愛 (DX東寺) 、⑤清水愛(ロック) 、⑥伊藤真理子(ロック)〔〔敬称略〕。

フィナーレで次々と踊り子さんが登場する中で、舞台の上の綾瀬ナナさんと目が合い、目で挨拶した。その後、ポラ時にナナさんと交わした会話が忘れられない。

「ステージの上から太郎さんを見つけたら、太郎さんの真上に『新年の挨拶に来たよー!』という大きな吹き出しが出ていたわよ。」

 ナナさんはいつも私のことを目敏く見つけて、目で挨拶をしてくる。その笑顔を見るだけで「来て良かった♡」といつも思う。

 

 ナナさんのプロフィールには、H9年7月11日、熊本UFOでデビューとある。17年前だし、熊本UFOなんて聞いたこともない劇場だ。

 私はストリップ通いし出して15年経つが、それ以前にデビューされた方は数えるしか残っていないし、私がいまだに応援しているのは綾瀬ナナさんとロックの瀬能優さんだけ。二人とも初めてお会いした15年前は可愛いアイドルだった。

 瀬能優さんは「ストリップの古女房」とお互い認識している。若い新人さんのところに行ってもかまわないから、たまには古女房のところにも来てね!と言われている。私が新人好きなのは先刻ご承知。だから応援しやすい(笑)。

 ナナさんは私にとってどういう存在かと言うと、「ストリップの母」。もちろんナナさんは私よりはるかに年下ではあるが、母的な存在というのは、子供が学校から帰り、今日あった出来事をいちいち話すのを黙って微笑みながら聞いてくれる母のイメージ。だから、いま私が誰に夢中になっているかをレポートでしっかり報告し、それを楽しそうに読んで感想や励ましを書いてくれる。私のレポートや童話のファンでもあり、大切な読者でもある。

 私には、こういう母的存在のお姐さんがけっこういる。もちろん御本人も好きで応援しているのだが、彼女たちは私のストリップ愛をよく理解してくれていて、私がストリップを楽しんでいる姿を見ては喜んでくれる。だから、他の踊り子さんの話をしても詰まらないやきもちは焼かない。たまに可愛いやきもちを示すと私が嬉しいが(笑)。そのため、すごく話しやすいし、私もネタがたまると話したくてたまらなくなる。いいレポートやいい童話をともに共感してくれる。だから、物書きとしての私にとってすごく書く励みになる。

 この同じ週に、ライブシアター栗橋にも行き、ロックの矢崎茜さんに新年のご挨拶をしたが、同じような気分になった。ロックでは、他にも灘ジュンさんやMIKAさんがそう。茜さんが「ジュンちゃんやMIKAさんはとても優しいので、太郎さんの感ずるという母性愛がよく分かるわ」と話してくれた。一昨年に辞めてしまった東洋の篠崎ひめさんやTSの早瀬みなさんも同じ存在だった。

 ちなみに、DX歌舞伎の当日、お客の中に若松劇場の元従業員の顔を見つける。若松が閉館して半年以上経つ。ナナさんは「ちゃんと仕事しているのぉ~? 仕事しなきゃダメよ。どこか他の劇場に就職できるよう話してみようか。」としきりに心配していた。そんな姿を見ると、なんて優しい人だろうと感心する。

 私がナナさんに感ずる母性愛は、まさに‘究極のやすらぎ’である。

 

 ナナさんはH15年10月に若松で一時休業に入ったが、H19年に三年ぶりで復帰し、今に至っている。もともとファンが多かったが、更に円熟味が増し(熟女系ファンも増え?)、増々ファン層がしっかりしてきた。また、踊り子さんの中でも母親的な大先輩として慕われているのだと思う。

 でも気持ちは若いし、ステージを観る限り、まだまだ現役を続けてくれそうだ。

 今回、DX歌舞伎でなんと四個出しをしていて感心させられた。私の目で見た全作品を紹介しよう。

 

 最初の作品は、昨年の新作「セプテンバー」。

 有名なアース・ウィンド&ファイアーの名曲「セプテンバー」に乗ってノリノリに踊る。金ピカのブレザー、黄色いスカート、黒い髪飾り、白い手袋、そして銀のハイヒールと、派手な衣装で軽快に踊る。

 次に、黒地に銀色のキラキラした衣装に着替える。銀のベルトで衣装を締める。肩の袖部とスカートの裾部に黄色い布が付いている。その衣装を脱ぐと、下には黄色のビキニ。下着には銀の紐が細かく垂れ下がり豪華。銀の首輪にも白い紐が垂れ下がる。

 最後は、濃いピンク色のベビードール姿。花柄がプリントされ、キラキラした銀の線で縁どられ、裾にはコイン状の飾りがぶら下がり、とても豪華な衣装。足の爪にはキラキラしたマニュキュア。セクシーなベッドショーを魅せてくれる。

 

 演目「桜小町」も圧巻。

 ラメ入りの赤い着物姿で、桜柄の和傘をさし、桜の絵柄の扇子をかざす。裸足て舞う。

 次に、お化けのQ太郎の曲で踊る。ナナさんにはQ太郎が似合う(笑)。白いスリット・ドレスで、大きくキラキラした水玉がポイント。

 最後に、ガラスのように透け透けの衣装でベッドショーへ。

 

 残り二つの出し物はどこかで見たことがあったので聞いてみたら、白雪恋叶さんと早瀬みなさんから引き継いだ演目だった。名前を聞いて、ハッと思い出した。

 ひとつは、白雪恋叶さんからの「スターライト・パレード」。

 最初に、金のラメ入りのピンクのドレス。スカートの下部分は白。キラキラしたピンクの長い手袋。小さいピンクの帽子がかわいい。金色のハイヒールを履いて踊る。

 次の、ペンライトでの踊りが面白い。金キラの衣装で、スカート下部にピンクとブルーの線。腕にはバルタン星人のように裾広がりの腕輪。この出で立ちで、照明を落とした暗い中でペンライトが舞う。

 最後は、肌色のシュミーズ姿でベットショーを熱演。

 

 もうひとつは、早瀬みなさんからの「スイカンカン」。スイカとフレンチカンカンを掛けた名前のよう。

 衣装はスイカをイメージ。スカートは黒と濃い緑とまさにスイカ色。上着は白いブラウスに黒いベスト。西洋のお嬢さんという感じかな。

 頭には、白いベビーハットに、赤い花と青い毛がついている。白いシューズを履いて踊る。二曲目になると、フレンチカンカン風にスカートをまくり上げ、内側の白い部分を見せながら踊る。

 次に、スカートを取る。下には、白いズロースと黒いストッキング。

 最後に、白い透け透けのスリットドレスで登場。ドレスには花柄がプリントされ、胸部、腹部、裾に、赤いふわふわの線が付いている。首輪のアクセサリーは白に金。

 そのまま、ベッドショーへ。ドレスを脱ぐと、黒いストッキングの上部に赤いリボンがついている。黄色いパンティ。銀のハイヒール。・・・まさに大人の色香だぁ~♡

 

 すべての作品が素晴らしい。まさに魅惑的なステージである。

 ナナさんにはいつまでも現役で頑張ってほしいと願う。

 

 

平成26年1月                          DX歌舞伎にて