今回は、葉月凛さん(DX歌舞伎所属)について、H30年11月頭のDX歌舞伎での公演模様を、新作「天空」を題材に、「ゲームソフトへの関心を誘う」という題名で語りたい。

 

 

H30年11月頭のDX歌舞伎に初日から顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①西園寺瞳(ロック)、②葉月凛(DX歌舞伎) 、③ゆきな(ロック)、④沢村れいか(ロック)、⑤鈴木千里(ロック)、⑥伊沢千夏(ロック)〔敬称略〕。

 

 まずは、お絵描き、ありがとうございました。すごく上手でびっくりしました。凛さんの絵心に惚れました♡

 最初に頂いた‘マン画’には驚きました。かわいい少女のイラストかと思い気や、最後に性器露出のきわどい絵が入っていて、見ている私自身がドギマギしてしまいました(笑)。漫画の方がエロイときがあるよね♪

 次に頂いたセーラームーンにしろ、ポラに描かれたクレヨンしんちゃんやミニオンにも感激しました。絵心がすてきです。これからも是非描いてほしいです。ちなみに、この絵は他の人に見せてもいいですよね。特に美咲遥さんに見せたい(笑)。

 

 

 もうすぐ10周年なんですね。「来週は10周年です。ホームではなく道劇なの。」

 今回の新作が10周年作なんだね?

 初日のポラコメに「昨日まで衣装作るのにギリギリなってしまってあんま寝てないよ。なんとか初日出せた!」とありましたね。中日からは羽根に豆電球が点きだして驚きました。そうしたら「ベッド着まだ手直しするつもり早くやらないと。」とあって、これだけの衣装を自分で作っているんですね。その才能だけでもびっくりしましたよ。

 

ポラコメに「今回の作品は5周年作のパワーアップした感じで、ひとつ上の次元に行きたくて作りました。振付は相変わらずチナツ姐さんです。まだたまに振り間違ったりします。難しくて。」とありました。その辺の意図を本レポートで確かめたいと思います。

 

また、今回の観劇レポートを書くにあたり、すごく面白いと感じたのが、今週出演されているお姐さん方がやっている演目の関連性でした。ゆきなさんの演目「待夢輪舞(たいむろんど)」は、沢村れいかさんの演目「TIME」と‘たいむ’繋がり。また、ゆきなさんの演目は人形を演じているので西園寺瞳さんの演目「STILL DOLL」と人形繋がり。そう思っていたら、凛さんの演目「天空」も人形がイメージされる。一曲目の「機械仕掛の詩」の歌詞を見ると、まさしく機械仕掛けの‘私は人形?’とか、‘廻る廻る旋律は 輪廻の旅路の中’とあり驚きました。全員の観劇レポートを書こうと思っていたら頭が混乱してくる始末(笑)。

最初にステージを拝見したとき、私の好きなファンタジー童話の世界だと感じた。ところが、いまだ観たこともない衣装だし、聴いたこともない音楽ばかり。演目名と楽曲を教えてもらいネットで検索する。

そうしたら、すべてゲーム音楽なのが判明。私はゲームソフトは全くやらないので、まさしく未知の世界。だからこそ、このファンタジーの世界に浸りたくなった。

 

ともあれ、新作「天空」の内容を私なりに紹介してみますね。

最初に、薄いピンク色のちょうちょのような大きな羽根を付けて登場。衣装は白いワンピースで、ふわふわのスカート。頭は長い銀髪のウイッグ。花状の白い首輪。足元は金のハイヒール。

音楽は、Ricercaの「機械仕掛の詩」。(作詞作曲はらぶざわP 。初音ミクも歌っている)

歌詞♪「消え行く物語 宝石を砂に変え 軋む針を響かせ 時は巡り行く いつかは消えるその歌声で 紡ぎ合えば明日が始まる~」今から新しいドラマが始まる予感がする。

一旦、暗転し、上下セパレートの軽装に着替える。

髪は銀髪のウイッグを取り、黒髪に白い花飾りを付ける。先ほどと同じ白い首輪。

上半身は、ピンクの周りに金の縁取りをしたブラ。金のフリンジが垂れる豪華なもの。肩から布を羽織る。下半身は、金のベルトに青・紫・黄色の布が垂れるミニスカート。右足には白い花の付いた葉を巻き付ける。足首には花輪を付け、足元は白い花のシューズを履く。

二曲目は、インスト曲「地平を喰らう蛇」。これは、ニンテンドー3DS用ゲームソフト『ブレイブリーデフォルト』の中で使用されている楽曲である。作曲者はRevo。最終章である真終章「ブレイブリーデフォルト」のラスボス戦で流れる曲で、まさにRevoの作曲する「音楽で表現する物語」になっている。

また暗転して着替える。

華やかな白い花柄刺繍入りの水色のドレス姿。肩出しで、肩紐で胸から下を吊るしている。左腕には白い花の手かせ。そして特徴的なのが、最初にあった、ちょうょのような大きな羽根を付けていること。驚いたことに豆電球が点いていて七色に輝く。

音楽が、『トラスティベル 〜ショパンの夢〜』。これは、バンダイナムコゲームスより発売されたロールプレイングゲーム。ポーランドの作曲家で、優れたピアニストでもあった、フレデリック・ショパンに焦点を当てた物語。音楽は桜庭統、ナレーションは森本レオ、本作でキーとなる楽曲のピアノ演奏はスタニスラフ・ブーニンが担当した。

そのまま、裸足でベッドショーへ。

パンティを右足の太ももに巻く。

次のベッド曲「青いカナリア-Acoustic ver.-」が素晴らしい。声が綺麗だし、すごく癒される、とてもいい曲だ。一度聴いただけで大好きなった。まさに神曲だ。この点は後ほど話す。

立上りは、霜月はるかの曲「もしも時を跳べたら」。これもゲーム「ロロナのアトリエ 〜アーランドの錬金術士〜」で使用されるBGM。最後は元気に盛り上がる。

 

 ゲームソフトの世界、おそるべし!

先ほどのベッド曲「青いカナリア-Acoustic ver.-」てあるが、これも一曲目の「機械仕掛の詩」と同じくアルバム「Ricerca -リチェルカ」から採用されている。このRicercaが気になり調べた。

ヴォーカリスト・声優の中恵光城のウェブサイト「ABSOLUTE CASTAWAY」に、リチェルカ Ricerca 歌 ボーカル 中恵光城 1st Vocal Works Best Album アブキャス 音楽 CD Mitsuki ベスト アルバムとある。

中恵 光城(なかえ みつき、3月19日 - )は、日本の女性歌手、声優。マウスプロモーション所属。埼玉県出身。血液型はA型。

 

私はこれまで葉月凛さんの観劇レポートを、「100万回生きたネコ」や「黒雪姫」、そして「釣りキチ凛平」など、童話やアニメ絡みから関心を惹かれて書いてきたところである。最初、今回の作品「天空」もファンタジー童話の世界と思って興味をもったが、実際はゲームソフトであった。しかし、最近のゲームソフトはまさしくひとつのファンタジーの世界を構築しており、そこで使用される音楽が素晴らしい。今回の作品を契機に、もっとゲームソフトの世界に目を向けたくなった。

すてきな世界を紹介してくれて葉月凛さんに心からお礼を言いたい。

 

 

平成30年11月                           DX歌舞伎にて