H29年2月前半の大阪東洋公演の、瑠川リナさんの引退公演の模様をレポートする。
ちょうど一年半前、H27年10月1日に東洋から超大型新人がデビューするという朗報がストリップ界に走った。名前は瑠川リナさん。
私は早速、東京から大阪に遠征した。そのときの衝撃は大きく、すぐにレポートを書いている。私は、周防ゆきこさんと瑠川リナさんの二枚看板でこれからの東洋の未来は明るいと確信した。
ところが、リナさんの次の公演予定がなかなか入らない。一度、香盤情報に名前が入ったものの、すぐに消えた。どうも怪我をされたという噂。その後、一年半経って、漸く出演が決まったと思ったら、なんと引退!これにはショックを受けた。デビュー週の次が引退週なんて悲し過ぎる。そう思っていたら、あるスト仲間が「デビューして、そのまま何も言わずに辞めていく踊り子さんもたくさんいるのだから、しっかり引退興行を行って、ファンのみんなにお別れを言ってくれるんだから、よかったと思わなくてはね」と話す言葉にすごく納得させられた。
私は、この引退週三日目に東洋に顔を出す。平日の金曜日というのに大入り。既に、開場前に、三階入口のシャッター前から階下の入場口まで客が並んでいた。
いつもと客層が違う。いつもの顔見知りの東洋常連客は混雑を避けて来ないのか殆どおらず、見たことのないAV客が大挙して押し寄せている。彼らは瑠川リナさんの熱狂的なファンのようだ。初日から毎日来ている人も多い。AV仲間同士でリナさんの話をしている。彼らはスト客でないので、ストリップ劇場のルールやマナーが分かっていないため、スト客から色々と注意されたりしていた。例えば、朝早くから来ても並び方(場所取り用の荷物の置き方)が分からず、自分は早く来ていたんだ!と順番を主張してもめたり・・。そんなこんなが15日間続くのだろう。
今週の香盤は次の通り。①美里麻衣(東洋)、②西園寺瞳(ロック)、③伊吹千夏(東洋) 、④渚あおい(東洋) 、⑤瑠川リナ(東洋) 〔敬称略〕。なお、伊吹千夏さんはインフルエンザのため三日目まで休演で、前の週から榎本らんさんが代演となっていた。
瑠川リナさんの引退ステージの模様を紹介する。
大物スターの引退週に相応しく、東洋の照明もいつも以上に華やか。天井から沢山の照明が枝垂れ柳のように吊るされている。
華やかなピンクのドレスに身を包んで登場。ディズニーの音楽にのって、まるでディズニーのお姫様のように舞い踊る。あまりの美しさにため息がこぼれる。
彼女の美しさは神がかっている。一年半前のデビューの頃より更に美しさが増している気がする。既に引退された周防ゆきこさんの可愛さも半端じゃなかったが、瑠川リナさんは整ったお顔で、まさしく典型的な美人タイプ。今更ながら、この二人の活躍があまりにも短期間だったことが東洋ファンとして痛い限りだ。
赤いドレスの次は、赤いチェック柄のワンピース姿で登場。白いふわふわの毛が、肩口に付いたフード、スカートの裾、そして長い脚絆としてポイント。軽快に踊る。
最後に、金色のラグジュアリードレスに着替える。透け透けだがとても気品あるドレス。銀のハイヒールを履いて盆に移動。
アクセサリーとしては、銀のネックレス、真珠のイヤリング。
ルックスの美しさだけだなく、抜群のプロポーション。その美しいヌードに場内が鎮まり返る。美しさで時間が止まる。最高の瞬間を味わった。
ポラの売上が凄まじい。平日の金曜日でも一回目は100人を超えている。前回のデビュー時は一枚500円だったが、今回は1000円に設定。それでも客足は落ちず、特に脱ぎが一回目しか撮れないこともあり多い。サインは二回目まで。平日でも一日300枚は超えるセールス。
翌日の土曜日は更に凄い。一回目150人は超えているか。ポラサインが一回目だけというのもあって、延々一時間近くかかった。東洋で一時間の時間押しは初めて経験した。そのため、二回目ステージは、前の四人が同時ポラ撮影をし、瑠川リナさんだけステージ終了後に場外のラウンジで撮影を行った。三回目も同じようにして、漸く三回目終了時に一時間遅れを取り戻した。
こんなに人気があるのに、なぜ辞めちゃうのかなぁ。金曜の夜、スト仲間と呑み、瑠川リナさんの話題で盛り上がる。私はAV業界の知識が全くなかったので、彼らの話題がとても新鮮で耳を傾けた。・・・今の東洋のメンバーは二つのAV事務所出身者が多い。関東にあるARMプロモーションとエルプロモーション。前者は辞めた周防ゆきこさんが有名で、現役としても仲間直緒さん、荒木まいさん、川越ゆいさん、真田美穂さん等と多い。後者のエルプロモーションでは瑠川リナさんが有名で、現役では伊吹千夏さん、桜木優希音さん、(美里麻衣さんも元エルプロ)等。私が「その事務所からもっともっと踊り子デビューしたらいいのに?」と聞いたら、「その二つの事務所は人気女優が少ない」とのこと。人気のあるAV女優を抱える事務所は殆どロックとつながっているのが現状。
今のストリップ業界は自力で踊り子を発掘するのは難しく、ほとんどAV頼み。いかにAV事務所とタイアップしていくかが一番のポイントのようだ。ただ、詳しくは知らないがエルプロも社長が逮捕されるなど弱体化しているという話を聞くと、AV業界も生き残りが大変なところらしい。いずれにせよ、東洋にはロックに負けないよう頑張ってほしい。それがストリップ再生のポイントのように感じた。
私は前半に二日間観劇したが、今回の引退週は15日までなので、後半また遠征して、最後の見納め、そしてお別れに行こうと思っている。
平成29年2月4日 大阪東洋にて
【事後録】
今週後半(2/11~15)の香盤は次の通り。①春野いちじく(TS)、②七海りこ(ロック)、③荒木まい(東洋) 、④渚あおい(東洋) 、⑤瑠川リナ(東洋) 〔敬称略〕。
・レポを渡すも、反応はない。以後、1枚1000円のポラを撮る気がしなくなる。
⇒15日間の興行で九日間来たがポラは三回のみ。
★ルカリナの魅力
こんな綺麗な女性はいない。ルカリナの美しさは神がかっている。全身から神々しいオーラを放つ。
AV界のAKB版である恵比寿マスカッツでセンターを張っていた瑠川リナさんをストリップで楽しめるなんて夢のようなこと。
そもそも恵比寿マスカッツからストリップデビューした人は数えるくらいしかいない。2011年頃に活躍した元東洋の桜花えりさん、昨年2016年5月浅草ロックでAV引退記念興行をやった上原亜衣さん、その前年2015年5月に浅草ロックにのった川上奈々美さんくらいかな。
・瑠川リナさんの年齢
現時点で26歳 スト仲間の弁では二歳サバを読んでいて28歳とのこと
しかし、この娘は年齢なんて関係ない
観ているだけで、神々しいオーラを感じさせられる。これだけで大満足
ちなみに、15日でスト引退後、一週間後の2月23日にAVも引退。寿引退でないかと噂されている。
・デビュー当時の水元ゆうなさんを彷彿させる。振付が似ているところがある。ゆうなさんも当時は人気が凄かったもんなぁ~今は悲しいかなだが・・
★ルカリナ現象
・連日、激混み
・2/11(土)は、朝、三階の階段から階下の入口を通り越して業務スーパーまで並んだ。
・連日、超満員だったが、ふだん見ないAV客のみ。いつもの常連は超満員に辟易してあまり来ていない。
・一番ショックだったのが、土日の前日の夜、近くのマン喫「ポパイ」が満杯だったこと。
いつもは高いせいか、満杯になることはなかった。
金曜日の夜、深夜二時まで呑んで行ったら、フラットシートは満杯。リクライニングしかない。しかし、リクライニングでは寝れない。困った!!!
ペアシートであれば倍の金額を出すとフラットが開いてた。五時間で1520×2=3040円を出して閉まる。五時間後の翌朝六時半頃起きて、五時間のフラットのナイトコース1520円で入りなおす。結果、一泊5000円ほどの大きな出費になった。
★ルカリナの引退劇
・デビュー週は劇場が溢れかえるほどの客入りが連日続いていたようだが、それに比べれば引退週はそれほどではなかった。
・スタンド花は少ない
AVファンからあるのみ。芸歴がないため親しいお姐さんがいないため
・普通の踊り子の引退とは雰囲気が違う
ストリップファンとしては、これだけ綺麗な美少女のヌードを拝めるだけで満足
ただ、お客はAVファンが圧倒的に多い・・・普段見たことがない人が多い
こうした中での引退劇は、いつもの引退劇と雰囲気が違う
・期間中、通常の出演タレントとの撮影イベント以外に、2/12(日)に瑠川リナの私物オークション大会をしたり、2/13(月)には瑠川リナのCD販売会があった。前回はDVDで高かったが今回はCDなので1000円/枚。サインをしてくれる。CDには彼女の歌う南沙織の「17才」と荻野目洋子の「ダンシングヒーロー」(OP曲で使用)の二曲が入っている。
・楽日前のラストステージ
東洋の日なので毎回フィナーレ時にパンプレがあったが、ラスト四回目のOPショーでも持参してきて「誰が欲しい人いますかぁ~」と叫ぶ。ファンは熱狂した。(実は、一回目のパンプレで、ルカリナさんが投げたパンティが天井にひっかかってしまった。四回目のパンプレはその代りになる。)
OPショーではルカリナさんのあそこが濡れていた。彼女も感極まっていたんだなぁ~
私もぐっと来るものがあった (いつもはラストのポラは撮らずにそのまま呑みに行っていたが、その時は最後のダブル・OPショーまで観たくなった。明日は最後まで居られないから本日が最後と思って・・・)
・ルカリナ・ファンの中に一人、15日間毎日通っていて、仕切り屋みたいな存在の客がいた。いつもニットー帽をかぶっている。たくさんのAVファン達が彼に挨拶をするところを見ると、彼がルカリナの一番客のようでルカリナ・ファンをまとめていた。劇場内のロッカーを仲間に都合つけるためにまとめて取ったりしていた。(この点は後で注意されたようだ)。いろいろファン同士の横の連絡をとっている様子。我々ストリップ・ファンに気を遣う感じは受けない。ルール違反やマナー違反が目に付く。私はせっかくルカリナの引退週に来ているのだからと、多少は目をつぶっていた。一点だけ、次回ステージの場所取りをするために荷物だけを置いて、自分はトリのルカリナのステージを観たりポラを撮っていた。我々ストリップ客はトリのステージを犠牲にして次回の場所取りをしているので、それだけは止めるように注意した。素直に私の注意を聞いてくれたから良かったものの、私が注意したのは興行後半になってから。ということは前半は好き放題にやっていたのだろうね。実際、後半は私が早朝いつも一番乗りしていたので驚いていたから私の言うことには一目置いていたと感じた。それでも、私は彼をなんとなく好きになれなかった。
ルカリナ・ファンの中には普通っぽい好青年もいた。気さくに私に話しかけてくる人もいた。ストリップを楽しみたい気持ちは同じ。ルカリナだけでなく、渚あおいさんや荒木まいさんにも興味をもってくれて、話かけてくれれば色々教えてあげたくなる。その点、ニットー帽の彼は、ストリップ客を無視している雰囲気があるからなんだろうな。ふつうはストリップという郷に入ったら郷に従え!で、下手に振舞わなくてはならない。何事もそういうものだろう。そうしなければ、本当はルカリナに迷惑をかけることになるだろうと懸念する。