私のストリップ日記から、夏野かをりさんの引退の話を披露します。
夏野かをりさんが年内いっぱいで引退することを知って、H22年10月中のTSに何度も足を運んだ。そのときに、かをりさんに渡した手紙をこっそり披露します。私と一緒に惜別の気持ちを分かち合って頂けると嬉しいです。
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今回は個人的な手紙を書かせてもらいました。また、引退の話を聞いて、どうしても私のストリップ・メモリアルに夏野かをりさんのことを記憶させておきたくなりました。
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東洋の名花がまた1人引退してしまう・・・たまらなく悲しい!
今週は、かをりさんの引退を聞いて、最初の劇場通いになります。今は仙台から関東に戻ってきているから、会社帰りに木更津から足繁く通っています。毎日TSに通うと午前様なので寝不足になりますが、今週は気合が入っていますよ。
六年目のかをりさんのステージ、本当に素晴らしい。今回の出し物は‘ラテン・サンバ’。かをりさん、こんなに踊りが上手だっかなと思ってしまうほど(失礼!)、すてきな出来栄えです。初日に来たときに、たまたま私のストリップ仲間がいて、彼はロック系中心なので、かをりさんのステージを4~5年ぶりに見たと言っていたのですが、「別の踊り子さんの応援に来たのだけれど、今週のステージ№1は夏野かをりさんだ!」と絶賛していました。私も同感です。「かをりさん、引退するんだよ」と彼に話したら、びっくりしていました。「こんなにいいステージをするのにもったいない!!」誰もがそう思うでしょう。
私は、かをりさんのステージを眺めながら、懐かしい記憶をたどっていた。私のストリップ日記から思い出話をしてみたい。
夏野かをりさんは、2005年8月頭に大阪東洋ショーでデビュー。私との初顔合わせは、その翌月の9月中の浜劇。若さ溢れるチャーミングな笑顔に一目で参ったのを鮮明に覚えている。私は手紙でかをりさんの心をノックしたら、「かをりは、もっと2踊りたいと思ってしまい、家で練習して寝坊したり・・zzz・・でもスゴイ楽しくて。(中略) ファンの人とかがお手紙とかくれると目が潤んじゃってストリップやってよかったって思い、今感動していますよ。自分が頑張ったことを認められると嬉しいですもの」との丁寧なお返事を頂く。
その翌週9月結は仙台ロックの東洋大会に出演。なんと私は10月から仙台転勤が決まってて、その週にアパートを決めるため来仙。アパートは早々に決めて、2日間仙台ロックに通いつめた。雨宮琴さん、本庄恵梨果さん、遠野こころさんというベテランの姐さん達に囲まれて新人のかをりさんが元気に踊っていた。「仙台ロックかなり楽しいよ~みんな良いお姐さんだから、うれしいピョン。まだ三週目だから緊張中。でも、頑張るぞ。仙台まで来てくれてありがとう!」
それからというもの、関東の劇場にのるときには仙台から遠征し、ずっと応援してきた。もう一度仙台ロックにものってほしくてリクエスト・カードにせっせと名前を書いていたが、ようやく実現したのは、昨年H21年4月頭の仙台ロック東洋大会。このときには仲良しの純名ももさんと一緒。私は嬉しくて毎日通った。また大阪東洋にも遠征し何度かお会いしている。最近では今年H22年3月中に純名ももさんの引退に駆けつけた時に、かをりさんはももさんとチームをやっていた。息の合うチーム・ショー(Friends)がとても印象的だった。
私のストリップ日記によると、今日(9/18)で、かをりさんに会うのが48日目になる。200枚近くたまったポラを見ていると、五年間の思い出がどんどん蘇ってくる。
かをりさんは18歳でデビューしているから、六年目といっても23歳とまだ若い。今が踊り子として一番油がのってきた時期である。
かをりさんの外見は、まさに、お隣の綺麗なお姉さんタイプ。これだけでも十分男性を夢中にさせる。そして20歳を超えた頃に大人の女性特有のたまらない色気が香り出した。「色っぽいって言ってくれてありがとう。2008年も頑張ります」
若いこともあるが、ヌードは完璧なまでに綺麗で、うっとりさせられる。身体のすべてが綺麗と云えるが、特におしり好きの私には、かをりさんのヒップは絶賛もの。そのことを手紙に書いたときに、「おしり褒めてくれてありがとう。自分で言うのもなんですが、おしりには自信がありますよ。」 やっぱり~!! 「おしりは命です。いっぱい見てね。。」はい、しっかり見てました。引退するなら、おしりをお土産にほしいくらいです(笑)。
私は寝不足でたまらなく眠いときでも、かをりさんの時には目がシャキーン!!となった(笑)。「私の時に目がシャキーん!! ってのが面白くって一人で笑ってました。」
色気が増し、ステージがどんどん良くなってきた。もともとダンス・センスがいいので踊りも上手になってきた。今回のラテン・サンバの完璧さには脱帽する。まさに東洋を代表する踊り子に成長した。
かをりさんの魅力はそれだけではない。なによりもファンに愛される人柄。ファンには愛嬌たっぷりに振舞ってくれる。私もいつも、ぬいぐるみでつんつんされた。私のことをファンとして認めてくれることが何よりも嬉しかったなぁ~。たくさん手紙交換もしてくれ、本当に仲良くしてもらえた。「太郎さんの手紙に励まされたりしますよ」こんなステキなレディと仲良くなれたなんて最高の幸せ。誠に感謝にたえない。
かをりさんの魅力を私なりに述べてきたが、引退するにはあまりにも惜しい。なんで引退してしまうのか?
かをりさんからのポラ・コメントに驚いた。 「そうですね。たしかにみんなに言われますが、でも・・・私そんなに自分が踊り子にむいてると思いません。お客さんに言われた一言ですごく凹むし・・・すぐ病んだりしますもの。でも今はふっきれてます。」
かをりさんが踊り子に向いてないとなったら、いったい誰が向いてると言うのか、そんな人はいないぞ!と私は思わず叫びたくなった。
ふと、以前、たしか、かをりさんの一周年イベントで、たまたま一緒に浜劇にのっていた東洋の先輩である朝倉希さんが挨拶した話が記憶に蘇ってきた。「かをりんがデビューしたときに、この子、本当に大丈夫かな?と正直、心配になりました。(笑) でも、今では、しっかりとファンも増えて温かく支えられ、こうやって立派に成長したかをりんの姿が見られて、本当に良かったです」 とくに最初の頃はずいぶん悩んだことでしょう。最初の頃のポラにこんなコメントもあったな。「東洋でちょっと体調悪くて、イヤなコトがあったんですケドネ。。べットでつい泣いてしまいました・・・。でも、よい演技だ、泣いたら大人っぽくなったと言われましたが。これからも頑張ります」
ふだんは愛嬌たっぷり、天真爛漫に振舞っている彼女の心の内はとても繊細なんだなと改めて思いやられた。我々ファンとして、かをりさんの心の支えになり切れなかったことを反省させられる。
引退するにあたり、悔いがあってはいけない。踊り子に向いていないと思い込み、踊り子を続けたいのに辞めるというのは、ファンとしても納得いかない。しかし、かをりさんのコメントを読みながら、私が気にするような悔いはないような感じを受ける。
今回の引退は、かをりさん自身がいろいろ悩んだ末の結論なんだろうと思う。踊り子を続けていくよりも、引退する方がより幸せになるとしたなら、これは仕方ないことだと思う。最後は、かをりさん自身の問題であり、我々ファンがとやかく言うべきではない。ファンとしては、かをりさんの決断を温かく受け入れてあげたい。そして、これからのかをりさんの将来に幸あれと心から祈りたい。
最後にもう一度言わせてもらいたい。
「あなたは、夏野かをりを立派に演じきりました。我々ファンの心の中で、夏野かをりという踊り子が永遠に踊り続けることでしょう。あなたは、まさに大阪東洋の名花でした。」
私はこの文章を書きながら涙してます。これまでかをりさんが私のような者に優しくしてくれたことが嬉しくて胸が張り裂けそうです。心から感謝しています。
すてきな思い出をたくさん作ってくれて本当にありがとうございました。
引退するまでは、これまで通り精一杯応援させて頂きますのでよろしくです。
平成22年10月 TSにて