待ちに待った東洋の新星・涼川ゆきのさんの初関東TS公演が2012年1月中に始まる。
「ダイヤモンドの原石」と銘打って、この公演をレポートしたい。
まずは前置きから話す。
H23年に入って、私は関西へ遠征することが多くなった。関西の劇場としては、大阪東洋ショーと京都DX東寺の二つ。
私がホームにしているTSには、大阪東洋の踊り子さんがよくのる。東洋の踊り子さんと仲良くなるには、新宿TSと大阪東洋の二つの劇場を制することである。
最近よく思うのが、最初に大阪東洋でデビューした新人さんをチェックし少しでも顔を売っておくと、次にTSにのったときに非常に仲良くなりやすい。東洋では土日のポラタイムでちょっとしか接することができないので印象は薄いが、TSでは毎日会いに行けるから一気に存在感が高まる。踊り子さんと仲良くなる上で数多く通うというのが一番大切。毎日通っていくうちに必ず存在を認めてもらえる。
今年H23年は、東洋の新人さん大豊作の年。たくさんの新人さんがデビューしたが、その中で特筆すべきは、立花さやさんに始まり、榊なちさん、涼川ゆきのさん、そして鈴木アリスさんと、将来の東洋の看板をはれる新人さんのデビューが続いたこと。みなさん、宝石の原石のように輝いてみえます。是非とも東洋の看板、ひいてはストリップ界の看板として活躍してほしいと念じている。
さて、今回はその中で私が‘ダイヤモンドの原石’と感じた涼川ゆきのさんについて話してみたい。
ゆきのさんがデビューしたのはH23年10月11日の東洋ショー劇場。
私はその週の10/15(土)16(日)に東京からいつものように夜行バスで遠征した。朝早くからステージ真正面の席を確保して観劇。
私は初めてゆきのさんがステージに現れた瞬間から彼女の虜になった。すごいオーラを発していて、凄い‘ダイヤモンドの原石’を発見したと感じた。東洋まで足を運んで本当に良かった。
私がゆきのさんを見てどれだけ喜んだかを示すエピソードがある。その週は、ゆきのさんはトリで、そのトリ前に私が長く応援している中條美華さんが出演。5番6番はよく一緒にダブル・オープンとなる。美華さんには申し訳ないが私の視線はゆきのさんに釘づけになった。美華さんのポラ・コメントに「太郎さんのゆきのさんを見る目が大きなハートマークになっていたわよ」とあり苦笑い。ホントそうだろうなぁと私も否定しない(笑)。 美華さんは私の新人好きをよくご存知。「ゆきのちゃんLOVEは昨日から気づいてたよー。居眠りも!! でも楽しそうでよかったです。」
私は遠征してもだいたい土日の一日しか観ないのだが、その週は大阪に一泊して二日連続で観劇。それ程ゆきのさんの魅力にはまった。完全にファンに落ちた。
私は手紙でゆきのさんの心の扉をノックし始めた。ゆきのさんの魅力を私がいま書ける最大限の表現で絶賛した。初日二回目のポラタイムに「お手紙、すべて読ませて頂きました」と言ってもらえた。手紙を読んでもらえると確信して、私はますます夢中で手紙を書き続けた。毎回ポラを買い手紙を渡したが、私の手紙がゆきのさんの心に響き始めている感触を得た。ところが、ポラの返却がない。彼女はどうもポラ・サインが苦手な感じ。一日一枚限定だが、当日ポラは返ってこなかった。そのため、具体的な反応を感じることはできなかったものの、私は翌日もゆきのさんに手紙を渡し続けた。いつもの私なら、手紙になんの反応もなければ私に関心がないと諦めて手紙を書くのをストップするのだが、ゆきのさんは別格。返事が来なくても手紙を書き続けた。二日目のポラのときに「お返事を書いたので次のポラのときに渡しますね」と言われる。私は心がときめいた。日曜日は三回目までしかいられなかったので次のポラタイムを心待ちした。すると「あっ、手紙を忘れたので、オープンのときに手渡しますね」と言う。
えっ! オープンのときに渡されるのはまずくないかな、と思った。実際に、ゆきのさんはオープンのときにレターを握りしめていた。しかしステージ真正面にいた私にレターを渡すタイミングを逸し、レターをそのまま袖に持ち帰ることになった。あぁ~もらいそこねたか・・・でも私の心の中は、私のために返事を書いてくれたんだというだけで十分に満足していた。次に会うときにつながると感じた。
改めて後で考えると、オープンのときに盆前の私にゆきのさんが個人的に手紙を渡したことが知れると大変なことになりかねない。ゆきのさんは注目の大型新人。そして私はストリップ客として超有名人。大阪まで遠征して新人にちょっかいを出していたとブログなどで激しく叩かれかねない。心無い客がいっぱいいるし、また、ゆきのさんはファンから注目されているのだから軽率な言動は避けなければならない。私なんかのせいで、ゆきのさんのイメージを傷つけるわけにはいかない。私もゆきのファンを宣言したからには十分気を付けなければならない。
次に、ゆきのさんに会えたのは一カ月後の11月中の東洋。ゆきのさんが踊り子を続けてくれるかどうか心配していたので、すぐに出演してくれてホッとした。
11/13(日)、大阪に遠征し、一日ステージを楽しんで帰った。
私は毎回ポラを買い手紙を渡し続けた。しかし、私の一方的な手紙なので、ゆきのさんの気持ちが言葉として直接伝わってこない。
ただ、私はかなり熱くて強い視線でステージのゆきのさんを見つめていた。ときたま、その視線に目が合って微笑んでくれるのを感じた。視線と手紙により、私の熱い気持ちがゆきのさんに届いているという実感があった。
その次は、翌月の12月頭の東洋。出演間隔がやけに短いのは、今回は穴埋めのため。普段ならトリのゆきのさんが4番目。しかも12/3~10限定の出演。ということで、ゆきのさんの出演日に合わせて、最初の日曜日12/3に大阪に会いに行った。
そのときに前回三日目のポラが返ってきた。朝、受付でもらって感激した。「今日も応援して下さりありがとう。」「いつも温かいお手紙をありがとうございます!!」合わせてプロフィールが記されてあった。「簡単ではありますが、プロフィールを書きます!! (中略) 性格 おっとりタイプ でも、負けず嫌いです。好きな色、白、赤、など。」
誕生日が1990年3月20日ということはまだ21歳か。若さも輝いている。
身長が169cmに納得。これだけの長身があればステージ映えするはず。ほんとステージ向きのスタイルである。
スリーサイズB80.W58.H88にも納得。(あまり納得してはいけませんか(笑)) ウエストのきゅっとしたくびれがよりバストとヒップを大きく見せます。私はおしり好きなので、ゆきのさんのおしりをうっとり眺めながら、大きくて形がいいなぁと思っていましたが、H88に納得の嬉しさです。
手紙の中に「こないだTSさん、見学に行きましたよ!!」とあって、私が再三手紙でTS出演を頼んだので、その気になって頂けたのかと私は天にも舞い上がる気分になった。
手紙の最後に、「質問!!→ゆきのは、どういう曲や踊りが似合うと思いますか?」とあり、話題を提供してもらえた。お蔭で私のペンは進んだ。ゆきのさんのスタイルとダンスセンスがあれば色んな演目に挑戦できる。演目は大きく分けて、ダンスで押すタイプとストーリー系のタイプに分かれる。最初のうちは最近流行のガールズ系のダンスを練習したらいい。なおダンスは奥が深いので、年にひとつは古典的なダンスを習得するつもりで練習すると励みになる。アラビアン、サンバ、フラメンコ、日本舞踊、最後は難しいがタップダンス等。また、ストーリー系はディズニーものに始まりこれまた沢山ある。ふと、ゆきのさんのイメージから、そしてゆきのという名前からも、雪女の演目なんかいいなと思えた。ロックのトップスターである灘ジュンさんの雪女も素晴らしかったしね。
ゆきのさんは私のコメントを喜んでくれた。当日は日曜日なので、私は3回目まで観劇して帰らなければならない。ゆきのさんは、当日3回目のポラタイムで「今度、お返事を渡しますから」と言ってくれ、私は来週も来るねとゆきのさんに告げた。
翌週12/10(土)、約束通り楽日にまた会いに行く。
私は、演目についてのエッセイなど、ゆきのさんが気に入りそうな話題を選んで手紙を準備していた。話題が決まれば多少の話はできる。
その日は、私にとって、ゆきのさんとの画期的な記念日になった。というのは、ゆきのさんから三通の返事が来て、双方向のコミュニケーションができた。1日一回のポラサインしかできない東洋では奇跡に近い。
一通目は、前回12/3のポラ返却と一緒にかわいい封筒に入った手紙が同封されていた。「いつもニコニコ応援してくれて、メッセージ付のお手紙も、ありがとうございます♪」「あっ!お手紙書きましたのでよかったら読んで下さい。」「今日はありがとうございます!お手紙、そして、中のコメント、いつも励みになります。そして・・・ゆきのの為に、わざわざいらして下さって本当に感謝です。」
私がいつも真剣に熱過ぎる(いやらしい?)眼差しでヌードを観てしまうことをゴメンナサイと書いたら「この間は少しいつもより、良い意味での眼力を感じました。」とのコメント。ははは、それだけゆきのさんのヌードが素敵なんですよぉ。
なんといっても私を喜ばせたのがTSの話。「TSさんに見学行った際は、どうしよう×2と、一度は、何度も頂いていたオファーをお断りしていたのですが、太郎さんがきっと見守ってくれるだろうと・・決意したのです。」 実は私はTSのリクエスト用紙にゆきのさんの名前を書いてましたし、従業員さんにも何度もTSに呼んでほしいと話していました。だから、ようやく来月1月中のTSに出演することが決まって大喜び。簡単に決まったのかと思ったら、最初にTSからオファーがあったときに一旦は断ったんですね。それを私のために承諾してくれたなんて・・・涙。来月の公演は私も責任重大です。おそらく皆勤するでしょう。
二通目は、当日のポラ返却。だんだん早く返却できるようになったようだね(笑)。「本当にありがとう。ゆきにゃんのこと、すごく認めて下さって・・・」「あっ今度ゆきにゃんって呼んでね♪」とまで言ってもらえる。どんどん仲良くなっている実感があった。
3通目は予想外だった。3回目のポラのとき、手紙を渡された。東洋では1日ポラサイン一回と決められているので、今回はポラとは別にわざわざ私のために書いてくれたことに感激☆ 「ささやかなプレゼントを・・・」と称して、立花さやさんとのツーショット写真が同封。そして手紙の内容に驚いた。「さーや姐さんは、私の事を、初対面なのに、『この子は絶対、東洋の支えになる存在になれる。私がこの子を育てる』と、東洋に宣言して下さって・・・今、さーや姐さんはゆきのの先生です。」
私も立花さやさんとは仲良し。さやさんは今年デビューだが既に東洋の看板的存在で別格の新人さん。そのさやさんが、私と同じようにゆきのさんに‘ダイヤモンドの原石’を見い出していたとは驚愕。一流は一流を見ぬくという感じかな。
ゆきのさんは最初から、新人の初々しさを含めて、ただの新人ではないというオーラを発している。これから先も磨けばどれだけ輝いてくれるのかなと期待できるダイヤモンドの原石。
TS出演前の前置きだけで、ずいぶん長くなったので、肝心の本レポートは改めて書きますね。
平成23年12月 大阪東洋にて