今回は、東洋の踊り子・渚あおいさんの五周年作「ベティ・ブープ」について語ります。

 

 

 H28(2016)年11月頭、私は大阪東洋ショー劇場に遠征。

今週の香盤は次の通り。①坂上友香(東洋)、②真田美穂(東洋)、③渚あおい(東洋)、④宮野ゆかな(TS)、⑤灘ジュン(ロック)〔敬称略〕。私のお気に入りのメンバーが揃った。

ロックの看板である大ベテランの灘ジュンさんがトリを飾っており、やはり公演全体が引き締まる。今回の公演では、灘ジュンさんと渚あおいさんがダンス作品一個出しであったが、灘ジュンさんの演目OZ(オズ)も、今週の目玉である渚あおいさんの周年作も、それぞれ観客を魅了する見応えのある作品であり、公演全体のポイントとして観客を飽きさせない構成になっている。

 

さっそく、渚あおいさんの五周年作を紹介しよう。

いやぁ~華やかで大人びた衣装での登場に仰天。赤のロングドレスを着て、盆の上の黒い椅子に優雅に座っている。肩紐に吊されたドレスは胸元のみ黒く、足元までキラキラ輝く赤のラメドレスで覆う。足下は黒いハイヒール。

 ドレスの上に、ミンクの毛皮を上品に羽織る。

 髪はショートにして大人っぽい。目はカラーコンタクトで青い。外人ぽい感じ。

 ワインカラーの帽子を小粋にかぶる。

 いやぁ~かっこいいし、やけに大人っぽい色香をぷんぷんさせているぞ!

 舞台の上にスタンドマイクがあり、歌って踊る。

 アメリカのクラブで歌うショーガールを演じているのかな。すごく様になっている。かなり練習した跡が窺える。五周年を迎え、大人の女性に変貌!というところか★

 ロングドレスを脱いで、ショートドレスへ。

 次に、赤バージョンから黒バージョンへの衣装替え。

 黒いコルセット状の上着に黒いパンツというルック。足にビロード柄の脚絆をパンタロン風に付ける。赤い帽子をかぶって軽快に踊る。びっくりする程ダンスが上手くなったねぇ~♪ 驚き&感動♪

 

 私は最初に拝見したとき、2010年のアメリカ映画『バーレスク』を思い出していた。歌手になることを夢見るアリは、アイオワからロスアンゼルスに出てきて、テスが経営するバーレスク・クラブで才能を開花させていくというストーリー。今回の演目を、バーレスク・クラブで歌い踊る主人公に重ねていた。

 ところが、あおいさんから意外な作品解説を頂いた。「今回はやったことのないジャンルにチャレンジ!! イメージは、ベティー・ブープ。音にベティちゃんの笑い声入ってるんですよー!! 編集がんばったの!! ちょっとレトロな雰囲気を目指しました。」

  そうか!納得!

  ベティー・ブープ(Betty Boop)は、1930年8月9日にアメリカでリリースされたアニメーション“Dizzy Dishes”に初めて登場。これはアニメ制作会社フライシャー・スタジオが制作したもので、ベティはビンボーの憧れの人=脇役として登場した。

 ビンボーというのは犬で、もともとベティは犬のプードルとしてデザインされた。それがいつの間にか人間にデザインし直された。プードルの垂れ目はイヤリングになり、ふわふわした体毛はあの特徴あるボブヘアーになった。ベティは頭よりもハートを重んじるおてんば娘として生まれ変わったのである。年齢は16歳。

 当時は白黒のアニメ。ディズニーのミッキーと同世代。

その後の数年間で瞬く間に人気を集め、女性アニメ初のスターとして全米を魅了するようになった。

 これまで100本以上のアニメーションや1988年のアカデミー賞映画「ロジャー・ラビット」にも出演。さらに歴史上の有名人物を紹介するアメリカのテレビ番組「Biography」にもアニメキャラクターとして初めて登場するなど、まさにスター女優としての活躍をしてきた。

 そして日本では「ベティちゃん」という愛称で親しまれ、あらゆる商品が日本でも発売され、広告やCMなどでも登場している。私の記憶で鮮明なのが1978年に味の素マヨネーズのイメージキャラクターだったこと。

 

 ベティのすごいところは、セックス・シンボルとしての最初のアニメーションキャラクターであること。その点、ミニー・マウスのような同時期の他の女性キャラクター達は、女性の記号として恒常的にパンツを見せていたが、女性的にデフォルメされた外見は持っていなかった。そんな彼女らに対し、ベティはその女らしさを大いに披露していた。ベティはショートドレスとガーターベルトを身に付け、はっきり膨らんだ乳房とその谷間を持っていた。ベティ映画に登場する脇役たちは何とかしてベティの下着を覗き見しようとする。まるで我々ストリップ客が、ベティ扮したあおいちゃんのヌードを食い入るように見つめるのと同じだね。(笑)

 最近の2015年に、きゃりーぱみゅぱみゅがハロウィンでベティちゃんの仮装姿で話題になったが、ストリップ界でも負けずに渚あおいさんがベティちゃんに扮したわけだー★

 きゃりーの場合はかなり外見を真似ていたが、我らのあおいちゃんはショートヘアとカラーコンタクトであおいちゃんらしく変身していて好感♡ きゃりーになんか負けてないよー。最高のセックス・シンボルに感謝感激である。

 

平成28年11月                           大阪東洋にて