今回は「最近の関西系劇場のシステム改悪について」(その2)を話をします。

 

H24年9月15日(土)~17日(月)の三連休に大阪に遠征した。

三連休のせいか早い時間の深夜バスの予約がとれず、15日(土)朝は八時に大阪駅に着く。まっすぐ天満に向かい、東洋ショー劇場に八時半近くに到着。いつもなら、この時間で10~20名ほどの荷物が並んでいるところ。ところが、ところが、なんと三番目。

かぶり席を一回毎に交替するシステムが導入されてから、常連さんが全く朝並ばなくなったようだ。今回の一番、二番も顔なじみのないお年寄りだった。私は拍子抜けするも、こんなに遅い時間に来て、お目当ての盆前センター席をGETできて有頂天。

今回の東洋の香盤は次の通り。①赤坂れい(東洋)、②西園寺瞳(ロック)、③渚あおい(東洋)、④上野綾(東洋)、⑤水月涼(ロック)、⑥綾瀬みなみ(東洋)〔敬称略〕。

新人の綾瀬みなみさんがお目当てだったが、他のメンバーもいい。

なのに客入りはよくなかった。

 

いつもなら三連休初日であれば朝から大賑わいなのに、今回は朝から熱心な常連さんが全く並んでおらず、その状態がそのまま劇場内を反映していた。客席は半分も埋まっていない。

 

いつも通りに、一回目のステージが終わり、かぶり席は総入れ替えをさせられた。

すぐに劇場を出ようとしたら、激しいスコールが降り始める。雷まで鳴り出す始末。弱り目に祟り目という感じかな。東洋の受付に戻り、百円でビニール傘を購入。そして予定通り、晃生のある近鉄・布施に向かう。電車にのっているうちに雨は上がり、またギラギラの太陽が照りだす。

雨に叩かれ、暑さで汗だくだくの状態で、晃生にどうにか辿り着く。16時になっていたので晃生も二回目が始まっているだろうと予想。ところが、なんとまだ一回目が終わっていない。

入場したら、一回目ラストの青山はるかさんのポラが延々と続いていた。場内は98席の席が全て埋まっており、立ち見状態。お客さんは東洋常連さんの顔がたくさん。お客が東洋から晃生へ完全に流れていた。お客というのもゲンキンなもの。

「おっ!東洋帰りかな!?」と顔見知りから声をかけられる。それを聞いて他の客が笑っている。

 私は青山はるかさんのポラ行列に並んだ。すると、ハイ!チューズ!で有名なUさんから声をかけられた。「私は二回目のトップを見たら帰るので、よかったら盆周りに座りませんか?」これはラッキー。来たばかりなのに、まさにセンター席が転がり込んできた。

 私はUさんとは全く親しくない。彼の拍手は耳に響くために、一緒にかぶりに座っていると耳が痛くなり、何回か注意したほど。親しいどころから嫌なタイプ。ただTSに上野さんが来たときに、「私はもう帰るので良かったら席をどうぞ」と何度か席を譲ったことがある。つい先日も席を譲ったことを覚えていて、私に声をかけてくれたようだ。彼もいいところがあるね。今回はこの客入りの中、本当にラッキーだったし、しかも、この席のお蔭でお目当てのはるかさんの潮吹きも浴びれた。感謝感激!Uさんもなんか孤独そうなので、もっと親しくしてあげないといけないかなと思う。

 

さて、話を戻す。

三連休最終日の17日(月)、また朝から東洋に並ぶ。

一次的に表の扉が開く九時半に行くと、やはり三人しかいなかった。1人は関東の劇場(特にTS)でよく会う常連さん。二人で、今回のシステム変更を愚痴る、愚痴る。

 三連休初日と同じく客入りは今ひとつ。こんな少ない客入りが続くようだと、遅かれ早かれ、このシステムは変更せざるを得ないと思う。経営状況は嘘をつかないから、背に腹は代えられないだろう。すぐ撤廃できなかったら、まずは二回目までかぶりで観れるように変更すべきだろう。それだけでも熱心なストファンは少しは戻ると思う。

 三番目の渚あおいさんから、ポラタイムのとき「一昨日は、一回目で居なくなったけど、隣の劇場に行ったんでしょ。太郎さんのことだから、必ずハシゴしているだろうねとみんなで話していたんですよ」とからかわれた。ははは、その通り!

 今週の香盤もすごく良いので、本当はかぶりでじっくり観劇していきたいなぁと思いつつ、東洋ショー劇場を一回観てから出た。

 

ひとつ付け加える。

今回の三連休で、また東洋でひとつ新しいシステムが導入された。撮影券のプリペイドカードの発売である。通常なら一枚500円なので一万円で20枚分なのだが、一万円で一万五千円分の30枚撮れるシステム。このプリペイドカードを受付に持っていくと、当日、撮影予定の枚数だけ撮影券を求められる。カードには購入可能な残高が記載される。五枚分の撮影券を発行してもらうと残高12500円となる。これはポラ好きの人にはお得だ。こういうシステム変更は大歓迎なのだが・・・。

考えてみれば、以前は終日劇場にいて沢山ポラを撮っていたので一日20枚なんかあっという間に使っていた。ところが、今回のかぶり交替システムのお蔭で一回ステージしかポラを撮らなくなってしまった。制度が改悪されてから、良いシステムが導入されても効果はない。なんて皮肉な話だろう。

もっと言えば、六万円のプリペードカードが半額で売り出されたときに、私は今後も東洋にはたくさん来るつもりで、プリペードカードを六枚も購入した。何年か分をまとめて購入したわけ。かぶり席交替システムが導入されると分かっていたら、こんなに買い込まなかった。このプリペードカードがあるために、今ではたった一回のステージを観るためにもわざわざ東洋に来てカードを消化している。このカードがなかったら、関西でハシゴする出費を考えたら遠征できなかったかもしれない。

この世の中、安くあげようと先買いすれば、結局は高くつくということかな。

 

平成24年9月