今回は「最近の関西系劇場のシステム改悪について」という嫌な話をします。
大阪東洋のH24年お盆興行は豪華8人香盤。二部構成になっており、一部の終わりにチーム・ショーが入る。もちろん、ラストはフィナーレ・ダンスもあった。
香盤は次の通り。第一部:①星川音々(東洋)、②松岡みれい(東洋)、③中條美華(東洋)、④榊なち(東洋)、第2部:⑤武藤小雪(ロック)、⑥伊吹千夏(東洋)、⑦藤月ちはる(ロック)、⑧水元ゆうな(東洋)〔敬称略〕。
数が多いだけでなく、メンバーがとても豪華。榊なちさんが1周年を迎える。東洋の新人、松岡みれいさんとロックの新人、藤月ちはるさんも観たかった。
おそらく盆休みに入っているので、初日の土曜日から混むだろうと予想された。前日の金曜日に大阪に移動して朝早く場所取りをしようかなとも思ったが、DX歌舞伎8月頭の楽日に顔を出したかったので、予定通り深夜バスで移動することにした。深夜23時半発の新宿南口から乗り込んだ。
8月11日(土)早朝8時に東洋のある天満に着く。お盆が始まったせいか途中の高速道路渋滞でバス到着が大幅に遅れた。場所取りは9番目。これじゃあ、いい席は無理だなと諦めた。
9時半の一次開場に行くと、関東からの顔見知りが二人、一番目と二番目だった。二人とも前日の金曜日からお盆休みで大阪入りしていて、早朝4時前から場所取りをしていたようだ。私のように当日のこのこやってくるようではいい席をGETするのは無理だね。それにしても東洋も場所取りが随分早くなったわけだが、殆どは私を含め関東からの遠征客だ。東洋の常連さんたちはどう思っているのかなとふと脳裏を過る。
10時半に正式な開場。真正面の4席はダメだったが、運よく左側の角席をGETできた。まずまずの席で今日は観劇できるなと胸を撫で下ろす。私はかなり席に執着する。気に入った席でないとその日の気分まで冴えない。だから誰にも負けないように早起きして席取りをする。
ところが、この日から、席取りに関して大変なシステム変更があった。
その日入場したときから従業員がアナウンスしていたものの、よく理解できなかった。
「盆周りの席に白いカバーが掛けられています。その席に座る人は1回目のステージが終了したら他の人に席を譲るようにご協力下さい。」と言っている。
ご協力と言っているので強制ではないのかな。ともあれ、同じ盆周りに座っている知人と、席を交換しようと話し合っていた。
ところが、ところが、1回目ステージが終了すると、従業員3人ほど盆周りにやってきて、一人は盆の上に立ち、大きな声で「白いカバーの席に座っている人は全員、一度立ち上がって、荷物を持って席を離れて下さい」と叫ぶ。座ったままの人には立つように怒鳴っている。また席に荷物が置いてあると、「これは誰のですか」と言って、返事がないと「撤収します」と持ち運んでしまった。返却しないという態度だったが、バックなんかは返してもらえたのだろうか?
ともかく、一度盆周りの白い席に座っていた人は、次は白い席に座れない。泣く泣く後ろの席に移った。
私はその瞬間からテンションが落ちた。距離感があるとステージにのめり込めない。
私にとって、このシステム変更はストリップ観劇の根幹を揺るがすものになった。
しかも、席変更は1回目終了だけで、2回目からいい席を取れた人は最後までその席で観れる。朝早くから並んでいい席をとれた最初の人だけがばちをかぶる。ゆっくり来て2回目からいい席をとれた人がラッキーになるシステム。これは不公平だ。納得いかない。どうしてもやるなら、せいぜい2回目終了後にやったらどうかと思う。
関東からの遠征客同士で話す。「せっかく1日を東洋で過ごそうと楽しみにしてやってきたのに、これでは楽しめないね。」「たった1ステージしか楽しめないんじゃ、わざわざ遠征してくるかどうか悩むね」・・・
ここ最近、関西系劇場の観劇システムにいろいろと変化が起こっている。
まずはポラから変化が始まった。
昨年の後半から東洋でエロポラが撮れなくなった。週刊誌と同じレベルの社会一般に許容されている範囲内でしか撮影できなくなった。警察の目を気にして、劇場側が英断した。これを機に、撮影はポラロイドからデジカメに移管。デジカメを採用していないロック系もエロポラはないのでデジカメで問題なし。
エロポラを禁止にしたため、多少客足も減ったかもしれないが、大きなダメージにはならなかったようだ。もともとエロポラを撮らない私としては全く影響はないが。
警察のガサ入れでしばらく閉館していた大阪晃生が昨年後半に再開。ここも最初の内はエロポラを自粛していた。
そのため、関西の劇場でエロポラを撮れるのは京都DX東寺だけになった。それを見て、DX東寺はこれまで500円だったポラを全て1000円均一に値上げした。他劇の弱みに付け込んだ値上げにファンは不満たらたら。以前は、関東で1000円だった踊り子さんも東寺では500円と割安感があって好評だったのに、全て1000円均一にした途端に、関東で500円なのになぜDX東寺で1000円なのかという割高感が出てきた。私自身、ロック大会でいい香盤だなと思うけど、全員1000円かと思うとさすがに足が引け始める。ポラ代を値上げして、逆に興行収入は減ったのではないかな。
東洋では、ポラ以外にもいろいろシステム変更があった。
H24年度に入り、これまでの料金体系を変え(実質は変わらず)、そして最終的に入場料金の値上げを実施。一方で額面六万円のプリペイド・カードを三万円で売り出す。結果的に、プリペイド・カードを買っておかないと、場内のものが全て割高になる。ビール一杯750円、カレーライス1500円などなど・・・プリペイド・カードで買えば実質半額。
これに合わせて、せこい話ではあるが、入場時にサービスとして配布されたビール無料券は当日使えなくなった。翌日以降、しかも一カ月以内の使用期間限定とした。だから遠方からたまにしか来ない人には使えない。
また、外出が500円出せば可能になる。なんでも金がかかる。
同時に、入場のシステムを変えた。従来は、10時半開場だったが、二段階開場方式に変えた。一旦、9時半に表のシャッターを開けてお客を3F階段の扉のところまであげる。その上で再度、10時半に3F扉を開け正式に入れる。朝に客が大通りまで並ぶと近所迷惑になるので、これも仕方ないところではある。しかし、並ぶ方としては面倒になった。一度、場所取りをして10時半に戻ってくればよかったのに、二度戻らないといけない。私は近くのマンガ喫茶に居て時間に合わせ対応している。
微妙な話がもうひとつ。従来は早朝一時二時頃から場所取りができた。たから、終演後飲みに行ってホテルに行く前に場所取りすることが可能だった。ところが、最近は朝四時頃に置いてある荷物を従業員が一旦撤去するようになる。従って、場所取りは朝四時以降しかできなくなった。従前は場所取りをしてから開場時間まで寝ることができたのに、今では必ず4~5時に起きてこないと一番席は取れなくなった。ほとんど徹夜状態になる。(そのためステージ中によく居眠りしてしまう(苦笑))
なんか、どんどん熱心なストリップ・ファンを排除する傾向にある。無理して遠征なんかするなと言っているのかな。
関西系の劇場には、大阪東洋ショーと京都DX東寺の他に、大阪晃生ショーがある。最近は晃生がいい新人も加わり相対的に良くなってきた。今回の東洋は特別料金ではあったが、かぶり席で一回観ただけで、私は他の劇場にはしごした。踊り子さんから「ゆっくりしていってね」と言われるも、後ろの席で観るのは気分が乗らなかった。
今回の席交替システムはお盆興業期間だけでは済まなそうだ。今後の私のストリップ・カレンダ―は遠征をどうするか悩ましい。
平成24年8月