晃生の青山はるかさんの公演レポート「愛を浴びる」(その4)を続けます。
青山はるかさんはデビューから半年で、平成24年6月結に初関東上陸となる。
ホームの大阪晃生と京都DX東寺という二つの関西系劇場しか経験がないので、初の関東でどうなるか、ファンとして楽しみも大きかったが不安も大きかった。
はるかさんの目玉はなんと言っても潮吹きショー。ところが関東のストリップ・ファンは見たことがない。これだけストリップにはまっている私でも初体験なのだから。だから、初めての潮吹きショーを素直に受け入れてくれるだろうか。最初は興味本位で観に来るだろうが、変に受け止められてブログなどに誹謗中傷する輩が出るとホント困る。踊り子さんの中にも、そんなことまでしなくてもとか、準備に時間がかかり時間が押すとか、舞台を汚されるとか、好き勝手なことを言う方もいるかもしれない。私と同じ心配を晃生の先輩Rin姐さんがしていた。5月結のミカドではるかさんのことを手紙でやりとりした。Rinさんから、はるかさんのことをくれぐれもフォローしてあげてね!と頼まれた。もちろんRinさんに頼まれなくても、私自身はるかさんをしっかり支えるつもり。知っている客もいない初めての劇場で、私の顔を見ると心強いだろう。毎日応援に行くつもりでいた。
問題は潮吹きショーをどうするか?
次の三パターンがあげられる。①晃生と同じように毎回行う。②東寺と同じく1日2回だけにする。③今回はやらない。
私個人的には、毎回とは言わなくても、1日2回くらいはしてほしいなぁ~と思っていた。しかし、いろいろ心配すると、潮吹きショーは晃生限定にするという考え方もありかな。そうすれば、他劇ではるかさんに魅了されたファンが潮吹きショー観たさにどんどん晃生に客が集まってくるだろう。潮吹きショーの貴重価値を高め、はるかさん人気にあやかり、「晃生復興へ」というシナリオも考えられる。
そうこう考えていたところ、忘れもしないH24年6月19日(火)の台風四号の日、栗橋大一劇場に警察のガサ入れがあった。ロックのはるか悠さんが連行されたと聞く。
栗橋はその日から急遽休館になり、翌週6結も休演となる。その余波が渋谷に伝わり、6結の香盤に一部変更が出た。復帰が予定されていた結奈美子さんが急遽欠場となり、代わりに栗橋に出演するはずだった御幸奈々さんが入った。結奈美子さんはSMパフォーマンスでも有名。(忘れもしないデビュー時、ステージで自分の尿をコップでとり、そのまま飲み干してしまった。こんな可愛い娘がと驚きは大きかった。) 結さんの欠場は過激なショーで警察を刺激するのを避けようとした劇場の思惑か。はるかさんの潮吹きショーも同じスタンスで中止したのかもしれない。スト仲間内でそんな噂をしていた。
初日6/21(木)に、渋谷に向かう前に劇場に電話して、今週は潮吹きショーがないことを確認した。ガッカリしたものの、すでに自分なりに頭の整理をしていたので、迷わずはるかさんの応援に向かう。はるかさんはトリなので、三回目ステージには余裕で間に合う。
今週のメンバーは良かった。香盤は次のとおり。①御幸奈々(林企画)、②羽音芽美(晃生)、③浅葱アゲハ(フリー)、④香坂玲来(道劇)、⑤榎本らん(東洋)、⑥青山はるか(晃生)〔敬称略〕。御幸奈々さん以外全員を応援しているのでポラ(手紙の準備)に忙しい。
羽音芽美さんとはTSに引き続き。二週連続でたっぷりステージを拝見できて、お約束の芽美レポートを仕上げることができた。「元気が出た!」と凄く喜んでもらえた。また、浅葱アゲハさんのリングの空中ショー、ますます技が進化しているのに感心させられた。
さて、青山はるかさんのステージが始まる。
初めての劇場である。今回は潮吹きショーをやらないこともあり、ダンスを二個入れてきた。新作なのでまだ慣れていない。一生懸命に踊っているのはよく伝わってきたが、動きは正直ぎこちない。
しかし、彼女の美しさは別格。まさにストリップの妖精が飛び出してきた感じ。ルックスだけでなく、スタイルも抜群。改めてウエストの細さに驚嘆。これだけの美貌があれば、潮吹きなんかやらなくても、ストリップ・ファンを唸らせる。顔見知りのスト仲間が、はるかさんを一目見ようとたくさん来場していたが、皆口をそろえて、はるかさんの美しさを絶賛し感嘆していた。私がずっと通っているのを納得していた。彼らは私が初めてはるかさんに会って気に入って通っていると思っていたようだが、私は既に大阪晃生で彼女をチェック済み。また彼らは噂で潮吹きショーのことを知っていて、今回は観れないのが残念だと言っていた。しかし、はるかさんの美しさに触れ、十分満足気だった。
そうそう、初日6/21に、晃生で会った熱烈なはるかファンが来ていた。はるかさんの残した水たまりをすする、あの方である。今回も潮吹きがあったら、人目構わずにすすったんだろうな。顔見知りなので気軽に声をかける。「今日は東京出張がてら寄ったんです。今回は潮吹きショーがなくて残念です。」彼は、今週は潮吹きショーがないので、来週の晃生に照準を合わせている感じだった。来週また晃生で会うだろうな(笑)。
その週6/24(日)に劇場前に並んでいたときに、馴染のスト仲間と話していて、彼がTさんと呼ばれているのを知った。以前からストリップの観劇レポートや感想をまめに書き込んでいる方らしい。仲間の一人が携帯で彼の書き込みを見せてくれた。(インターネットで「舞姫の伝説~劇場の記憶~」を検索すれば出てくる) そこには、はるかさんの潮吹きショーを楽しんでいる姿が赤裸々に記載されていた。匿名とはいえ、こんなことを書いていいのかな、、この内容を読んだら本人がバレバレ。それにしても、潮の成分を分析したりと内容が細かく、文章は読みやすく、いかに彼がはるかさん大好きで、潮吹きショーにはまっているかが手に取るように伝わってきた。非常に文章表現がうまい。大好きなストリップを文章で表現できる彼は私とまったく同じ部類の人間であることを感じ取った。
さて、話を戻す。
私は6/23(土)以外は毎日、渋谷に通い続けた。羽音芽美さんに「私は平日の王子さまだから」(単身赴任の頃に実際に仙台ロックで踊り子さんからそう呼ばれていた。私は土日は東京に遠征していたので。)と話していたように、平日は木更津からアクアラインを通って渋谷に通った。愛するはるか姫に会うために王子様は毎日はるばる海を越えてやってきた(笑)。
潮吹きはなくても、はるかさんのステージは十分に満足させてくれた。今週は化粧ののりもよさそうで美しさがとても映えていた。また、見せっぷりのいいオープン・ショーを観ながら、改めて彼女の身体の柔かさに感心。前に器械体操でもやっていたのかな。
ただ、まぁ正直な気持ち、潮吹きがなく物足りなかったのは事実。いつも味わっていたのに無いとなると淋しいもの。ベッド・ショーを観ながら、いつもならこのへんで潮吹きが始まるのになぁと何度も思った。盆の右端で観ていた時には、間違って(サービスで)ピュッとやってくれないかなぁと本気で思ったりしていた(笑)。潮吹きにはロシアン・ルーレットのようなドキドキ感があり、ステージ全体に緊張感をもたせる効果は大きい。だから一度この味を覚えると麻薬のように抜けられなくなる。
私やTさんのように、はるかさんとその潮吹きにはまるファンが多いかどうかは分からないが、必ずいる。少しずつファンを増やしていけばいいと思う。今回の渋谷公演のように、普通のはるかファンを一人ずつ増やして、潮吹きに対する理解が得られやすくなったところで、関東など他劇場でも徐々に潮吹きショーを披露していったらいいと思う。一度はまったら、はるかさんを追いかける熱狂的なファンが必ず増える。はるかさんの潮吹きはストリップ人気を呼び戻す起爆剤になると期待できる。急ぐ必要はない。必ず芽生えると信ずる。はるかさんも私のようなファンのことだけを考え、雑音には耳を貸さず、MY芸道を突き進んでいってほしい。
最後に、もうひとつ話したい。
私はいつものごとく、今週もせっせと手紙を差し入れた。潮吹きを題材にした童話「王子とサボテン娘」をプレゼントしたら、「これは芽美姐さんの出し物ですね。私、サボテンの小道具を手伝ったんです。」と見抜かれた(笑)。私の童話に興味をもってくれたようだ。後半に二日続けて長い手紙が同封されていたのには大感激。自分の出し物の選曲について、童話風に内容を解説してくれた。はるかさんは童話好きだ!間違いなく私と相性が合うと直感。今回は、潮吹きショーがなかった分、純粋にステージを楽しみ、文通も弾んだ。毎日会いに来てくれる私に対し、はるかさんの心のドアが開いてくれたのを感じた。ますます仲良く、ますます大好きになっていく。
私は、最初にはるかさんの美しさに魅了され、そして潮吹きショーに驚愕し、一発で、はるかさんに心を鷲掴みされた。言うまでもなく、彼女の魅力は潮吹きだけではない。今週、潮吹きがなかった分、普通にコミュニケーションでき心が触れ合えた。はるかさんと仲良くなってストリップを楽しむ上で、今週の渋谷道劇公演の意義は大きかった。これから、もっともっとはるかさんの魅力にのめり込みたい。
最高の渋谷道劇公演でした。お疲れ様&ありがとう。
平成24年6月 渋谷道劇にて