今回は、晃生の踊り子・Rinさんについて、13周年記念作品「夢の外へ(副題ドラえもん)」を題材に、「ストリップとドラえもんの‘なんでもポケット’」と題して語ります。

 

 

H26年11月2日(日)、三連休中日、大阪晃生ショー劇場に顔を出す。

先週の渋谷道頓堀に七日間通っていたので、「次の晃生にも行くね」と約束していた。

今週の香盤は次の通り。①虹歩(札幌ニューカジノ)、②乙姫くるみ(フリー)、③さつき楓(晃生)、④翔田真央(渋谷道劇)、⑤Rin (晃生)〔敬称略〕。

 

さっそく周年作「夢の外へ」を紹介する。

大きな赤い額縁が置いてある。

その中から、一人の可憐な美少女が飛び出す。長い黒髪を背中まで垂らす。白い綿毛のリボンで髪を二つ結ぶ。赤・白・青の色彩が交差するワンピース衣装。肩口はふわっとした白い袖。胸元の大きな黄色い花がワンポイント。手先にも白い布を巻き付ける。裸足で軽やかなステップ。

次に、とてもカラフルな青と白と赤の衣装で、赤い額縁から登場。副題に「ドラえもん」とあるので、これはドラえもんをイメージしているのが分かった。頭には青・白の縞模様の雪帽子、左右に青玉がひとつずつぶら下がる。目が覚めるような真っ青なワンピース。襟元と足元の裾は白い。そして、ドラえもんのお腹にある「なんでも(四次元)ポケット」の象徴として、白いエプロンを付ける。

首には赤い首輪と金色の大きな鐘がひとつ付いている。これはまさしくドラえもんのトレードマーク。また背中には大きな赤い花がある。赤と青のコントラストがきれい。どことなくサンタさんっぽく、これからクリスマスの季節に向かうなぁ~という気分にさせられる。

最後に、そのショッキング・ブルーの衣装を脱ぐ。全裸の上に、薄いブルーの布で下半身をくるみ盆に向かう。赤い首輪に付けた金の鐘が揺れる。

ベッドに入り、近くでヌードを堪能。さりげないオシャレが目に入る。左足首の銀のブレスレット。そして足の爪の銀のマニュキュアがすてき。手の爪にはなにも付けていないので、そのさりげなさが余計引き立つ。

ステージの最後に、額縁から、ドラえもんの大きなぬいぐるみが登場して終わる。

 

どうして「夢の外へ」というタイトルを付けたのか気になる。ドラえもんに同名の映画でもあるのかなと思い検索したが無い。この点はレポートを書きながら追々考えてみよう。

 

今のストリップのお姐さんの中で、私の文章を愛してくれる方が何人かいる。その一人がRinさん。Rinさんは毎回私の長い手紙を読んでくれ、すごく嬉しいコメントをしてくれる。子供が今日一日のことを夢中で母親に話すように、私は手紙でRinさんに語り掛ける。それをいつも優しい眼差しで聞いてくれる。前にRinさんのことを「半眼の魅力」としてレポートさせてもらったが、Rinさんは私にとってのストリップの母親のような存在になっている。

また晃生の後輩からもとても慕われていて、私が応援させてもらっている青山はるかさんや羽音芽美さん、目黒あいらさん達のよき相談相手にもなっているようだ。

 

さて、Rinさんは、もう13周年になるんだねぇ~。しみじみ・・・

2001年11月1日デビューかぁ~ 1の数字が並んでいて縁起がいいね。

私のストリップ歴も15年を超えたので、その前からいる踊り子さんは殆どいなくなってきたが、Rinさんは私がストリップ通いしてからデビューしているんだね。

私が初めてRinさんを見たのはデビューから三年半経った2004年4月26日。今は閉館してしまった若松劇場。今でも鮮明に憶えている。とてもチャーミングな娘と感じ私は翌日も会いに行った。最初から手紙のやり取りが弾んだ。当時の私は踊り子さんの追っかけとか遠征など全くしていなかったので、Rinさんに会う頻度はすごく少なかった。最初の頃は若松劇場をホームにしていたので気に入った踊り子さんに会えたらラッキーという感じかな。また私は途中四年間仙台に単身赴任していたし。

今回、Rinさんの周年週ということで、晃生の常連さんに昔のRinさんのことを教えてもらった。Rinさんはデビューして13年経つけど何度か引退しては戻ってくるを繰り返していたらしい。私が関東でなかなか会えなかったのもそのせいかもしれない。今のように晃生の重鎮としてドンと構えるようになるまでには、人知れず悩み苦労した時期があったんだろうな。今ではRinさん無くして晃生は語れないという存在になっているからなぁ~

晃生の常連さんが続けて語る。「昔の晃生は踊り子の数が30人もいたんだ。すごい綺麗な人がいっぱいいたんだよ。そんな中でRinさんもデビューしている。今とは違ういろんな苦労があったんだと思うよ。」

私が最初にストリップ通いを始めた若松劇場も、15年前はすごい綺麗な踊り子さんがたくさんいた。若松の踊り子さんだけで出演メンバーを構成すれば十分満足できたほど。トリクラスも揃っていた。今ではどの劇場も所属の踊り子の人数が少なくなってきて隔世の感がある。

 当時のRinさんはどんな夢を抱いてストリップの世界に入って来たのだろう。想定していた夢と違い一旦この世界から外れたりしたのだろうか。「夢の外へ」というのはそんな気持ちが反映しているのかな。それでも夢をあきらめずにストリップに戻ってきてくれた。Rinさんを引き戻す魅力がストリップにあったのだろう。

 

 ドラえもんの「なんでもポケット」から出てくる「ひみつ道具」に誰もが憧れる。その中でひとつプレゼントしてくれるとしたら何を選ぶだろうか。

 私なら迷わず「どこでもドア」を選ぶだろう。現在の長い通勤時間を考えれば一番の便利もの。そして今では、何よりも好きな劇場に、好きな時間に行けたら最高だと思っちゃう。頭がストリップ中心になってきたからね。(笑)

私は今はマイカーと高速道路で通勤しているが、この二つは非常に有難い存在。通勤電車なら片道二時間かかるところを片道一時間程で済む。そして、これが関東圏内のストリップ通いを非常に楽にしてくれる。お金はかかるけれどね。車と高速道路が「どこでもドア」を可能にしてくれているなぁ~としみじみ有難く思う。

 もっと考えれば、ストリップというのは私にとっての「どこでもドア」。この世で一番ステキな場所に連れて行ってくれた。考え方によって、身近なところに「どこでもドア」はありそう。

 

 誰もがドラえもんの「なんでもポケット」に憧れる。しかし現実の世界は簡単には望みのものを与えてはくれない。「なんでもポケット」なんてないよ・・と普通の人は思うでしょうね。

 でも「なんでもポケット」は必ずあると信じている人にはあるような気がする。この世には「願えば必ず叶う」という大原則がある。しかし大抵の人は夢が叶うまでの「時」を待てないのだ。夢がかなうと信じている人は、どんなに壁にぶち当たろうが必ず手探りで夢に近づいていこうとする。当然、苦労もするし、時間もかかる。それを我慢して待てるかどうか。

 今回の周年作「夢の外へ」を観ながら、今のRinさんはとても輝いていると感じる。13年目でもまだ夢の途中かもしれない。でも着実に「夢の外へ⇒夢が現実へ」に手が届こうとしているのだと思う。

 何年かかってもいい。私を始めファンは必ずついていく。一緒にストリップの夢を実現しようね。

 

平成26年11月                           大阪晃生にて

 

【閑話休題】

 ドラえもん誕生の話をしよう。

 何をやらせても冴えない小学校四年生の野比のび太が、お正月休みに部屋でごろごろしていると、勉強机の中からネコ型ロボットのドラえもんとのび太の孫の孫にあたるセワシが現れる。セワシの話によると、のび太は成人したからも数々の不遇に見舞われ、興した事業も倒産し莫大な借金を残し、それが子孫達を困らせているという。そんな悲惨な未来を変えるために、ドラえもんをのび太の世話役として連れて来た。

 それからの話は、みなさんご存知のように、ドラえもんがなんでもポケットから色んな「ひみつ道具」を取りだして、のび太を教育していくストーリーになる。のび太は道具に頼りながらも反省し学んでいく。彼が進む道は少しずつ良い方向に変わっていく。

 いつしか、ドラえもんとのび太には深い信頼関係ができていく。

 ドラえもんは、一旦、世話役としての役目を終えて未来に帰って行く。しかし戻ってくる。その一件から、二人は、世話役と世話をされる関係から、一緒に居たいから居るという関係に変わっていく。

 

 

 

 

後輩想いなRin Rin Rin物語  ~Rinさん(晃生所属)に捧げる~

 

 リンリンリン♪ 携帯電話が鳴る

 後輩の踊り子Aさんからの相談事だった

「お姐さん!どうしよう! うまく踊れないのー」

 大丈夫よ! 最初から上手く踊れる人なんていないの。ステージは慣れからよ。

 

 リンリンリン♪ 携帯電話が鳴る

 後輩の踊り子Bさんからの相談事だった

「お姐さん!どうしよう! 楽屋で他のお姐さんとうまくいかないのー」

 大丈夫よ! 人間関係はどこにでもあるの。最初のうちは他のお姐さんの言うことを素直に聞くこと。そのうち他のお姐さんの言うことが理解できて納得するわよ。

 

 リンリンリン♪ 携帯電話が鳴る

 後輩の踊り子Cさんからの相談事だった

「お姐さん!どうしよう! ホームシックにかかっちゃったのー」

 大丈夫よ! 他の土地もすぐに慣れるわ。踊り子に旅はつきもの。美味しいお店を探すとか、旅を楽しもうとすることが大切よ。

 

 リンリンリン♪ 携帯電話が鳴る

 後輩の踊り子Xさんからの相談事だった

「お姐さん!どうしよう! リンリンリン・・病気になっちゃったー」

 えっ、淋病にかかったの!?  すぐに医者に行ってペニシリンを注射してもらいなさい。

 もうダメよ! そんなことをしたら仕事にならないでしょ。気を付けなさい。

 

 凛・凛・凛

 Rinさんは 後輩に いつも優しく、そして頼もしい存在

 毅然とした態度で物事を対処してくれる

 

 リンリンリン♪

 Rinさんのお家の呼び鈴が鳴る

 いつも沢山の友達や後輩が集まってくる

 

 この世界には自分のことしか考えない人が多い中で、Rinさんはいつも後輩や他の人のことを最優先で想ってくれる。

 美しい仲間や若い後輩がたくさんいるけども、心が一番きれいなのはRinさんだ。

 Rinさんこそ劇場の宝だ!と私は思う。

                                    おしまい