平成22年の年末週、渋谷道頓堀劇場での2010年ストリップ見納め観劇レポートを書いてみました。
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2010年も残すところ10日間。クリスマスに浮かれているうちに、駆け抜けるように時は過ぎていくことだろう。今年の冬は寒くなると言われているが、今のところ暖冬が続いており、最近ようやく冬の寒さを感じるようになってきた。
さて、今週は、渋谷道劇を楽しみにしていた。興行のハイライトは、花電車で有名なファイヤー・ヨーコさんの引退。ファイヤーを継承している道劇のアキラさんがヨーコさんの引退興行を企画したらしい。
ただ、私のお目当てはこれではなく、今年デビューした期待の大型新人の小沢アリスさんと今週デビューの葵うさぎさん。この新人二人に加え、長く応援している大阪東洋の国府田ひとみさんとTSの愛さん。この四人の組み合わせが、私がいつも求めている‘新人さんへのときめき’と‘ベテランさんとのやすらぎ’にピッタリ一致した。
実際、前半の四人をお目当てにしている客と後半のファイヤー二人に心酔している客では全く雰囲気が違っていた。ヨーコさんの応援目的で来ている方、中には年配の女性も多く、異様な空気を漂わせていた。特に四回目ステージでは、前半四人が終ると殆どの一般客が帰りだすが、一方でステージ後方やラウンジに潜んでいたファイヤー隊が盆周りに集まり、ファイヤー!ファイヤー!と叫びながら場内はお祭り騒ぎになる。
改めて紹介すると、今週の香盤順は次のとおり。
1. 国府田ひとみさん(東洋)
2. 葵うさぎさん(道頓堀)
3. 愛さん(TS)
4. 小沢アリスさん(道頓堀)
5. ヨーコさん(フリー)引退興行
6. アキラさん(道頓堀)
私は今週10日間で7日も通ったので、踊り子さんと中味の濃いお付き合いをさせて頂いた。その思い出をここに記録しておく。
トップの国府田ひとみさん。彼女とは10年来のお付き合いなので気心が知れている。会えばホッとできる貴重な踊り子さんのひとり。
今回の出し物‘女狼’は良かった。いつも自分で演目や曲を考えている彼女だが、今回もいい内容に仕上がっている。ピンクの衣装で登場したレディが狼に変身。私は最初、現代版赤ずきんちゃんを想像した。狼のぬいぐるみがトトロに似ていると客に言われ苦笑いしていた。「ワイルドな野獣で、エロテックなウルフちゃんをイメージして、出し物考えました」 私が出し物の感想を書いたら「出し物のメッセージ、まじめっちゃ嬉しかったです!!」と喜んでくれた。
ひとみさんは私の童話ファン。特に星や宇宙に関心が強い彼女に披露した今回の童話『星と罪』は彼女のスイート・スポットにはまった。長い感想文を頂いた。「『星と罪』めっちゃ良かったです。なんだか、少女に、めっちゃ同感しながら、読んでしまった。この童話の少女のように、ぼくも自分の全てをささげても、もう二度と地球に帰って来れないとしても、ぼくは宇宙行きたいですね。自分の目で見てみたいなー。(中略)ぼくは太郎たんの数々の童話で『星と罪』が一番好きだな。今日は素敵な童話をありがとん」大絶賛してくれて感激した。「今度ぼくのステージも、太郎たんにぜひ童話作ってもらいたいな」という宿題を頂いたので心しておきたい。
TSの愛さんも2008年のデビュー以来応援している。今回渡した手紙の中で、私のジョーク集を気にいってくれた。「おやじギャグ好きだよ(笑) よく分かったネ! 手紙の、このコーナー好き。おもしろい。」「ポラの会話その10の人、なんとなくわかったかも(笑)」「ネタシリーズはふふっ(笑)って感じがいーよね。また、よろしく」はい、ジョーク集もたくさんありますよ。ストリップを観続けている限りネタは尽きません。
また今週、愛さん命というヒゲのおじさんと仲良くなり、何度も劇場で会い挨拶を交わした。彼はこれまで衣装ポラしか撮ったことがないらしく、今週初めて愛さんにエロポラを撮らせてもらったと感激している純粋で律儀な方。愛さんにもいいファンが付いているなぁと感激したひとこま。
今週デビューした葵うさぎさん。
ステージに現れた瞬間、彼女のキュートなかわいらしさが一目で気に入った。初日、二日目と会社帰りに劇場に寄ったので、四回目のステージしか拝見できず、ポラのサインが頼めなかった。私は持参した手紙だけ渡した。二日目にはステージ感想を書いて渡した。そのときに、うさぎさんが「昨日のお手紙読みましたよ。おもしろかったです」と話してくれたのに私は気を良くした。仲良くなれるかもしれないと直感した。
三日目12/23(木)は祝日だったので朝からステージを拝見することができ、いよいよ私の手紙に対するうさぎさんの反応を期待した。「お手紙いつも楽しみにしてます! こまめで感心してます。うさぎはズボラだからダメですね!」というあっさりしたコメント。期待が大きかったせいか一瞬拍子抜けした感じだったが、私はまめに手書きでコメントを送った。ポラをたくさん売るため、ファンを獲得するためにはズボラはだめだよと書いたら、「アドバイスありがとう。たくさんファンができるように、ズボラを卒業します(笑)」とどんどん私の言葉に反応してきた。会う日にちを重ねるごとに、私に対するうさぎさんの笑顔とポラのコメントが増えていった。ポラ裏に書いてくれる字の大きさがどんどん小さくなって字数が増えていくのが嬉しかった。
手紙のやり取りの中で、うさぎさんが青森出身であることを知り、私も秋田出身であることから同じ東北出身者として親近感が高まり、その旨の手紙を書いたら、なんと私との共通点が多いことに驚かされた。「昨日の手紙を読んでびっくりしましたよ!共通点がありすぎ。おばあちゃんち秋田だし、青森生まれの仙台育ちだから、本当は仙台出身かも? とにかく昨日の手紙はおもしろすぎました。」
お陰で文通が弾んだ。「今後続けるか迷ってましたが、今回やってみてとっても楽しいので続けようと思います。もし続けてもずっと笑顔で応援して下さいね。」と言われ、私の存在が少しでも役立てたのかと思うとファン冥利に尽きる。3回目のステージにぎりぎりセーフしたとき「今日はね、1、2回目ポラがさっぱり売れない&誰も笑ってくれないですごく落ち込んで泣きそうになってました。それで、もう今日はだめだ~って思っていたら、太郎さん登場! すごく嬉しかった。ベッドの途中ですごい笑顔になりました。太郎さん効果すごいです。」「私も毎日太郎さんに会わないとなんだか淋しくなってきました。太郎さん中毒みたいです(笑)」なんて言われて私はメロメロ状態♪ ははは
2010年暮れも押し迫ったところで、私は最高のクリスマス・プレゼントをもらった気分。今週これだけ通えたのはうさぎさん影響大ですよ。
さて、今週一番のお目当て小沢アリスさん。アリスさんにとって今週がデビューから四週目。私がアリスさんのステージを拝見するのが三週目になる。
初めてステージを拝見したときのアリスさんの美しさが放ったインパクトは強烈だった。こんな絶世の美女と仲良くなれたら最高だろうなと正直思った。出会いの週、初日に丁寧なお手紙を頂いたときに仲良くなれそうな期待は一気に高まった。ところが、その後手紙への反応が少なくなる。私は手紙でのコミュニケーションが弾まないと、どうも応援に気が乗らなくなる。しかし、アリスさんとは是非とも仲良くなりたかった。最初は私の方が遠慮していたものの、勇気をもって、もっと私の手紙に反応してほしいとお願いしてみた。そうしたら「ファンの心を掴むの巻☆」と銘打って、どんどん手紙やコメントが返ってきた。私がアリスさんの真のファンになりたいというプロポーズを真摯に受け止めてくれたことに感謝。
お陰で、今週は、私の手紙に対するアリスさんの反応がめっちゃ楽しかった。嫌々書いてくれたのなら、こんなに楽しいはずがない。長い手紙も二度頂いた。初めて頂いたときの手紙で感じていたが、アリスさんは本来手紙好きなんだな。アリスさんはよくアイコンタクトをしてくれ、笑顔と目線と手紙のコミュニケーションがスパイラルに回り始め、私とアリスさんは踊り子とファンとして最高にいい感じになってきた。2010年メモリアルな感動であった。
また、踊り子としてのアリスさんの成長は目を見張るものがあった。彼女の最大の武器は美しいルックスなので、客の目を見つめ笑顔爆弾を投下するのが最も効果的と感じていたが、それをしっかり行えるようになった。ベッドでのオープン・サービスも上手くなった。
手紙のやり取りの中でいろいろ確認できたことも多い。「私とっても恥ずかしがり屋なんです・・・実は。」「すごくマイナスシンキングで自信がない女の子です。」というのに驚いたが、「Butアリスという女の子はおてんばでエロくて、というスイッチがあるんです! AVでもそう! スイッチon! 」と聞いて、ストリップでトリップ感覚を味わっているのが分かった。更に、アリスさんのステージに対する心意気を感じられた。「ポラはとってもシビアですね。あそこ写せない分、私はステージで魅せなきゃっ、というプレッシャーがきます!」 踊り子という仕事をしっかりやっていきたい、そのために成長したい、応援してくれる固定ファンをしっかり掴みたいという前向きな気持ちがストレートに伝わってきた。私の応援、手紙でのアドバイス等を求めてくれるアリスさんの気持ちが嬉しかった。
アリスさんはギャラが高いだろうから渋谷道劇専属で続けていけるだろうかと心配するファンの声もあるが、逆に今の渋谷道劇にとってアリスさんの存在は大きい。渋谷道劇人気復活の起爆剤、アリスさんこそ道劇中興の祖になれる器だと私は感じている。
アリスさんとうさぎさんが仲良しになったことも私的に嬉しいこと。一緒にプリクラを撮りに行ったりしているようである。これから二人一緒に応援していきたい。
私の観劇最終日、しかも、これが2010年ストリップ見納めというときに、楽しかった今週の思い出がひとつの童話として頭に浮かんだ。即興でネタを書き下ろし、アリスさんとうさぎさんに渡した。今週出演している踊り子さん全員の名前を使ってストーリーを考えた。「不思議の国のアリス」と映画「ロード・オブ・ザ・リング」を組み合わせたようなイメージの内容である。
題名は『アリスのドラゴン退治』・・・
ある日、アリスは、林の中でうさぎを追いかけている途中、大きな木のたもとにある、うさぎの穴に落ちてしまった。
アリスの身体は地中深くどんどん滑り落ちていきます。一体この穴はどこまで続いているのでしょうか。
地下の奥底には、大きなドラゴンが棲んでいました。
アリスの身体は、そのドラゴンの横(ヨーコ)腹にぶつかりました。それがクッションとなったお陰でアリスには怪我一つありませんでした。
ところが、アリスがぶつかった衝撃で眠りを醒ましたドラゴンは怒って口から炎(ファイアー)をふき、アリスに襲いかかろうとしました。大変!!!!
しかし、アリスは冷静でした。アリスは優しいひとみで、じっとドラゴンの目を見つめました。
すると不思議なことに、ドラゴンはアリスを襲うことをアキラめました。
アリスの愛がドラゴンの怒りを鎮めたのでした。
めでたし めでたし
平成22年12月 渋谷道頓堀劇場より