渋谷道劇の新人、花形美由さんの初関西レポート「晃生で初のトリを務める、そのけな気さに感動!」をまとめました。
花形美由さんは、今年H25年7月1日に渋谷道劇にてデビューして、8月中、9月中と三か月連続で渋谷道劇にのった。大切な期待の新人としてホームで大事に育てたいという劇場側の思いを感じる。その後、二か月空けて、11月中の渋谷道劇、11月結の池袋ミカド、12月頭の大阪晃生と三連投になった。ミカドが初の他劇出演になり、かなり緊張していた。しかし、トップに同じ道劇の六花ましろ姐さんもいたし、新人の定位置として二番手を務めたのでよかった。問題は大阪晃生だった。三連投目で、初の関西劇場。しかも、トリの予定だった青山はるかさんが突然とんでしまい、なんと新人の美由さんがトリになる。これにはびっくりしたが、一番驚いたのは美由さん本人だろう。
その週のメンバーを見るに、おのずとトリは美由さんかなとは思われたが、・・・
その週の香盤は次のとおり。①理亜奈(晃生)、②桃乃ララ(九条OS)、③鮎原かおり(フリー)、④南かずさ(A級小倉) 、⑤花形美由(晃生)〔敬称略〕。
トップの理亜奈さん(晃生所属)とは初顔合わせ。晃生から久しぶりの若い新人さんのデビューに嬉しくなる。ちなみに今週は二週目。晃生の踊り子さんらしく踊りが上手く、性格の良さそうな感じのいい娘だった。応援してあげようと思う。
鮎原かおりさんとも仲良くさせてもらっている。山形出身なので同じ東北人として親近感が湧く。花電車で、新ネタ「バナナの千切り」を披露していた。
南かずささんは来年二月に引退を控え、今週が関西ラスト。17年の芸歴というが、初めてお会いした時から全然変わっておらず、すごく若々しい。今回二回目終了後、一緒に出演されたお姐さん達がイベントを催してくれて感動的だった。
さて、私は前の週のミカドで、「晃生に応援に行くからね」と美由さんに話していた。
美由さんの晃生出演は前の週に突然決まったが、実は、私はその前から大阪東洋に遠征するつもりでいた。その週は、東洋勢としては応援している伊吹千夏さんが三周年記念公演だったし、新人の向日梨なつさんもいた。またロックから伊藤真理子さん、あすかみみさんと豪華メンバー。そして、最後に渋谷道劇の飯島しきさんが初出演になり驚いた。渋谷道劇メンバーが東洋にのるのは匠悠那さん以来で何年ぶりになるだろうか。これは大トピックスなのだが、翌週は愛野いづみさんが決まり、ついに道劇も東洋出演枠に入ってきたようだ。ということで、12/7(土)は大阪東洋を観劇し、その翌日12/8(日)朝から晃生に入った。
お目当ては、もちろんトリの花形美由さん。今回の晃生も行けたので、デビューから欠かさず応援が続いている。今の私が最も精力的に応援しているお気に入りの新人さんである。
一回目ステージ、元気いっぱいに踊っていた。
最初に、ミニーちゃんの衣装で登場。定番の白い水玉が散りばめた赤い衣装。大きな耳がかわいい。美由さんは身長が高いけど、ミニーがよく似合うね(笑)。
ツインテールがとってもかわいい♡ いつものように、はにかみの笑顔を客席に振りまく。
次は、水色の制服ルックで爽やかに踊る。
最後に、椎名林檎の曲にのって、ベッドショーへ。髪の結いを解き、ストレートヘアへ。衣装は、青い胸元から、白いショールが下に流れる。ベットのとき、右耳に二個のピアスがキラリ☆ 私は彼女の裸体をうっとり眺め、そして目でしっかり見守っていた。
精一杯のステージを努めていた。とても良かったよ♪
私のことを見つけて嬉しそうな視線を送ってくれた。彼女の表情を見て、心配は吹き飛んだ。初の劇場で凹んでいたらと心配していたので安堵した。関東の美由ファンの鈴木さんからも「まさか晃生でトリになるとは。不安でいっぱいだろうね。申し訳ないけど、晃生まで行けないので、太郎さんが関東ファン代表で応援してあげてほしい。」と言われていた。
ポラの時、「元気そうでよかった。だいぶ晃生に慣れたかな?」と話しかけた。美由さんは「やっと来てくれたー!待ってたのよ」と答える。
美由さんからのポラ・コメントに胸を打たれた。「大阪に初めて来た時は、すごく心細くて不安でした。そんな中、来てみたらトリでびっくりでショックでした。何日も一日中緊張してて、かなり疲れました。三日間毎日押しつぶされそうな気持ちになって泣いていましたけど、やっと慣れてきました。今は皆さんに美由の元気パワー☆が届くように頑張っています!!」 心から私が現れるのを待っていたんだと分かった。ストリップの父を自認する私として、こんな嬉しいことはなかった。美由さんがたまらなく愛おしかった。そして、淋しさを必死で隠して、頑張って踊っている。そんな美由さんのけな気さに感激して胸が震えた。
最近、新人のデビューが少なかったので久しぶりの感激であった。新人さんとの初々しいときめきこそ、ストリップの醍醐味のひとつ。美由さんとの出会いをストリップの神様に感謝するのみ。
今回の大阪遠征は、これだけで十分意味があった。
私は、差し入れの手紙に、意識して道劇メンバーのレポートを同封した。
一回目は、昨日大阪東洋で飯島しきさんに会ってきたことを話すつもりで、彼女のレポート。「手紙、感動しました。しき姐さんとは渋谷の寮でよくご一緒させて頂いて、お世話になっています。優しいしき姐さんを思い出すことができました。童話すてきでした。感動して、私もダンスへの気持ちを再認識しました。いつか感動させられるステージを私も作りたい!! だからこれからも頑張りたいと思います。」
二回目は、先週ミカドで一緒だった六花ましろさんの「夏の忘れもの」のレポート。「ましろ姐さんの「学校」と「オキナワ」ミカドでご一緒だったので衣装と曲だけはよく覚えています。」
三回目は、有馬美里さんのレポートと続けた。
タイミングもよく、美由さんの反応が返事のコメントによく表れていた。「今日は晃生でお会いできて良かったです! 嬉しいです! ありがとうございます。」「私の文字が汚くて読めなかったらごめんなさい。でも一生懸命書きますから・・・」「手紙すごく嬉しいです♡本当にありがとうございます。」「太郎さんにはいつも元気を頂いているので感謝しています。ありがとうございます。」一言一言が私の胸に沁みこみ、たまらなく嬉しかった。大阪まで応援に来た甲斐があったよー!!!
みんなが美由さんを応援しているよ。私を始め関東のファン、そして道劇のお姐さん方も。みんなの応援をバネにしてこれからも頑張ってほしい。
「また関東で会おうね」と言って、私は美由さんの三回目ステージが終わって劇場を出た。時間は20時40分だったが、大阪21時半発の夜行バスにはなんとか間に合う。近鉄布施から鶴橋で乗り換え大阪環状線で大阪駅へ。
夜行バスの中で、美由さんのことを想いながら眠りについた。
平成25年12月 大阪晃生にて