今回は、道劇の踊り子、水鳥藍さんについて、H30年2月結の栗橋空中大会の模様を、新作を題材に、「貫禄の空中演技」という題名で語ります。
H30年2月21日(水)、初日に顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①水鳥藍(道劇)、②MOKA(TS)、③松本なな(東洋)、④MIKA(ロック)、⑤清水愛(ロック)〔敬称略〕。松本ななさんが栗橋初乗り。
今週は、第二回栗橋空中大会。H29年8月中の第一回栗橋空中大会にも出演し、引き続き今回も出演されているのは水鳥藍さんと清水愛さんのお二人。第一回目から大好評になっていたが、残念ながら私は第一回目は拝見していない。
というか、私と藍さんは栗橋で初顔合わせ。
早速、新作の内容をご紹介する。
今週の出し物は1,3回目は「Swinging London」、2,4回目は「Princess of China」の二個出し。どちらも新作。
最初に演目「Swinging London」。
白いダブルボタンのジャケット、ぴっちりした縞々のスカート。ベレー帽を小粋にかぶり、黒メガネをする。眉毛が太く、目元ぱっちりの化粧がよく似合う。藍さんから「60年代ロンドンがテーマで衣装も全てマリークヮントだよー。」と教えてもらう。
底の高いロングブーツを履いて軽快に踊る。
音楽が全てビートルズ・ナンバーなのが我々世代としては嬉しい。おもわずノリノリになる。
一曲目は「A Hard Day's Night」 (日本語題『ビートルズがやって来るヤァ! ヤァ!ヤァ!』)。イギリスで1964年7月10日に発売されたビートルズの3作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバムである。
上着を脱ぐと、下に黒いブラウス。
一旦、暗転。
二曲目は「カム・トゥゲザー」("Come Together")のカバー。1969年9月にビートルズが発表したイギリス盤公式オリジナル・アルバム『アビイ・ロード』の収録曲であり、翌10月にシングル・カットされ21枚目のオリジナル・シングル曲ともなった。
曲変わりに合わせ、着替える。
タンクトップの黒いTシャツ。MARY QUANT LONDONの文字と絵柄がある。ぴったりしたピンクとブルーのチェック柄ズボン。裸足で踊る。
三曲目が、『イエロー・サブマリン』 ("Yellow Submarine") 。イギリスにおいて1969年1月17日に発売されたビートルズの11作目のオリジナル・アルバムであり、アニメ映画『イエロー・サブマリン』のサウンドトラック・アルバムでもある。
この曲に合わせて、プラとミニスカートの上下セパレートの衣装に着替える。白地に黒の花柄模様。透明なハイヒールを履く。
四曲目が、「アンド・アイ・ラヴ・ハー」("And I Love Her")のカバー。ポール・マッカートニーが作った作品。1964年発売のアルバム『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』に収録されている。
ここでポール演技を始める。
五曲目が、「ブラックバード」(Blackbird)のカバー。本作は、1968年に発表されたジョン・レノン/ポール・マッカートニーのナンバーである。実質上はポール・マッカートニーの単独作品である。アルバム『ザ・ビートルズ』に収録。
そのままポール演技を続け、次の六曲目でベッドショーへ入る。
六曲目は、「All You Need Is Love」(日本語タイトルは「愛こそはすべて」)。1967年7月にビートルズが発表した15枚目のオリジナル・シングル曲である。
次に演目「Princess of China」。
こちらは中国衣装を着て、中国刀を振り回して舞い踊る内容。
最初に、右肩を出した袖の長い中国衣装。赤に白地の模様が入る。腰を紐で結ぶ。髪が華やかで、青い髪飾りをかぶり、その上に赤い髪飾りを乗せる。額と首に赤い数珠を巻く。
一曲目は演目名にもなっているColdplayの「Princess Of China」。10月19日に待望の5thアルバム「Mylo Xyloto」をリリースしたコールドプレイ。そしてその収録曲「Princess of China」には、リアーナが参加している。コールドプレイ(Coldplay)は、イギリスで結成されたロックバンド。1997年にロンドンで結成される。メンバーは、クリス・マーティン(ボーカル・ギター・ピアノ)、ジョニー・バックランド(ギター)、ガイ・ベリーマン(ベース)、ウィル・チャンピオン(ドラム)から構成される。メンバー4人とも教師の息子たちである。
世界でアルバム総セールス 5,500万枚 以上を誇るコールドプレイ。2014年5月にリリースされた6枚目のアルバム『GHOST STORIES(ゴースト・ストーリーズ)』に収録。コールドプレイは1997年にロンドンで結成。2000年にデビュー・アルバム『Parachutes(パラシューツ)』をリリースし、グラミー賞最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバムを受賞。日本でも『SUMMER SONIC』への出演、日本武道館やさいたまスーパーアリーナでの単独公演を成功させるなど高い人気を誇る。57回グラミー賞においても3部門にノミネートされている。
二曲目がBest EDM Music "Chinese Style" に変わる。ここで内掛けを脱ぐ。下には上下セパレートの衣装。ブラと赤と黒の入り混じる長いスカート。中国刀を抜いて舞う。
ここで暗転。
三曲目は「Merry Christmas Mr. Lawrence(戦場のメリークリスマス)」。これは映画『戦場のメリークリスマス』のオリジナルサウンドトラックである。1983年5月1日にリリースされた。英国アカデミー賞 作曲賞受賞。 この曲に合わせて、空中遊泳のようなポール演技を始める。
ラスト曲はDavid Bowieの「China Girl」(1983年5月リリース)で締める。
水鳥藍さんは前回の空中大会経験者でもあり、トップに相応しく、シャープな動きで、落ち着いた安定感のある演技を魅せる。
平成30年2月 ライブシアター栗橋にて