渋谷道劇の期待の新星、水鳥藍さんと小町れのさんのチームショーの観劇レポートを贈ります。
H27年5月1日、GW週初日の渋谷道劇。
先週に引き続き、GW特別興行ということで七人香盤。①水鳥藍(道劇)、②小町れの(道劇)、③天上くるみ(TS)、④六花ましろ(道劇)、⑤園田しほり(フリー)、⑥北川れん(道劇)、⑦匠悠那(道劇)〔敬称略〕。1,3回目に水鳥藍さん&小町れのさんのチームショー。
11時半から開演するとあって早朝から客が並ぶ。今週は三回公演と聞いていたが初日は頑張って四回公演になった。
今週の目玉は、水鳥藍さん&小町れのさんのチームショー。卓越したダンス・センスを持つ二人の新人がどんなステージを魅せてくれるのか楽しみにしてきた。
チーム名はTitanium。
今回の演目名は「ステップ・アップ」。
初日、トップで初披露。仲良しの二人が楽しそうにやっていたが、初出しの緊張もあるのだろうか、全体としてドタバタ劇の感が歪めない。「ドタバタ劇が更にドタバタしてしまいました。次はしっかりやります。」という藍さんのコメント。当日二度目は落ち着いてきた。
今週私にとっての2日目5/5(火)に三度目のステージを拝見。観る度に着実に良くなっている。そして3日目5/6(水)に四度目のステージを拝見したら、驚いたことに内容が少し変わってきた。きちっんと踊っている印象を受けた。私にはこの変化が嬉しかった。楽日までずっと拝見したが、内容がどんどん進化していったことに感激☆
テーマは、クラシックバレエとモダンダンスの踊り対決。
ステージ模様を語ろう。
暗闇の中、明かりが付くと、二人が並んで盆の上に登場。水鳥藍さんは細身の体にフィットしたレオタードと巻きスカート(バレエの定番稽古着)。胸元のアクセサリーがきらり。小町れのさんは、だふっとした赤いトレーナーに白いトレパン姿。帽子の上に赤いパーカーをおおう。鮮やかな色のズックを履く。持ち味の違う二人が現れ、それが融合する雰囲気を醸す。ほんの短い時間だが、このスタートの場面に今回の演目のテーマが凝縮されている。
最初に、藍さんがバラード系の曲にのり、しっとりとバレエを踊る。その様子をれのさんが興味深く袖から覗く。バレエをやりたいのかな?
次に、れのさんが最近のガールズ系ダンスを披露。ナイスな動き。れのさんが赤いトレーナーを脱ぐと、黒いTシャツが現れる。表に「なにを見てるの?」、裏に「ほっといてくれ!」と記されてある。今度は藍さんがステージを覗く。お互いの存在が気にかかる様子。
そして、二人が意気投合して一緒に踊る。れのさんは先ほどの黒いTシャツに白トレパン。藍さんは花柄のワンピース。二人はそれぞれの得意な踊りの振付を主張し合う。ここが踊り対決の場面になっている。できれば、ここをもう少し充実させてほしかったなぁ・・・
次に、二人はたくさんの買い物袋を持参。中には着替えの衣装がたくさん。仲良くなった二人は一緒に踊るための衣装選び。着替えシーンではそれぞれ大きな布で隠し合う。でも、しっかり見えてたよんー(笑)。最初に、れのさんがパンダのぬいぐるみに着替えたが藍さんが満足せず、最終的にれのさんは白い毛皮の付いた黒い衣装になる。スカート部に花飾りが縫い付けてある。頭にはクマの顔をした白い毛皮をかぶる。藍さんはピンクのセパレート衣装。うさぎの耳がかわいい。白いスカートにも花飾りが縫い付けてあり、なんと透け透けだぁ~♪ 二人で楽しく踊る。
最後に、それぞれのソロダンスを披露。各人の特徴を活かしたダンスで、藍さんはピンクの衣装でしっとり、れのさんは黒い衣装で激しく。
このままベッドへ。二人のベッドショーは圧巻。次々とポーズを決めていく。これでもかこれでもかとエロス爆弾が炸裂する。
二人を応援している私としては、ストリップの父として、かわいい娘たちの元気な姿を鼻の下を長~くしながら眺めていた。今回のステージはテーマなど難しく考えず、ただただ若い二人のキャラを楽しめればいい。
今回の演目名「ステップ・アップ」という如く、今回のチームショーを次なる二人の成長につなげてほしいなと心から願う。
平成27年5月 渋谷道頓堀劇場にて