渋谷道劇の水鳥藍さんのデビュー記念に、観劇レポート「華麗なバレリーナの登場」を語ります。

 

 

H26年4月頭の渋谷道劇には色んな思いを抱いて通った。

この週の香盤は次の通り。①前半は川中理紗子、後半は一宮紗頼(道劇)、②森優希奈(TS)、③水鳥藍(道劇)、④飯島しき(道劇) 、⑤北川れん (道劇)、⑥目黒あいら(晃生)〔敬称略〕。

初日に、晃生の目黒あいらさんの顔を見た瞬間、嬉しくて涙が出てきた。よくぞ戻ってきてくれた・・・。あいらさんが3月頭のTSを飛んだときには、その前週、前々週も飛んでいると聞いていたので、もう復帰は無理かと諦めたほど。あいらさんが辞めたら、もう晃生も終わる!と心底思った。まさか肺炎をこじらせて休養していたとは知らなかった。

北川れんさんとは先週の東洋でお会いしたばかり。初東洋出演を記念して、初レポートを書いてあげようと考えていた。今回ようやく渡すことができた。

逆に、一宮紗頼さんは来週に初東洋を控えていた。「必ず大阪に応援に行くからね」と約束した。

そして、なんといっても、この週、最大の目玉は期待の大型新人・水鳥藍さんのデビューであった。前月に可愛実梨さんがデビューし、それに続く渋谷期待の新人デビューに心が弾んだ。

 

水鳥藍さんのデビュー週の模様を語る。

初日の4月1日に初顔合わせ。会社帰りなので四回目ステージのみ拝見。

ステージに現れた瞬間、小柄でキュートな顔立ちの女の子だが、ある独特な雰囲気を醸し出していた。

最初に目が行ったのは髪型。宣材ポスターでは長い髪を肩の下まで垂らしていたのだが、実際の藍さんは、パーマされた縮れ毛を肩の上に綺麗にカールしている髪型だった。とても似合っていてステキ。赤い髪飾りもかわいい。なんという髪型かな?藍さんに聞いたら、「ポスターは鬘(かつら)なの。そして髪型名は分からないけど第一次世界大戦後に流行したヘアスタイルなの!」と教えてくれた。

衣装は、黒とゴールドをベースにし孔雀が刺繍された豪華なドレス姿。バストが赤と黒にキラキラしており、胸元上部に髪飾りと同じ赤いリボンが付いている。銀のシューズを履いている。

踊り出したときに目が点になった。動きがとてもシャープ!完璧なバレリーナだ!

すごい新人がデビューしたと心が躍った。同じバレエ経験者の北川れんさんも感心していた。

当初は教えてもらった通りJAZZを踊ろうとしていたが、途中から自分で振付直して完全なるバレエに切り替えていた。「そうなんです・・・私は長年バレエの人なので、JAZZはすごく苦手で・・・ヒールも・・・フラフラしてすみません。これからJAZZやヒールの踊りも頑張っていきます。」「何だか、ザ・バレエをやった方がみなさんからの受けがよい様です。」

スワンやÝ字バランスのポーズが綺麗に決まっていた。

色白のヌードでパイパン、それを柔軟な身体を活かして十二分に見せてくれる。現役のバレリーナのヌードが拝めると思っただけで涎垂しちゃうよん♡

彼女は今でもバレエを習っていて、今日もバレエのレッスンの後で劇場に来たと話してくれた。本格的に、踊りのうまい新人の登場に私は心が高まった。

私の手紙に対して、丁寧に反応してくれた。「負けず嫌いな性格」と書いてあったので、この子なら必ず踊り子を続けてくれると確信した。

私は六日間を渋谷に通い、藍さんのファンになるべく、デビュー週の楽日に花束を贈った。私だけから花束をプレゼントされたので驚いていた。

 

このレポートを書いている時点で、先にデビューした可愛実梨さんが親バレで二週目を飛んでしまった。せっかく応援しようと心に決めていたのでかなりショック。彼女の分まで、水鳥藍さんをしっかり応援してあげようと思う。

 

 

平成25年4月                          渋谷道頓堀劇場にて