荒木まいさん(東洋所属)の、大阪東洋ショー劇場のH30(2018)年10月結における4周年週の模様を、4周年作「あらきこまち」を題材に語りたい。ちなみに今回は荒木まいレポの「ピンクに染まっちゃう」シリーズ(その16)になります。

 

 

H30年10月結の大阪東洋ショー劇場に、初日から顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①榎本らん(東洋)、②有沢りさ(ロック)、③花咲ぼたん(ロック)、④白鳥すず(東洋)、⑤荒木まい(東洋) 〔敬称略〕。今週は花咲ぼたんさんの東洋初乗り。

 

8月結の東洋以来、二カ月ぶりの東洋となる。

荒木まいさんもめでたく四周年を迎えた。「お陰様で四周年です。デビューから本当にありがとうね。」ほんと、あっという間の四年間だね。

まいさんの可愛さはデビューから全く変わってないね。ストリップ界最高のアイドルです。最近は、可愛さに美しさがミックスされてきた。

今回の4周年作で舞台に現れた時に、あまりの美しさに言葉を失った。この衣装は日本女性を美しく見せる最高の衣装だと感じた。興味が湧いたのですぐネットで調べた。平安時代の女性の外出着を‘壺衣装’と云うんだね。平安時代は、十二単で代表されるように日本の伝統的な美意識を確立した時代だと思う。十二単というのは、皇族に仕えた貴族の女房たちが着たもので、皇族に対する敬意を込めて華やかなものとした。しかし、着こなしは面倒。実際の皇族はむしろ華やかさより着やすさを選び略装していました。小袿(こうちぎ)は、身分の高い女性たちが日常用または準正装として着用していたもの、また身分の高い若い女性は、細長(ほそなが)という衣装を着用していた。そして、こうした高貴な女性たちの外出着が‘壺衣装’。動きやすいよう着物の裾を端折って短く着付ける(=壺折る)から‘壺衣装’。上品できっちりした印象の重ね着スタイルです。だから、壺というのは着物の部分をイメージします。

なんといっても、壺衣装の最大の特徴は「カーテンみたいなのがついた帽子を被ってる姿」です。これを「市女笠(いちめがさ)と虫の垂れ衣(むしのたれぎぬ)」と云います。竹などで編んだ笠のまわりに麻の一種?の薄い布を縫い付け長く垂らしたもの。室内では御簾や几帳に隠れていた身分の高い女性ですが、外出時には姿を隠すべく工夫されたんですね。姿を見せないためと虫よけ・日よけの意味もあったのでしょう。虫の垂れ衣の「虫」は苧麻(からむし)の繊維でできているという意だそうです。

女性の姿を見せないためとは、イスラム圏のブルカみたい。

たしかに女性の魅力というのは、なかなか姿を見せてくれない‘奥ゆかしさ’にありますね。男性はどうしても姿を見たくてたまらない。ストリップというのは、この男性の欲求を最大限叶えたものと云えそうですね。

 

今回の荒木まいさんのステージでは、壺衣装ではなく、着物の上に、この「市女笠と虫の垂れ衣」を被っている。これがよくマッチしている。しかも、この垂れ衣からちらりと顔を見せると、まいさんの可愛さは半端でない☆ これだけでノックダウン!

 

また、今回の演目名‘あらきこまち’とは洒落たネーミングだね。「あきたこまち」をうまく文字ってます。

 そういえば、お米の「あきたこまち」の宣伝には、この「市女笠と虫の垂れ衣」を被っている女性の絵が描かれています。実際、この平安衣装と秋田美人とは無関係のようです。(あえて云えば、平安時代を代表する美人歌人の小野小町が秋田出身ということかな。)

 でも、秋田美人には、この恰好がよく似合いますよね。だから、本作品‘あらきこまち’のイメージは「市女笠と虫の垂れ衣」で大成功です♪

 

 さて、4周年作「あらきこまち」のステージ内容をご紹介します。

 最初に、可憐なピンクの着物姿で登場。ピンク地に、いくつかの豪華な花が描かれる。袖部にある赤い花には緑の葉、膝部にある金の花には青の葉が刺繍されている。腰には金模様の赤い帯をして、その後ろ背中には金の帯飾りを付けている。

そして先ほど説明した「市女笠(いちめがさ)と虫の垂れ衣(むしのたれぎぬ)」を、赤い紐で括り付けて被る。

白足袋を履き、音楽に合わせて、舞い踊る。

音楽はインスト曲が続き、最初の曲はTOKIOの「DASH VILLAGE~遥~」でハーモニカの調べがいい。次のインスト曲に入って、笠を取る。髪は後ろにひとつ結びされ、金の簪(かんざし)がきらきら輝く。

ここで一旦、暗転。

上下セパレートの和もの軽装に着替える。上半身の衣装は、右側は肩を露出した黒い布、左側は右の黒い布を覆う形で白い花柄が描かれた金の布。上着の裾とスカートのベルト部は赤。下半身は同じ花柄の金のスカートで、前上がり後ろ下がりの形。素足が見え、音楽に合わせ、黒いブーツを履いて踊る。

この衣装は、赤と金の色彩に、黒がぴりりと絡む。首に黒いベルトを巻く。右の胸が黒い上に、左側の金の布の襟部も黒。更に右手には黒い長手袋、左手首に黒い輪。そして黒いブーツ。

音楽は高橋優の「ルポルタージュ」。心に響く歌詞の応援ソングだ。メジャー18枚目(通算19枚目)のシングルとして、2017年11月22日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。前作「虹/シンプル」から約4か月ぶりにリリースされる2017年第3弾シングル。 この曲はテレビドラマ「オトナ高校」主題歌。PVには同ドラマの主演を務めている三浦春馬が高橋と共演している。

 また暗転。

 木村カエラの曲「どこ」が流れる。歌詞を聞くと、まいさんの気持ちが窺えそうになる。

 白く薄い襦袢姿で現れる。着物の襟と帯がショッキングな赤。

 裸足で盆に移動。

 ベッド曲はピアノのインスト曲。久石譲の「Asian Dream Song」。

 今回はパイパンでなく、しっかりヘアが生えている。

 盆近くでアクセサリーを目で追う。頭は同じく金の簪を付けた髪飾り。首には長いY字型の純金のネックレス。右足首には純金のブレスレット。

立上りの音楽も高橋優の「虹」。メジャー17枚目(通算18枚目)のシングルとして、2017年7月26日にワーナーミュージック・ジャパンから発売された。前作「ロードムービー」から約3か月ぶりにリリースされる2017年第2弾シングル。「虹」は、2017ABC夏の高校野球応援ソング /「熱闘甲子園」オープニングテーマ。

 アイドルのまいさんが男性曲を使用し出し、しかも今回は高橋優くんを二曲も。

 

 最近の女優で秋田美人としてすぐに思い浮かべるのが壇蜜さん、佐々木希さん、そして乃木坂46のいこまちゃんこと生駒里奈さんかな。ベテラン歌手の藤あや子さんもそう。

そういえば、昨年の夏に秋田に帰省したエッセイを渡したけど、その中で<秋田再発見>として秋田出身の芸能人を紹介したね。そのとき、彼女たちの他に、シンガーソングライターの高橋優さんも掲載しました。今や彼は時の人になりましたね。本演目で二つの曲が採用されていて秋田出身の私としては嬉し過ぎます。

 しかも、高橋優さんの曲「虹」は、昨年の甲子園応援ソングに採用されたものです。きしくも今年の夏の甲子園で秋田の金足農業は準優勝して、甲子園に秋田旋風を巻き起こしました。前回の観劇レポートにも金足農魚の好投手・吉田輝星のことを書きました。私のレポート・ネタが今回の作品につながっていて、私としては感激いっぱいになりました。

 

まいさんをデビューから応援してきて、荒木まいレポ「ピンクに染まっちゃう」シリーズも第16弾になったことに感無量になります。今週もピンクピンクに染まってます♡

これからも応援し続けますので、素敵なステージを期待しますね。

 

 

平成30年10月                       大阪東洋ショーにて

 

 

 

 

日本の女性はみな着物の妖精である~百花繚乱~』 

~荒木まいさんの演目「あらきこまち」を記念して~

 

 

 宮廷界の貴公子・光源氏が浮かない顔をしていた。

 心配した友人の陰陽師が声をかけると、光源氏はこんな話をし出した。

「私はたくさんの女性を愛してきた。いつだって本気だった。いい加減な気持ちで相手をしたことなんて一度もない。・・・しかし、振り返ると、たくさんの女性を不幸にしてしまったんではないかと悔やまれてならないんだ。」

 陰陽師は言った。「あなたは純粋に女性たちを愛した。そのことに嘘偽りはありません。側に仕えていた私がそのことをよく知っています。」「女性たちはあなたに愛されたことを誇りに思っています。最高の幸せと感じています。あなたが残した忘れ形見を大切に育てることに一生を捧げる方がたくさん居ます。そのことをあなたが苦に感ずる必要はありません。」

 それでも光源氏は納得がいかない様。

 陰陽師が言う。「それならば私がこの世の精霊たちにうかがってあげましょう!」

 

 エロエロエッサイム♪と唱える。

 この世の魑魅魍魎たちが虹の架け橋を伝って集まって来た。変な顔をした精霊も多かったが、話が光源氏のことというだけで、たくさんの花の精霊たちが多く集まってきて華やかだった。

 陰陽師が尋ねる。「光源氏は一時の性欲のために女性を愛したのか。その罪はいかばかりか?」

 精霊たちは口々に言う。「女性は光源氏に愛されて真に満足しています。女の人生において、本当に好きな男に抱かれることほど幸せなことはありません。光源氏は己の性欲に駆られて女を抱いてしまったことを悔いているようですが、そもそも男性の性の快感に対して、女性の性の快感は比べものにならないほど大きいのです。男女の性交の後、女性には出産という苦しみが待っています。その代償のためにも、性の喜びのご褒美が与えられているのです。」

 陰陽師が付け加える。「それでも光源氏は愛した女性たちに何か償いをしたいと考えています。何か良いものはありませんでしょうか?」

 花の精霊たちが言う。「光源氏が『この世には女性の数だけ美しさがある』と言っている気持ちがとても素敵だと思います。特に日本の女性は美しい。彼女たちに特別のご褒美をあげたいですね。日本の女性に似合う花柄の着物はどうでしょうか。私たちが提供してあげますよ。」

 

 こうして日本には着物の文化が興りました。

                                    おしまい