H30年10月中の大阪東洋ショー劇場における、川越ゆいさん(東洋所属)の公演模様を、4周年作「ゐろは歌~飼~」を題材に語りたい。

 

 

H30年10月中の大阪東洋ショー劇場に、二日目から顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①松本なな(東洋)、②澤木夢(ロック)、③紗凪美羽(東洋)、④川越ゆい(東洋)、⑤南まゆ(ロック) 〔敬称略〕。

今週は珍しく東洋メンバーが三人もいる。しかも東洋出演頻度の少ない三人がそろい踏み(笑)。だからか、とても新鮮な気分に浸たれ、昔の東洋はいつもこうだったよなぁと懐かしく感じたり・・・ともかくも、今週は川越ゆいさんの4周年週である。以下、愛称のごえちゃんと呼ばせてもらうね。

 

4周年作「ゐろは歌~飼~」。最初に拝見したとき、お祭りのような印象を受けるも、なにを意味したステージか全く分からなかった。ただただ大好きなごえちゃんの元気な姿に酔っていた。

というよりも、私は今回のごえちゃんの出演に合わせて、二か月間ジブリ童話を創作し続けていた。ジブリファンのごえちゃんに喜んで欲しくて!

ジブリ童話はごえちゃんの心にヒットした。お陰で、ごえちゃん直筆のイラスト(塗り絵)が頂けた。私のお宝になった。私はこれだけで天に舞う気分♪

さて、第一の目的は達成できたところで、いつもの宿題として、観劇レポートに取り掛かろうと思う。ところが内容が掴み切れない。まずは演目名と曲の歌詞から攻めようと考える。東洋の公式ブログから演目名は「ゐろは歌~飼~」と分かる。ところが「~飼~」の意味が理解できない。そこで、曲名と解説をごえちゃんに求めた。

丁寧なお手紙で、以下の解説を頂く。

「昔昔、栄えたキレイな町があったとな。そんな町には小さな噂がありました。<可愛いおなごが消える> では、おなご達はどこに行ったのでしょうか・・・そうです。悪人に飼われ性奴隷にされていたのです。抵抗すれば殴られる。少女たちは仕方なく飼われるのでした。幼き少女はこの現実を受け入れることができず狂ってしまうのです。教えられた笑顔で今日も哀しく笑うのでした。 こんな感じのストーリーになってるよー!!!」

 

AVなどで目にする監禁・飼育の世界なのかぁ~!!!

アイドルのごえちゃんが、倒錯の世界にチャレンジしていることに驚く。と同時に私のステージを観る目も変わる。突然にエロ眼鏡になる♡ 「ごえちゃんを飼ったらどうなるか・・むふ♪ 身体は大型犬だけど、性格はきゃんきゃん鳴く小型犬かなぁ~(失礼↓)」などと妄想癖が騒ぐ。

とにかく、ステージ模様を紹介しよう。

舞台の左側に和傘が置かれている。(1回目は紫色に白い渦巻模様、2回目は黄色の絵柄)

最初に、盆の上に豪華な和物の衣装で登場。まるで、お祭りのような感じ。

頭には、ピンクと白の髪飾りに、赤い毛が垂れている。

衣装は、長い振袖の付いた和風。白地に赤い花と青い葉を彩った柄。下半身が、前上がり後ろ下がりで、素足が見える。裾に白いフリルが付いていて、全体的に斬新なデザインである。帯が鮮やかで、赤の上に金の帯がかぶさる。扇子を挟む。

扇子を取り出し開くと金と紫の鮮やかな模様。音楽に乗り、黒いブーツで舞い踊る。

一曲目は、Megpoid(GUMI)というVOCALOIDが歌う曲「トキヲ・ファンカ」 (作詞作曲はtakamattというアーティストの19作目。CD『TOKIO FUNKA E.P.』表題曲。) 。ノリのいい音楽だ。歌詞が難しく聞き取りづらいが♪「咲かせよ華を 浮世は刹那 舞台を焦がせ 炎を燃やせ」というフレーズが印象に残る。

音楽が変わり、衣装を着替える。

振袖の付いた和物の上下セパレートな軽装。肩出しの上半身の生地は左右対称になっている。左胸と右の振袖は黒地にピンクの花柄。右胸と左の振袖、そして短いスカート部は紫色。そして肩口、胸下、ベルト部、スカート裾を銀の布が締めている。頭と胸の中央部に白いリボンを置く。足元は先ほどと同じ黒いブーツで、音楽に合わせ踊る。

二曲目も同じく鏡音リンというVOCALOIDが歌う曲「籠ノ鳥」(作詞:まなみん、作曲・編曲:MazoP ) 歌詞が意味深な童謡調。♪<捕らわれた籠ノ鳥 鎖に繋がれてた「空は怖いところだ」 そう教えられてた. やがて女になって 繋がれて愛を知った「いつも此処にいなさい」 言葉に酔って. それはまやかし かしら. 篭女 篭女 籠の中の鳥はいついつ出やる 夜明けの晩に鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ ...>

ここで一旦、暗転。

白い襦袢に着替える。白い花柄で、シルクっぽい高級感が漂う。白い帯を締める。

和傘をもって舞い踊る。

音楽は、椎名林檎の「いろはにほへと」。彼女の歌詞は、麻薬みたいに官能的というか、  

日本的なエロティックさを感じさせる言葉遣いだ。たまらんね。

♪青い空よなぜ雲をかかえて走っていく

恋しいだれかをそっと追い掛けるの?

甘い果実をなぜ蜜を隠して黙っている

美味しいところをだれかに残しているの?

おしえてよもう騙されないわ

仮初めの彩度だけじゃ厭なの

色眼鏡割り棄てて

花道を通って盆に向かう。

盆の上に置いてあった赤い首輪を締め、飼われている女の子を演ずる。

ベッド曲は和風のBGMでしっとりと。

立上り曲は、演目名にもなっている和楽器バンドの「いろは唄」(アルバム「ボカロ三昧」より。作詞作曲は銀サク。)。元々この曲は2009年2月11日、ヴォーカルにVOCALOID2鏡音リンを使い、インターネット上で発表された。

♪アナタガ望ムノナラバ 犬ノヤウニ従順ニ 紐ニ縄ニ鎖ニ 縛ラレテアゲマセウ

アルイハ子猫ノヤウニ 愛クルシクアナタヲ 指デ足デ唇デ 喜バセテアゲマセウ

 

 選曲の妙。

 よくぞ、この作品を作り上げたものと感心した。振り返れば、一年前の三周年作でも、華やかな貴族令嬢から娼婦へと、堕ちて寂びれていく様を迫真の表情で演じていた。それまではディズニーやジブリなどかわいいアイテムが多かったが、汚れ役にも挑戦していた。こうした従来の殻を破るべき作品に今回も挑戦している。「いい意味で、お客を裏切る」ことは素晴らしい。

倒錯した狂気の世界を、明るいごえちゃんだからこそ暗さを吹き飛ばすように演じられるのだろう。

つい叫んでしまう。「ごえちゃんを飼いたい、いや、ごえちゃんに飼われたい!」(笑)

 

 

平成30年10月                        大阪東洋ショーにて