今回は、ロックの柏木由紀奈さんの「噛めば噛むほど味があるステージ」を語ります。
柏木由紀奈さんはH25年1月21日、浅草ロックにてデビュー。踊りが特技というだけあってシャープな動きをしている。納得の浅草デビュー!
私はH25年4月中の若松劇場で初顔合わせ。知っているロック常連さんが彼女の情報を耳打ちしてくれた。「かわいいよぉ~♡ きっと気に入ると思うよ。しかも、彼女のステージはコミカルで面白い。ショーパブか何かで活躍していたらしく、ステージ慣れしているというか、すごく肝が据わっている。経験が多い分、年齢はけっこういってるかも・・。」
そんな前評判を聞きながらも、ステージに現れた瞬間、そのキュートな美少女に一目で魅了された。長身でスレンダーなスタイルはステージ映えする。プロフィールを見ると身長160㎝で、B82・W59・H84とある。彼の話ぶりではオーバー30かと思っていたが全然若い!由紀奈さんのブログでは1987年4月8日生まれとあるから26歳か。
ステージは前評判通り、素晴らしいの一言! 彼女は完全に自分のスタイルを確立している。ステージ度胸が据わっているので新人の領域ではない。だから安心して見ていられた。
その週は二個出し。両方とも良かったが、特に花火・浴衣の出し物が由紀奈さんらしいコミカルさがよく出ていて強く印象に残った。オープンでドライヤーを使うなんてのも初めての試み。マリリン・モンローの名場面を思い出す。
一方、若松では、もう一人、H25年デビューの新人さんが出演していた。名前は桜木瑠華さん。彼女は、ある意味、柏木由紀奈さんと対照的なタイプ。踊りは全くの素人で、ステージ慣れしていない分、すごく一生懸命さが伝わってきた。ストリップの父を自認する私としてはハラハラ・ドキドキさせられ、ほっとけなくなった。瑠華さんとは翌月5中の仙台ロックで再会し、残念ながらもう引退を決意していることを知る。
由紀奈さんとの再会は、若松から二か月半後の仙台ロック。私は早速、7月6日(土)に仙台へ遠征。由紀奈さんはトップを努めていた。
今回の出し物は新作。「6/28に出しました。ホヤホヤですよ!!」
最初に、ステージに現れたとき強いインパクトがあった。というのは、男装をしていたから。黒縁メガネをしたかわいい男の子。どこにでもいそうな、おしゃれで華奢な男の子というイメージ。まさに、由紀奈さんのステージ最大の特徴であるコミカルさが前面に表れた演出。かわいい男の子は楽しく踊る。
そして、一曲目の最後に、(ぬいぐるみの)女の子に対して愛の告白をするも、バシーッと平手打ちをされ、恋は砕ける。
ぬいぐるみの女の子に、黒いカウボーイ帽をかぶせているので、もしかして、女ではなくオトコかも・・・。かわいい男の子は男に恋をした?
場面は変わり、ボンテージ風の黒い衣装を着て登場し、かっこよく踊る。
最後は、オレンジ色のシュミーズで艶っぽくベッド・ショーを演ずる。色白で、ナイス・ボディな由紀奈さんのヌードに目が釘付けになる。見せ方もすごくエロチックで私のエッチ心は沸騰状態♡
ここで鼻の下を伸ばしてしまい、脳みその皺も伸びきっていたので(笑)、ステージにおける三場面は別々のもので繋がりはないものと思い込んだ。
ところが、二回目のポラ・コメントに「今回の演目名は『コイモノガタリ』です」とあり、あれっ!ストーリーがあるのかなと気づく。
よく見ると、二つ目の黒い衣装は、一見ボンテージ風のビキニではあるが、腕・脚部の黒い衣装にカウボーイ服にある細い「フリッジ」と呼ばれる「さがり」が付いている。ちなみに、この「さがり」はカウボーイシャツの正装用と誤解されるが、本来は雨の際に袖下に水が溜まって袖がカビたり腐ったりするのを防ぐために水が伝って流れる水捌けとして付けられているようだ。ネイティブアメリカン伝授の知恵らしい。
途中でカウボーイハットをかぶる。この帽子は、最初のぬいぐるみの女の子がかぶっていたもの。つまり、かわいい男の子の恋の相手は(乗馬の好きな?)じゃじゃ馬娘なんだな。由紀奈さんのプロフィールを見ると、趣味は乗馬とあるから、この女の子は由紀奈さん自身かな。
最後に、しっとりしたベッド・ショーが続く。立ち上がりの高橋真理子さんの名曲「for you」が耳を潤す。昔、作曲家の都倉俊一さんがペドロ&カプリシャス時代の真理子さんと出逢い、「まりこの吐く息はすべてが音楽になる」と彼女の声にほれ込み、名曲「五番街のマリー」を作曲したという話を懐かしく思い出す。由紀奈さんが「この『for you』てすが、高橋さんは、今の旦那さんとのことを歌っているのだと思います。私の作品では、ちょっと解釈を変えていますが、、使ってみました。」とコメントしてくれた。どう解釈が違うのか、じっくり味わってみたくなりました。今回の作品は、いろいろ楽しめるツボがあり、けっこう奥が深いんだね。
由紀奈さんの「コイモノガタリ」・・・この恋は最終的に成就するハッピーエンドと思ってましたが、もう少し考えてみたくなったよ。
ステージを三回拝見して、漸くここまで辿り着きました。ははは
由紀奈さんのステージは、まさに噛めば噛むほど味がある、ユニークなステージである。もちろんヌードも噛み噛みしたくなるほど魅力たっぷり♡(あっ!失礼しました!)。
柏木由紀奈さんはH25年組の期待のホープである。
平成25年7月
『君にのって風を感じたい』 ~柏木由紀奈さん(ロック)に捧げる~
ステージという牧場を一頭の雌馬が駆け抜ける
なんというキレイな白馬だろう!
ぼくの心は激しく高鳴る
つぶらな瞳
きめ細やかな艶肌
しなやかな肢体
最高に形のいいおしり
おもわず君に触れたい衝動に駆られる
決して触れてはいけないんだよね
でもぼくは君にのり一緒に走りたい
君と一体となって風を感じたい
ぼくの魂は 君の背にまたがり 君のたてがみを掴む
ぼくには君をうまく乗りこなせる自信がない
でも絶対に落馬はしないよ
だって 君を想う愛が 君の手綱を離さないもの
走る! 走る! 走る!
あぁ 風を感じる 光を感じる 汗を感じる
土を感じる 草を感じる 花を感じる
ぼくの鼓動は激しく高まる
スピードがエクスタシーに達する
ぼくらはひとつになる
おしまい