虹歩さん(蕨ミニ所属)の、大阪東洋ショー劇場の令和元(2019)年9月頭におけるステージ模様を、21周年作を題材に、「虹歩さんが東洋初乗り、ストリップ界最大のトピックス」という題名で語りたい。
2019年9月頭の東洋ショーに初日から顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①虹歩(蕨ミニ)、②前田あこ(ロック)、③楓彩(ロック)、④浅倉真凛(ロック)、⑤真白希美(ロック) 〔敬称略〕。初日のみ体調不良の前田あこさんに代わり中条彩乃さんが先週からの延長で出演。前田あこさんと浅倉真凛さんのロック新人二人が東洋初乗り。
なんと虹歩さんが大阪東洋に初乗り。虹歩さんが東洋に乗るという話を聞いたときには正直腰を抜かすほど驚いた。
東洋にのれる踊り子は非常に限定されている。基本的に東洋とロックが主体。それ以外はAV出身など有名どころを限定している。いくら人気があっても所属劇場の関係で出れない踊り子も多い。そんな中、大ベテランの虹歩さんが22年目にして、初めて東洋の大舞台に乗るわけだから驚かずにいられない。
虹歩さんは元々札幌ニューカジノ所属 (札幌ニューカジノは1971年8月21日開館~[札幌カジノ]→[札幌DXカジノ]→移転・改称→[札幌ニューカジノ]~2000年3月20日閉館) 。札幌ニューカジノはかなり前に閉館しており、虹歩さんはほとんどフリーの状況で劇場を回っていた。人気者なので各劇場から引く手あまたで、踊り子の中で最も多くステージに上がっている一人である。そんな虹歩さんが昨年、蕨ミニに移籍した。お陰で仕事のコースは更に安定した。今や劇場が激減しているので、安定して劇場にのれることは踊り子として最も大切なこと。
そうしたら、虹歩さんがロック館にのることになる。2019年7月結の新宿ニューアートが決まる。これにはストリップ客の誰もが驚いた。ストリップ業界にはロック系と非ロック系が厳然としてある。非ロック系として位置づけられている虹歩さんがロック館にのることは常識的に考えられなかった。ところがそれが実現した。まぁ、最近の蕨ミニにはロック嬢が乗るようになって客入りがよくなっている。ロックも博多ロックや仙台ロックなど不採算になった自営の劇場を閉館し、更にロック嬢の出演が多かったDX歌舞伎劇場が今年6月末に閉館したこともあり、専属のロック嬢を乗せられる劇場が減ってしまって困っていた。そのため少しでも蕨ミニに乗せられることでたいへん助かった。そのバーターとして、蕨ミニの看板娘になった虹歩さんをロック館にのせることになったわけだ。
なお、蕨ミニはストリップ界では非ロック館と区分けされているが、まだ記憶に新しいところで、前例として蕨ミニの看板娘であったHIKARUさんが2015年5月結の川崎ロックで引退興行をやった。またHIKARUさんは引退前の2014年10月結の大阪東洋にも乗っている。だから虹歩さんは蕨ミニとして二人目の快挙となる。
いろいろと裏事情があるにせよ、ストリップ界の大御所である虹歩さんが、ロック館にのり、更に大阪東洋にものる事実。虹歩さんが今のストリップ界に、ロック・非ロックという壁をぶち破り、大きな風穴を開け始めたと言える。これは歴史的な快挙といえる。
同じく、ロック所属の空まことさんが最近8月中の渋谷道劇お盆興行に出演した。渋谷道劇はだいぶ前にロック嬢ものっていたことがあるが、最近では経営者の方針もあり全く乗っていなかった。非ロック館として区分けされていた渋谷道劇に久しぶりに空まことさんがのった意味は大きい。新しく社長に就任した藤波さんの意向かもしれないな。私も前から、低迷する渋谷道劇の人気を復活するにはロック嬢を乗せることが手っ取り早いと思っていた。
ロック館、非ロック館ともに、劇場が減りすぎてしまったため、踊り子のコース確保には、いまさらロック館・非ロック館という区別を言っている余裕がなくなってきているのが実情である。そうした中で、虹歩さんや空まことさんの最近の動きは画期的な話である。ストリップファンの一人である私としても喜ばしい話だと思う。ストリップが生き残るためには今や劇場同士が争っている余裕はない。2020年の東京オリンピックを前にして、不安が広がるストリップ業界にとって今こそ全劇場が一致団結の協力体制で踏ん張る時だと思える。
さて、前置きが長くなった。
今週の虹歩さんの演目は、1,3回目ステージは21周年作、2,4回目ステージは演目「レインボーガガ(パート1)」。前者は今年3月結の渋谷道劇で21周年を迎え披露された。後者は、私はたしか6月結のシアター上野で拝見している。
数あるレパートリーの中で、今回最新作として、この二作品を持ってきたのは成功である。二つとも、東洋の大舞台に映える内容であり、虹歩さんのダンスの上手さが遺憾なく発揮されている。
いやー、それにしても、東洋で拝見する虹歩さんのステージは別格ですなー。広いステージの上を所狭しと縦横無尽に舞い踊る。狭い劇場にはそれなりのアットホーム感があっていいものだが、やはり踊り子には時にこういう広い劇場で伸び伸びと踊らせたいものだ。虹歩さんのステージは惚れ惚れほど華やかで素晴らしいものだった。虹歩ファンなら今回の東洋公演は必見だね。
長くなりそうなので、今回はレポートを二つに分けて作品ごとに整理する。
まずは、「21周年作」(特に演目名は決めていないとのこと)である。
虹歩さんの作品の一番の特徴は、選曲センスの素晴らしさにある。今回の作品でも音楽を聴いただけで「さすがだなぁ~」と脱帽させられた。
最初に、華やかな白い着物姿で登場。キラキラした花柄模様の白い着物である。ピンクの帯を巻く。この着物の斬新なところは、両方の袖の長さが違うこと。左側は短く、右側はピンクの長い袖になっている。頭には白い花飾りをヘアバンドのように付ける。
音楽に合わせ、裸足で踊る。リズミカルで最高の音楽だ。
一曲目は、吉田兄弟+MONKEY MAJIK の曲「criminal」。2016.06.29配信。作詞:Maynard/ Blaise、作曲:吉田健一/Maynard/Blaise/井上鑑。
和物には吉田兄弟の三味線が合う。しかし、今回のはコラボになっている。
これまで"MONKEY MAJIK+吉田兄弟"名義で「Change」(2007年)、「夏の情事」(2014年)をリリースしてきたが、新しいコラボ曲「criminal」は初の"吉田兄弟+MONKEY MAJIK"名義となる。吉田兄弟ならではの激しい三味線の演奏とメイナード、ブレイズふたりのヴォーカルが融合し、さらに強烈なインパクトを残す楽曲に仕上がっている。
私はMONKEY MAJIKを初めて知った。しかも彼らは私の第二の故郷である仙台のバンドであり驚いた。さすが音楽の杜・仙台だなぁ。
MONKEY MAJIK(モンキーマジック)は、日本の4人組ロックバンド。所属レーベルはエイベックス・エンターテイメント内のbinyl records。所属芸能事務所はエイベックス・マネジメント。略称は「モマジ」または「モンマジ」。
<プロフィール>
カナダ人兄弟がツイン・ボーカルおよびツイン・ギターを担当し、日本人2人がリズムセクションを担う4人組バンド。青森県・南部地方で結成された当初は現メンバーより多国籍な在留外国人のバンドであったが、宮城県・仙台都市圏への移住を経て日本・カナダ混成バンドに収束したため、両国の「ハイブリッド・バンド」と称されることもある。メジャー・デビューした現在も全員が仙台都市圏在住。
カナダ人兄弟が日本語と母語の英語をミックスして歌う、J-POPと洋楽の要素を併せ持った楽曲が特徴で、その比重は日本語詞が大半を占めるものから全編英語詞のものまで様々である。ただし、曲中のラップはほぼ英語である。
バンドを結成した初期から歌詞に日本語を使用しており、メイナードは「日本語で歌わなかったら日本でやる意味がない」「日本人のメンバーも含めみんなの声を入れたい」と述べている。現在も日本語詞は日本人メンバーが作詞している。
2006年(平成18年)、フジテレビ月9ドラマ『西遊記』の主題歌「Around The World」のヒットにより有名バンドの仲間入りをし、2007年(平成19年)にはヨコハマタイヤイメージソング「空はまるで」がUSENの総合チャートとリクエストチャートで1位となり、発売前の楽曲が同チャート1位となるのは史上初だったため話題となった。このほかにもテレビ、CM、映画などでのタイアップが目立つ。また、SMAPの42枚目のシングル「そのまま」を手がけた。
日本国外務省およびカナダ外務省より「日加国交樹立80周年記念親善大使」、国土交通省東北運輸局および東北観光推進機構より「東北観光親善大使」、ベガルタ仙台より「ベガルタ仙台日加親善大使」、日本国外務省より「復興発信使(KIZUNA大使)」を委嘱されている。2009年(平成21年)にはカナダ公式訪問中の天皇・皇后両陛下の前で天覧ライヴを行った。
音楽が変わり、着物を脱ぐ。下には軽装なドレス。
上半身はベージュ、下半身は薄いレインボー色のロングスカート。その間を挟むように、白い首輪と白いベルトを置く。頭は先ほどと同じ。
音楽に合わせて、裸足で舞い踊る。
二曲目は、DAISHI DANCEの「Planetarium」。インスト曲で、リズミカル・メロディアスないい曲だ。こんなミュージシャンをよく見つけてきたねー。ほんと選曲眼が光る。
DAISHI DANCE(ダイシ・ダンス、1976年-)は、日本の男性ミュージシャン、DJ、リミキサー。
現在は日本でDJ活動をしているが、自身のCDをリリースする以前の頃は地元の札幌市を中心に活動していた。DJだけでなくその為の楽曲制作も積極的であり、以前はメロディアスな哀愁ハウスミュージックが特徴だったが、2012年頃からはEDM色が強くなっている。3台のターンテーブルを駆使したハイブリッドでカッティングエッジなDJスタイルを採っている。
また音楽が変わり、着替える。
上半身は裸で、首に薄いピンクのマフラーを巻く。下半身はピンクの腰巻な感じ。
そのまま盆に移動する。
三曲目は、シェネルのインスト曲「Happiness」。作詞:Che'Nelle・Kanata Okajima、作曲:FASTLANE・LISA DESMOND。石原さとみ・松下奈緒 W主演のフジテレビ系ドラマ木曜劇場「ディア・シスター」の主題歌。
シェネルは私も大好き。
シェネル(Che'Nelle Cheryline Lim、1983年3月10日 – 現在36歳)は、オーストラリア出身の歌手。
<概要>
1983年3月10日にマレーシアに生まれる。父親はマレーシアの華人、母親はインドとオランダの混血。10歳からオーストラリアで育つ。現在はロサンゼルスを拠点とするR&Bシンガー。
2005年、MySpaceに公開していたデモを発掘され、キャピトル・レコーズとの契約。2006年にはカニエ・ウェストのオーストラリア・ツアーの前座に抜擢される。
2007年、シングル「ラブ・ウィズ・DJ」でデビューを果たす。日本国外では芳しい反響は得られなかったが日本でブレイクし、1stアルバムが日本国内でオリコン洋楽チャート1位を獲得した。「ファースト・ラブ」「フィール・グッド」を収録した2ndアルバムを日本で2010年に発売。
ソングライターとしても精力的に活動しており、最近ではレオナ・ルイスなどへの楽曲提供も手掛ける。
久保田利伸の「Missing」の英語カヴァーのロング・ヒットを受けて、自身初となるカヴァー・アルバム『ラブ・ソングス』を日本でのみ発売し、累計35万枚を売り上げる。同アルバムに収録されたTEEの「ベイビー・アイラブユー」の英語カヴァーは、レコチョクコール2011年6月28日付週間ランキングにて総合1位、「レコチョク洋楽・フル」および「レコチョク洋楽・うた」の2011年6月28日付週間ランキングにて1位を記録し、累計ダウンロード件数は160万件に達する。
「ビリーヴ」は2012年7月13日に公開された映画『海猿』の第4作・『BRAVE HEARTS 海猿』の主題歌に抜擢され、RIAJ有料音楽配信チャート(2009年4月より実施)では「祈り 〜涙の軌道」(Mr.Children)以来3ヶ月ぶり通算3曲目となる4週連続1位を獲得した。
2013年、6年ぶりにアメリカでの音楽活動を再開した。同年、バックダンサーと結婚した。英語、中国語、マレー語が話せる。日本語の歌を歌いこなすが、話すことはまだあまりできない。
ベッド曲は、「うれし涙」。めっちゃいい曲だ。サウンドグループSPICY CHOCOLATEと、人気女性シンガーソングライターのMACOさんとシェネルさんがコラボした曲です。女性が強くなれる愛情と、それに気づいた時の感謝の気持ちが込められた曲です。作詞:Che'Nelle・MACO・日本語訳詞:Maki Sekine、作曲:DJ CONTROLER・U.M.D.E.Y.・WolfJunk。
私は、SPICY CHOCOLATEとMACOを初めて知る。
SPICY CHOCOLATEはサウンドグループ、つまり音楽制作グループです。メンバーは東京都出身のリーダー、KATSUYUKI a.k.a.DJ CONTROLER、U.M.E.D.Y、HIEDA、WolfJunkの4人。ジャンルはR&BにJ-POP、レゲエやヒップホップと多岐にわたりますが、特に日本のレゲェ界では知らない人はいないと言っても過言ではありません。皆さんよく聞くCMソングはもちろん、ドラマの挿入歌なども担当している。どの曲も人気が高く、長年の活動の中で培った独特の音楽性は様々なアーティストを魅了しています。
MACO(マコ、本名非公開、1991年5月10日 - 現在28歳)は、北海道函館市出身のシンガーソングライターです。小さいころからご家族の影響で洋楽に慣れ親しんだMACOさんは、17歳のころから地元で音楽活動を始めた。そして多くの人に歌を届けたいという思いから、動画への投稿もするようになった。中でも洋楽をオリジナルの曲調や日本語の歌詞に編曲し、アップした動画が話題となる。 MACOさんが歌う曲はどれも人気が高く、特に海外アーティストのアレンジは多くの人を魅了しています。現在は恋人たちのリアルな気持ちを歌ったり、女の子の可愛い恋する気持ちを丁寧に歌い上げています。
しかもMACOさんが人気なのは日本だけではありません。なんと海外の人気アーティストからも注目を集めている。グラミー賞受賞歌手のテイラー・スウィフトさんとの共演もあったし、マドンナに見出されたケイティ・ペリーさんとも交流がある。ほかにも2017年の携帯CMでおなじみとなったジャスティン・ビーバーさん、日本でも大人気のアリアナ・グランデさんとも写真を撮ったことがある。
日本国内ではカリスマモデルや敏腕プロデューサー、人気ダンサーに音楽グループなどから注目されています。注目度は非常に高く、日本だけではなく海外からの人気も高い。今後が楽しみな歌姫の一人です。
この曲の歌詞が、21周年を迎えた虹歩さんが我々ファンに対する想いを代弁している。
♪見えない愛情が 優しく包むよ
こんなにあたし
こんなに強く支えられているから
言葉じゃ表せない 想いを歌うよ
あたしの頬を流れる涙は
あなたに伝えたかった
「ありがとう」
支えられている、愛されていると分かった時、誰かに気持ちを伝えたくなる。それが愛する人であればあるほど、持ち合わせる愛情はより深くなっていく。だからこそ自然と口からこぼれる「ありがとう」という言葉、そして自然とあふれる「うれし涙」がある。
どんな時でも支えてくれる人がいれば、愛してくれる人がいれば、自然と強さを身に着けられる。そして困難に立ち向かっていくこともできる。
最後に「ラブソング・プリンセス」とも呼ばれているシェネルの曲を二つ並べ、しっとりとステージを締める。素晴らしい作品です。
今回は選曲に注目してレポートをまとめてみました。
2019年9月 大阪東洋ショー劇場にて