MIKAさん(ロック所属)について、H30年11月頭のライブシアター栗橋での空中大会模様を、「浅葱アゲハさんとの奇跡のチームショー」という題名で語りたい。
H30年11月3日(土)、ライブシアター栗橋に顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①黒瀬あんじゅ(TS)、②永瀬ゆら(栗橋)、③浅葱アゲハ(フリー)、④MIKA(ロック)、⑤清水愛(ロック)〔敬称略〕。黒瀬あんじゅさんが栗橋初乗り。
今週は、第三回栗橋空中大会。全体の模様は別レポートにするので、ここではMIKAさんに特化して語りたい。
1回目ステージは演目「華ひらり」、2回目はチームショー、3回目は8周年作「Jupiter」、4回目は?(3回目で帰ってしまい未確認)。
最初に、演目「華ひらり」を新作と勘違いしたことをお詫びしたい。「和風の演目、いろいろアレンジしてて殆ど原型がないけど、実は前に太郎さんに演目タイトルを考えて頂いた『華ひらり』なの。新作じゃないんだー」とポラコメを頂き、一瞬唖然としてしまった(笑)。そうだ!私がこの演目の名付け親だった。すぐ思い出した。帰ってから昔のレポートを読み返した。H27(2015)年3月中の仙台ロックでの観劇レポートを見ると、今回の作品とはかなり違う。衣装は共通しているが、「黒いブーツを履いて、くノ一風に踊っている」と記載されているので大分イメージが違うかもしれないな。そして一番の大きな違いは、前に観たときは空中ショーが入っていなかったので、もしかしたら元々リングのできない仙台ロックverだったのかなとも思う。
それにしても、自分が命名した作品を忘れるとは穴があったら入りたい気分になる。ストリップだから、穴があったら観たい気分かな(失礼↓)
ちなみに、私は最初、和物で空中ショーとはどうなのかな!?と思って観ていたんだ。くノ一とか祭事にはリングのイメージもマッチしそうだけど、今回の作品に適するかなと思いきや、なんと鮮やかな色地(青・緑・黄色)の布が登場し、ティシューの演技を始めたとき、いやぁ~「素晴らしい美的センス」と感心しました。しかも三味線の音に合わせての空中ショーって乙だねぇ~。流石です!
私の昔のレポートは選曲についての記載がないので三味線があったかどうか定かではない。最近のレポートのように、選曲をしっかり調べて、歌詞を味わうのがやはり本流だと思う。ただ、昔は曲にとらわれずに、作品のもつ本質をつかもうとする姿勢は今より強かったかもしれないけど。(笑)
ということで、演目「華ひらり」の観劇レポートは中断し、関心はチームショーに向かった。やはり今回の空中大会はこのチームショーに尽きると言っていい。MIKAさん自身「今週は待ちに待ったアゲハ姐さんとの共演で私にとって大切な十日間です。」と話してくれている。このチームショーは‘奇跡のチームショー’である。ロック所属のMIKAさんと非ロックの浅葱アゲハさんとは一緒に乗ることがない。たまたま一度若松劇場で一緒になり、浅葱アゲハさんの空中ショーを観てMIKAさんは空中ショーの世界に入ってきたわけである。いまや若松劇場も無くなり、ロックと非ロックの踊り子が一緒になる劇場は非常に少なくなっている。今回の栗橋公演はまさに奇跡である。
さて、まずは、(選曲を確認していないこともあり)、曲抜きで私の感じたままのステージ内容を記してみたい。
最初にMIKAさんがOL姿で登場。白い長袖ブラウスに黒いスカート。髪は後ろに白いリボンでひとつ結び。黒いハンドバックを抱え、黒い靴を履いている。いたって質素な出で立ちである。
お家に帰り、鍵を開け、ハンドバックを置き、黒い靴を脱いで裸足になる。
リラックスムード♪~ 舞台の向かって右側に吊るされている青いリングを大きな鏡に見立てて覗き込む。髪の白いリボンを外して白い玉状のリボンに付け直す。次に、スカートを脱ぎ、ブラウスを脱ぎ、白い下着姿になる。ブラを取って盆に移動する。そこで白い部屋着用のネグリジェとパンツに着替える。盆の上にピンク色のぬいぐるみが二つ置いてあり、それと戯れる。
そして、白いカーディガンを羽織って、ソロダンスを始める。
ここで一旦、暗転。
大きな鏡に見立てた青いリングの向こう側から、鏡の精としてアゲハさんがやってくる。全く同じ衣装を着ている。髪に付けた玉状の白いリボンも同じである。二人はリングを隔てて向き合う。まるで鏡に映っている自分を見ているように。
二人は手を取り合い、揃ってダンスをする。息がピッタリあっている。ベッドの上で、二つのピンクのぬいぐるみを持って戯れる。
そして、二人でリング演技を始める。夢にまで見た二人のファンタジックな共演である。
ひとつのリングに二人で掴まり、息がピッタリ合った美しい演技で、左右のポジショニングをとる。さらに上下のポジショニングをとり、上でアゲハさんが演じ、下でMIKAさんが演じる姿は圧巻の一言。
拍手喝采。
その盛り上がった熱気を冷ますように、ビートルズの名曲「Let it be」のメロディが流れる。女性ボーカルがカバーしている。Let it be は「そのままにしておきなさい」「なすがままにしなさい」という意味。もっともっと二人がいる状態を続けたいということかな。
しかし、鏡の精アゲハさんは去っていく。
本当に素晴らしいステージで、ストリップファンとしてはこんな嬉しいことはありません。まさしく、この奇跡に、ストリップの神様に感謝です。
そうそう、今回、改めてお二人が揃ったステージを拝見して、お二人はホントよく似ているなと感じました。やはり空中ショー向けに身体を鍛えていったら、浅葱アゲハさんのような身体になっていくんだね。それが理想だもんね。ところが身体だけでなく、お顔もよく似ている気がしました。姉妹というか双子みたいな感じを受けます。私はMIKAさんが好きなのでMIKAさんのことを美人だと思っていますが、浅葱アゲハさんも美人さんですなぁ。改めてそう思いました。鏡の精を演じるにはピッタリでした(笑)。
本論を云います。このチームショーは、まさしくMIKA物語なのだと感じました。
MIKAさんは若松劇場で浅葱アゲハさんの空中ショーに一目で魅了される。しかし、アゲハさんは天上人。地上人であるMIKAさんには空中ショーの世界は全く未知のもの。でも空中ショーへの憧れは止まらずMIKAさんの中で爆発する。そして常にアゲハさんを目標にして精進してきた。そして、MIKAさんは立派に天上人に近づいた。同じ次元に漸く立てたと実感したとき、是非とも一緒に演技をやってみたかった。
そして、その夢が今回の栗橋空中大会で実現した。お二人のどちらが今回の演目の内容をテーマ選定・選曲・構成・演出を行ったかは知らないが、二人ほどのレベルになったら以心伝心のように作業は進んでいったのではないか。思ったほど時間がかからなかったのではないかと私には思えた。それほどまでに二人の演技レベルは精通している。
しかし、アゲハさんは真の天上人。いくら修練して近づいたと言っても、地上人であるMIKAさんには、やはりアゲハさんは雲の上の存在なんだと思う。ひととき一緒に演技ができたことが夢のようであるが、残念ながらそれは長くは続かず、またアゲハさんは遠くに行ってしまう。そんなMIKAさんの想いが今回のチームショーから感じ取れた。今回の作品はまさしくMIKA物語なのである。
まだ二回しかステージを観ていないのに、勝手なことを言ってしまいました。間違っていたらゴメンナサイです。
でも私にはそう感じました。
今回の浅葱アゲハさんとのチームショーは、MIKAさんの踊り子人生にとって大きな意味を持ちます。目標としている人との夢の共演が実現したというだけではありません。おそらく、これは到達点ではなく通過点としての意味もあります。空中ショーに魅了されたMIKAさんが、真の天上人である浅葱アゲハさんをこれからも目標にして精進していくのか。はたまた、これを機会に、いったん空中ショーは一区切りとして、もう一度地上人としての自分を見つめ直し、ロックの女王、そしてストリップの女王を目指していく道もあります。また、その中間にある中庸の道もあるか。この奇跡のチームショーは、MIKAさんの踊り子人生にとって、ひとつの分水嶺なのかもしれません。
MIKAさんがどんな選択をしても私はMIKAさんについていく覚悟ができております。
いずれにせよ、この奇跡の十日間がMIKAさんにとって大切な十日間であることは言うまでもないことでしょう。
平成30年11月 ライブシアター栗橋にて
【MIKAさんからのお返事】
・ポラコメ「チームショーのレポートありがとうー。こんな風に見えるのか~!なるほどー!!! 嬉しい言葉をたくさんありがとう。」
・(手紙にて)
私とアゲハ姐さんのチームのテーマは“イマジナリーフレンド”です♪ アゲハ姐さんが提案してくださったの。アゲハ姐さんが鏡の精っていうのがちゃんと伝わっていて良かった♪
4人のチームすべてにOLさんが出てくるので、最初は私もOLとして登場します。OLさんがお家に帰ってきて部屋着に着替えてリラックス~鏡の中にもう一人の自分が!? という展開で、その後一緒に遊ぶんだけど最後は鏡の中に帰っていってしまう。ざっくりしたストーリーはこんな感じ♪です♡
今回の公演をレポートとして残してもらえて本当にありがたいです。
・(事前の手紙)
「華ひらり」で使っているループ状のティシューはハンモックって云います。ティシューと違って身体のどこかに巻き付ける必要がないから、よりスピーディーな動きができるの♪
「華ひらり」の曲リスト
1. DJ OKAWARI “Luv Letter”
2. 294 “桜ひとひら”
3. 阿部真央 “側にいて”
4. Radwimps “レトモロ”
5. 吉田兄弟 曲名不明
【参考】
イマジナリーフレンド(英: Imaginary friend)とは、「空想の友人」のことであり、心理学、精神医学における現象名の1つである。イマジナリーコンパニオンと呼ばれることや、IFと略されることもある。
<概要>
殆どが、本人の空想の中だけに存在する人物であり、空想の中で本人と会話したり、時には視界に擬似的に映し出して遊戯などを行ったりもする。ただ、場合によっては本人だけでなく、イマジナリーフレンドが本人以外と会話する事もある。
主に長子や一人っ子といった子供に見られる現象だが、大人になってもイマジナリーフレンドが存在する場合もある。
想像力によって本人が自ら生み出したケースと、本人が自ら生み出したわけではないが何かをきっかけに出会ったケースがある。多くの場合、本人の都合のいいように振る舞ったり、自問自答の具現化として、本人に何らかの助言を行うことがある。反面、自己嫌悪の具現化として本人を傷つけることもある。
人によるが、本人の意識が眠っている時に、イマジナリーフレンドが本人の声を借りて喋るなど、解離性同一性障害と似た症状が起こる場合もある。
<イマジナリーフレンドが登場する作品の一覧>
くじらのホセフィーナ
フォスターズ・ホーム
インサイド・ヘッド
パワーパフガールズ
Happy Tree Friends
CHAOS;CHILD
いけちゃんとぼく
ペーパーマン PaperMan
うみねこがなく頃に