星崎琴音さん(ロック所属)の、2019年11月頭の大阪東洋ショー劇場における公演模様を、演目「鼓動」を題材に、「ストリップはときめき」という題名で語りたい。
2019年11月頭の大阪東洋ショー劇場に、二日目から顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①ゆきな、②高崎美佳、③RISA、④星崎琴音、⑤徳永しおり 〔敬称略〕。全員ロック所属。
星崎琴音さんは9月結以来の東洋、約一か月ぶりですぐ東洋にのってくれて、めっちゃ嬉しい。この調子でどんどん東洋に来てほしいよー♪
今週の出し物は三個出し。1回目ステージを「鼓動」、2,4回目ステージを「君に恋してる」、3回目ステージを和物「My One」としている。「三回目の和物はMy One!! これは比較的最近の演目。羽根の君恋の前の新作。鼓動はちょうど昨年の今頃に初出ししたやつ」。演目「君に恋してる」は前回レポートさせて頂いた。今回は演目「鼓動」を取り上げたい。
初めて演目「鼓動」を拝見して、まず、どうして鼓動というタイトルなのかが気になる。琴音さんに問うと、「前半のダンスは割とふつうにダンスしているのだけど、後半ベッドに行くときは、花魁が好きな人を思って、こう思い出してるというか、そういうイメージ!! 立ち上がりにかけて!! 誰かを思うと心臓バクバクするでしょ!! だから!! 」との返答。
私は‘鼓動’を‘ときめき’と解したい。
人間が心地いいと思える感情に‘ときめき’と‘やすらぎ’がある。好きな人ができると心がときめく。そして恋愛に発展し結婚する。結婚すると、ときめきがやすらぎになる。ところが、男というのは浮気性なので、再びときめきを求めるたがる。私の場合は、そのときめきをストリップに求める。新人さんには‘ときめき’を感じ、ベテランさんには‘やすらぎ’を感ずる。いずれにせよ、劇場は男にとって最高のパラダイスである。
今回の演目を拝見し、選曲を教えてもらって、その曲をひとつひとつ確認してみた。
今の琴音さんが一番セクシーと感じている曲を選んでいるんだなぁ~と思えた。それは琴音さんが好むアニメの曲でもあり、聴いていて、琴音さんそのものに思えてくる。
曲ありき。最初に石川さゆりのイメージから花魁を演じている。ルパン三世の曲なので峰不二子で洋物にしてもよかったかもしれないが、日本人である琴音さん流に‘ときめき’を強調すると花魁になるのだろう。だから和物としてまとめている。
さっそく、ステージ内容を私なりに紹介したい。
最初に、花魁のかっこうで登場。赤い着物の上に、豪華な金の羽織り。羽織りには赤や青や金の簾状の刺繍が散りばめられる。頭には赤の上に白がのった髪飾り。純金のイヤリングがきらりと垂れる。
金色の煙管をもって、音楽に合わせ、裸足で舞い踊る。
一曲目は、石川さゆりの「ニヒルに愛して」。作詞:宮沢和史 作曲:大野雄二。アルバム「ちゃんと言わなきゃ愛さない」に収録されており、新しい石川さゆり満載の素敵なアルバム。
「ニヒルに愛して」は大野雄二×宮沢和史(ex THE BOOM)による“SLOWFUNK”なオリジナル楽曲。"石川さゆり× ルパン三世"!!というのが凄い。ちなみに、シングル「ちゃんと言わなきゃ愛さない」は、2015年秋 30年ぶりとなる「ルパン三世」のテレビ新シリーズ (日本テレビほか)エンディングテーマ。石川さゆり×大野雄二×つんく 三者初顔合わせとなったコラボ作品は、クール & ゴージャスなビックバンドサウンドに仕上がっている。「ニヒルに愛して」はそのカップリング楽曲になっている。
石川さゆりさんの歌声がルパン三世によくマッチしている。石川さゆりさんは私と同い年で昔からファンとして憧れている。今更ながら、「大人」で「艶やか」で「強気」で「恥じらいのある」 そんなたくさんの表情が入った歌声にほれぼれする。これを演ずる花魁、琴音さんも最高である。
音楽が変わり、ここで一旦暗転する。袖に入って、羽織りを脱ぐ。
上下セパレートの軽装になる。赤いブラと赤いスカート(腰巻か)。赤に金が絡む。ブラは金の太い布で吊るし、スカートのベルト部も金色。なおスカート部の後ろは緑色。
音楽に合わせ、裸足で軽快に踊る。
二曲目は、艶っぽい洋楽。クリスティーナ・ミリアンの「Dip It Low」。
いやー、、、エッチな歌だぁwww。オリエンタルな雰囲気のきらきらしたトラックに、ミリアン嬢のセクシーな声が流れるようにのったPOP-R&B。作詞作曲: Paul Poli & T. Moses
クリスティーナ・ミリアン (英語: Christina Milian、本名:Christine Flores, 1981年9月26日 – 現在38歳)はアメリカ合衆国ニュージャージー州出身の歌手、女優。両親共にキューバ出身。子役として芸能活動を始め、2001年、「AM TO PM」が米国シングル・チャートの1位を獲得。マルチな才能を開花させ、シンガー、ソングライター、ダンサー、TV司会など幅広い分野で活躍、映画の出演も果たす。デビュー・アルバム『クリスティーナ・ミリアン』は各国で100万枚を超え世界的ヒットを記録。
音楽が変わる。セクシーな洋楽が続く。
三曲目は、ケリー・ヒルソンの「Intuition」。
ケリー・ヒルソン(Keri Hilson、本名:Keri Lynn Hilson、1982年12月5日 – 現在36歳)は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のR&Bシンガーである。
元々は、これまでに数多くのヒット曲を世に送り出してきたソングライター・チーム「The Clutch」のメンバーとして有名であったが、その後ソロデビューを飾り、一躍人気者になった。また、音楽プロデューサーとしての活動も活発に行っており、これまでにアッシャー、プッシーキャット・ドールズ、クリス・ブラウン、メアリー・J. ブライジ、ブリトニー・スピアーズ等に楽曲を提供した。
ソロデビューまでの似た境遇がニーヨと共通していたことなどから「女性版Ne-Yo」のキャッチフレーズも使われていた。身長は「5フィート9インチ(175cm)」と本人がインタビューで述べている。
2009年3月24日にファーストアルバム『イン・ア・パーフェクト・ワールド・・・ (In a Perfect World...)』をリリース。同アルバムからの2ndシングル「Knock You Down (featuring Kanye West & Ne-Yo)」は、全米シングルチャートにて最高位3位を記録する大ヒットを記録した。
全裸になって、一旦袖に入る。音楽が変わり、着替える。
長い袖の付いた、オレンジの襦袢姿で登場。全体のイメージとして和物で締めようとしている感じかな。左手首に純金のネックレス二本がきらり。
ラーララという艶っぽい歌声が流れる。ELISAの「Rain or Shine」。
この曲調が、一曲目のルパン三世の大野雄二メロディと重なり、ぞくぞくした気分にさせられる。歌詞にたどりつくまでに、ラーララという艶っぽい歌声だけでいっちゃいそう♡
由紀さおりの「夜明けのスキャット」を彷彿させる。このラーラララーは不滅の色気メロディだ。1969年の歌だが、現代版となるとELISAの「Rain or Shine」になるのかな・・
「Rain or Shine」は、ELISAの14枚目のシングル。2016年8月31日にSME Recordsから発売された。作詞:zopp 作曲:伊原シュウ・ツカダタカシゲ。テレビアニメ『91Days』エンディングテーマ。 『91Days』(ナインティワンデイズ)は、朱夏制作による日本の完全テレビアニメ。禁酒法時代を舞台に、家族を殺害された主人公が復讐に至る91日間を描いた、マフィアもの。2016年3月23日に制作発表、第一弾PVが公開された。
ELISA(エリサ、1989年4月14日 – 現在30歳)は、日本の女性歌手。神奈川県出身。
2007年10月に「ELISA」としてジェネオンからシングル「euphoric field」をリリースしメジャーデビュー。2008年からAnimelo Summer Liveに出演。3rdシングル「ebullient future」はオリコンチャート17位を獲得し、2009年1月には1stアルバム「white pulsation」をリリース。その後も『ハヤテのごとく!!』のOPテーマや『とある科学の超電磁砲』のEDテーマなど、人気アニメ作品のテーマソングを担当する。翌年2010年11月にボーカルとして参加した『神のみぞ知るセカイ』のOPテーマ「God only knows〜集積回路の夢旅人」ではオリコン10位を獲得している。TVアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』のED曲「そばにいるよ」では作詞も手掛けるなど、本格的に音楽活動の再始動を果たす。
このまま、ベッドショーへ。
立ち上がり曲は、ASCA の「KOE」。本当におしゃれで良い曲だ。
「KOE」(こえ)は、大倉明日香のソロプロジェクトASCAの楽曲。作詞・作曲・編曲:Saku
ASCA(アスカ、1996年9月5日 – 現在23歳)は、日本の女性歌手、大倉明日香によるソロプロジェクトである。愛知県出身。血液型はA型。2011年に第5回全日本アニソングランプリのファイナリストとなり、本名の大倉明日香(おおくらあすか)で2013年にメディアファクトリーよりソロデビューを果たした。 2017年にソロプロジェクト「ASCA」が始動し、8月9日にアニメ音楽雑誌『リスアニ!』より初となるオリジナル曲「RUST」を発表。同年11月22日、SACRA MUSICよりASCAとして初となるシングル「KOE」(TVアニメ『Fate/Apocrypha』2ndクールEDテーマ)をリリースし、ソロデビューを果たす。
踊り子のステージは、ただヌードを見せるだけではなく、観客の五感に訴えるものでなければならない。特に音楽の力は大きい。音楽、衣装、振付、照明、舞台構成、全てが一体となって素晴らしいステージを構築する。
シェークスピアの「夏の世の夢」に次のセリフがある。「バラは香水になって香りを残してこそ地上の幸せを受ける」。バラは華美に咲いただけではない。香り高い一品なのだ。
2019年11月 大阪東洋ショーにて
~星崎琴音さん(ロック所属)の演目「鼓動」を記念して~
ある国に、立派なお城があり、そこに双子のお姫さまが住んでいました。
一人は、清楚なドレスを着て、いつも穏やかな笑顔をしていました。彼女に接している人たちは皆「やすらぎ」を覚えるため、彼女のことを「やすらぎ姫」と呼んでいました。
もう一人のお姫さまは、常に軽装で、活発な方。なにか楽しいことがないかと、いつも目をきょろきょろさせ、そして面白いことが見つかると目をキラキラさせました。いつも「ときめき」を求めていることから、周りの人たちは彼女のことを「ときめき姫」と呼んでいました。
二人は顔が瓜二つでしたが、性格は全く正反対といえます。
その国は治安が安定し、とても平和で、民衆は穏やかな生活を送っていました。
そんな中、やすらぎ姫はまさに国の象徴的存在でした。
しかし、ときめき姫はそんな平和ぼけな雰囲気が全く面白くありません。
なにか面白いことがないかと時に「奇抜じゃー! なにか奇抜なことはないかー」と大きな声を上げました。
周りの家来たちは彼女の言動を鎮めるため、国に舞踊団を招くことにしました。
舞踊団がテントを張って公演を始めると、ときめき姫は毎日通いました。
最初はわくわくしながら公演の全てが面白いと感じていた姫も、毎日同じ踊りが淡々と続くことに次第に飽き始めました。そんな中、ときめき姫は一人の男性ダンサーに気を惹かれました。彼は毎日同じ踊りをせずに、常に変化をつけていました。彼の目はキラキラ輝いていました。
ときめき姫は彼の中に自分が求めているものを見つけた気がしました。彼に気を寄せた姫は、お城に呼ぶことにしました。
ところが、そのダンサーは、この国で有名なやすらぎ姫に恋心を抱いていました。正直いって、ときめき姫は自分のタイプではないと思いました。だから城に向かう足取りが重く感じました。
城に入った彼は、大きな広間で待たされました。
ときめき姫が現れるのを待っていたら、・・・なんと現れたのはやすらぎ姫でした。
彼は予想だにしないやすらぎ姫の登場に驚くとともに、憧れのやすらぎ姫を前にして動揺してしまいました。
やすらぎ姫は彼に向かって優しく話し始めました。
「驚かせてゴメンなさいね。世間では、やすらぎ姫とときめき姫は別の人間ということで噂されていますが、実は同一人物なんです。
私はふだんは平和で平凡な生活を望んでいるんですが、ときに変化が欲しくてどうしようもなくなるの。こんな私、変でしょうか!?」 やすらぎ姫はニコッと微笑みました。
彼はお姫さまの気持ちがよく分かりました。
彼は迷うことなく返答しました。
「人はいろんな自分をもっているものです。やすらぎ姫もあなた。そして、ときめき姫もあなたです。私はあなたの全てをひっくるめて愛してあげたくなりました。
お姫さまさえ宜しければ、私はずっとあなたのお側にお仕えしたいと思います。」
二人は結婚して、幸せな、そして時にドキドキ・ワクワクする楽しい人生を送りました。
おしまい