羽多野しずくさん(ロック所属)の、2019年5月結のDX歌舞伎における公演模様を、七作目「Dog 7」を題材に、「新しいしずりんの世界」という題名で語りたい。

 

 

 2019年5月結のDX歌舞伎に、初日から顔を出す。

 今週の香盤は次の通り。①北川れん(道劇)、②ちるちる☆いちる(TS)、③青山ゆい(東洋)、④空まこと(ロック)、⑤木葉ちひろ(ロック)、⑥中条彩乃(ロック)、⑦羽多野しずく(ロック)、⑧桜庭うれあ(ロック)〔敬称略〕。以下、愛称のしずりんと呼ばせてもらうね。

 

  今週は二個出し。1回目ステージは6作目「苺ぎゅうにゅう」、2,3回目ステージは新作「Dog 7」になっている。

 しずりんとは、今回で四週お会いしている。二度レポートしており、今回遅ればせながら前回2018年11月結のライブシアター栗橋での観劇レポートをお渡しした。3作目「ふるーつキッス」と4作目「雫~shizuku~」を題材に、「フルーツのように食べちゃいたくなるほど可愛い♡女の子」という題名にした。今回の作品が6,7作目と聞いて、5作目をまだ拝見していないようだ。ともあれ、本人から「全部好きって言ってもらえるように頑張る!!笑」と言ってもらえて、レポートを書いた甲斐があった。

 ちなみに、しずりんのショートヘア、とても似合っていて可愛いよ♡

 さて、今回の出し物についてだが、6作目「苺ぎゅうにゅう」は本人曰く「キレイ系しっとり」で、これまでのかわいい路線と受け止めた。新作の「Dog 7」は最初犬が出てきたときにはいつものかわいい演目かと思ったがちょっと違う。本人曰く「かっこいい系になってるよー!!」とのことだが、そう単純でない。斬新な内容だ。今回はこれをレポートする。

        

 さっそく七作目Dog 7」の内容を紹介しよう。

 観た瞬間に、犬の演目だ!と思った。タイトルが二曲目の「Dog 3」をもじり、七作目なので「Dog 7」にしたところがシャレているね。ところで、犬だから単純にかわいい系かと思い気や、そうではない。かっこいいを通り越して、SMぽい妖しい印象を受けた。

 最初に、ガチャーンとガラスが割れる音。舞台の上の椅子が倒れる。

 犬のかぶりものを付けて登場。もふもふした可愛い犬の毛皮かぶりものなのだが、どこか怪しい雰囲気を漂わせる。上半身は犬のかぶりものとうす茶色のベスト。上下セパレートで、下は短いスカート。スカートの上部はうす茶色の毛皮、下部は白い布。足の先には黒いブーツを履く。

 音楽に合わせて、黒い柄の付いた銀の鎖を手に持って振り回す。

 一曲目は、欅坂46の6thシングル『ガラスを割れ!』。ウォーウォーの掛け声でノリノリに踊る。

 音楽が変わり、裸足になる。そして、犬のかぶりものを取る。スカートも脱ぐ。下には黒いブラとパンティ。(なお赤いブラとパンティの時もある)

 黒い首輪と右太ももに黒いバンドが見える。

 鎖を持って、盆に移動。そして、舞台に戻る。

 二曲目は、[ALEXANDROS](アレキサンドロス)の曲「Dog 3」。作詞作曲はボーカルの川上洋平。タイトルにも使っているくらいだから、これが本演目のメイン曲になっている。

 改めて、この[ALEXANDROS]というバンドはいいねぇ。CM曲「ワタリドリ」を他の踊り子さんも使っていた記憶がある。犬を題材にここまでかっこいい楽曲を作れるバンドなかなかおれへんなwww

 ネットで調べたら、Dog3はもともとCat2という曲の続編で、Cat2はニートを揶揄していて、その様を猫に例えているのに対し、Dog3は会社に勤めるようになってから、結局社会の奴隷のようになっていく様を犬に例えているとのこと。

 私は最初、この犬の怪しい雰囲気から、SMの飼育をイメージしていた。しずりんもずいぶん斬新な演目に挑戦しているんだなぁ~と思っていたが、それは間違いで、別のテーマなんだね。笑 とにかく、[ALEXANDROS]を使うことが大正解。

[ALEXANDROS](アレキサンドロス)は、日本のロックバンド。2014年3月までの旧バンド名は、[Champagne](シャンペイン)。

<略歴>

2001年に川上洋平が青山学院大学にてバンドを結成。幾度のメンバー交代を経て、2010年に現メンバー(川上洋平、磯部寛之、白井眞輝、庄村聡泰)となる。

2010年1月20日に1stアルバム『Where's My Potato?』をRX-RECORDSからリリースしデビュー。

2014年3月25日、EX THEATER ROPPONGIにて開催されたPremium V.I.P. Partyで、バンド名[Champagne]を改名することを発表した。理由はシャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会(C.I.V.C.)日本支局からの要請を受けたことによる。新バンド名は3月28日、初の日本武道館公演で[Alexandros]と発表された。また、これまで[Champagne]名義で販売されていた作品も全て[Alexandros]名義に変更されて再発売されている。

2014年11月28日、ユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結し、パートナーシップを結んだことを発表。

2016年11月9日、6枚目のオリジナルアルバム『EXIST!』で初のオリコンチャート1位を獲得した。 →「Dog 3」収録

2018年3月14日、同年5月23日にニューシングル(『KABUTO』だが、当時はまだタイトルは発表していなかった)の発売を発表すると同時に、バンド名表記をすべて大文字の[ALEXANDROS]に変更したことも発表した。前述の改名とは異なり、「気分で大文字にした」と川上は自身がレギュラー出演するラジオ番組で語っている。

 音楽が変わり、そのままベッドショーへ。ずっと鎖を持ったままである。

 黒いパンティを脱いで、左手首に巻く。パイパンが眩しい。ブラは付けたまま、ずらして乳を露出している。

 近くに来て、手のマニキュアが色々とデコレされていてとてもゴージャス。

 三曲目は、The Chainsmokers feat. Halsey(チェインスモーカーズ feat. ホールジー)の曲「Closer(クローサー)」。発売日:2016年07月29日。

ザ・チェインスモーカーズ (The Chainsmokers) は、アンドリュー・タガート (Andrew Taggart) とアレックス・ポール (Alex Pall) の2人からなる、アメリカ合衆国ニューヨーク市を拠点とするDJかつプロデューサーでソングライターのデュオ。2014年の「セルフィー」、2016年の「クローサー」によって有名になった。

2016年7月にリリースしたCloserが全米1位を記録。さらに同曲で第59回グラミー賞Best pop duo/group performance部門にノミネートされ、さらに新人賞となるBest New Artist部門にもノミネートされ、ビルボード・ミュージック・アワードにおいてはトップ・ダンス/エレクトロニック・アーティスト賞とトップ・ダンス/エレクトロニック・ソング賞にノミネートされた。

立ち上がり曲は、オーストラリアのバンドのBREAKAWAYの曲「The Bitter Truth (feat. Kevin Schultz)」。

 改めて、選曲のセンスが抜群にいいね。感心したよ。

 

 今回は新しいしずりんを見せてもらった。

 これからのしずりんがもっともっと活躍するのが目に浮かぶ。

 

 

2019年5月                             DX歌舞伎にて