今回は、中谷ののかさん(TS所属)について、H30年8月結の池袋ミカドでの公演模様を、演目「REVIVAL」を題材に語りたい。
H30年8月結の池袋ミカドに顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①浜崎るり(晃生)、②雪咲ほのか(TS)、③神崎雪乃(晃生)、④北原杏里(晃生)、⑤KAERA(TS)、⑥中谷ののか(TS)〔敬称略〕。
今週は三個出し。1回目は新作「REVIVAL」、2回目は1周年作「マーメード」、3回目は演目「コカレロ」。
とてもバラエティ豊かな品揃え。演目「コカレロ」は目黒あいらさんから譲り受けた作品で、コカレロとはお酒のこと。1周年作「マーメード」は懐かしい上に、暑い夏にぴったりな作品。そして、新作の「REVIVAL」も懐かしの2周年作「Symphony」の続編になっている。
ののかさんの演目については、多産型でかつ創作スピードが速いのでついていくのが大変。だからか、時には他の人の演目をやったり、過去の作品を振り返ってみるのも落ち着いた気分にさせられて嬉しい。
今回は、新作「REVIVAL」について話したい。
この作品は7月頭のシアター上野で初出し、その時に拝見し、私としては次に7月結の晃生で二度目に観て、今回の池袋ミカドが三度目になる。
最初に、白いフードを頭からかぶり、長い振り袖の付いた着物のような白いドレス姿で登場。腰には帯のような紐で縛る。スカート部は花の刺繍入り。まるで雪の精霊のようなイメージでもある。音楽に合わせ裸足で舞い踊る。
一曲目の音楽は、zeddの「Beautiful Now」。この曲は二周年「Symphony」のラストの曲である。ののかさんから「一曲目は天使が帰ってくるよーって感じです。」とのコメントを貰う。
二曲目は、 Clean Bandit の「I MissYou」に変わる。
ここで衣装も変わる。白い羽根を付けた天使のイメージ。
上半身は銀色に輝く。下半身は白で、前上がり後ろ下がり。背中に羽根を付ける。この羽根は二周年「Symphony」のときと同じものだ。
三曲目がカミラ・カバロの「Never Be the Same」に変わったところで、羽根を外し、ドレスを脱ぐ。
白いトップレスブラと黒いリボンの付いている白いTバックパンティになる。白いネックレスから長いガラスの数珠状にポイが二本流れる。
そのままベッドへ。音楽は同じくカミラ・カバロの「Consequences」。
白いパンティを右手首に巻く。マニキュアはしていない。
立上り曲は、ティラー・スウィフトの「Wildest Dreams」で締める。
REVIVAL(リバイバル)という題名が示すように、もう一度‘天使の羽根’を付けて「調和symphony」に戻ろうとしている。さて、ののかさんは何を調和させようとしているのだろうか?
天使が求めるものは愛であり、夢であり、美である。
平成30年8月 池袋ミカドにて