須王愛さん(ロック所属)の、大阪東洋ショー劇場のH31(2019)年1月結におけるステージ模様を、演目「海賊の秘宝、人魚の涙」を題材に、「エロスをコンセプトにしたい!」という題名で語りたい。

 

 

 H31年1月結の東洋ショーに初日から顔を出す。

 今週の香盤は次の通り。①榎本らん(東洋)、②周王愛(ロック)、③鈴香音色(ロック)、④川越ゆい(東洋)、⑤豊田愛菜(ロック) 〔敬称略〕。今週は榎本らんさんの12周年週。

 そして今週は東洋では久々の巨乳大会。あ、いや、全員ではなかったかな!?(笑)

「トリプルOPが今日はオッパイの曲になっててビックリ(笑) 音色姐さんのグラマラスバディにピッタリの曲でみんなで乳首遊び。」との須王愛さんのコメント。

 

 須王さんとは、前回の東洋H30年7月中以来で久しぶりの再会。やけに艶っぽくなったなぁ~♡ 以前、愛さんの童顔と豊満な肉体美のアンマッチがたまらないと話したことがあったが久しぶりに見るとマッチしている(笑) あはっ♡ 今週は須王さんのセクシーさに溺れさせてもらおっと♡

 今週の出し物は、1,3回目は昨年H20年8月結の川崎ロックで初披露された3周年作「花魁」、2,4回目はルパン三世の演目「海賊の秘宝、人魚の涙(愛称:不二子ちゃん)」。

 

 まずは、私の大好きなルパン三世の作品「海賊の秘宝、人魚の涙」をご紹介したい。

 おそらく、この作品は『ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜』をモチーフにしている。さっそく昨夜、この映画を観て、レポートの予習をしたよん。

 

 さて、演目「海賊の秘宝、人魚の涙」のステージ模様はこんな感じ。

 最初に、金の額縁が現れ、中に白い布を羽織った峰不二子が現れる。さっと白い布を取ると、身体にぴったりヒットとした行動的な黒い皮風の衣装になる。

 聞覚えのあるルパン三世の音楽に乗って、赤いサングラスを小粋にかけ、黒いブーツを履いて登場。そのまま、花道を這うようにして盆に向かう。お目当ては、盆のところにある赤い布の上に置かれた大きな青い宝石(おそらく映画の宝石‘人魚の鱗’のこと)。

 音楽は、誕生40周年を経て最新アレンジへと進化する2018年版「ルパン三世のテーマ」(LUPIN TROIS 2018 <ルパントロワ 2018>)。『ルパン三世のテーマ』は、モンキー・パンチ原作のアニメ『ルパン三世』の主題曲として使用された楽曲。ジャズ・ピアニストであり、作曲・編曲家の大野雄二による、日本で最も有名なアニメ主題歌(主題曲)の1つになっている。

 ここで音楽が変わり、一旦、暗転する。

 舞台の上に、金の額縁がなくなり、そこに銀の鎖が二本垂れている。その鎖に身体を絡め、かっこよく踊る。

 二曲目は、ノリのいい楽曲。

 ここで、再び『ルパン三世のテーマ』曲が入り、次に音楽が、Acid Black Cherry(アシッド・ブラック・チェリー。略称はABC。)に変わる。聞覚えのある、耳障りのいいメロディライン。しかもエロチックな歌詞。こんなにどストレートな内容をこんなにいやらしさなく、でも色っぽく歌える人はいない。

 赤い衣装に着替えて、ベッドショーへ。

 ベッド曲は、きれいな曲だ。峰不二子のテーマソング。

 そして、立ち上がり曲は、倖田來未で、この作品を飾るのにぴったりの選曲だね。愛さんがリズムに合わせて、人差し指をちょんちょんと唇に当てるところがセクシーでたまらないよん♡ ベッドショーのアクセサリーとして純金のアクセサリーがきらきら輝く。

 ラストには、盆の上にあった赤い布(実は赤い衣装)と青い宝石を持って、舞台に戻り、赤い衣装を羽織り(これはルパン三世の服か!?)、青い宝石にキッスをして、幕が下りる。

 

 今回の作品「海賊の秘宝、人魚の涙」は、ルパン三世(の中の峰不二子)というポピュラーなテーマを扱っているように見えるが、その本質は「エロス」にある。須王愛さんから「不二子ちゃんはずっと子供の頃からの憧れのキャラになりたくて作ったの♡」という可愛らしいコメントをもらっていて、ついついその気になって受け止めていたが、それは表の顔で、実は須王愛さんの本領であるエロエロが結実したのが今回の作品である。そう受け止める方が素直な解釈ですなー。

 だからこそ、Acid Black Cherryの曲や倖田來未の曲に私は激しく共感できたのだろう。

 ネットで阿部美香という人がAcid Black Cherryのことをこう解説していた。・・・

< ABCは活動のスタート時から、一貫した1つのコンセプトを掲げている。そのコンセプトとは「エロ」。ちょっと鼻白む人もいるかもしれないが、yasuは単に目先の刺激やインパクトを狙ったわけではない。「エロ=性欲」は人間の本能が求める三大欲求=食欲、睡眠欲、性欲の1つだ。つまりABCの「エロ」は「人間が隠しきれない」ことや「本当に満たして欲しいもの」などの象徴だと言えよう。ABCにとっては、人間の本能を「音楽」という最も情動を揺さぶる表現行為を通して訴えることが、人間そのものの姿を浮き彫りにしていくことにつながるのだ。

余談かもしれないが、昔、ロックミュージシャンとロックファンの合い言葉は、まさに「セックス、ドラッグ、ロックンロール」だった。若者の憤り、やむにやまれぬ初期衝動を音楽として具現化したロックは、セックス&ドラッグとカルチャーとして強く結びつき、ロックは人間の本能としてセックスを歌った。yasuが己の表現に込めた「エロ」は、「ロックであること」への原点回帰と結びついているのだ。>・・・

 私は、このyasuのコンセプトが「エロ」であることに激しく興奮した。そして無性に嬉しくなった。ストリップを趣味にしている私とぴったしカンカン。私は自分が書くストリップ童話は一般的にはなんの価値も認められないものだろうと思っていた。しかし、「エロスをコンセプトにした童話」とするならばABCと同じ価値観になり世間に受け入れてもらえるのではないかなと感じた。今まで書き溜めてきた沢山のストリップ童話を今こそ公表しようと、ABCの音楽を聴きながら思った。

 今回の観劇レポートは今の私にとって、とても貴重なきっかけを与えてくれた。須王愛さんに心から感謝する。

 

 

平成31年1月                         大阪東洋ショー劇場にて