バレエダンサーといったら、ストリップ界ではロックの踊り子・みおり舞さんを抜きに語れない。
今回はH29年12月中の大阪東洋ショー公演模様を、「ロックの至宝 みおり舞」という題名で語ります。
H29年12月中の大阪東洋ショー劇場に初日から顔を出す。
今週の香盤は次の通り。①清水愛(ロック)、②香山蘭(ロック)、③前田のの(ロック)、④川越ゆい(東洋)、⑤みおり舞(ロック) 〔敬称略〕。
みおり舞さんが大阪東洋に初乗り。私とも初対面。プロフィール等を教えてもらったので私のストリップ日記にメモさせてもらう。ブログ等も参照させて頂きました。
・H28(2016)年3月16日、浅草ロックでデビュー。その後、浅草ロックを中心にロック館に乗り、今回12月中の大阪東洋が初他劇で13週目。
・AV歴5年目。200本以上出演。GREEN所属。
・名前は事務所の社長が付けた。「美しく織りなす舞」
・芸能人で似ているのは、タレントの小林真央とフリーアナウンサーの小林麻耶の姉妹
・誕生日は1990年10月10日(てんびん座) →現在27歳
・身長159㎝,B81(C),W59,H90
・血液型 B型
・出身地 京都府
・趣味: スキューバーダイビング、旅行、アウトドア、舞台鑑賞、
マッサージ、スパ巡り、料理
・特技: バレエ、振付、コンテンポラリーダンス、アロマ マッサージ
・好きなもの: 梅昆布茶、梅干し、火鍋、スープ、フォアグラ、いくら、アボカド、
生ハム、パクチー、チーズ、アロマ、ボディスクラブ、美容 、
笑うこと、喜ぶこと、楽しむ こと。
また、ストリップに関しては、
・ダンス経験が凄い!
2歳からクラシックバレエを始め、25年目
元バレエダンサー、全日本7位、
ローザンヌ国際バレエコンクールセミファイナリスト
海外バレエ団経験あり
コンテンポラリーダンス17年目
高校でジャズ、タップ、ヒップホップ、シアターやってます
・踊り子をするきっかけは、「ずっと4年断っていて、浅草の事務所で5時間交渉してきた」
・やった感想としては、「最初は一回で辞めようと思っていたが日本で踊りながら自由な表現で稼げて、お客さんが毎日いるのはこれしかないと思う」
・今後は、「海外にもいながらゆっくり続けていくと思います」
・仲良しの踊り子さんは、「武藤つぐみ、南まゆ(以上二人は‘しこたまガール’)、真白希実、川越ゆい、沙羅、桃瀬れな、大見はるか、他たくさんです(敬称略)」
・憧れの踊り子さんは、「雅麗華先生、矢沢ようこ姐さん」
私の第一印象としては次の通り。
関東のロックファンから、みおり舞さんの噂は耳に入っていた。バレエの実力が桁違いに凄いことから素晴らしいステージを演じると。それ以外の情報はなかったので後は会って自分で確かめてみるしかないと思っていた。ただ、バレエのキャリアから鼻の高い女性だったら私なんか相手にしてもらえないだろうなと不安が過ぎってもいた。
東洋初日に初めてステージを拝見して、一目でステージに魅了された。正直、こんなに綺麗な人とは思っていなかったので、ステージの内容と外見の二つに同時に惹かれた。ステージを観ているだけでうっとりする。ルックスとスタイルが良く、身体の動き・切れがよく、ステージの内容がいいという最高のバランスである。まさしくストリップファンが求める全てを完璧に備えている。
後は性格から来る自分との相性である。私は手紙でもって心のドアをノックしてみる。すると気さくに反応してきた。プロフィールをお願いしたらすぐに丁寧に書いてくれたし、私の手紙も読んで喜んで反応してくれる。もう何もかも非の打ち所がない。私はすごい出会いをしたのかもしれないと感じた。
その後、毎日通い、かぶり席で観劇している私に対して、ステージの上から目線をくれたり、ポラタイムで話しかけてくれる。しかも、オープンショーでも出し惜しみせず大サービスしてくれる。完全に、みおり舞さんの魅力に嵌ってしまった。私は彼女のファンに落ちた。
ロックは彼女を口説き落とすのに四年もかかったようだが、まさしく彼女のようにステージで魅せれる逸材はなかなかいないだろう。まさしく「ロックの宝物」だと思う。
みおり舞さんは今週二個出し。前半は1,3回目は演目「青い鳥」、2,4回目は新作「American dinner」。なお後半には演目「Nutcracker ~クララの夢~」を出す予定らしい。
さっそく、この二つの演目を私なりに紹介しよう。
まず、演目「青い鳥」について。
東洋の元踊り子・川村あいねさんの作品を譲ってもらったと聞いて驚いた。選曲や衣装は同じものであろうが、みおり舞さんが演じるとこんなにも雰囲気が違ってくるんだと改めて感じた。しっかりとみおり舞イズムにリメイクされている。
最初に、水色のドレスで登場。首輪と胸元とベルト部分が銀色にきらきらし、足元まで長いスカートで覆う。両腕にも羽根のついた布を付ける。頭から長いベールを垂らす。このベールを両手でふわふわさせながら、裸足で楽しく舞い踊る。バレエで鍛えられているので体の線や姿勢の美しさが映え、凛とした雰囲気を醸している。
舞台の左に、緑の葉と蔓が巻き付いた丸いハイテーブルがあり、その上に白い鳥かごが置いてある。彼女は鳥を飼っている。
暗転。
鳥の鳴き声が聞こえる。
鳥に扮して登場。頭に、水色の羽根に囲まれた大きな黄色いくちばしを付けている。水色と青の布がギザギザに重なっている大きな羽根のような衣装を肩から吊るし、胸元で合わせている。へそが見える。下半身は白いパンティと膝上の長い脚絆を紐で結んでいる。音楽に合わせ楽しく自由に舞い踊る。
次に、場面が変わり、最初の女性が白いドレス姿で登場。頭には白と水色の髪飾り。
鳥かごの扉が開いているので、飼っていた鳥が逃げてしまった。彼女は表情を曇らせ鳥を探し回る。
そのまま盆に移動して、ベッドショーへ。
最後に、舞台に戻ると、鳥が帰ってきて、彼女の指先に停まり、喜ぶ。
この演目を締めるに当たっては鳥が戻ってきてハッピーエンドでいいのだが、本当にそれでいいのかなとふと思った。
これだけ鳥は自由な空を楽しんでいたのだから、もう狭い鳥かごになんか入りたくないのではないかなと思えた。少女がペットとして鳥を可愛がっているのだから、今まで通り鳥かごで飼いたい気持ちも分かるが、私なら一旦扉を開けて外の世界に飛び立ち、広い空を経験してしまったからには、鳥としては鳥かごよりも自由な空を欲するのではないかなと感じて已まない。
ふと、メーテルリンクの有名な童話『青い鳥』を思い出す。2人兄妹のチルチルとミチルが、夢の中で過去や未来の国に幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、見つからず落胆して戻ってくる。ふと、自分の部屋の中に青い鳥がいた。なーんだ、青い鳥は自分の身近なところにいたんだ。希望や幸福というものは気づかないだけで実は普通の生活の中にあるんだよ、という教訓的な物語として理解されている。しかし、実際の原作の結末は兄妹二人が餌やりでもたもたしているうちに青い鳥は逃げてしまう。
このことは、身近なところにある幸福も、もたもたしていたら気づかないうちに無くなってしまうんだ。世の中なんて苦しいことばかりで、普通の人間はなかなか幸せにはなれないんだよという虚無的な解釈もできる。
今回の演目と絡めて考えると、鳥が広い外の世界を求めて逃げていったのだったら、それはそれでいい。鳥の気持ちをあるがままに受け止めてあげよう。そんな風に考えたら面白いかなとついつい思っちゃったよー。
後で時間を見つけて、童話『青い鳥』を再読してみたくなったよ。
次に、演目「American dinner」について。
舞さんのコメントによると「この新作は、ある意味、東洋にうけると思って作りました。美大の先生に50年代、60年代のアメリカの時代背景を聞き、いつも一緒に選曲している音楽のエンジニアさんと選びました。だから半分自分で選曲しています。」「振付は自分です。」とのこと。
今回の作品は、50~60年代のアメリカにおけるクリスマス時期のハンバーガー店員を描いている。
白地のシャツと青いスカートの上に水色のエプロンをデザインしたハンバーガー店制服姿で登場。ストライプ模様の白い帽子。メガネをかける。黄色いリボンを首に巻き、黄色いスカーフを右腰に掛ける。
大きなハンバーガー二つを盆に乗せて、軽快に踊る。黄色いスカーフを振ってノリノリで踊る。
店員が白いメモを見て驚いた風に、電話を掛ける。今では懐かしい白い電話機である。
暗転。
テーブルの上の電話機が鳴る。
ベージュのシュミーズ姿で登場。
白い電話機を持って盆に移動。そのままベッドショーへ。
電話機に絡んでのベッドショーは見応え十分。改めて身長159㎝,B81(C),W59,H90の身体の線がキレイで、足がピーンと伸びると芸術的なポーズになる。色白の美肌、手のひらサイズの美乳、薄いヘア、セクシーなヒップ。ストリップファン涎垂の最高のヌードを目いっぱい堪能させてくれる。
立上り曲が流れて一旦舞台に戻りポーズを決めて暗転。
その後、電話が鳴って、制服姿の店員が目覚める。先ほどのベッドショーは夢?という締めくくり。
アメリカで生活している舞さんならではのアメリカンナイズされた作品である。
他の作品も観てみたいなー。早く後半の演目「Nutcracker ~クララの夢~」も観てみたくなる。これはチャイコフスキーのくるみ割り人形なので、本格的なバレエ演技が観れそうだ。
しばらく、みおり舞さんの世界に浸っていたいなー。
平成29年12月 大阪東洋ショーにて